薬剤情報提供機能付き外来患者ファイル



 この「薬剤情報提供機能付き外来患者ファイル」はFileMakerPro3.0用のテンプレート
であり、対象はおもに医師および医療関係者を想定しています。
 このテンプレートは、従って、使用に際しては、別途FileMakerPro3.0が必要となりま
す。

このFileMakerPro3.0のバージョンでは、FileMakerPro2.1バージョンから次の点を変更しました。
1:副作用等の注意事項の欄を追加
2:処方箋発行機能の削除

 ご存じのように、平成8年4月から薬剤情報提供加算(外来処方薬の内容を患者さんに情報提供することが点数化)が施行され、この4月からは今までの5点から7点になりま
した。従来の薬剤情報の他に副作用情報の提供も必要になりました。しかし、この内容は生命にかかわるような重大なものを厚生省は要求しているようで、すべての薬剤に起こり得るような肝機能障害、消化器症状などの単純な副作用をその都度記載するようなものでは無いようです。
 さて、内科などでは患者さんは一人で複数の疾患を持ち、同一の病気でも程度や愁訴も異なり、患者さんの数だけ処方内容にバリエーションがあるというように、処方薬の組み合わせの画一化(セット化)は不可能で、個々の患者さんへの情報提供もいくつかのパターンを設定して行うなどということはまったく不可能で、さらにその労力・用紙代に比して点数が低いため、現実には薬剤情報提供はやむなく未実施、加算の恩恵を受けていない医療機関が多いのではないでしょうか?
 薬剤の説明自体は多くの患者さんが医療機関に対して望んでいる事項の一つです。これを実施することは病医院・医師のイメージアップになることも明らかです。

 この、テンプレートでは次のことができます。
1: 患者さんの情報ファイルとなります。患者さんの病名、禁忌薬、投薬内容などのフ
ァイルが作れ、これらは貴重なデータとすることができます。
2: 個々の患者さんにぴったり合った、例えて言うとオーダーメイドの「薬剤情報」が
作成できます。 同梱の「病院内服薬」ファイルのデータを元にして、個々の患者さんに処方された薬の、効能、服薬回数、外形、薬剤本体の薬剤コード、包装コード、副作用等の注意事項が記載された、患者さんに手渡すための「薬剤情報」が、自動的に作成され、これをB5版に印刷することができます。
3:  内視鏡ファイル、入院ファイル内の患者さんのデータをボタン一つで参照するこ
とが可能です。(サンプル版はこれらのファイルを同梱していないので使えません。)
4: 患者さんと関係した医師のファイルをボタン一つで参照することが可能です。(サ
ンプル版はこれらのファイルを同梱していないので使えません。)

注意:今回ご紹介するこのテンプレートは、薬剤情報発行、処方箋発行の機能は限定されていませんが、「病院内服薬」ファイルに含まれている薬剤が、100種のみとなっていま
す。オリジナルの「病院内服薬」ファイルは570種ほどがデータ登録済です。この570種類は患者ファイルの「DRUG」のフィールドで一覧表がでますので、ご参照の上、ご希望の方は御連絡を戴ければお送りいたします。

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【名  称】 薬剤情報提供機能付き外来患者ファイル(FileMakerPro3.0用テンプレー
ト)
【制作者名】 得地 茂 (とくち しげる)
【動作確認】 Macintoch LC-575 PB550C
【圧縮方法】 MacLHA 2.14
【種  別】 シェアウェア
【価  格】 ¥5,000
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                     1997.05.05
                        得地 茂 / NCB02565(Nifty)