MANDOM

 70年代の前半、故チャールスブロンソンのCMは印象に残ってます。アメリカの荒野をバックに、汗くささ、くどさと男性化粧品の組み合わせ、ジェンダーフリーの今では流行りじゃないけど「男くささ」を全面に出した商品です。この頃ウーマンリブも叫ばれていた時代ですが、一方で性にこだわったインパクトでの物売りがされていました。「男は黙ってサッポロビール」の三船のCMのアメリカナイズ版ってところでしょうか。テンガロイハットとネクタイ、シャツ、大都会とミスマッチな構図ですが、「野生」「荒野」を思わせるチャールスブロンソンのキャラクターが味を出しているのです。当時、資生堂のMG5やブラバスはちょっとおしゃれな化粧品で値段も高めで、ディスカウントショップで置いてなかったけれど、マンダムは安売りがされていて、よく使いました。販売は丹頂チックの単調で、50代以上の人がお世話になったチック(今は死語)のメーカーですが、マンダムでイメージチェンジをはかれました。バイタリスは60年代ですが、あれは独特の油臭さがありましたが、マンダムは香料が爽やかさが混じったストロング系の香りでした。あと、エロイカ、オールドスパイスなんかをよく使いました。チャールスブロンソンのブロンソンからとった、少年マンガの作家、武論尊なんていう人もいましたね。ここから、パクったのかも。いすれにしても、70年代を代表するCMです。さあ、やってみましょう!手を顎に当てて「ウ〜ン、マンダム・・・・」