4。オードリーの日課



朝は、何かと忙しい。息子を送り出さなくてはならない。
オードリーは、後回しになる。
息子を学校へ送り出してから、6時50分に、オードリーをハウスから出す。
尻尾ビュンビュンして、背伸びを2〜3回して、ブルブルする。
そして、でんぐりころりんを、やるのである。
このでんぐりころりん、初めは、全く前転をやってのけた。
私はびっくりしてしまった。
頭の後ろを床に付けて、本当にまっすぐに前転なのである。
なんと柔らかい体をしているのだろう、骨がどうにかなったら大変とまで私は心配する。
お腹を見せて、私とおはようの挨拶である。
「おはよう、オードリーは、可愛いい、可愛いい」「オードリーが一番」「オードリーは賢い、賢い」と、ありったけの誉め言葉を並べながら、体中を撫でまわして、しばらく戯れる。
「さあ、ご飯、ご飯」と言うと、さっと起きて、ダウンして待つ。
7時が食事である。
ドッグフードに、水を加えて、オードリー専用の大きな食器で食べる。
食べてる時に、移動しないように、ある程度の重みのある食器なのである。
食べたら、トイレをさせ、そしてしばらくは休憩。
主人を起こすと、部屋の入り口で、待ち受けていたオードリーは、飛び突いて行く。
主人を送り出す。
9時半ぐらいから、廊下でブラッシング、ブラシを取り出す音がすると、自分から来てゴロンと横になる。
ブラッシングしている間、じっとして気持ちよさそうにしている。
それが終わると、顔を拭いたり、耳を掃除したり、お尻を拭いて、終わりである。
掃除機の音に、初めは、こわがって逃げ回っていたが、今では、デンと、構えてダウンしている。
「そこ掃除するからちょっとどいて」と、掃除機を向けると移動してくれる。
オードリーのおもちゃがいくつかある。
ボール、ブルンブルンボール、噛めばキュッキュッとなるボール、デンタルコットン、その他、牛の骨、虫歯予防のガムなどである。
綱引きしたり、ボール拾いごっこしたりして遊ぶ。
オードリーはボールがとても好きのようだ。
1日2回は、これで遊ぶのであるが、この時は、とても楽しそうにしている。
午後2時、トイレをさせてから、スーパーに買い物に行く。
ハーネスを取ると、部屋の何処にいても、飛んで来て、自分からハーネスに首を突っ込んでくる。
さあ、行こう。オードリーの仕事である。
5時半近くになると、キッチンにいる私を、入り口の所から、早くご飯が食べたいなと、じっと私を見つめている。
午後5時半、夕食。そしてトイレ。
息子が帰って来ると、あ、帰って来たと、おもちゃをくわえて、玄関まで飛んで行く。
息子と遊んでもらう。
主人が帰った時も、同じようにおもちゃをくわえて、飛んで行く。
私達の夕食。オードリーは、静かにダウンしている。
午後8時半、その日最後のトイレである。
そして家族と一緒に時を過ごす。
誰かのそばに必ずくっ付いている。
午後10時、オードリーのお休みタイムとなり、「オードリー、ねんねの時間だよ、入りなさい」と、ハウスの扉を開けるとさっと入ってダウンする。
「オードリーは、良い子だね。お休み」これが、買い物以外、どこにも行かない時の日課なのである。

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