1997年
 
北海道(冬)  (96.12.28-97.1.2)

羽田空港−釧路空港−(道東観光)−泊

−釧路−旭川−稚内−泊

−利尻島−稚内−泊

−(初日の出・稚内観光)−稚内空港−丘珠空港−泊

−(札幌市内観光)−新千歳空港−羽田空港

僕にとっては8回目の北海道旅行です。「初日の出を果ての地で見たい!」と思い、年末年始休暇を利用して北海道に行って来ました。初日の出は宗谷岬で迎える予定だったのですが、曇天のため空が明るくなる程度しか見ることができませんでした。それでも例年は吹雪だという事で、現地の人は「今年はいい天気だ!」と感動してらっしゃいました。今回の旅行では事前情報収集、観光案内など、現地の各地の友人達にいろいろとお世話になり、非常に楽しい旅行にしてもらいました。

 

下呂   (2.1- 2.2)

東京−名古屋−下呂−泊

−(露天風呂)−下呂−稲沢−(演奏会)−名古屋−東京

 

泊まった温泉宿はリーズナブルな割にそこそこの設備でした。夜の温泉街はネオンが美しく、ひたすら街の中を散歩していました。温泉を楽しんだ後は、愛知県で会社の後輩の演奏会を聴いてから帰途に就きました。帰ってきてから気付いたのですが、移動中はひたすら寝てるか何か食べているかしかしていなかったような気がします。それはともかく、自分にとってはいろいろと非常に印象深い旅行でした。


草津    (2.21-2.23)

東京−(車中泊)−草津−(スキー)−泊

−(スキー)−草津−東京

 

友人達とスキーに行ってきました。僕にとっては3度目のスキーという事で、同行者にみっちりと指導を受けておりました。それにしても、現地に着いた時は猛吹雪で、どうなる事かと思っていたのですが、何とか滑って帰ることができて良かったです。ただ惜しむらくは、温泉が楽しめなかったことです。今度は温泉を楽しみに行こうっと。

京都   (3.8-3.9)

東京−名古屋−京都−(京都市内観光)−泊

−(京都市内観光)−京都−東京

 

学生時代を京都で過ごしていたため、「京都旅行」というと案内役になることが多かったのですが、今回の京都旅行では現地の友人に車で案内してもらったりで、純粋に「観光客」として楽しめた旅行でした。京都に住んでた時ですら行ったことのなかった清水寺などにも行くことができました。ただ残念な事に、今年から罹った花粉症のため、ティッシュ無しでは満足に外を歩けない状態で、目と鼻が辛かったです。

敦賀  (5.4-5.5)

東京−名古屋−敦賀−(敦賀市内・三方五湖観光)−敦賀―米原―名古屋―泊

−(名古屋市内観光)−名古屋−東京

 

名古屋の友人と、三方五湖を見に行きました。気比の松原に途中寄って、今年初めて海の水に浸かりました。悪かった天気も昼には汗ばむ陽気になり、日本海も湖も、周囲の新緑も春風も、すべてが落ち着いていて心地よく感じられました。当初は日帰りの予定だったのですが、帰りの新幹線の時刻を間違えており、結局名古屋の友人宅で 1泊して、翌日は名古屋市内観光をしておりました。帰りの新幹線はゴールデンウィークのお客でごったがえしてて大変でした。

立山・黒部 (5.31-6.1)

東京−名古屋−富山−(立山観光)−泊

−(立山・黒部観光)−信濃大町−松本−(松本市内観光)−名古屋−東京

 

4年ぶりに、立山・黒部アルペンルートを訪れました。コース内で最も高い場所にある室堂に泊まったのですが、あたりは一面の雪で、雪に埋もれながらやっとの事で宿にたどり着きました。霧雨・雪道・冷え込みの中、友人に連れられどんどん歩いていくうちに、雷鳥が生で見れたのには感動しました。翌日は天候にも恵まれ、雪の白と木々の新緑に彩られた山々を堪能することができました。今度は初夏や秋の姿も見てみたいものです。松本では松本城や開智学校の周囲を散策し、帰途につきました。

岡山 (6.21-6.22)

東京−岡山−(岡山市内観光)−泊

−倉敷―(倉敷市内観光)−児島−岡山−東京

 

