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箙とは、中世の戦場で用いられた矢を入れて腰や背に附けて持ち運ぶ武具。
源平盛衰記によれば、梶原景時の嫡男 景季(かげすえ)は、箙に梅をさして戦場で戦った。
景季が騎馬で走った後には、梅の花びらが舞い散り、梅の香りがしたという。
生田神社には、今もその当時の面影を残した、古跡が点在する。
能では、この伝説が下敷きに物語られる。
勝修羅三番の一曲に数えられる修羅物の曲。
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生田神社
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箙に梅をさした姿を写した井戸
梶原の井
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生田神社 本殿
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箙の梅(季節外れでした)
景季の梅に因んで植えられたようだ。
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生田の森
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