■検索条件保存サンプルについて ファイルメーカーProで検索条件の保存を行う為のサンプルです。 通常検索を実行すると次の検索を行うまでは直前の検索条件を記憶してい ますが、それより前の検索条件はスクリプトを作成してその都度保存して おく以外ありません。簡単に検索条件が保存できれば利用者がスクリプト を追加・変更できない、あるいはさせたくない様な場合でも検索条件の保 存・変更、検索条件の絞込み、複数検索条件を組み合わせての実行等が実 現できます。
■使用方法 データ一覧レイアウトの下の検索ボタンをクリックすると検索条件設定レ イアウトに移動します。検索解除ボタンで全レコードを表示します。 検索レイアウトには上段1、2、下段の3つの枠が表示されます。 上段1 [保存された検索条件のリスト] ※保存された検索条件から検索したい条件を選択するには、右の三角ア イコンをクリックします。選択された条件は上段2のリストに表示され ます。 各項目をクリックすると下段に詳細を表示します
上段2 [保存された検索条件のリストから選択した検索条件] ※選択した条件を解除するには右の矢印をクリックします。選択した検索条件が 上段2の選択リストから削除されます。リセットボタンをクリックすると上段2リ スト内の項目がすべて削除されます。 上段2の上の検索実行ボタンをクリックすると上段2のリストに表示された検索条 件を実行します。同一項目内の条件はand検索、別の項目の条件はor検索として 実行されます。 各項目をクリックすると下段に詳細を表示します。
下段 [検索条件の設定、上段1・2のリストの中から選択した1項目の詳細] まず下の新規条件ボタンをクリックします。各フィールドに検索条件を入力します。 下段枠の下に有る検索実行ボタンをクリックすると現在下段に表示されている検索 条件のみが実行されます。条件を変更する場合は各フィールドの条件を直接書き換 えます。既に設定した条件を残して一部を変更または追加する場合は追加・変更し たい項目を選択して下段枠下の条件複製ボタンをクリックします。 保存された検索条件を削除したい場合は上段1のリストから削除したい項目を選択 して下段枠下の条件削除ボタンをクリックします。
戻るボタンでデータ一覧レイアウトに戻ります。
■技術要点 検索条件設定レイアウトで設定された検索条件は「検索データ」ファイルに保存され ます。 例えば フィールド「シリアル番号」に[100...120] フィールド「市区町村」に [中央区] と検索条件が設定されている場合、 検索実行ボタンをクリックすると「検索データ」ファイルの該当レコードから「検索条 件保存サンプル」ファイルに対して下記のAppleScriptが発行されます。
delete every request of window "検索条件保存サンプル" create request of window "検索条件保存サンプル" set cell "シリアル番号" of request 1 of window "検索条件保存サンプル" to ┓ "100...120" set cell "市区町村" of request 1 of window "検索条件保存サンプル" to "中央区"
検索条件はすべて「検索データ」ファイルのテキストフィールドへ保存されますので 検索条件保存サンプルのフィールドが数字フィールドや日付フィールドの場合でも、 「 >98.4.1」や 「1...10 」等の形式での検索条件を保存することができます。
以上
|