2つの大きな革命                                            
                                                                            
                                                                            
 1つ目   日露戦争中の1905年に起きた革命。第1次ロシア革命とも。同年1月の  
          血の日曜日事件が直接の発端。主都ペテルブルグに始まったゼネストは  
          全国に波及,6月にはポチョムキン号の反乱が起きた。政府は制限選挙  
          制の議会召集を発表して対応に努めたが,10月には8時間労働,民主的  
          諸権利,制憲議会召集を要求して全国の労働者がゼネストに入り,秋に  
          は農民の反地主闘争も激化。政府は十月詔書を発して国会(ドゥーマ)  
          召集など若干の譲歩をみせ,ブルジョアジーはこれに同調した。しかし  
          学生・労働者はこれを不満として12月モスクワで武装蜂起(ほうき)を行  
          ったが失敗し,革命は退潮期に入った。政府と国会の対立の中でストル  
          イピンの反動政策が強行され,1907年6月第2国会解散で終わった。 
                                                                            
                                                                            
                                                                            
 2つ目   第1次世界大戦末期の1917年に起きた革命.