宮田家具店のCF

TVのCFといえば、15秒が主流だが、かつて70年代には更にこまぎれにして電波媒体を売っていた。何年から何年までは忘れたが、当時の「東京12チャンネル」だったと思うんだが、(もしかすると違うかもしれないが、知っている人は教えて!)10秒スポットが流されていたのを覚えている。画面は記号のアニメのみ、男1、女1、そして最後で男女の台詞が入っているシンプルなものだった。今流せば、差別化されていて印象度が高い作品?だと思う。スクリプトはこうだった。

女1「なんかないかなあ。」

男1「なんかないかなあ。」

(もう1回この会話を繰り返す)

男女「そうだ!宮田家具店にあった!」

これを、もう1回繰り返す。こんな、感じだったかなあ。映像は、『?』がでてきて回転する。そして、最後に「宮田家具店」の文字でおしまい。人物も、家具も出てこないCFだった。商品名や店名連呼ではない工夫が見られ、製作費もかからってないものだが、20年以上たっても忘れられない、CFなのである。ナショナルや東芝のコマソンもいまでも頭の中にのこっているが、大手の代理店でつくったものでないだろうこのCFだが、製作会社はどこだろう?(知っている人、メール下さい。)のんびりとした、手作りのCFだったなあ。まだ、この頃はSLや路面電車(都電)が走っていた時代だった。まさにアナログの時代だった。21世紀にはTVの地上波もデジタルになるそうだが、こんなCFは絶対似合わない。ああ、懐かしい!「宮田家具店のCF」でした。あなたの回りにいる30歳後半〜40歳の人に「宮田家具店」と突然言ってわかってくれたら、その人は、つうのテレビっ子です。話してみてください。


CREATED BY EXCITIN' MIKAMI