ここは、田中康夫・長野県政を監視するためのウェッブ・サイトです。(2000年12月8日開設)
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ベンツ! ベンツ! ベンツ! (07/25)

 毎日新聞のサイトに私の名前とurlが掲載されてから、賛否両論頂戴するメールが増えました。なんだかんだ言ってもマスコミの力というのは偉大ですよね。私はネットワークにたいした幻想はもっていないので、いずれネットがマスコミの情報を中抜きするようになるなんて都合の良いことは全然思ってはいません。今後とも、ネットの外で、市民がマスコミに依拠せざるを得ない状況はずっと続くでしょう。ちょっと今メールのご返事を書く余裕が無いのですが、必ずご返信申し上げます。
 ちなみに週刊アスキーにもちらと掲載されたようです。一切の連絡は貰っていませんが。リンクフリーだから、当然紹介に関しても事後報告も要りません。ええ、私別に歌田氏に、「仮想報道」で手ひどい扱いを受け、しかもお詫びも何もなかったことなんか全然気にしてませんから。

 さて、愚にも付かない一タレント知事の批評(いえ、康夫ちゃんが愚にも付かないという意味ではありません)で始まったこのサイトも、選挙が近づくと、公選法のことも考えなければならないし、「あんたがやっていることはネガティブ・キャンペーンだろう」という批判だって当然出てくるでしょう。(すでにそういう批判を受けています)。公示日まではまだ日にちがありますが、つらつらその辺りも考えながら書いてゆきたいと思います。

 康夫ちゃんは、各地で集会(人の集まりが悪くてミニ集会という表現に変えたらしい)を開いていますが、聴衆が来ないからって怒っちゃダメだよ、康夫ちゃん。県民にとっては、県政なんかより日々の暮らしの方が遙かに大事なんだから。
 数が少なければ「動員も掛けずにこれだけの皆様にお集まり頂き…‥」と胸を張るのが政治ってものですよ。状況は貴方の敵にしても同様。

 しかし、女性候補というのは、相手にする側にとっては辛いですね。ネガティブ・キャンペーンが裏目に出る場合がある。真紀子ブームがそうだった。田原総一朗は、先週発売の週刊朝日のコラムで、田中康夫に番組で特別の配慮を与えたことは触れずに、田中康夫を女性キャラとして捉えて、「男らしくない。雄々しくない。そこが不快なのである」と愚にも付かないことを書いていましたが、考えてみると、非男性キャラ的な部分というのが、彼の強みではありますね。
 でも言っちゃあ何だが、ノックは男らしかっただろうか? 青島はどうだった? 彼らは嫌われたわけではない。青島は仕事をしなかっただけ。ノックは自滅しただけのこと。

 ところで、朝日のサイトでアンケートを採っています。週刊朝日の企画らしいが、ここで記入すると、ありがたくも田原総一朗のご著書を抽選で貰えるらしい。実際に企画を回しているのが何処だか知らないけれど、選挙を前して、こんな露骨なことは止めましょうよ。田原総一朗が「世間はこんなに田中康夫を支持している」と書き散らかすための証拠集めの世論調査であることをバラしちまうようなものでしょう。
 私は常日頃、「公平な報道などありえない」と説いていますが、せめて、「公平たろう」という姿勢は見せて欲しい。それをやる気が無いのであれば、こんな姑息なことは止めて、堂々と「われわれは田中康夫を支持する」と、スタンスをはっきりさせて下さい。

 長野県知事選挙の候補者として名前があがっている長谷川敬子弁護士。「庶民派」だというが、緑色のベンツで仕事に出かけるのは本当の姿かどうか。吉村県政時代の仕事、やはり弁護士のご主人の仕事などを調べてみる必要がありそうだ。

 朝日新聞17日付け夕刊に掲載された信州大学の都築勉さんが書いた「広い信州で起きていること」の視点がいい。長野県民は1年9か月前の知事選挙で、田中知事を選ぶことで「思い切った発想の転換」を求めた、というのだ。したがって今度の不信任による知事選挙は、皮肉な形で「住民投票」を実現するものだという。産経新聞20日付けの屋山太郎さんの「〈田中不信任〉問題と土建政治」も、田中さんが不信任されても支持が高いのは、「国民的規模で価値の転換が起っている証拠なのではないか」と書いた。21日日曜付有田氏日記より

