self rescue


−もし、雪崩事故に遭遇したら−

「雪崩に埋没して15分以内に発見救出すれば、生存する可能性が非常に高い」といわれていますが
このことを可能にするのは、現場に居合わせた者が迅速に救助するしかないのです。
つまり、セルフレスキューです。
日本の雪崩事故で救助隊を要請するのは、単なる遺体捜査にしかならないのです。




−雪崩事故に遭遇した時、生きるための努力として何ができるのか−

■雪崩に巻き込まれた者の行動
・雪崩の中央は速度が速く埋没した時に深く埋まるため、外側に逃げる。
・転倒しない。
・雪の中で、必死に泳ぎ、もがき浮上する努力をする。
・泳いでも、もがいてもだめだと思ったら口や鼻に雪がつまらないように、両手で口を覆う。
(この行動は、デブリに埋まった時の呼吸空間の確保にもつながる)
・アンカーになるような、ザック等を体から放す。軽いストックなどは、浮上し捜索の手がかりになる。
(滑走中は、ザックのウエストベルトははずした方が良い)

■捜索者の行動
・2次雪崩の危険が無いことを確認する。
・ビーコンのスイッチを発信から受信に切りかえる。
・ある程度の範囲まで、絞り込むことができたのならゾンデを使い埋没箇所の確定を行う。
・シャベルを使い、埋没者を掘り出す。




back