12。ヴィンセント&小林さん、ゆま&北川さんの、お便り。


「ヴィンセントの自慢(単なる親ばか編)。」
小林&ヴィンセント。2005年1月22日。

皆さん、こんばんは、小林とヴィンセントです。

今日は、うちのヴィンセントがとてもグッドだったので
「ミナサーン聞いて管サー委」てなわけで出てきました。

単なる親ばか編になりますが?
えーっとヴィンセントになって書いてみます。

今日、いつもフリーランをさせてもらう公園に行きました。
そうすると、近所の男の子二人が、元気よくバレーボールで遊んでいます。

フリーランをしていた僕はすぐにでもボールに飛んでいきたかったのですが
「ああ、そのまえに遊んでいいかきいてきたほうが無難だな」と思い、ご主人様の横にsit。
そして、顔を見上げて「ねえねえ、朴あのバレーボールで遊びたい」と訴えたのです。
すると、ご主人様はなんだか男の子たちに聞いている。

「やったあ。男の子たちが遊んでくれると言っている」。
「ヴィンセント go」と言われて、「待ってました」とグランドに飛び出した。

僕と男の子の3人でしばらくはサッカーとなった。
僕は口でバレーボールをくわえて運ぶ。
男の子たちがボールを蹴る。
それを、僕が追いかけて口でくわえて持って行ってあげる。
これを、何回もやってもう僕は大満足。

帰りは男の子たちとも互いに自然に、「ありがとう。また遊んでね」と言って別れました。

親ばかですが、ボールで遊んでもよいかを聞いてくるヴィンセントの、頭の使い方には、感心しましたし、「世渡り上手」とも思いました。

はい、これが今日のヴィンセントの親ばか自慢でありました。

失礼しましたあ。

小林&ヴィンセントでした。


里帰り。
ゆま&北川。2005年1月15日。

つつじのみなさん こんにちは!! ゆまこと北川です。

もう、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、まだまだ私は、イルザとの思いをふかぁく、心に残しております。
このことが、良いのか、悪いのかは、次の事柄としまして、
まあまあ私のお話を聞いてくださいませませ。


こんな体験は、二度とできないでしょう きっと。
イルザが動けなくなったら、今度は私たちが行くことになるでしょう。

私に会うことで、いつまでも原気で現役のことを思い出して、少しでも長生きしてほしいと、引退ボランティアさんが話しておられました。


 −− 里帰り −−

1月3日午前9時電話のベルがなった。
慌てて、寝床から飛び起きた。「もしもし」とずっと前からおきていたような、ハッスルした声で私は出た。
「北がわさぁん、これからあなたの家に行こうと思っているんだけど、ご都合はいかがぁ??」。
「えっほんとですかあぁ!」
「はい」「わぁぁうれしい!今日は、みんな家にいますから喜びます。」

慌てて家族全員起こして、イルザを迎える準備をしました。
お姉ちゃんに、ちゃっぱと、お茶菓子と、フイルムと、手土産を買ってきてくれるようにお願いしました。それで、お部屋の掃除と台所のお片づけ。


10時30分インターホンがなって、イルザとXさんご夫婦が家に入ってきました。
えっ!こりゃぁちいっと早いお月ではありませんかぁ。
ドアが開くなり、飛び込んできたのです。

誰が誰なのか、私にはわかんないです。
イルザなのか、ゆまなのか、フルールちゃんなのか。
我が家のリビングは、人間とわんこちゃんでいっぱいいっぱい。
みんなみんな家の中で、追いかけっこ。

Xさん、「だめぇ、静かにしなさぁーい。」
そんなこと、誰も聞いていません。
お茶を出すにもお茶がありません。もう、親戚同然のお付き合です。

「ごめんなさい。今お茶を買いに行ってもらってるんですぅ。」(ぺこぺこ)
「かまわないでぇ。みんなで楽しくお話しましょう。」

ごちゃごちゃといろいろ動いていると、「北川さんとイルザが会うために来たんだから、もう、お構いなく、イルザのそばにいてあげてよ。」
そのお言葉を聴いたとき、本当にありがたくて涙がこぼれました。