 ダメダメですね。
 緑色のベンツに乗った庶民派弁護士? とのネガティブ・キャンペーンがずっと有田氏の日記で続いています。ちょっと意外ですね。この人はこんな露骨なことをやってのけるお人だったのですね。
 言っちゃ何だけど、弁護士は庶民じゃないでしょう。庶民派弁護士と呼ばれる人々が存在することは否定しないけれど。
 そもそも「庶民」という言葉が全くうさんくさい。私は常日頃、「庶民」という言葉は遣わないことを明言しています。「庶民」というキーワードは、言葉を持たない愚か者ワイドショー・コメンテータ的逃げ口上です。アリバイ証明でしかない。それも卑屈な。私と同じく、「庶民」という言葉を滅多に遣わないのが田中康夫ですが。
 それにベンツくらいどうってことは無い。それをネガティブ・キャンペーンの材料に使おうと言うのであれば、田中康夫自身が逆襲される羽目になる。田中康夫の外車遍歴を立ち所に調べられ上げて、反撃されるのがおちです。
 それとも、作家やタレントは外車を乗り回しても良いが、弁護士は外車に乗っては行けないのでしょうか?
 このネガティブ・キャンペーンは全く駄目ですね。50歳を前にちゃらちゃら独身生活を楽しむ社会性ゼロの男性と、立派に子供を産み育てた上で正業に励む女性と、キャラクターで競っても勝ち目なんか無いでしょうに。馬鹿なお人。自分が書いていることが、田中康夫を助ける所か足を引っ張っているということにお気づきでない。
 それに、旦那の仕事に関しても批判してらっしゃるが、これは性差別でしょう。男が立候補した時に、女房の仕事がどうのこうのなんてことにはならない。有田氏の書き方では、いかにも弁護士先生がもっぱら旦那の影響下にあるように読める。

立候補に前向きな女性弁護士事務所への嫌がらせ電話多数との記事を「読売」が書いた。単純に見れば田中支持者の電話と映るのだが、はたしてそうかな。擁立を求めている「市民派」の大本締めの姿が見えてきた。県人事委員会関係者か。23日火曜付

 普通に考えれば、県外者の嫌がらせでしょう。田中康夫の擁立を求めている「市民派」の大本締めの姿は誰でしょう? 共産党? それともマスコミ?

 長野県知事選挙に意欲を示しだした女性弁護士。それを支持するというダム派の長野、松本、駒ヶ根、飯田、伊那の各市長たち。「市民の支持があれば」というが、いま出馬要請をしているという「女性グループ」なるものの実体がとんと見えてこないのはなぜか。地元NPOメンバーたちも知らないという不思議。ベンツに乗った「市民派」弁護士とは、飽食土建国家ニッポンの象徴だ。私などはそれだけで「怪しい」匂いを感じてしまう。月曜日付

 言っちゃ何だけど、じゃあ二年前田中康夫を担ぎ出すために作られた集まりに実体があったかと言えば、ほとんど無かった。実はその状況は今でも一緒。ダークな勢力が女弁護士擁立の裏で糸を引いているようにプロパガンダしたいんだろうけれど、そんなもの糸には「県議会」という札が無数に下がっているじゃないですか? そんなことは県民はとうにお見通しのことで、単に体裁を整えているだけに過ぎない。前回選挙で、実質連合におんぶした選挙を無党派の「勝手連」が仕切ったと喧伝するどこかの皆さんと一緒でしょう。

 最後に有田さん。私ですら、選挙前に田中康夫の批判は控えた。
 別に、立候補表明すらしていない女性に対して…‥、などと綺麗事を言うつもりはない。しかし、せめて公約や政策でも出てきた時に、批判なされてはどうですか? あるいは、彼女が担当した事件を調べて、その仕事の内容から、彼女のポリシーを浮き彫りにして批判するとか。
 日曜日からの貴方の日記は、ご友人田中康夫にとって、単なる利敵行為にしかなっていないと私は思います。貴方がそれに気づけないとしたら、ジャーナリストとして、いささか不幸なことだと思います。

