8。つつじの会10周年記念研修・交流会「嵯峨嵐山、保津川下り」その6



朝6時に起床。
宿泊した盲導犬は25頭だけど、とても静かであった。

オードリーにドッグフードを食べさせてトイレをさせる。
駐車場の一部を、盲導犬用のトイレスペースにして下さっていた。
昨日はオードリーも、そこでさせた。
訓練士さん方がそこにいて、皆をチェックして下さっていた。

部屋のバスルームの広さはオードリーがトイレできる最低の広さである。
朝はここで袋を付けてちょっとやらせてみる事にした。

号令をかけると、足踏みを始めた。
少し足踏みして、はい、ポーズ。おお!グーッド!!
駐車場まで行かなくても良くなった。

「バスルールで出来るって良いわねぇ。」とNさんが言う。
「家のバスルームで練習させたら出来るようになったよ。」と私。
バスルームで出来る盲導犬はかなり少ない。お陰で助かってる私なのである。

朝食を食べに7時頃階段を下りて行くと、「こちらです」と案内して下さった。
朝はパンとコーヒーの私、ご飯は、食べきれないけれど、不思議とこんな時は入ってしまう。
大好物の梅干が2コも付いていた。

8時半にロビーに集合なので、部屋に帰って支度を始めた。
持って来ていた携帯用のコロコロで部屋中を転がして、掃除をする。
イフーちゃんもオードリーも動き回っていないので、毛は散らばってはいなかった。
ダウンさせていた所に少し抜け毛があった。
バストイレの床も拭いてみたが綺麗であった。これで良し。

Nさんは、銀閣寺から哲学の道の方へ行くと言う。私は保津川下りの方を申し込んでいた。

「そろそろ行きましょう。」と、2度目のオードリーのトイレをさせて、ロビーへ。
ロビーには、その日に参加される一般ボランティアさん方や宿泊せずに家から来られた方々が集まっていた。

「おはようございます。」と、ワンコートクラブのYさんが声を掛けて下さった。
盲導犬のコートやレインコート、バッグ等をオーダーメイドで作って下さるグループのボランティアさんである。オードリーも何枚か作ってもらった。


閉会式が始まった。
「つつじの会」会長の挨拶があり、これからの2コースにわかれて行く予定と組み合わせが発表された
私は今日1日参加のボランティアのSさんとご一緒させてもらう事になった。

「哲学の道」コースの人は10数名で盲導犬は7頭。
保津川下りの方は43人で盲導犬は18頭。

「哲学の道」コースを選んだ方々が、9時前に出発して行った。
ここで私たちとはさよならである。

保津川コースは、川下りした後、コミュニティ嵯峨野に帰って来て、ここで昼食の予定なので、荷物を預けて、9時過ぎに出発した。

トロッコ嵯峨駅は歩いて行くと直ぐそこであった。
電車に乗ると、座席は木の椅子、お尻が痛いけどこれがトロッコだなあと実感できる。

トロッコ電車は、明石のデイサービスの研修旅行で嵐山駅から亀岡駅まで乗った経験がある。

発射した。すぐ次の嵐山駅に着いた。ここから乗ったんだわと当時を思い出す。

保津川沿いの山肌を走るトロッコ電車からの眺めは素晴らしいらしい。
ボランティアのSさんが、「窓の下には保津川が流れていますよ。」と教えてくれる。
川下りの船とは、合わなかったようである。

しばらくして写真屋さんが、1枚1000円で、写してくれると言う。
カメラなんて持って来ていないので、高いと思ったが記念にオードリーも一緒に写してもらう事にした。どちらを向けば良いのかわからない。通路を挟んで向かい側にいた訓練しのYさんが、「えみさん、こちらを向いて」と声を出して下さった。

声のする方を向いて「はいポーズ」
直ぐに写真は出来て来た。トロッコに乗った記念の印である。

トロッコ電車の中で写してもらった写真

トンネルを通過する時、ガガガー、ゴゴゴー、ガタガタガタンと、ものすごい音、それに電車は揺れるし、足元にダウンしていたオードリーはブルブル震え出した。
無理もないなあ、雷をあんなに怖がるのだから・・・。
「大丈夫」と撫でながら落ち着かせようとするけれど、全く振るえは止まらない。

保津峡駅を過ぎた頃、前の方が騒々しい。何が起こったのかと思っていたら、鬼が現れたようである。

この鬼の頭を触ると頭が良くなると言う。
私の座席にもやって来た。
しっかり鬼の頭を触らせてもらった。
これで少しは、忘れっほくなった頭も、しばらくは大丈夫かな?

「あの、オードリーの頭も撫でて欲しいんですけど・・・。」とお願いしたら、その鬼さんは、「よしよし」と撫でながら楽しんでいらっしゃる様子であった。
オードリーは怖がるかなと思っていたら喜んでいる様子。どうやら犬好きな鬼さんだったようである。

そうこうしている内に、亀岡駅に着いた。
25分ぐらいだったろうか、7キロのトロッコの旅は終わってしまった。

亀岡駅からバスで乗船場へ。
「コスモス畑が左手前方に見えます。もう終わりですけど・・・。」と運転手さんが案内される。しばらくして乗船場へ着いた。

亀岡の訓練センターに行く度に、亀岡駅で「乗船される方はまもなく出ますのでお急ぎ下さい」と良くアナウンスが流れていた。
何時か私も保津川下りをしてみたいとずーっと思っていたのである。
いよいよ、念願だった保津川下りである。ワクワクして来た。 つづく。

2005年10月16日

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