1。入所式
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いよいよ後3週間で、訓練が始まる。
小学6年の息子と主人の2人だけにさせるのは、とても心配なので、北海道の主人の母に4週間来てもらう事にした。 これで、家を留守にする事に対する心配はなくなった。 子供の事はやはり気になるが、母に任せる事にした。 センターから訓練に入るまでに、聞いておくようにと、テープが送られて来た。 命令語をある程度覚えてくるようにという事である。 20数種類あった。1〜2を除けば全て英語である。 1週間に一度の割で、準備にたいする指導の電話がかかってくる。 私の健康も最高の状態で望めるようにという事である。 そして迎えた入所式。京都の亀岡にある訓練センターまで、兵庫県のセンターから送って下さる事になり、その方と一緒に行く事になった。 ちょうど、その方は、研修も兼ねていたらしい。 亀岡駅に着くと、訓練センターから車で、迎えに来て下さっていた。 センターに着くと、直ぐに入所式が始まった。入所生は、私一人である。 会長さんをはじめ職員の方々、そして一緒に来た人と私である。 訓練を頑張って、盲導犬ユーザーとなって連れて帰って下さいと会長さんから激励を受けた。 そして、職員のお一人お一人から、頑張るようにと激励を受け、私も、頑張る旨の決意を述べた。 その間、私の足元に置かれた、オードリーは静かにしていた。 私は、触ってはいけないのだろうと思い、気になるけれど、そっとしていた。 |
2。建物内の認知と訓練
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入所式が終わると、早速センター内の認知が始まった。
まずは、私が寝泊りする部屋の中を説明してもらった。洋室である。 訓練できる服装に着替え、次は、部屋の外である。 トイレ、お風呂、洗濯場、掃除道具の場所、食堂、調理室、そして講習電話の場所、その他の部屋、と次から次へと教えてもらった。 取りあえず私は、自分の部屋、トイレ、風呂、食堂をしっかり覚えた。 後は必要な時に覚えていこうと思った。 そして、昼食となった。 食堂まで、訓練士さんが連れて行ってくれた。 料理の説明と配置を教えてくれた。 最初はやはり緊張してしまう。食べるのにも緊張していた。 美味しい料理であったのだが、心ゆくまで味わう余裕はなかった。 午後からも、部屋から食堂へ、部屋から、訓練を始める場所への移動、等をやってから、これからの毎日の訓練に当たって必要な事を話された。 このようにして訓練は始まっていったのである。 |
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共同訓練の事を書くと、一冊の本ができるのではないだろうか。
それ程、毎日が、山あり谷ありの感動と涙のドラマだったのである。 新しい事を教えてもらい、次はその実践、できたら又、今度は、これまでやった事にプラスして更に新しい事が加わって行く。 その一つ一つをクリアーした時の喜び、なかなか、思うように行かない時の落ち込み、そしてやってみせるぞという自分自身への激励、4週間この繰り返しであった。 相手は犬である。感情もある。 したがって、私との信頼関係も育んでいかなくてはならない。 訓練士さんは、その人の状態に合わせて指導してくれる。 勿論、私がオードリーと安全に歩けるようになる為、色々と細かく教えてくれた。 次は、その感動と落ち込んだ時の様子です。 |
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