 しっかし、候補者が乱立して、票を食い合う羽目になる(かも)とは、誰も予想できなかったでしょうね。意外と候補者いるじゃないですか。



異論あり! 有田芳生 6 (07/21)

 旅行中の7月6日のスカイパーフェクの朝日ニュースターのパックイン・ジャーナルをやっと観たのですが、どうしようもないテレビ・センセーショナリズムの典型ですね。いくら田中康夫がスカパー朝日の広告塔として働いたからと言って、この右へ倣えの論調は常軌を逸している。固有名詞は出さないけれど、出演者の知識の貧しさと言ったら目を覆うばかり。日本全体の大状況を組み立てて土建国家日本の縮図としての話しか出来ない。ミクロな状況を何一つ見ずして、一般論で喋っているだけ。私が10分の1サイズで出れば、あの人たちの妄言を瞬殺、全否定して差し上げられるのに。
 週刊フライデーが康夫ちゃんにちょっと冷たいスタンスを取っていますが、この雑誌はこうやって翌週でど〜んと持ち上げたりするから面白いんだな。週刊金曜日も読みましょね。ちょっと、編集の変更が間に合わなかったのか、ちょっと拍子抜けするような短い記事なのですが。週刊ダイヤモンドは、これまでとは違って割と落ち着いたスタンスでしたね。ひょっとして相川さん、目が覚めた? 週明け発売号はどうでしょうか。

※ 候補者選び
 一番最初に名前が挙がったのは、ご自身が乗り気の経営コンサルタントの市川周氏でしたね。ところがこの人に関しては、議会がちょっと警戒感を持っている。地元で彼の知人がほとんどいない。何より、県議会としては、出来ればこういう人は回避したいんだな。いかにもやり手のイメージがあって、いざ知事になったら康夫ちゃんを遙かに凌ぐ行政手腕と組織運営で、ブルドーザーのように改革を推し進める可能性がある。議会としては、自分たちがコントロールできる候補者でなければ困るという目論見があるから、市川氏だけは回避したいというのが本音でしょう。
K嬢を初めとして康夫ちゃん派がこの人の固有名詞に反応しないのは、その辺りの事情を知って、立候補の芽が無いことを知っているからです。

 飯田市の弁護士・長谷川敬子氏。これはK嬢の過敏な反応からも明らかなように、今名前が挙がっている候補の中では、議会多数派によるコントロールも出来るだろうし、康夫ちゃんにかっ浚われるはずの女性票も切り崩せる。そういう意味で、選挙戦になったら康夫ちゃんにとって脅威ですね。私は、もし県議会が市川氏を担げないのであれば、女性候補者しかいないだろうと見ています。

 元自治官僚の小林実氏、経歴も実績も申し分ないけれど、私がK嬢なら、今時、「自治官僚」、今時、「中央とのパイプがセールスポイント」、「1期目で70歳」、そして、「あの負の遺産、長野オリンピックを取り仕切った」と書きます。政策論争の必要も無い。この人を候補に担いでいいのかなぁ……、と思いますが。

 私個人は、現状、名前が出ている所では、康夫ちゃんに勝てる勝てないという部分を除外して考えたら、市川氏だろうと思います。この人なら、2年前の康夫ちゃん並の期待は持てる。さて、どうなることやら。ちょっと私が考えているのは、長野県民は、やっぱり冷めている。真夏の選挙ということもあり、投票率が期待したほど伸びない可能性が高い。となると、それはどちらに利するのだろうか? とつらつら考えています。連合は康夫ちゃん支持を降りたけれど、共産票は10万を遙かに超える。共産党嫌いで離れる得票差は微々たるものであろうことを思うと、なかなかこれは難しい票読みになりそうですね。

