ここで最近の「カルバニア物語」について語らせてもらいます。
ただの予想と期待です。ドリーム妄想です。
現在連載中の「エキューの春」について。
(単行本には10巻にはいる予定だと思われ)
HARUコミでね、某さんに語るって言っちゃった手前もあり。
悪いけどTONO先生関連は
ネタばれ反転などはしません。(単行本化までのスパンが長いから)
9巻より先の展開が知りたくないかたは、ご注意ください。
▼
▼
▼
カルバニアはねー、
かなりの確率で、今後ドラマティック展開。
カードがすべて出揃ったかんじ。
俺の妄想のはるかナナメ上を行くTONO先生、さすがです。
どこまでもエキューのスタンスを窮地に追い込んだ。
いやこれやっぱりねえ、それだけじゃない要素も山ほどだけど、
今の展開とこれまでの伏線からはじきだされるのは、
社会で働く女性の、結婚して家庭にはいって、安穏な人生を送るか、
それとも社会の荒波の中で、女性が人の上にたつとこまで登れるか、
そのむずかしさと希望をドラマにのせて描こうとしてる、そういう話よカルバニア。
今後のタニアのエキューの悩みと解決は、
現代の女性のそれとかさなるーと思うなー。物語自体は架空の国でも。
なんか前あとがきで先生言ってたじゃん、
王宮は会社、タニアはOL、
エキューたち貴族は出入りの業者、じじい共は上司だって。
才能も人望もある公爵令嬢エキュー、
そしてタンタロットパパの引退宣言。
で、エキューは必ず次期公爵の道を選ぶでしょ、
その度量は「エキューの春」で証明されているわけだが。
するとライアンは?
ライアンがエキューと別れないってのもアリでしょとも思うんだけど、
やっぱ、タンタロット家の後継者問題が絡んでくるんだよなー。
タキオなんだよなーなんでタキオがライアンちに来たのか。
エキューがライアンと結婚したらニックス家の後継者問題がエキューに来るもん。
そんでタキオのバスク家がタンタロットの後継ねらえるもん。
で、ライアンにはね、
やはりタニアの夫候補問題がむしかえされると思うんですよ
ライアンがもしピンになるなら。
そんでさらにそこに恋ゆえにパーマーとカルバニア統合までもたくらむ、
それなのにひたすら純真けなげな天然策略家:コンラッド王子がどうでるかだよ。
エキューは
けわしい女公爵の道を選べば、(選ぶだろうけど)、
プロポーズから10年ちかくかけて恋仲になれたライアンを切れるのか。
それとも両方とれるのか。
(つうかさ、にくたい関係を持たせてからこの問題を勃発させるとこが
TONO先生の容赦ないとこなのよ)
タニアはライアンとの友情と、エキューとの友情と、
女王という立場と、コンラッド王子
(あいつ悪い人間じゃないことが問題なんだよ!)
の外交的な問題ふくめたアタックの中で、
女王としてとるべき道の選択をせまられるだろ
本当にどこまでも姫体質な男だなライアン。
あんな風格ある でか男なのに。
ていうかこの男がいちばんつらいかも。
なまじ人間ができてるだけに。
結局ねえ、タニアとライアンは恋愛にはなりえないけれども、
タニアにはどうしても支えてくれる家族が必要で、
支えられる度量と地位血筋能力情愛を持った男は、
カルバニアにはライアンしかいないんですよ。
で、もう一人の候補のコンラッド王子は他国の王位継承者で、
かつ、侵略(合併だけど)を狙ってるっっつー、
むずかしさがあるわけさね。
でも私、ライアンとエキューが別れそうになったら
チャグがゲンコかましに来てくれるって信じてる!
(100回くらい言ってるがチャグの再登場は予告されている。)
あと私ねえ、
エキューが1巻でタキオにはなった言葉が、エキュー自身に返ってくると、思う!
「じゃあいったい誰が悪いのか、私はもうわからないんです…」
「タキオバスクに決まってるじゃん。
本当に愛する人と結婚してない!
愛する人を守ってない!
家だの血だの、古い制度に負けている!
私が女だからというだけで見下している!
てめえの事情のつけを子どもに押しつけて」
が、エキュー自身にふりかかるんじゃないか?!
ライアンを切るのなら!
愛するアンヌとの結婚をあきらめ、政略結婚でリアンダと結婚したタキオ、
そのために不幸だったリアンダ(死去)、
捨てられた彼女の息子のフラン、彼を育てたカフ、
がねー、うまく絡んでくるんだよこの問題に!たぶん!
とくに着眼すべきスタンスにいるのは、
フランだと思う!(むしろ希望!)
いや、この子もまだタンタロット家狙える位置にいるしね!
(7巻「白い服のリンデル」
ハイゼン:「フランバスクには、ゆくゆく
タンタロット公爵になる可能性があるんだから」)
かつ実はエキューに超本気だしね!(やはり7巻「トトの災難」参照)
だけどこれがまた、めちゃくちゃ人格者のうつわなんだよなー12才だけど!
カンタンに言うと
エキュー×ライアン
タニア×ライアン
コンラッド×タニア
フラン×エキュー
の図式。
エキューとライアンは別れてほしくないが、
TONO先生の場合、それが100%ないとは言い切れまい?
そこまでに持ってくドラマにこそTONOまんがの価値はあるのさ!
(ごめん、今えらそうだった自分(>_<))
つうかエキューさま髪切らないで!
なにかを決断するとき、振り切るとき、
TONO先生の女性キャラはほとんど髪を切ってきた!
ていうかここ、「コーディーの金髪」の回ともリンクする?
あと私タニア側ですげーひっかかてるのが、
「チェルキーキャンディーストア」の、
エキューもライアンも、結局信用できないってタニアがダゴルに言われるとこ?
あとエキューが、お産で死んだ母のことで、
無意識下の、妊娠への恐怖からライアンを受け入れられなかったみたいな
エピも絡んでくるのか?もあれだけで終わりかな?
あとの伏線は、あのルビーの宝玉か。
もーねこれはね、見守るしかないね!
こんな八方ふさがりに見えて、
どーするのエキューさま、どーするのタニア!
その問題解決をやってのけちゃうのが、(しかも厳しく!)
TONO先生のすごいとこなのよ!
つーか現実に皇室の愛子さまの継承問題ともリンクできるところが、
もう時代に選ばれてるよ先生!
(タニアがカルバニア初の女王、
エキューがカルバニア初の女公爵、
になるように
将来、愛子さまが日本初の女性天皇になるかもしれないけど、
愛子さまって恋愛できなさそうよね)。
2005.4.5
-----------------------------------------------------------
↓4年くらい前?に描いた
私のカルバニア展開予想まんが下描き。
エキューの顔、描きなれてない。
ライアン×エキュー派ですが、このとき
フラン×エキューが大ブームだったらしい。
この手の展開が公式で見れるなら…!
しかも先生は必ず俺の予想のナナメ上を描く御方…!
フランのセリフ、
「エキュー、あんたはいつだって
ぜんぶ見せてくれるね/残酷なことも/どうしようもないことも」
(5巻「泣かないリアンダ」)
が、すなわち私にとってのTONO先生なわけですが。
この絵は
ライアン先生とエキューさま、
恋人同士になれておめでとう!の時
描いたけど、
ライアンが手をかざしてるのは、
まぶしいからではなく、エキューに蹴られて
右目に青タンができてるからです。(原作ネタ)
そしてまだ髪切ったライアンが描けない…。