【広告・マーケ】

1999/04/07
生活における諸問題
 日々の生活において、ここしばらく抱いていた問題を提起しておく。ご関心のある向きは、これら問題についてご検討されたうえで、さらなる思索を深めて頂きたい。その結果をメールや「EZOSHIKA BBS」などで教えていただければ、こちらも日々悩み尽くしてきた甲斐があるというものだ。
1.「スーパーホップス」のTVCMで活躍している瀬戸朝香、しばらく見ないうちに顔がまん丸と太ってしまっていないか。それでいて、皆がほとんどそれについて話題にしないのはなぜか。
2.「なっちゃん」は夏みかん味だから「なっちゃん」なのであり、りんご味なら「なっちゃん」でなく「りっちゃん」として発売すべきではないか。それでいて桃味の炭酸が「ごめんね」とは何ともぶっ飛びすぎている。
3.DA PUMPがひたすら踊っている「CCレモン」のTVCM、何か大きく間違っていないか。広告担当者は真剣に自らの意思であのCM案を通したのか。それともDA PUMPおよびその関係者に何か人に言えない弱みでも握られているのか。そうであるとすればその「弱み」とは何か。
 すべてサントリーの広報にでも確認すればすむ話のような気がしてきた。3についてはなかなか口を割ってくれなさそうだが。

1999/04/09
MEGA WEB
 先日、お台場に新しくできたスポット「パレットタウン」に行ってきた。トヨタが運営している「MEGA WEB」という施設に足を運ぶのが目的である。
 日本初という本格的商業ベースの非接触型ICカード(カードリーダーを通さなくても決済が可能)を体験したいという欲望と、トヨタの新しいマーケティングの方向性が垣間見える施設なのではないかという好奇心とが、私をお台場に駆り立てたのであった。要は「嬉しがりのミーハー」である。そんな訳だから、カーライフを充実させようとか、恋人といちゃいちゃしながら楽しいひとときを過ごそうとかいう目的は毛頭なく、独りでメモ帳とデジカメとを携えて館内を回っていた。車とアミューズメントを売り物にしている施設に対する最大の冒涜行為である。
 意外に思ったのは、独りで訪れて車と戯れている人間がそこそこ目に付いたことだった。行く前には「E-com(館内を走る自動電動自動車)の車内で好き放題にいちゃつきまくろうとする若いカップルがうようよいるんだろう」というイメージを抱いていたのだが、少し裏切られた。アミューズメントパークというコンセプトから作られたというよりは、むしろディーラーがばかでかくなってアミューズメントの要素を付加した、というものだと考えれば(私にはそう思える)、そういう人たちが多くてもそう不思議ではない。この人たちも、MEGA WEBは独りで訪れることができても、パレットタウン内の観覧車を独りで楽しむような人種ではあるまい。
 独りといえば、私は渋谷や原宿を独りで歩くことにたまらない恥ずかしさを感じてしまうのだが…。

1999/04/14
広告における「競合問題」
 篠原涼子が出演しているグンゼの男性向けパンツのCM、最近どうやら新作がオンエアされているようである。確か私の記憶では篠原涼子は女性であったと思うのだが、そのCMでは妙に股間前部が盛り上がっているように見える。あれはいったい何なのだ。男性下着らしさを出すために、わざわざ詰め物を入れているのか。だったら最初から女性(篠原涼子が女性であるという前提で)を起用しなければよい。となると、あれは篠原涼子の恥丘なのであろうか。あれだけ素晴らしい恥丘を持っているのであれば、その恥丘を強調できる女性用下着のCMに出演させたいと思うのが通常の神経の持ち主である。
 ただ、広告業界には、いわゆる「競合問題」(A社と契約したタレントは、契約期間中および契約終了後一定の期間内はA社の競合ライバル企業とは契約できない)というのがあり、たとえば、コーセーの化粧品の顔となっている中山美穂は、資生堂やカネボウのCMには出演できない。しかし冷静に考えると、男性用下着と女性用下着それぞれのマーケットは通常は排反の関係にあるため、男性用下着のCMに出ているからといって女性用下着のCMに出るのが問題にはならないような気がするのだが。

1999/04/21
続・広告における「競合問題」
 丁度1週間前の1999/04/21「広告における『競合問題』」で、篠原涼子の恥丘の見事さについて書いたが、この問題の広告ポスターが駅に貼られているのを今日見た。交通広告では諸般の規制が弱いのかどうかしらないが、駅ポスターではその恥丘を強調するポーズの写真が素材として用いられていた。私は篠原涼子のファンではない(そのくせして彼女のデビュー曲「愛しさと切なさと心強さと」をカラオケで歌ったりすることがある)のだが、その恥丘の写真には目を奪われた。白昼から変質者扱いされるのはいやだったし、何よりもその時は非常に急いでいたため、一応知らないふりしてそのポスターの前から立ち去った。
 しかし、篠原涼子ファンでも恥丘フェチでもない私が目を奪われるくらいであることを考えると、時間帯によっては篠原涼子ファンや恥丘フェチがその広告の前で十人十色の楽しみに耽っている可能性が非常に大きい。駅は何らかの対処法を考えているのであろうか、他人事ながら心配である。以前私は、広末涼子の声の出るポスターに向かってオヤジ共が接吻しようとしているのを見かけ、楽しい週末を不機嫌な気持ちで過ごしたことがあった(ちなみに私はオヤジ共の醜悪さに対して不機嫌になったのであり、決して広末涼子を汚されたことに対して不機嫌になったのではない)。楽しみに耽るのは自由だが、その醜悪な姿を公衆の面前で示さないで欲しい。

1999/04/27
ドリンク剤
 ドリンク剤のコンビニ発売が解禁となって一月近くになる。「コンビニでの医薬品発売」という形ではなく「ドリンク剤を医薬品指定しない」という方法を採ったことによって、自動販売機発売など今後も販売チャネルが拡大しそうである。
 ウーロン茶や桃の天然水などと一緒にリポデタンDやリゲインなどが並んでいる光景に、未だに慣れることができない。それどころか、これらのドリンク剤の効果が薄れているようにすら感じられる。「清涼飲料水」である1本150円くらいの「赤まむし」などの怪しげなドリンクと同じものであるような気がしてならない。
 朝から店を開けている薬局が通勤途上に多いこと、それらの店ではかなり安価で販売していることなどから、実際に購入するときもコンビニでは買わない。そういう人種にとって今回の法改正は、販売チャネルが拡大されたというメリットが享受されることなく、「今まで医薬品だったドリンク剤が医薬部外品になってしまった」=「効果が薄れた」というマイナスの効果しか生み出していないことになってしまう。
 だいたい、内容も変わっていないのに「医薬品」から「医薬部外品」になるのなら、今までありがたく服用してきたドリンク剤はいったい何だったのだ。

1999/04/28
続・ドリンク剤
 昨日(1999/04/27)の内容について、早速別の方からご意見を頂いた。その方は夜帰宅する際にコンビニで翌日の朝食と共にドリンク剤を購入し、朝自宅でドリンク剤を服用して出社するそうである。なるほど、前日の夜に購入するのであれば、夜に開いていて、しかも何かのついでに立ち寄るコンビニでの購入というのは頗る自然である。さらにこの方が、朝から薬局の店頭でドリンク剤を服用するのを恥ずかしいと思う人だというので、尚更前日購入に走るのであろう。基本的に夜のドリンク剤需要というのは、これから一戦交えようとする男性のためのものだと思っていたので、この購入パターンは私には新鮮なものに感じられた。
 この方は今日が誕生日との事。今日は一戦交えるために夜のドリンク剤需要に寄与していることであろう。

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