8。つつじの会10周年記念研修・交流会「嵯峨嵐山、保津川下り」その5



「Nさん、えみです。どうぞ宜しくお願いします。」と部屋へ入るとボランティアさんが、部屋の様子をNさんに説明されている所だった。
私も一緒に教えてもらった。

二人部屋の洋室で、Nさんとイフーちゃんと一緒である。
Nさんとは、全犬使会の交流会の時、食事が同じテーブルだったので、その時お話した事がある。

部屋の中がどうなっているかを二人が認知できた様子を見られて、ボランティアさんが、「それでは、私はこれで帰りますので・・・。」と言われた。
「助かりました。本当にどうもありがとうございました。」とお礼を言って、イフーちゃんとオードリーをそれぞれのベッドの横に、敷物を敷いてダウンさせてホッとする。
少しゆっくりしてから、オードリーの夕食とトイレを済ませて、懇親会場へ。

それぞれ決められていたテーブルの席に、ボランティアさんが案内してくださった。
60数名が席に着いたところで、「つつじの会」10周年記念大会セレモニーが始まった。

「つつじの会」会長の挨拶。
「関西盲導犬協会」会長の挨拶。
感謝状贈呈。
「つつじの会」のあゆみ。
ケーナの演奏。
ギターの演奏をバックに詩の朗読。


1歩1歩歩んで来た「つつじの会」の歴史がここにある。

感謝状は、関西盲導犬協会会長ご夫妻、獣医の副会長さん、そして職員の方々、そしてワンコートクラブの方々に贈呈された。
心から感謝を込めて拍手せずにはいられなかった。

会長さんの奥様が、「感謝状を頂いたのは生まれて初めてですわ」と言われて会場の雰囲気がパーッと明るくなる。

知りたいと思っていた楽器は「ケーナ」であった。
何処かで、聞いた事のある音色だなと、思っていたら、「コンドルは飛んでゆく」の曲で知られているあの、哀愁を感じさせる楽器だったのである。
この時も「コンドルは飛んでゆく」を演奏して下さった。

朗読して下さったのは、とても声の綺麗な女性のユーザーのMさんで、プロの方である。しんみりと聞かせてもらった。

セレモニーが終わって、懇親会が始まった。
ユーザーのTさんが、「いつまでも元気でいたいという気持ちから、80歳の私に乾杯の音頭が回ってきたのだと思います。」と言われて、乾杯!!声を合わせて皆も「かんぱーい!!」

料理の説明をコミュニティ嵯峨野の調理責任者の方が説明して下さった。

松茸とほうれん草のゆず絞り。おつくり。アスパラをサーモンで包んだもの。鯖のキ寿司。天ぷら。茶碗蒸し。柿を煮て味噌であえたもの。新米等々。
松茸の香りとゆずの香りが溶け合ってとても美味であった。
柿を煮て味噌会えしたのは初めて食べたけれど、とても美味しかった。
説明されてた時は牡蠣の方かと思っていた。

関西盲導犬協会会長さんからビール、そして奥様からは、お手製の「栗の何とか煮」と言うのをご馳走になった。料理の名前を忘れてしまった、「くず煮」と言われたかなア?とっても美味しかった。

2頭目のドゥーリーちゃんと一緒のHさんが隣の席であった。
韓国にも一緒に行った方である。その時は1頭目のパーシャちゃんであった。

右側斜め前の方が「Tです。神戸に住んでいます。」と言われた。
「あら、お近くだったんですね。」と私。
ユーザーになって4年だと話されていた。
どのワンちゃんも静かにテーブルの下でダウンしていた。

舞台では、福山から参加されたS・Kさんが、カラオケで歌われている。とっても綺麗な声で楽しい方である。
テープに吹き込んで下さった保津川下りの船頭さんをされていたユーザーのYさんが歌われる。
続いて広島から来られたお馴染みのFさんが歌われる。
皆さん流石にうまい。

マイクが回されて、自己紹介が始まった。
それぞれの人の様子がわかる。
自己紹介は1時間続いた。
「中部盲導犬協会のKです」
あらっ!Kさん、来ていらっしゃったんだわ。
KさんはMLで少しお話させてもらった事がある方で中部盲導犬協会のユーザーの会の会長さんである。 。

隣のボランティアさんに、後でKさんの所まで連れて行ってもらった。

「Kさん、えみ&オードリーのえみです。ようこそいらっしゃいました!」と挨拶した。
「おお!」握手である。

MLで何回かやりとりしていると、初めて会ったような気がしない。
Kさんは昨日の研修会から参加されて昨夜は関西盲導犬協会の訓練センターに宿泊されたようである。
今夜は泊まらずに名古屋へ帰られると言う。

少し話をしてから、「お会い出来て嬉しかったわぁ。それじゃ」と自分の席へ戻った。

ビールも結構頂いてほろ酔い気分!
周りの人とも話しが弾む。
料理も上品な味で、松茸やら柿やら鯖やら栗やら新米等、いっぱい秋の味覚を味わえて幸せであった。
懇親会が楽しくて、料理が美味しいと、その旅が益々良い思い出の旅となる。


楽しかった懇親会も終わって、それぞれの部屋へ。
「お風呂、部屋のシャワーじゃなくて、大浴場へ行きましょうよ。隣のK・Tさんと職員のOさんが一緒して下さるって。それにM・Kさんも晴眼者の方と一緒だから、二人見える方がいたら、2人と4人で大丈夫でしょうから」と言う訳で、大浴場へ行く事にした。

Nさんと、K・TさんとM・Tさんの3人は、関東から来られた方で、仲良し3人組なのである。
よく3人一緒に出かけて来られる。

イフーちゃんとオードリーを部屋に残して、1階の大浴場へ。
やはり風呂は部屋のシャワーより大浴場がゆったりとして気持ちが良い。

職員のOさんにボディシャンプーやら洗面器やらを探してもらって、汗を流す。
浴槽まで案内してもらって浸かるともう最高!

「いーい ゆっ だなっ。ハハン、いーい ゆっだっなっ。」と思わず口に出てしまった。
宿泊されてる他のお客さんもいたら大変。ハッと我に返って、そこで歌うのを止めた。
「えみさんは、ご機嫌だわぁ」と誰かが言っていた。

部屋に帰ると、イフーちゃんもオードリーも、静かにダウンしていた。
旅も成れたもので、良く心得ている。

「これからM・Tさんの部屋へ行きましょうよ。隣のK・Tさんも来られるしえみさんも一緒に話しましょうよ」とNさんが誘ってくださった。
皆さんとても元気だなあ!

お腹いっぱい、ビールも心行くまで飲んで、フワフワ、お湯に浸かって、ゆらりゆらり。
後でおしゃべりするなら、飲むのを控えなくては起きてはいられない私なのである。

「お話したいけど、もう私、ビールいっぱい飲んじゃったので、眠たくて眠たくて・・・。行っていらっしゃ〜い。」
Nさんが帰って来られた時には、とっくに夢の中だったのである。 つづく。

2005年10月12日

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