※ 車座集会66回の絡繰りを暴く
 結論を言います。この数字は嘘です。誇大広告の最たるものです。マスコミの皆さん、この数字を官が出したからと鵜呑みして使うのは止めて下さい。特に朝日新聞、週刊朝日、週刊AERA

 産経のダイアリーによると、康夫ちゃんは、2月下旬に以下の発言があります。

知事は「T字路に信号機を設けることで、防げるのではないか、と申し上げました…(中略)…車座集会で(県内120市町村を)『すぐに回るべきだ』とのご指摘。(これまで関連の集会を含め)50回以上重ねているが、 2月28日

 で、私は年明け以降の、およそ集会と呼ばれるものを産経のダイアリーから拾ってみました。

1月12日しなやか長野県をはぐくむ会飯田市も伊那支部発足記念「知事を囲んで車座集会」出席のため飯田市のマリエール飯田へ向かう。
   15日「共同作業所に働く仲間の車座集会」
1月19日 松川町民体育館で第20回車座集会「知事と語ろう長野県の明日」
2月19日 外国籍県民集会に出席
   11日13時30分ごろ、軽井沢町中央公民館で「軽井沢町のまちづくりを考える住民対話集会」にゲストスピーカーで出席。
2月23日 小谷村、おたり開発総合センターで車座集会「知事と語ろう長野県の明日」
3月09日 下伊那郡阿智村に長野県が計画している廃棄物処分場について予定地の下流の住民から意見を聞く集会
3月16日 木曽郡楢川村、楢川小で漆製の名札を着用した姿で車座集会。
4月17日「知事に語る建設女性の集い」
5月26日 大幅に予定延長した18時55分ごろ、伊那市での外国籍県民集会
6月02日 奈川村・屋内スポーツ施設で県民との第23回車座集会。
(2,3の漏れはあるかも知れない)

 この2月28日以降でも、5回しか集会(敢えて車座集会とは書かない)は開かれていない。にも関わらず、どうして50回以上の物が、その後5回しか開かれていないのに、最終的に突然66回に化けるのか?
 更に言えば、県庁の車座集会のページには、23回の報告しか無いのに、その下に「各部局対応分」して43回とある。役人という人種は、数字での間違いは決して犯しません。だから、彼らが43回と書けば、43回あったのでしょう。ただし、ここでの43回というのは、出席者の資格も限定されれば、関係者以外に告知も無いし、およそ世間がイメージする所の車座集会とは似て非なるものでしょう。
 恐らく、担当者としては、これは車座集会とはとても呼べないから、23回に含めることに抵抗したが、田中康夫としては、話した相手が民間人で、それが複数なら、「それは車座集会である」ということにしたい。そこから66回という数字に化けたのでしょう。
 言っちゃ何だけど、この程度の回数の、県民との接触は、普通の知事なら誰でもあるでしょう。それを車座集会と喧伝するのは詐欺行為です。

有田氏日記より
 7月16日(火)「あっ、こいつだ!」「そうだ、こいつだ!」。これは15日に行われた田中康夫長野県知事の「失職」会見を放送した「ザ・ワイド」を見ていたときに発した県議たちの品性なき発言だ。「こいつ」とは私のこと。先日の放送で私は「公約を実行しようという知事を不信任することはおかしい」と「脱ダム」の理念が知事選立候補のときからのものであることを語った。それを聞いた「不信任」県議たちはテレビ信州に怒鳴り込んだ。「脱ダムは公約ではない」と。その抗議した「あいつ」が出ているぞ、というのだ。県議にして県政の経過を見てはいないことには驚いたものだ。

 田中康夫さんが最近も記者たちに示しているように、立候補当時のさまざまな場所で、ダムについても「初めに結論ありきではなく、まずすべてをゼロに戻して議論する」(信濃毎日新聞、2000年9月14日付け)と語っていた。それを理念として発展させたのが翌2001年2月20日の「脱ダム宣言」だ。ついでに言っておけば、田中さんが教えたことさえ記者は掲載年度を「2001年」と誤って伝えている。

