AEDを使用した心肺蘇生




2010年9月11日「土」。


----- 成人の心肺蘇生 -----

1。 周囲の安全確認を行う。

  2次災害を防ぐため、傷病者に近づきながら現場周囲の安全を確認します。


2。 反応を確認する。

  肩をたたきながら、耳元で声を掛けます。


3。 大声で助けを求め、119番通報とAEDの搬送を依頼する。

  肩をたたきながら声を掛けて反応がない場合には、直ちに大声で助けを求めます。

集まって来た人に、「あなたは、救急車を呼んで下さい」「あなたはAEDを持って来て下さい」と協力を求めます。もし大声で助けを呼んでも、誰も来なければ自分で119番通報し、AEDが近くにあれば持って来ます。


4。 気道確保を行う。

  反応がない場合には、気道確保を行います。気道確保は、一方の中指と人さし指を顎に当て、他方の手を額に当てて、頭部を反らせます。


5。呼吸の確認を行う。

  気道確保を行なった状態で、普段通りの息の有無を10秒以内で確認します。

耳で呼吸音を聞く。

頬で吐息を感じる。

胸腹部の動きがわかれば、目で確認する。


6。心肺蘇生を行う。

  呼吸の確認を行って、普段通りの息が無い場合は、心肺蘇生を行います。


 「ア」。人工呼吸を2回行う。

心肺蘇生ではまず人工呼吸を2回行います。

人工呼吸は、気道確保したまま、傷病者の鼻をつまみ、自分のはく息を傷病者に2回連続して、吹き込みます。

人工呼吸がためらわれる場合は、人工呼吸は行わなくてもかまいませんが、胸骨圧迫だけは是非、行って下さい。

胸骨圧迫だけでも命を救う効果があります。


 「イ」。胸骨圧迫を30回行う。

次に胸骨圧迫を行います。

胸骨圧迫の位置は、胸の真ん中です。目安は乳頭と乳頭の真ん中です。

一方の手の根元を圧迫位置に置き、他方の手を重ね、両手で圧迫します。

圧迫の強さは、胸が4センチから5センチ沈むまでです。

圧迫の速さは、1分間に100回のテンポです。

圧迫したら、沈んだ胸が元の位置に戻るように圧迫を緩める事も重要です。


 「ウ」。胸骨圧迫30回と人工呼吸2回の組合せを繰り返し行う。


 注。胸骨圧迫は非常に体力を必要とします。他に人がいる場合は、2分を目安に、胸骨圧迫を交代しましょう。



----- AEDによる除細動 -----


1。まず電源を入れる。

  まず行う事は、電源を入れる事です。

電源ボタンを押す物や、カバーを開けると電源が入る物もあります。


2。メッセージ通りに行動する。

  電源さえ入れれば、AEDが音声メッセージで使用方法を、指示します。

メッセージ通りに行動して下さい。


  注。AEDのスイッチが確認できない場合は、集まって来た人に、操作を依頼して下さい。

集まって来た人が使い方を知らない場合はあなたが指示して下さい。


「ア」。電極パッドを貼る。

(a)。電極パッドを傷病者の肌に、直接貼れるよう衣服を開きます。

(b)。袋に入っている電極パッドを取り出します。

(c)。電極パッドは2枚あり裏が、シールになっています。

1枚ずつ剥がし、1枚は右胸の鎖骨の下、もう1枚は、左の脇の下 から約5センチ下に貼ります。


注。AEDの機種によっては、電極パッドを貼った後、コネクターの接続が必要の物もあります。

電極パッドを貼る位置は、パッドに絵で描かれています。

「イ」。電極パッドを貼った後は、傷病者に触れない。

AEDが自動的に解析を行うので傷病者に誰も触れないよう指示して下さい。


「ウ」。電気ショックを行う。

「ショックが必要です」と音声メッセージがあり、自動的に充電されます。

準備が完了すると「ショックボタンを押して下さい」と音声指示があったら、誰も傷病者に触れないよう指示してからショックボタンを押します。


注。解析の結果、ショッくが不要な場合

「ショックは不要です」と音声メッセージがあった場合は、直ちに胸骨圧迫から心肺蘇生を再開します。


「エ」。直ちに心肺蘇生を再開する。

(a)。除細動を行った後は、直ちに胸骨圧迫から心肺蘇生を再開します。

(b)。心肺蘇生を再開した後、2分経過する毎に、自動的に心電図の解析が始まります。

音声メッセージに従い心肺蘇生を中断して下さい。

(c)。電気ショックを行う指示がでたら、電気ショックを実施して下さい。

(d)。心肺蘇生を行うよう指示が出たら、心肺蘇生を実施して下さい。

(e)。心肺蘇生とAEDの手順の繰り返しは、救急隊に引き継ぐか、何らかの応答や、目的のあるしぐさが出現したり、普段通りの息が、出現するまで続けます。

(f)。何らかの応答や、目的のあるしぐさが出現したり、普段通りの息が、出現した場合は、呼吸が妨げられないよう、体を横に向け、快復体位にします。

以上が、講義と実技を受講した時に頂いた点字の資料を書き写したものです。

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