5。日韓、盲導犬使用者交流会と韓国旅行。「出発までの準備」



「その1」
「その2」
全日本盲導犬使用者の会、発足10周年記念・第9回全国盲導犬使用者交流会・「韓国・ソウル大会」の募集要項のメールが、1月5日に送られてきた。

2003年5月24日から、26日までの2泊3日の予定であった。
私は即、1月の初めに申し込んだ。

パスポートが、必要なのは、知っていたので、手続きをする。
サインが必要なので、10数年ぶりに、ボールペンを握って、名前を書く練習を何回もやる。
なかなか字になってはいないし、枠内に収まらず、はみ出してしまうらしい。
20分ぐらい練習していたら、過去の手の感覚が戻ってきた。
定規を下のラインに会わせ、左の端に別の厚い紙を置いてもらい、右端の位置を教えてもらって、やっと名前が書けた。
代筆も可能であるらしいが、自分でサインしようと試みたのである。
3月20日に手続きをした。

3月26日に旅行社から、書類がドサッと送られて来た。
海外へ出かけるのは、生まれて初めての事。
何をどうすればいいのかさっぱりである。
その日、家族の者が、ベトナムに出かけたばかりである。
読んでもらいたいのをグッと堪えて、帰ってくるのを待ちながら、参加する人に電話をして、その大まかな内容を尋ねた。

3月31日の夜遅く、やっと家族の者が帰ってきた。
4月1日にとにかく必要な旅費の入金をした。

取りあえずは、盲導犬の検疫に関する資料を4月15日までに、出国する空港の検疫センターに郵送しなければならない。

狂犬病接種をしているという、獣医さんの証明が、必要であった。
4月3日に動物病院へ行く。
書類を持って行ったので、獣医さんが、提出しなくてはならない書類を全て書いて下さった。
とてもありがたい。
狂犬病の接種もいつもより、ちょっと早いけれど、してもらった。
家の周囲の写真、いつもいる所の写真、犬のハウスの写真、駅から家までの地図などを、添えて、検疫センターに4月7日に郵送した。

旅行社に提出する書類は、家族の者に全て任せたので、何を送ったのかは、私はわからない。
私に説明する暇が、家族の者になかったからである。
名前、生年月日、単独参加か、付き添いの参加の有無、何処の空港からか、前日の宿泊の有無、パスポートの写し、等、があったようであるが、とにかく、提出しなくてはならない書類全てを4月9日にし終わって、やれやれであった。
何故こんなに目まぐるしかったのかと言うと、私の名前が参加者の名前から、どういう訳か、漏れていたからである。
他の人は、もう、既に、入金と、書類の提出をすませていて、検疫センターに送る資料だけを、狂犬病の接種をなるべく遅くしようと、ギリギリまで、伸ばしていた頃に、やっと資料が私の所に届いたのである。

旅行社の方とメールで、連絡しながら、とにかく、検疫センターに送る書類だけは、急いでという事であった。
後の書類や入金は出来る時で良いと言ってくださったので安心であった。
このようにして、手続きも終えて、後は、オードリーの健康維持と、私の健康維持に気を付けながら、5月24日の来るのを楽しみにまつのみとなったのである。
その2
出発の2週間前、旅行社から、旅のしおりと、追加入金と、注意事項の書かれた書類が届いた。
全て墨字の書類である。
私には読めない。
とにかく旅のしおりだけは読もうと、OCRを使って、1ページづつ、テキストファイルにして行く。
とても時間がかかる。OCRの使い方に慣れていない私は、かなり手こずってしまう。
60パーセントしか、テキストになっていないので、おおまかな事しかわからないのである。
どうも、スキャナに、置くのが、逆だったらしい。
また、やり直しである。

テキストか点字にして欲しいと要望を出したら、即対応してくれ、旅行社からテキストで送られて来た。
ああ!助かった。

しおりには、参加者の名前が、5箇所の出発空港別に書かれてある。
スケジュールや持ち物、観光案内、韓国料理の簡単な説明、韓国の通貨等、が書かれてあった。
地図もあるが、私にはわからない。

韓国のソウルは、日本の東北と同じ緯度だと言う。
寒い日や暑い日が日本でも繰り返されていたので、半袖と長袖を準備する。

オードリーが旅先で、下痢をした時の用心の為に、獣医さんに、薬をもらいに行く。
オードリーのシャンプーをして、蚤避けの薬を付けて、これでオードリーは準備OK。

オードリーの為の、ドッグフード、携帯用食器、ミネラルウォーターを2本、敷物、ダスターコートにレインコート、凝固剤に、ション袋とションベルト、タオル、粘着テープと、毛を拭き取るペーパーを準備する。

SARSの事もあり、私は、マスク、整腸剤、下痢止め、リバテープ、栄養剤も準備した。。
せっかく行くのなら、韓国の事を調べて行こうと、韓国の旅に関係する本、韓国の人の書いた本をあれこれ読み出していた。
インターネットを利用して、韓国に関係するHPも、時間を見つけて読み始めた。
調べて行くと、益々、韓国に行きたくなって来るから、不思議である。
いよいよ出発の日が近づいて来た。
ソワソワと落ち着かない。
出発の前日は、盲女性家庭生活訓練の行事もしなくてはならない。
準備も前もってやってはいたのだが、どうしても前日にした方が良い準備もあるので、悪いとは思ったが、午後の手芸は、ちょっと抜けさせてもらい、終わる頃に又、会場へ行く事にした。
講師の先生にも、その事は、話していたので、許してもらえたのである。
ずーっと楽しみにしていた韓国へ、明日は、いよいよ出発!!
続く。

2003年6月7日



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