セラフィーヌとクリスティーナとギリシアの内乱惨劇ふっとばして
直接ヘルガにティナいれてみました。
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ティナはいったヘルガは、もっとおそろしげな性格になるはずでしたが、
他さんのヘルガ様たちがあまりに力強くたくましいので
うちは聖なるお姫さんじゃなくて、
三井氏つながりでマジカルプリンセスにしてみました。チャー子だ。
あくまで庶民派で。セスも丁稚奉公の小姓みたいだな。
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イラストのページでらくがきましたが、ギリシアの衣装は
「ぼくの地球を守って」という転生少女まんがで
科学者のひとりが祭典で民族衣装着て歌う、というのより、
アギたちにも着せたくなった。
アギの衣装は萩尾望都、ソレトはアリオンの。
ティナはミュシャっぽく。
セスの服はそでの模様だけカルナーか。
(いのまたむつみ画集で風の大陸あたりからぱくちろうかと思いましたが、
部屋からほりだせなかった…。)
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チカオの職員にヘルガとの関係聞かれたアギが、
「友人だ、古いね」と答えるの聞いて、
友情…!ビバかも…!
ベフォールの姫探す理由の軽さに納得いかねェ私は、
(あー、つまり姫に意思確認して残るっていうなら帰ってきていいよ、
みたいな。そんなことのために500年?!
そんなことのために地球の子殺し?!
なんか絶対姫を連れ戻すべきやんごとなき理由は必要だろう!)
…友情か…!
迷子になった(つーか自分たちが迷路にたたきこんだ)
友人・ティナをどうしても見つけたかった
上からの命令や責任を取るじゃなく、
情でもって、ティナを救ってあげたかった
だから犠牲を払ってでも、続けてこれた。
ギリシアでも、死んだ友人の死を惜しんで、死なせたくなくて
オエセルで人口物質に生き返らせてしまった。
(やぱりクリップだ、ベフォールの罪はクリップのそれに酷似)
かなり心情的に人間くさくてオッケー…?!
免罪符として効果あり?! と思いましたが、
いくらすぐ取るつもりだったっつっても、友人の体に兵器は埋め込まない。
この案もボツだったのでした。ちっ!やはり贖罪のための罪のうわぬり。
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それとさ、ヘルガ斬りでちょっと触れたし、他さんもおっしゃってるけど、
ティナがはいったヘルガは20話で完全に崩壊したよね。
(ベフォールも、実は崩壊している)
「ティナとしての過去は断ち切って、ヘルガとしての人生を生きる」と、
「でもティナの彼氏だったソランのことはあきらめない」は
どこまでも矛盾してるからさ。
だって転生に関しての専門家のソレトが、
ソランはギリシアのゾーンにいる可能性が高いって言ってるんだからさー、
「そっか!いや、それでもあの男はあたいに惚れてるから、
ゾーン越えてくるはずさね!それまでまわりの人間が、
どれだけあたいにふりまわされようが、
あたしゃガンとしてここで待つね!」も男らしいけど、
先述の
◆ティナとしての過去はソランごとすっぱり断ち切って
ヘルガの人生を生きる!
◆でもやっぱりあの男のことはどうしても諦めきれねェ!
という相反する未練の感情と決意の理性をね、
その間で揺れたりね、逡巡したりするさまを見せたりすれば、
人間くさくて共感えられたと思うのね。
「もー今はヘルガとして生まれちまったんだから、過去の男は断ち切って
この人生はまっとうさせてもらう!」
そんでデュマから「おまえをティナにする」って
言われてもさ、
「(うっそれはちょっと惹かれる…!
やっぱりティナに戻ってソランに会えるギリシアに帰りたいかも…!
!…だめだ!この姉幻想の弟のためにも
あたしゃティナには戻っちゃなんねえんだっ!
あたしゃティナの記憶持ってるけど、もうヘルガなんだからさっ
わかってくれ弟!あんたのことも見捨てねぇから!
だいたい一国の王女としても
兵器に戻って祖国の国民を混乱におとしいれるわけにはいかんぜよ。
あー!でも本心ではやっぱソランに会いてえーーーー!!)」
みたいな。
いやそういう人間くさい逡巡と未練と決意見せとけば、
最終回ラスト、主人公だったらしいヘルガと
転生ソランが宇宙の片隅で出会えた終わりでも、
「よかったじゃんヘルガ!」って視聴者も素直に思えたと思うんだよね。
ヘルガ・ティナのキャラ、公式のちがうように見えるかもしんないけど
大丈夫よ
乙女語で書き直せばあとは演出でなんとかなるわよ…。
しかし俺のアイデアでは、どこまでもFC後半の展開ぶちこわし…。
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ティナ・ヘルガを自己犠牲系で主人公にしたいなら、
同じようなテーマを扱った先達から、パーム方式で行くと
「でもなにもかも取る!
ゲオルカの好きにはさせねえ!デュマにも捨て身でわからせる!」
「なにかお考えがあるのですか姫!」
「ない!でも見込みのない場面で強気に徹することを
人は勇気と呼ぶのよ、あなたたち」
「…」
「なんとかなるから、あたしについてきなベフォール!!」
くらいのバカっ強さがないと無理だって。
ティナに救いを求めてるセスやデュマを救うには、あのティナでは不可。
(※公式ではそれは物語のフラグであったようには思えない。
救えないこと前提で作っている)。
つまり、FCにおけるヒーローの不在。それはいずれまとめて語る。
ヒーローがいないことが世相の反映、もしくはリアル、
といえばそれまでだが、だからそれが何。
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糾弾したいわけじゃなくてね。
結局考えることでね、
また別の作品で使えるかもしれないから。私が。