 これにしても「こいつ」などという下品な罵声に県議の人間的資質を思う。まあ、画面に出てくる胴間声でゴルフ焼けしたような共通顔から、そんな瞬間的反応が出てくることは十分に理解できることではあるが。「陳情政治が懐かしい」と発言した長老県議の懐かしみこそ「田中憎し」の象徴的な思いなのだろう。16日付け有田氏日記より。


 実際にありもしない「公約」という嘘(それ自体は信仰心が招いた些細な勘違いに過ぎない)を、影響力の大きいテレビで垂れ流して訂正もせず、のらりくらりと言い訳を繰り返す人間を「こいつ」呼ばわりしたからと言って批判できるものでもないでしょう。だいたい、県議は、貴方がご自分の日記で「田舎利権県議」と詰ったことをご存じですよ。下品な罵声を浴びせたのは貴方が最初。貴方と同じ台詞を使うなら、有田氏の人間的資質を問いますよ、私は。
 公約発言に関しては、特に補足するものも無いのでここでは触れたくないけれど、田中康夫自身が「公約でなかった」ことを明言しているのに、何をかいわんや。しかも今頃になって、田中康夫は、公約ではないが「松本で喋ったよ」なんぞと言い訳を始めた。(←本件後日詳報)
 なお、本件に関しては、長月ゆももR氏の ReadMe.毒 の19日付けコラムもぜひご参照頂きたい。

 長野県知事選挙。中日新聞の世論調査では田中康夫支持が67・9パーセント。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20020718/mng_____sya_____000.shtml
県政会などが自信を持って「候補者はいる」と言っていた人物からは断られている。「今週中には発表します」と胸をはっていたのだが、その期日まであと2日。お楽しみ。あちこちに電話をかけていることはすぐに情報として入ってくる。なんだ泡沫じゃない、といったところにまで接触をしているのだから苦しい実情。18日付け

 言葉を変えた脅迫ですな。お前ら田舎県議の動きは全部察知しているぞ、と……。でも、残念ながら、察知されて都合の悪いような動きは県議会には無いんだよねぇ。

7月20日付け産経新聞*******************************************
■正論 政治評論家・屋山太郎 「田中不信任」問題と土建政治 国民感覚とのズレを象徴してないか

≪ほこりだらけの政治に嫌気≫
 田中康夫氏は長野県議会の不信任を受けて、失職を選び、新たに知事選に出馬して県民の信を問う作戦のようである。

 長野県知事は自治省出身の知事が二十年、その下で副知事をやってきた自治官僚がこれまた二十年、典型的な内務官僚政治が四十年続いてきた。その間にオリンピックが行われたが、使途不明金が生じたのに帳簿が焼かれる事件まで起きた。県内の工事はすべて体制派の土建業者に発注され、談合体質が染みついてもいた。

 一方で、県内隈(くま)なく土木工事が行われ、その埃(ほこり)だらけの政治に県民が嫌気がさしていたのも事実だろう。そこに一年九カ月前、田中康夫氏が「脱ダム」宣言を掲げて知事選に出馬し圧勝した。正論より抜粋 07/20
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 屋山さんともあろうお人が、こんな勘違いをするし、挙げ句に編集部はチェックもせずに掲載する。先生先生、脱ダム宣言は、当選後のことです。
 最後に、一言。Yahoo-JAPANの掲示板で頑張っている共産党諸君。君らがプロパガンダのプロだということは良く解った。しかし、ネットワーク・リソースは有限だ。それを読まされる側のわれわれの時間も有限だ。ほどほどにしてくれ。共産党のアジ文章はすぐ解る。誰にでも。君らが頑張らなくても、県民は冷静に議論ができる。


高額退職金ふんだくり (07/20)
 すみません、昨夜のNHK地上波の er 放映中止すっ飛ばしショックで、本来書くつもりだった有田さんネタまで行き付けませんでした。それは、土曜中に必ず。

http://www.affrc.go.jp:8001/segyo/news/news0205/news0205.html
Yahoo-JAPANの掲示板から。森林整備に関するレポートですが、ちょっと長いですが、なかなか読み応えのある文章です。
ただこれ、200年確率の大雨の前にはダムは無力だと切って捨てたり(いくら何てもそんな確率に耐えうるダムを造るのは非効率だし、何より、そんな大雨では、どんなに保水能力を持つ森林も全く無力でしょう)で、ちょっと首を傾げる部分は多々ありますが。

