ひとつめの再録は、デジ無印本から。
 デジを見たことない人たちには知らない子かもしれませんが、
 ベフォールのことを、よーくよーく考えたことのあるかたは、
 このまったくちがう作品のこどもたちに、
 共通するものがあることに、気がつく、かもなー。

 ある「世界」の中で異物でしかない自分。 その存在の不安と揺らぎ。
 自分の居場所はどこなのか。
 彼らの望むものは共通している。
 「ポー」の少年たちも「ぼく地球」の輪くんも
 「十二国」の高里も、FCのベフォールもデュマもヘルガも。

デジアド無印:「選ばれしこどもたち」のひとり、
 光子郎という10才の少年は、
 自分の両親が、本当の両親でないことに気がついています。

 両親は光子郎がそれを知っていることをまだ知りません。
 光子郎は気をつかって「いい子」であろうとしつつも、
 誰に対してもよそよそしい態度で
 人づきあいが苦手な子になってしまっています。
 まー、そんだけわかってりゃ知らない人でも意味わかる内容です。