Fさん宅で、婦人部の役員会をした時だった。Fさんは、オードリーの為に、部屋の隅に、茣蓙を敷いていて下さっていた。 皆と同じ部屋に、オードリーも入れてくださったのである。 「オードリー、良かったね。皆と一緒にいられて」 ここで、ダウンしていてね。 話し合いが、始まった。 1時間位した頃であろうか。 次年度の事業計画案の時は、やはり意見が分かれる。 勿論、私も意見を言うのだが、少し興奮してしまった。 その時である。私の足に、何かが触れた。 何だろうと、手をやって見ると、オードリーが、鼻で、チョンチョンと、突っついているのである。 「えみ、どうしたの?そんなに興奮しないで。オードリーはここにいるよ」と、言っているようであった。 私は、ハッと、我に返った。 オードリーは、私に落ち着いてと教えてくれるんだね。 なんと、賢いのだろう。ちょっと、危うい所だった。 部屋の隅に、ダウンさせていたのだが、そこから来て、教えてくれた。 「オードリーが、心配しとってや」 「ちゃんと分かるんやねぇ」 「オードリー、心配しなくてもいいよ」「」と、メンバーの声。 このオードリーのおかげで、部屋の雰囲気が和んできたのである。 「まあ」、お菓子でも食べてからと、コーヒータイムである。 しばらく世間話をしてから、又、計画案に入る。 勿論、話し合いは、その後、スムーズにいったのは、言うまでもない。 オードリー 「えみったら、熱中すると、大変なんだから、も〜! オードリーに、世話をやかせるんだから、まったく。」 えみ 「ゴメン、ゴメン。オードリー、助かったよ。良く分かるんだねぇ。」 オードリー 「楽しんでるとか、心配しているとか、お見通しだよ。」 えみ 「オードリーには、誤まかせないね。」 又、或る日の事である。 笑顔は、周りの人をも、幸せにしてしまう、不思議な魔力を持っている。 この笑顔、人間だけかと思っていた。 ところが、ボランティアのYさんが、「オードリーが、笑ってる」と言った。 笑ってる?そんな、犬が笑うなんて・・・ 変な事言われるなあ。 そう言えば、以前、犬が笑ってるというのを、ユーザーの会「つつじの会」の通信で読んだ事がある。 えみ 「笑ってるって、そんな事、あるの?」 Y 「もう、とっても幸せそうに笑ってるよ」 えみ 「尻尾が、ビュンビュンしてるって事?」 Y 「それもだけど、顔が、全然違うのよ。外では、見られない顔を、このコーラスの時だけはしてるのよね。」 えみ 「どんな感じなの?」 Y 「もうね、なんとも言えない、良い顔してるのよ。本当に笑ってるよ」 私が、幸福に満たされている時は、オードリーも良い顔してるらしい。 それが、オードリーにも、伝わるのであろうか。不思議である。 それにしても、笑ってるなんて、言われたのは、初めてであった。 2002年8月13日
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