ラジオ付きカセットテープレコーダー

70年代で若者の必須アイテムはラジカセであった。70年代に入ってから、カセットテレコ(単体)が普及していったが、ラジオとの合体商品ラジカセは、当時の文化とマッチしていた商品だった。上の二つは74年の広告だが、いずれも4万円代と当時の物価を考えると安いものではなかった。当時はラジオ深夜放送全盛、フォークギター、ベリカードを集めるBCLの流行があり、またLPが2500円位していた当時はFMラジオからのエアチェックも欠かせなかった。そんな、若者の要求を満たしてくれたのが上のような遊べるラジカセだった。何とおりにも使えるマイクがついているのがあこがあれで、学校の帰りに電器やのショーウィンドーを眺めて、カタログをたくさん集めたのを覚えている。シャープのGFシリーズ(左)のコピーの「ガッツ」という言葉も懐かしいなあ。ウルフルズの「ガッツだぜ」で再びよく聞くようになったが私は、ガッツと聞くと、フォーク雑誌の「ガッツ」や野球根性ドラマの「ガッツジュン」を思いだしてしまうのだ。三菱のジーガムもオーディオに詳しくなければ、覚えていない商品名だろう。ナショナルのマック(愛川欣也がCFやってた)やソニーのスタジオ1980などがメジャーなラジカセだった。そう、ラジオ単体の商品も売れてたなあ。ソニーのスカイセンサー、東芝のサウンド750(ナナハン)、ナショナルのジャイロアンテナのついたクーガなど覚えてるな。


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