次の日は午前8時、朝食。ゆっくりしていればいいのに、何故かいつもの時間帯に二人とも起きてしまった。 オードリーと暮らして、4年と10ヶ月の間、続けていた世話を今回初めて人に二日間も続けてしてもらった私は、何か、し忘れているような感覚であった。 食堂へ行くと、職員のSさんが、朝食を準備していて下さった。 朝から、松茸ご飯のご馳走である。 宿泊した7人は、おしゃべりしながら朝食を頂いた。 美味しくてとても贅沢気分。 一番遠い所から来たのは、広島県のFさんご夫婦。 このお二人はとても仲の良いタンデム使用者で、楽しい方々である。 京都の寮に入って勉強中だというMさんと、神戸から来たNさんは、もう少ししてから帰ると言う。 この二人を残して、5人のユーザーは、ワゴン車で亀岡まで送ってもらった。 亀岡駅に着くと、別の所に宿泊していたオードリー達が既に来ていた。 見て下さった訓練士さん方から今朝の様子を話してもらい、それぞれのユーザーの元へ。 又、どの犬も、喜びをいっぱいに表現していた。 私もホッとする。 オードリーは、大好きな訓練士さん方と一緒なので、とても嬉しそうにしていた。 亀岡発、京都行きの電車が既にホームに入っていた。 お世話になった訓練士さん、職員の方々と、お別れして、それぞれの家へと帰って行った。 「後書き」 山なんて、数える程しか登った事のない私は、3000メートル前後の山々が連なるロケの目的地に行けるというので、即希望したのであった。 これが、ロケに参加した私の一番の目的であった。 行ってみると、色んな体験や多くの人に出会えるものである。 バスで、たまたま隣になったHさんと、一日を共にする事になった。 とても素敵な女性であった。 ここにUPしている写真は、Hさんが、送って下さった写真である。 戸田恵子さんとのツーショットの写真もHさんと一緒だったので、遭遇できたのかもしれない。 昼食のシーンで、隣になったユーザーのTさんとは、初めて話したのだが、同じ県の出身であった。 インターネットで、数回、やり取りした事のあるPWのKさんも、声をかけて下さった。 ロケの詳しい内容や、そこの地名は、来年の春、上映予定の、映画を見てのお楽しみ、と言う事で、あえて書かない事にした。 映画は、 製作 「クイール」フィルムパートナーズ 配給 松竹(株) 原作「盲導犬クイールの一生」(石黒謙吾・文、秋元良平・写真、文藝春秋刊) 監督・崔洋一 脚本・丸山昇一・中村義洋 撮影・藤澤順一 美術・今村力 照明・金沢正夫 録音・小野寺修 配役 盲導犬クイールの使用者・渡辺満・・・小林 薫 訓練センター所長・多和田悟・・・椎名桔平 クイールのパピーウォーカー・仁井勇・・・香川照之 その妻・仁井三都子・・・寺島しのぶ となっている。 ひょっとすると、この映画の登山シーンのどこかで、オードリーと私の姿も片隅に見つける事ができるかもしれない。 だらだらと書いた、ロケの旅、読んで頂きまして、ありがとうございました。 最後にこのロケで、脇役として、その役を見事に果たしてくれた、盲導犬の名前を記す事にした。 盲導犬の名前。 アレフ。 イフー。 イルザ。 エディー。 オーク。 オードリー。 キュピト。 クアトル。 クインピー。 ココロ。 ジェミー。 ナッチ。 ピース。 ブルーナ。 マクロ。 以上の15頭であった。 終。 2003年10月19日
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5。日韓、盲導犬使用者交流会と韓国旅行へ
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