子どもたちは、家の前の公園で、イルザとゆまとボール遊びや綱引きをしています。

 さぁて、2時間あまり過ぎたところで、
「もう、帰りますね。また、お伺いしますからぁ。」と、Xさんが言われました。

私の口から、
「もし、もし、許していただけるのでしたら、一晩イルザを止めてあげたいのですがぁ??」
と、そんなことを言っている自分に驚きました。

「えっ!協会の許可を得なくてもよいのかなぁ。まあいいかぁ。あなた明日来られるでしょ。」
と、Xさんの奥さん、ご主人に促してくれてます。
あれよあれよというまに、イルザは、我が家で泊まることになったんです。

真ん中の娘が、「おかあさんちゃんとXさんにお礼をいわなくっちゃぁ。」
「はい ありがとうございますぅ。」
と、ゆかに頭をつけてお礼をいいました。

娘たちがいうには、「おかあさんはほんとうにイルザと合っているときが楽しくて、涙腺がゆるんで、その思いがXさんご夫婦に痛いほど伝わっているようだね。」

私は、そんなつもりで、みなの前で、接しているわけじゃないんだけど、やっぱり、いろんなことが、フィードバックしてしまっているんでしょうかぁ。

「イルザ帰るね。」と、Xさんが言われたのですが、減感まで見送ることもなく、さっさと、自分の犬舎(今はゆまちゃんの犬舎)に入ってしまったんです。

(えっ!)と、そこにいたみんなが驚いてしまいました。

初めて、イルザと我が家で会ったときに記念につけた足型が焼き上がっていましたので、フルールちゃんとイルザにプレゼントしました。
喜んでもらえたかな??
イルザをおいて帰られた姿は、ちょっと寂しそうに見えました。


さて、Xさんが帰られた後、家族全員で、イルザのフードを買いに行くことにしました。
どこへ行こうかと考えた上、「ペットも加」という、草津のディオワールドに、行くことにしました。
イルザは、何のためらいも無く、我が家の車のいつもの場所の荷台に乗り込んだそうです。

荷台は少し車体が高いので、助手席に乗せるように、娘に伝えようとしたのですが、もうすでにおそかれし!
荷物をかたずけようと、扉を開けたとたん、乗り込んでしまったとか。
「降りてよぉ」と、引っ張っても降りなかったそうで。

さてさて、ゆまちゃんは、出遅れてしまったので、助手席の足元で窮屈そうに乗ることになりました。
もちろん、ハーネスはひとつです。
娘たちが、「おかあさん、イルザと歩いてみてわぁ?!」と、いうもので歩いてみました。
しっかり誘導してくれます。狭いところでも、しっかり当てることなく歩いているそうです。そして、ちゃんと支持通り動いています。

ゆまちゃん、「今日は仕事しなくてもいいやぁ。」と、のびのびしているようです。

後、数軒のお店は、イルザは盲導犬でないために、車の中で待つことにしました。

子どもたちは冗談で、
「もうひとつある、ハーネスをゆまちゃんにつけて、お父さんに持ってもらって、マクドに行きたかったわぁ。そして、おじちゃんおばちゃんって他人行儀で演じてみたかったなぁ。」ですって。
ばかたれぇえ何を言うかぁ。(笑い)

さあて、家へ帰ってきて、二人のわんこちゃんにご褒美にささみのおやつをあげたんです。
そうしたら、イルザが逸早くパリパリと一口で食べてしまって、ゆまちゃんは、食べ損ねたんです。

何度か同じようにおやつを与えても、イルザがみんな食べてしまうので叱りました。
ゆまちゃんにおやつを与えると、それを部屋の隅に持って行って、盗られまいかと、びくびくして食べるんです。

