ピアノラジオ（マツダ）
1956年（S31)
50年代の真空管のラジオです。既出の戦前の冷蔵庫で出て来たマツダ（東芝）のラジオです。昨年、骨董屋で見つけて音が鳴るので入手しました。チューニングは中央の縦に回転する文字盤でもチューニングできますが。右の５つのプリセットされた鍵盤を押すと１発選局できるしくみのラジオです。この時代テレビはまだまだ高嶺の花でした。この頃「かなりあ」シリーズのラジオが人気でしたが、その中でこのピアノラジオは個性的なデザインで目を引きます。真空管の音は何ともいえず、こんなAMラジオでも味ある音を出してくれます。特に懐かしい曲が流れているとタイムスリップしたような気がします。周波数特性とか、音圧とか数字であらわせないものが感じられるラジオです。
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