18。良く分かるんだね。



Fさん宅で、婦人部の役員会をした時だった。
Fさんは、オードリーの為に、部屋の隅に、茣蓙を敷いていて下さっていた。
皆と同じ部屋に、オードリーも入れてくださったのである。
「オードリー、良かったね。皆と一緒にいられて」
ここで、ダウンしていてね。
話し合いが、始まった。
1時間位した頃であろうか。
次年度の事業計画案の時は、やはり意見が分かれる。
勿論、私も意見を言うのだが、少し興奮してしまった。
その時である。私の足に、何かが触れた。
何だろうと、手をやって見ると、オードリーが、鼻で、チョンチョンと、突っついているのである。
「えみ、どうしたの?そんなに興奮しないで。オードリーはここにいるよ」と、言っているようであった。
私は、ハッと、我に返った。
オードリーは、私に落ち着いてと教えてくれるんだね。
なんと、賢いのだろう。ちょっと、危うい所だった。
部屋の隅に、ダウンさせていたのだが、そこから来て、教えてくれた。
「オードリーが、心配しとってや」
「ちゃんと分かるんやねぇ」
「オードリー、心配しなくてもいいよ」「」と、メンバーの声。
このオードリーのおかげで、部屋の雰囲気が和んできたのである。
「まあ」、お菓子でも食べてからと、コーヒータイムである。
しばらく世間話をしてから、又、計画案に入る。
勿論、話し合いは、その後、スムーズにいったのは、言うまでもない。

オードリー 「えみったら、熱中すると、大変なんだから、も〜!
オードリーに、世話をやかせるんだから、まったく。」
えみ 「ゴメン、ゴメン。オードリー、助かったよ。良く分かるんだねぇ。」
オードリー 「楽しんでるとか、心配しているとか、お見通しだよ。」
えみ 「オードリーには、誤まかせないね。」

又、或る日の事である。
笑顔は、周りの人をも、幸せにしてしまう、不思議な魔力を持っている。
この笑顔、人間だけかと思っていた。
ところが、ボランティアのYさんが、「オードリーが、笑ってる」と言った。
笑ってる?そんな、犬が笑うなんて・・・ 変な事言われるなあ。
そう言えば、以前、犬が笑ってるというのを、ユーザーの会「つつじの会」の通信で読んだ事がある。

えみ 「笑ってるって、そんな事、あるの?」
Y 「もう、とっても幸せそうに笑ってるよ」
えみ 「尻尾が、ビュンビュンしてるって事?」
Y 「それもだけど、顔が、全然違うのよ。外では、見られない顔を、このコーラスの時だけはしてるのよね。」
えみ 「どんな感じなの?」
Y 「もうね、なんとも言えない、良い顔してるのよ。本当に笑ってるよ」
私が、幸福に満たされている時は、オードリーも良い顔してるらしい。
それが、オードリーにも、伝わるのであろうか。不思議である。
それにしても、笑ってるなんて、言われたのは、初めてであった。

2002年8月13日

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