オランダ領アンティル カリブ海,ベネズエラの北部海岸沖にあるアルーバ,ボナイレ,クラサオのABC3島と ,これから北東に約800km離れた小アンティル諸島北部にあるセント・マールテン, セント・エウスタティウス,サバの3島からなる。17世紀以降オランダ領となり,大 西洋奴隷貿易,プランテーションなどで栄えた。経済はクラサオ,アルーバ両島の石 油精製,貯蔵部門に実質上,完全に依存している。1954年から内政自治が行われてい る。主都ウィレムスタット。993km2。19万2000人(1995)。 ナイメーヘン 正しくはネイメーヘンと読む。オランダ東部の都市。ドイツとの国境に近く,ワール 川に臨む。繊維,食品加工,タバコなどの工業が行われる。1678年―1679年にはオラ ンダ戦争終結のナイメーヘンの和約が結ばれた。第2次大戦末期ドイツ軍と連合軍の 激戦で大きな被害を受けた。13世紀の教会,カロリング朝の王宮跡,カトリック大学 (1923年創立)がある。14万7365人(1995)。 ナイメーヘンの和約 1678年―1679年にオランダのナイメーヘンNijmegenで結ばれたオランダ戦争関係国間 の講和条約。オランダは全領土を確保。フランスはスペイン領フランシュ・コンテ, フランドル南部諸都市を併合し,オランダに対して1667年の高関税を撤回した。