8。「つつじの会」10周年記念研修・交流会「嵯峨嵐山、保津川下り」その1。



 楽しみにしていた9月24日の朝が来た。
オードリーの食事を済ませトイレをさせて7時5分に家を出る。
私は朝食抜きとなってしまった。

明石駅の緑の窓口が込んでいるかと思ったら誰もいない、それで予定より15分早い電車に間に合った。

集合場所に10時には着かなくてはならない。
オードリーのトイレのリズムがあって、朝1回、そして出かける時に2回目のトイレを済ませて行けば、午後2時頃までは失敗する事はない。

今回は、到着と同時に出発だから、着いてからトイレをさせる時間はない。
そこで、京都駅で乗り換える前に、2回目のトイレをさせなくてはとその時間の余裕も計算に入れていた。
それでも一つ早い電車に間に合ったので、かなり、余裕が出て来た。

京都駅の改札口を出た所にある、車椅子用のトイレを利用させてもらおうと、訳を話して、途中下車を、お願いしたら、「嵯峨野線に行く途中にもトイレはありますよ」と教えて下さった。

「あの、私、ここを出た所にある車椅子用のトイレしか、一人では行けないんです」と言うと、許可して下さった。

改札口を出て左へ54歩歩くと右手にあったはずである。
その通りに歩いた所で「ドアを探しなさい」とオードリーに指示したらドアの所へ連れて行った。
おお!グーッド!うまく行った、ニコニコ。

喜んでドアを開けて入ると「あの」と声が聞こえた。
ヒヤリ!「あらっ、使用していらっしゃったのですか?ごめんなさい」と外へ出ようとしたら、「何処へ行かれるのですか?」と尋ねられた。

「ここは車椅子用のトイレですよね。」
「車椅子用のトイレはこちらです」とちょっと左へ行ってから右へ連れて行って下さった。

可笑しいなあ?トイレではなかったらしい。
オードリーに左へ行くように指示するのが遅かったみたい。

車椅子用のトイレも結構並んでいた。
案内して下さった女性にお礼を言って、順番を待つ。
それにしても、間違って入った所は何処だったのだろう?結局、分らず仕舞いになってしまった。

前に並んでいた人は、赤ちゃんのオムツを換えられるように、ベッドがあるので、車椅子用トイレを利用させてもらっているのだと話して下さった。

車椅子の人だけではなく、赤ちゃんを連れたお母さんや、子供を連れたお母さん、そして、私みたいに盲導犬使用者と、結構利用者は多い。

オードリーのトイレをさせて、改札口へ戻る。帰りはうまく行った。
駅員さんが、「わかりましたか?」とニコニコしながら聞いて下さった。
「はい、助けてもらいました。ありがとうございました」とお礼を言って、嵯峨野線の乗り場へ歩く。

右側に沿って歩くと簡単なのだが、オードリーは左側しか歩けないので、少し苦労するけれど、ここは訓練中に何度も歩いたからまあ余裕はある。

右へ行くように指示したら、右の入り込む所へ連れて行った。
あれ?可笑しいなあ、ちょつと早すぎると思い、前へと支持して歩いていたら、「交流会に行かれるのですよね」と女性の人が声をかけて下さった。

おお!ラッキー、今日1日だけ参加されるパピーウォーカーさんであった。
集合場所であり、宿泊する所でもある嵯峨嵐山駅近くの、コミュニティ嵯峨野まで、ご一緒させてもらった。

会場へ着くと、オリエンテーションは、既に始まっていた。
私は、交流会だけの参加なのである。

前日23日は、京都駅近くのキャンパスプラザで、研修会であった。
テーマは「盲導犬歩行のバリアとは?」である。
多くの方が参加されたようで、盲導犬は研修会、交流会の3日間で、36頭の参加だったようである。


これからの予定は嵯峨野の散策である。
班分けと、一般市民ボランティアとして参加して下さった方々と盲導犬使用者とのペアーの名前を発表されていた。

私は1班で、奈良からボランティアとして参加されたOさんとご一緒させてもらう事になった。

他の人と挨拶などする余裕はない。
それでも、関西盲導犬協会会長の奥様が「えみさん、おはようございます」と声をかけて下さった。
必ず声をかけて下さる優しい方である。

そして「クィール」の試写会でご一緒して下さったブー母さん(HN)も声をかけて下さった。
やはり来て下さっていたんだわと嬉しくなる。

大きな荷物を、この宿泊するコミューニティ嵯峨野に預けて、10時過ぎに一行は、バス停へと出発した。 続く。
2005年10月2日

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