イルザはとても食べるのに早い。「もっとちょうだいよぉちょうだいよぉ」とせがむんです。
それにすきあらば、ゆまちゃんのご飯を食べようとするんです。
この元気な活発ぶりにびっくりくり。「ウぇぃト」と、支持を与えるとずっと待てるのがイルザでした。

しかし、この二人は、10年の年の差があるので、食事は別々の物を別々の場所で与えました。

夜は、下の娘二人が、イルザとゆまちゃんを真ん中にして寝てくれました。
4人の頭や体を触っていると、母親として、感激の涙が後から後から出てきました。

以前イルザがおしっこをしていた場所に、ゆまちゃんは我が家に来て、5ヶ月が過ぎたところで、やっとワンツー(おしっことうんちのこと)をするようになったのです
。イルザは、いつもの場所へ行きましたが、その場所ではしませんでした。


 さて、次の朝、みんなでお散歩をしました。
イルザは、首輪の上に、もうひとつ、名前と電話番号が掘り込まれた、皮のベルトを、赤いリボンでくくっていました。

イルザが、もしや迷子になったときに、役に立つようにと、Xさんがつけられているようです。
それと同じものを、「ゆまちゃんに」と、クリスマスプレゼントに、Xさんが送ってくださってましたので、私は初めてつけてあげました。
「とっても可愛い」と、娘たちの感想です。そして、もちろん、イルザにハーネスをつけました。

いつも通っていた保育園に行き、先生に挨拶しました。
それから、いつもお世話になっていたお友達の家と、通園途中でいろいろ声かけしてくれていた、近所のおばあちゃんの家へも行きました。

子どもたちがいつも遊んでいた工場と、住宅地のグリーンベルトゾーンの桜の木がいっぱいある公園にも行きました。

ゆまちゃんうろうろと、すぐにどこかへ行ってしまうのですが、いるざは私たちの傍ぉ離れません。
いっしょに歩いたり走ったり。子どもたちは、「イルザも若いときは、ゆまちゃん見たいやったなぁ。」と、懐かしくそのころを思い出していたようです。

後ろ足の内股にできている脂肪腫がまたまた大きくなっていたみたいですが、それでも原気に走っています。
顔にできている黒いおできも、少し大きくなっていたようです。
そして、反対側の同じ所にできているのを私は、見つけました。

さあて、家に帰ってくると、お水を上げましたが、まあまあこの地域の水はくさいのか、飲んでくれません。
しかたなく、少しだけ牛乳を入れてあげると、飲みました。
これは、今も昔もいっしょやねぇ。またまた、リビングで二人はじゃれます。

子どもの説明によりますと、
「ねえねえ遊ぼうよぉ」と、ゆまちゃんが前足で、また口で、イルザをかじりに行くそうです。
「うるさいなぁ ゆっくりしたいんやぁ。」と、イルザはいらいらしていたようです。
それでも、ゆまちゃんがひつこくちょっかいを出すもので、「わん」とイルザはひとこと吠えました。しいーん!そして、ふたりなかよくお休みタイム。


Xさんのお迎えがありました。
だけど、イルザはずうっと私を目で追っているそうです。
いつ何の指示が出るかを。Xさんが、驚いておられました。
もう、お帰りの時間となり、「イルザ帰ろうかぁ」
と、言われても、付いて行きませんでした。
また、みなは、びっくりしました。

「イルザようきてくれたねぇ。またきてや。すまんなぁ。」
涙が、また出てきました。
(いっしょにいたいけどそうわいかんのやぁぁ ごめんな。)と心の中で叫んだ。

「イルザさあお帰り。」
と言って、私の傍らにぴったりついている、イルザの背中をぽんっとたたいた。
あっというまに、モースピードでドアから出て帰っていった。
Xさん、ほんとうにありがとう。今年もまたいいことあるかな!
北川&ゆまでした。


2005年1月30日

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