冒頭の北海道旅行以来の一人旅でした。久しぶりに傷んだ心を癒すのに、昔から好きな街だった倉敷を選びました。前日の台風とはうってかわって今年最高の暑さの中、後楽園を歩き回り、大原美術館を巡って好きな絵の前で佇み、児島の港で海を見ながら、思索に耽っていました。どちらかといえば、「街を楽しむ」というよりは、「自分と向かい合う」といった2日間でした。話は変わりますが、「のぞみ」って速いですね。東京−岡山が、わずか3時間強でした。

熊本 (7.19-7.21)

羽田空港−大分空港−中津−小倉−熊本−(熊本市内観光)−泊

−赤水−(阿蘇観光)−泊

−赤水−大分−小倉−東京

 

旅行の前の週までは豪雨の激しかった熊本に行って来ました。当日は晴れてたのは良かったのですが、朝不覚にも寝過ごしてしまい、新幹線に乗れずに、羽田から空路で九州に入りました。熊本で友人と落ち合い、何とか事なきを得ました。2日目は阿蘇でレンタカーを借り、牧場、草千里、中岳火口を回りました。馬力のない車での山越えはきつかったです。草木の緑、そして牛や馬を堪能した1日でした。残念ながら少し曇っていて、遠景までは望めなかったのが残念でした。3日目は大分の方に出て帰ってきました。


オーストラリア (8.30-9.5)

東京−名古屋−名古屋空港−機内泊

−ケアンズ経由・ブリースベン経由−シドニー(中華街)−泊

−カトゥーンバ(ブルーマウンテン)−シドニー(サーキュラーキー散策)−泊

−ケアンズ(ワイルドワールド・市内散策)−泊

−クランダ(マーケット)−ケアンズ(市内散策)−泊

−グリーン島−ケアンズ(市内散策)−泊

−ケアンズ空港−名古屋空港−名古屋−東京

 

新婚旅行までは行くことはなかろうと思っていた海外に、友人を誘って行くことになりました。言語は関西弁しか知らないので、今まで海外旅行をためらっていたところがあるのですが、実際に外国の人々と話をしていると、別段緊張や萎縮もせずに、言葉がうまく通じないながらも何とかなりました。先方にしてみれば、「言葉が通じないから、いろんな面から相手を理解するよう努力しよう」という意識が強いんでしょうね。今まで「言葉が通じないから」という理由もあって海外を避けてきた自分がちょっと情けなくなると同時に、いい意識改革になったような気がします。お陰で旅行の後半では、こちらから外国の人に簡単な世間話をしかけたりもできるようになりました。

さて、初めての海外への第一歩は、シドニー空港の4年ぶりに霧による閉鎖のため、朝到着の予定が昼過ぎになってしまいました。この日予定していたタロンガ動物園には行けずじまいで、残念でした。結局シドニー滞在中はほとんどが悪天候と寒さ(まあ、オーストラリアはやっと冬が終わったばかりだから)の日々でした。まあこれぐらいのハプニングくらいあってもいいでしょうね。

シドニーから4000km赤道寄りのケアンズは、打って変わって汗ばむ陽気でした。それでも夜は雲が空を覆い、南十字星などを拝むことはできませんでした。まあ、空が今ひとつでも、海(沖の方だけど)が目も覚めるような美しさだったんでいいや。どうでもいいけど、ケアンズって港町なのかと思ってたら、観光リゾート地だったんで、ちょっとイメージが違っていました。日本人がやたら多かったし。あ、そういえば、現地の人と英語では話が通じず、日本語で通じたって事もありました。

この旅行を通じて感じたことは、自然、施設、人、それらの一こま一こまが、今まで自分の頭の中にあったスケールをはるかに凌駕するものだった、って事です。当然といえば当然なんだけど、国内旅行ばかり繰り返していくうちにここしばらく変に「旅行慣れ」してしまった感のある自分にとってはその事が久しぶりに味わった新鮮な感情であり、これがいい刺激になり、旅行に期待するものがまた大きくなったかな、という気がします。

北海道(秋) (9.13-9.15)

羽田空港−稚内空港−(市内観光)−泊

−稚内−(国道238号線縦断)−網走−泊

−網走−女満別空港−羽田空港

 

前の週に海外から帰ってきたばかりだというのに、3連休を利用して北海道に行ってきました。以前から憧れていたオホーツク海縦断をしたかったのです。比較的道路状況が良さそうなこの時期に行っておかないと、と考えていました。「北海道には台風はまず来ない」とはわかっていたものの、東京で連日「台風接近中」のニュースを見ていただけに、天気は少し心配だったのですが、稚内行きの飛行機から利尻富士がくっきりと見えたのを見て少し安心しました。

