名誉革命  
めいよかくめい 
17世紀末英国に起こった革命。王政復古体制の下で反動化が進み,ことにジェームズ
2世の国王大権の乱用,カトリック化の推進で国民の不満が高まった。1688年議会の
指導的政治家が結束して,王の長女で新教徒のメアリーとその夫のオランダ統領オレ
ンジ公ウィリアムに救いを求めた。ウィリアムは軍隊を率いて上陸し,ジェームズ2
世は戦わずしてフランスに逃亡。1689年仮議会は,ウィリアムとメアリを共同統治者
(ウィリアム3世,メアリー2世)に推し,即位の条件として権利宣言を承認させ,
これを権利章典として制定,議会を中心とする立憲君主制が樹立された。無血で成功
したところから,名誉革命と称された。 
→関連項目 
イギリス|イングランド銀行|ジャコバイト Jacobites|チャールズ[2世] Charles 
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