コンポステレオ SONY Listen-9

 コンポーネントステレオ。組み合わせ可能なステレオです。オーディオが若者にとってまだまだ手が届かなかった70年代半ばのソニーの広告です。価格は11万円ですが、画像のオプションを全て揃えるとさらに50万円は遥か超えます。当時3万円のラジカセをやっと買ってもらった私としては夢の夢でした。せいぜい銀座のショールーム巡りをしてはやりの機種をさわる位でした。東芝セブン、Lo-Dプラザ(日立)、ソニービルと回ったものでした。70年代なつかしオーディオとしては、左のパラボラマイク、奥のカセットデンスケ、右の奥のSQ4チャンネルデコーダーがです。生録がはやりました自然音やまだ走っていたSLの音などカセットの音質が少し良くなったのも背景にありました。バイノーラル録音なども70年代後半に出てきます。中央手前のマイクミキサーのパンポット付きの機種を使ったことがありますが、フェーダーの周りが溝になっていて操作しづらかったのを思い出します。