Mumm36 Fair Wind 
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私たちのチームは10年以上J/24に乗ってきましたが、一度はもっと大きなヨットでレースに出てみたいということで、フネをMumm36に変えました。
今思うとそれが良かったのやら悪かったのやら・・・。船名もそれまでのWind SailorからFair Windに変更しました。
フネはアメリカから輸入しましたが、そのETA神戸が1995年1月18日で阪神淡路大震災の翌日でした。
結果的にヨットは横浜のコンテナヤードに荷揚げされ、船会社と連絡がついたのはその一週間後でしたが、震災で両親の家が全壊して我家もヨットどころではなかったのです。
しかしフネを放っておくこともできず、横浜で通関をして、そのままコンテナ用のクレーンで(私ごと)海に降ろしてもらいましたが、フネを高々と吊り上げられて怖かった。
機走でヨットを大黒埠頭のボートヤードに回して、再び上架して、そこでマスト建てなどの艤装をしました。
何度も神戸から横浜へ通う羽目になりましたが、震災で新幹線の落橋があったので、列車に乗るのも不安でした。

西宮へは1995年3月20日の連休を利用して4人で回航しましたが、これがまた前半は強風で寒かった。
横浜を1000に出て、翌日の0400頃に御前崎港に逃げ込みましたが、そのまま眠り込み、ホカロンで低温やけどをしてしまった。
JPN5026 Fair Wind 関西ヨットクラブのレースにて
   
   
 
まぁ、レース成績はあまりパッとしなかったけれど、最後までマストを折らなかったMumm36の一隻にはなりました。
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