メキシコの食文化について・・   
メキシコ料理には、トウモロコシの粉をねって焼いた円形のうすべったい 
トルティージャがかかせません。 
トルティージャは、日本のご飯にあたるもので、ゆでた鶏肉や煮込んだ野菜などの 
おかずを包んで食べます。これがタコスと呼ばれるもので、ぴりっとからい 
チレ(トウガラシ)を刻んで入れたさまざまなサルサ(ソース)をつけて食べると 
実においしいのです。 
トルティージャとともに欠かせないのがフリホーレス(インゲン豆)。味付けして、
柔らかく煮込んでつぶしたそれは、おふくろの味そのもの、それぞれの家庭独特の 
作り方があります。 
その他に、トルティージャとともによく食べられるものは、トルタという皮のかたい
コッペパン。パンを二つに切り分け、中の柔らかいところを取りさけ、 
アボガドやトマト、たまねぎのみじん切り、ハムやフリホーレなどをはさんで食べる
一種のサンドイッチです。