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1ヵ月後、訓練士さんが、様子を見に家まで来て、色々と指導してくれる。
私は、大丈夫だから、来られなくてもいいと言った。 その代わり、私がセンターまで行くと言ったのである。 私はオードリーと遠出がしてみたかったからでもある。 オードリーと亀岡にある、訓練センターまで行く日が来た。 初めての遠出であるが、京都駅は、共同訓練で、ある程度知っている。 亀岡まで行けば、迎えに来て下さる。 一番安心なコースである。 朝、オードリーの食事とトイレをすませ、JRで、京都まで行った。 京都駅で、乗り換えは、まだよく分かっていなかったので、駅員さんに、お願いしていた。 朝は電車も、満員であった。 開かないドアの方に行き、そこにダウンさせたいのだが、人が多くてできなかった。 人に踏まれないように、私は、オードリーの上に跨いで少しでもオードリーを守った。 近くにいた人達が、「ここに盲導犬がいるから、踏まないように気をつけて」と言って助けてくれた。 大阪駅についたら、人が、空席を教えてくれた。 とてもありがたい。 京都駅で下りて、しばらくそこで待っていたら、駅員さんが来て、乗り換えのホームまで連れて行ってくれた。 亀岡に着いた。 改札口を出たら、訓練士さんが迎えに来ていた。 ひと月ぶりの再会である。 オードリーは飛びついて喜んだ。 オードリー、良かったね。訓練士さんに会えて。 「オードリーを、今日1日だけ、訓練士さんに、あげる」と私は言った。 訓練士さんは、黙っていた。 「1日でいいから、自由が欲しい」とまた、言った。 センターに着くと、訓練生が訓練中であった。 オードリーは、耳の掃除、爪切、肛門腺の手入れ、等をしてもらった。 アドバイスは、電話でいつもしてもらっていた。 ここまで、オードリーと来られた事が、とても嬉しかった。 そして気持ちも軽くなって、家に帰ったのである。 電話で、訓練士さんが言った。 「ブラッシング、毎日大変だったら、2〜3日休んでもいいよ」と・・・ もう、一ヶ月が過ぎていたので、オードリーとの信頼関係も少しはできていると、思われたのだろうか。 それとも、ちょっと、くたびれかけていたので、そう言ってくださったのだろうか。 とにかく大変だった、1ヶ月が終わったのである。 今では、このリズムにもすっかり慣れて、大変だとは、全く思わなくなってしまった。 オードリーも、私の生活のリズムに慣れてくれ、お互いに気持ちも、通じるようになったからでもある。 慣れとは、こんなものなのだろう。 |
2。大変だった1ヶ月へ
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