博多に着きたい時刻を告げて、新幹線の切符を買った。西明石発の時刻と姫路での乗り換えの時刻、博多着の時刻をくわしく説明してくれる。 アラッ!一度乗ってみたかったRailStarの指定席が取れたんだ。 新大阪-博多間を走る新幹線「ひかりRailStar」に一度も乗った事はなかった。 いつもは各駅停車で4時間ぐらいかかっていたが、姫路から2時間15分で着いてしまう。 これは楽しみである。 20年振りのクラス会。 皆さんどうしていらっしゃるかなあと、当時の頃を思い出す。 20年と言えば、生まれたばかりの赤ちゃんはもう成人。 そんなに時が流れてしまったのだろうか? 旅の支度をすませ、オードリーに服を着せて、家を出た。 いつものように乗り換えて西明石駅の新幹線改札口を通過しようとしたら、駅員さんに止められた。 「姫路で乗り換えですね。ちょっと手配しますので待って下さい」と・・・。 一人でも乗れない事はないが、姫路で4号車に乗り換えなくてはならないので、お願いする事にした。 3分ぐらい待っていると、案内役の駅員さんが来られてホームまで連れて行ってくれた。 姫路にも連絡して下さった。これで、博多まで大丈夫である。 姫路での乗り換えも駅員さんが指定席まで案内してくれた。 駅員さん、直ぐに降りて行かれたので、お礼も言わずじまいになってしまった。 私の隣には、若い女性が乗っていた。 オードリーを足下にダウンさせて荷物を棚に上げようとしたら、隣の女性が手伝って下さった。 席に落ち着いてさあ博多まで2時間15分。オードリーは退屈だろうな。 車内の案内が聞こえてこない。あれ!可笑しいなあ。 ひょっとして、これ案内のない車両なのかな? そんな事には無頓着な私は岡山駅に着く時に初めてわかったのである。 これは大変、今、何処を走っているのかわからない。 時計を見て判断するしかないなあ。 コーヒーの香りが漂って来た。 いつの間にか、車内販売の人も無言で通り過ぎて行った。 あれ、これどうなってるんだろう? 家へ帰ってから調べてわかった事であるが、 「ひかりRailStar」は(新大阪ー博多、最速2時間47分) 、最高速度も285q 編成は8連 グリーン車なみの、座席幅。 4号車は「サイレンスカー」で、車内放送は行われないばかりか、車内販売も無言で通り過ぎます。 座席にはチケットホルダーが備え付けられています。と書かれてあった。そう言う事だったのかあ! 乗り物の事など何も気にとめずに、博多に着く時刻の事ばかり考えていた私。 知らず知らずの内に、RailStarのサイレンスカーに乗っていたのであった。 調べておけば、座席のチケットホルダーも触って来ていたのになあ。 後の祭りである。 しかし、とても静かで乗り心地は最高であった。 うとうとしていると、隣の女性が「次、降ります」と言った。 「今何処を走っているのですか?」と私。 「今度山口です。」と教えてくれた。 もう山口に着く。速いなあ! その女性が降りて行った後、オードリーのトイレをさせなくてはと、車いす用トイレを探しに行く。 途中「何処へ行かれますか?」と男性の声。 「車いす用トイレを探しています」と言うと、「7両目にありますよ」と言いながら連れて行ってくれた。 新幹線車いす用トイレでの排泄の経験は何度かある。 袋を付ける。「さあ、オードリー、しっこするよ」 オードリーは動き始めた。 ところがトイレのドアが開いてしまった。 私がカギを掛けるのを忘れていたからである。 オードリーはピタリと動作を止めてしまった。これはまずい。 やはり一度こんな事があるとオードリーも警戒してしまってなかなかやろうとはしない。 カギを掛けて、なだめてもう一度やらせたら、やっとしてくれた。 ああ良かった!! しっかり褒めるのを忘れない。 しかし、良くやってくれるオードリーである。 7号車の後ろから、4号車まで、数えながら戻ってきた。 席は前から5番目、ドアの所まで行って引き返した方が間違わないとドアまで歩く。 すると、ドアまで行かない内に、後ろから女性が「行き過ぎましたよ」と、わざわざ席を立って、私の席へ連れて行ってくれた。 オードリーと私が自分の席を通り過ぎて行ったので、心配されたらしい。 良く見ていらっしゃるのだなあ!とてもありがたい事である。 どうも、ありがとうございます。 博多に着いた。降りると、下関から参加するSさん姉妹がもう来ていた。 おお!20年振りの再会!! 20年がいっぺんにタイムスリップ。 すっかりその当時に返ってしまった。 Sさんの妹さんとは初対面。 ずーっと以前から知り合いであったかのような感じであった。 博多駅でも駅員さんが、ホームで待って案内して下さる。 姫路で乗り換えの時の駅員さんが、連絡されていたらしい。 「博多駅では、友達が迎えに来ているから良いです。」と言ったのだが、心配だったのだろう。 「こちらです」と連れて行かれるので、そのまま3人は着いて行った。 職員専用のエレベーターで降りて迷路みたいな所を歩いて行く。 スロープになっているので階段はない。 車いすの人もここを通って行くのだろうなと思いながら一般の人にはわからない通路を通って福岡市営地下鉄へと案内してくれた。 地下鉄の駅の切符まで買って下さった。 とても親切にして頂いた。 この地下鉄の姪浜駅までは、良く利用していた。 姪浜までしか運行していなかった頃ここに住んでいたからである。 今では、地下鉄とJRが繋がって筑前前原方面まで直通で行けるようになっている。 便利になったものである。 地下鉄に乗ると、けっこう人が乗っていた。 天神に着くと多くの人が降りて行ったので座席が空いた。 Sさんが、「お昼食べた?」と聞く。 「軽く食べて来た」と言うと、「パンと飲み物買って来てるけど食べない?」と・・・。 新幹線でコーヒーを飲み損ねた私は、「うわぁ!嬉しい、頂くわ」と、用意して下さってたパンを電車の中で頂いた。なんと美味しい事! 懐かしい駅名の案内が聞こえて来る。 姪浜駅に着く、ああ、ここは良く利用していた駅だったなあ! 駅の様子はもう見えないけれど、その当時の駅を思い出していた。 ここから先が繋がったのだなあと思いつつ、Sさんと色々とおしゃべりしている内に、アッと言う間に、深江駅に着いてしまった。 先に来ている方々は、もう、見学とクラス会の話し合いと研究発表の講演を終えているかな、と思いつつ、懇親会と宿泊先のホテルへ、3人と1頭は歩いて行った。 続く。 |
20年ぶりのクラス会。その2へ。
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