稚内到着後、ノシャップ岬に行き、水族館でアザラシの戯れる姿にしばし見とれた後、いったん宿に戻って、再び岬に向かい、夕陽が水平線に沈む様子に見とれていました。考えてみれば夕陽をここまでまじまじと見届けたのは初めてのことで、目が痛くなるまで太陽を追っていました。

翌日は朝からレンタカーを借り、稚内から宗谷岬を回ってオホーツク海沿いにひたすら走っていきました。朝のうちは雨だったのですが、昼前から晴れてきて、左手にオホーツク海、右手に丘陵地帯や山林を望みながら、湖や「道の駅」などに立ち寄りつつ、稚内から 8時間近くたって網走に入ったとき、網走湖の向こうに大きな虹、しかも2段の虹が目に飛び込んできました。

最終日、女満別空港で、わざわざ来てくれた友人と食事をして、帰路につきました。機内でも帰宅後も、ひたすら寝ていました。やっぱ疲れた…。

青森 (10.11-10.12)

大阪−青森−泊

−(青森市内観光)−(弘前市内観光)−秋田−東京

 

前日は京都の身内宅に用事があったので、そのついでに、先月のオホーツク海縦断に続き、かねてより念願の「大阪−青森、日本海縦断」を行いました。今回はさすがに車ではないのですが、12時間以上1つの列車に乗りっぱなし(しかも真っ昼間なので、寝て過ごせない)という長い行程になりました。当然初めての経験です。

考えてみると、12時間あれば、東京−博多を1往復してまだ余裕があるんですよね。また、大阪から青森に行くには、東京経由で東海道・東北新幹線を使った方がずっと早く青森に着くようです。

さて、朝10時過ぎに大阪を出発し、昼過ぎの金沢、夕方の新潟、夜の秋田で、それぞれ大きく客層が変化していき、終着青森まで乗ってた人間は、当然僕くらいでした。23時前の青森は小雨、気温7度ということで、Tシャツ+薄手の長袖には寒さがこたえました。

翌朝、雨の中、青森で水族館と青函連絡船の記念館を回り、弘前まで足を伸ばして弘前城を見てきました。天守閣は小さいものの、敷地は非常に広いまま残っており、なかなかあなどれません。(別にあなどってた訳ではないけど…)

帰りは秋田から秋田新幹線に乗って帰ってきました。3連休の最終日ということで、異常に混みまくっていたのが印象的でした。

しかし、2日間のうち、三分の一は電車に乗ってた事になります。ちょっと尻が痛い…。

山口 (11.1-2)

名古屋−小郡−東萩(萩市内観光)−湯田温泉−泊

−津和野(津和野町内観光)−小郡(駅前散策)−名古屋

 

週末、東京での飲み会を終えて名古屋の友人宅に向かう途中、車内で偶然会社の先輩に出くわしました。しかも行き先は僕と同じく萩・津和野との事。おまけに翌朝、名古屋駅のホームで偶然会社の同期に出くわしました。さすがに彼の行き先は違いましたが。

天候は非常に良く、海水に触れたのですが、冷たくも暖かくもなく、心地よい感触でした。町並みを自転車で楽しみつつ、萩城跡と松下村塾近辺を見た後、山口の湯田温泉に泊まりました。どっちかというと「健康ランド」みたいな温泉でした。また、宿の食事は夕・朝とも非常に量が多い(但しおかず以上にご飯)のが印象的でした。

翌日は津和野に行き、朝から自転車で街の端から端まで、平地から山まで回ってきました(あ、山はさすがに自転車では無理でしたが)。この時も雲一つない晴天で、昼間は汗ばむ陽気でした。時間ぎりぎりまで散策した後はSLに乗って帰りました。乗った車両は展望台のついたものだったのですが、それが仇となり、トンネルなどでは機関車の煙が展望台から車内に流れてきたりで車内は真っ白になっていました。

SLの終点小郡では、新幹線の時間まで2時間あったのですが、駅前には何もないっ!暇つぶしに苦心してやっと新幹線に乗り込みました。広島から新大阪までは「のぞみ」の新型車両に乗ってみました。列車というよりは飛行機の感覚でした。

2日間で1500kmの移動。移動時間合計(乗り換え時間含む)16時間。前回の青森旅行同様、移動だけでだいぶ体力・精神力を遣った旅行でした。

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