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放送があった20日は「土用の丑の日」でした。
井筒監督も、うなぎの話題を熱く語っていらっしゃいましたね。
私も触発されて(?)「どうせ食べるなら本場へ行こう!浜松だ!」
思い立ったらすぐ行動というわけで「駅弁膝栗毛」、第2弾は
「JR東海道線・浜松駅」です。

東京から普通列車で4時間20分。
ここまで来れば名古屋はすぐ、1時間20分で着きます。

こちらの駅弁売場は改札横とコンコース。
新幹線ホームにもあります。

駅弁売場の隣は、名物「うなぎパイ」専門の売店。
人の背よりも高くパイが積まれています。
さあ、早速食べていくことにしましょう。
今回は「赤ワイン仕込みのうなぎ弁当」(1200円)と
「ひつまぶし」(980円)の2つです。

定番の「うなぎ弁当」です。
この他に「白ワイン仕込みのうなぎ弁当」もあります。

肉厚のうなぎが、ご飯の上いっぱいに乗っています。
基本に忠実な「うなぎ弁当」です。
適度に軟らかく、丁度よくタレとからんで、
口の中で溶けていきました。
お弁当としては、値段は少し高めですが、
少々奮発しても、後悔はしないと思います。

こちらが、今話題の「ひつまぶし」です。
「お櫃(ひつ)」に入れて「まぶし」たことから、
「ひつまぶし」となった名古屋発祥の料理です。
お茶もセットになっているのは、理由があります。

まず玉子が乗った方をそのまま食べ、
次に白飯の方にお茶をかけて「うなぎ茶漬け」にして
食べる仕組み。ですから「お茶」が必要なんです。
「うなぎ茶漬け」は、口に入れた瞬間より、
後で口の中に広がる味わいが素晴らしいです。
甘いうなぎとピリ辛のワサビが、見事にマッチします。
1度お試しあれ。
もちろんうなぎは、浜松の近くにある「浜名湖」産のもの。
浜名湖のうなぎの養殖は、明治の中ごろに始まり、
すでに100年の歴史があります。
もちろん、駅では「うなぎ」以外に、普通のお弁当もたくさん
取り扱っていますから、正直「うなぎ」が余り好きでない
方も大丈夫です。
■旅のワンポイント〜普通列車の旅・其の弐
「新米のクセに、毎週よく旅行に出掛けられるな」と
思われる方もいるでしょうか。
実は、これにはちょっとした安く旅行をあげるための
「お得なきっぷ」があったのです。
その名は、「青春18きっぷ」!
もう発売されて20年になりますから、ご存知の方も
多いかもしれませんね。
全国のJR線の普通列車が丸1日、乗り放題になる
あのきっぷです。5回分1セットで、11500円で発売されており、
1回分は2300円になります。
今回は「東京〜浜松」間を日帰りで往復しましたから、
本来「4310円×2=8620円」かかるところ、往復して2300円!
差し引き、6320円もオトク!というわけです。
名前に「青春」や「18」といった言葉が入っていますが、
もちろん年齢制限はありません。
誰でも、JRの駅の窓口で「青春18きっぷ下さい!」と言えば、
買うことが出来ます。ただ、注意したいのは乗ることができるのは、
特別料金の要らない「普通列車」と「快速列車」のみ。
新幹線や特急、急行に乗るときは、別に特急料金だけでなく
普通料金も必要になりますから、せっかく浮いた旅費が、
一気に飛んでしまうことにもなりかねません。要注意です。
1日乗り放題ですから、もちろん途中下車もし放題!
誰もが「途中下車の旅」の主人公といったところでしょうか。
浜松に行くついでに、今回も母校の高校野球の応援に行ってきたのです。

ゲームセット!私の母校の夏は、早くも終わってしまいました。
試合が早く終わってしまったので、再び電車に乗って
途中の島田駅に向かいます。
島田駅は「箱根八里は馬でも越すが 越すに越されぬ
大井川」といわれた大井川の近くにある駅です。
ここで天気の山口さんを真似て(?)、
私も「文化の掛け橋・番外編」をやってみることにします。
訪れたのは、大井川にかかる「蓬莱橋」(ほうらいばし)。
江戸時代まで、大井川には江戸の警備を目的に、
橋は架けられていませんでした。
この蓬莱橋は、明治12年に架けられ、以来、増水のために
何度か修理をしたものの、
今も残っている「世界最長の木造歩道橋」です。

この橋は日本唯一となる「有料の」木橋でもあります。
(大人50円) この日は残念ながら通行止でした。

さすが!「世界一の」長さです。

蓬莱橋に行った後、友人の車で「川根温泉」に
連れて行ってもらいました。
「川根温泉」は、平成10年、「川根茶」で有名な
川根町(かわねちょう)に湧いた新しい日帰り温泉。
源泉49度のお湯が、かけ流しになってします。
この日は、地元の方や南アルプスの山々から帰ってきた
方で混んでいました。なお、「川根温泉」に鉄道を使っていく
場合は、島田駅の1つ隣にある金谷駅から、
SLで有名な大井川鉄道を使っていくのが便利です。
(「青春18きっぷ」では乗れません)
列車の運賃と温泉入浴料がセットになったクーポンも
発売されていました。1日2回、露天風呂から鉄橋を渡る
SLを眺めることもできますよ。
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