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飛行機は何からできているの???

「鉄の塊」といわれる飛行機。実は「鉄の塊」ではないことを知っていますか?
飛行機はその大部分が、アルミニウム合金でできているのです。
軽い機体を求められる旅客機。軽くて、強い金属がアルミニウムなのです。

ちなみに、アルミニウム合金の一種でもある超ジュラルミン、超々ジュラルミンというものがその大半に使われております。
その他には、チタニウム合金、複合材料、プラスチック材が使われています

どこに何が使われているかはまた今度お話します



※ちょっと金属のお話
アルミニウム合金は2024系と7075系が使われています
2024系・・・引張り強さは490MPa(鋼に匹敵)、疲れ強さは123MPa、ブリネル硬さは120で、われの進み方が遅い 
  組成は、Al-4.4Cu-1.5Mg-0.6Mn

7075系・・・引張り強さ574MPa、疲れ強さは156MPa、ブリネル硬さは150で、 圧縮荷重のかかる主翼上面外板などにつかわれます。耐食性、応力腐食割れが発生しやすいため、CrやZrの添加で結晶を微細化させ改善している
  組成は、Al-5.6Zn-2.5Mg-1.6Cu-0.25Cr

複合材料には、FRP・GFRP・CFRPが使われています

参考資料:非鉄金属材料



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