※ まず退職金問題から。
 足を引っ張ることばかり書いていれば暗い世の中でより下を見ようとしている衆愚はとりあえずその場は悦ぶ。背景を隠してそうした現象だけ書くメディアをアカ新聞という。長野に関する読売新聞がそうだろう。田中康夫さんの退職金が2376万円と書き「高い算定法」でと書ければhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020716-00000405-yom-sociそれなりの感慨を人は抱く。辞退すれば、寄付すればいいのにと思う。その一方で新聞はそうした行為が公職選挙法に触れるとは書かない。農村歌舞伎への一万円の寄付や極道さんからの法に触れない寄付はあんなに声高に書くのにね。読売新聞というのがミソである。クソだとは敢えてかかない。一人のオ−ナ−の個人的感情がかかることにも出ているとすればその程度のメディアだと人が知ればそれでよいのである。勝谷先生木曜日日記より

 まず、この方の単純な錯覚を指摘します。気の毒だけど……。

その一方で新聞はそうした行為が公職選挙法に触れるとは書かない。

 勝谷先生がお書きになられた読売の記事を眼を皿のようにして読んでも、「寄付」という単語は全く出てこない。私は念のため、単語検索までして調べてみたけれど、何処にも「寄付しろ」なんてことは書いてない。それは世間が言っているだけのこと。読売が書いているのは、せいぜい「今月末に支給される退職金についても、返上か、受け取るのか明言していない」。この程度ですよ。読売は、別に「寄付しろ」なんて書いた上でなお、それが公選法違反に問われることをわざと書かなかったわけではありません。公選法云々の問題が出てくるようなことは一行たりとて書いていない。
 読売の記事は、長野県知事の退職金が非常に高いレベルに設定されているということを調べて明らかにしただけです。ところで、言うまでもなく、この退職金の問題は、信濃毎日も報じたし、スポーツ新聞なども報じた。何も読売だけが書いたわけではありません。読売はその中でも、他県の状況を調べて長野県知事の退職金が異常に高いことを暴露したに過ぎない(それ自体は前々政権時代の残滓だ)他紙に比べて一歩も二歩もリードする優れた記事です。全然批判されるべき類のものではない。

 ところで、この件に関して、康夫ちゃんは、失職後、「寄付する意志はないのか?」という記者の質問(女性記者だったがそれが読売の長谷川記者かあるいは朝日の細川記者か他の誰かは知らない)に対して、下記のように応えた。

「貴方は代替案として公職選挙法違反に問われることを私に勧めているということですね?」

 みんな、公選法だとか法律で決められているからいかんともし難いという法律論に騙されていますよ。
 まず寄付云々のことは、選管に相談して、どういう所へのどういう形の寄付なら違法性を問われないか? を聞いて進めれば良いだけのことです。ただこれは現実問題として選挙が近いことを思えば難しい。
 さらに言えば、「受け取らない」ことを表明するだけで、この件は片づくのです。なぜこの問題が難しいかと言えば、退職金は、本人が欲するだろうことを前提として執行されるからです。勝手に執行停止して訴えられたらこれは勝ち目が無い。だからいつも「支払わざるを得ない」という台詞を当局はオウム返しにする。
 でもここに、当人が「そんなもの要りません、執行停止して下さい」と表明したら、阿部副知事が、「予算執行を一時停止する」ことを表明し、選挙後の新政権下で条例を作るなりして、適正な額で算出した退職金を支払えば良いだけのことですよ。それを、常々「政治はボランティアである」と公言しながら、自身の高額退職金問題には一切手を付けようとしなかった田中康夫にくれてやれば良い。
 ま、去年の夏からいつ首になるか解ったものでは無かったことを思えば、当然、まずは自分の稼ぎの問題から手を付けるべきではありましたが。何しろ口先だけの男ですから、それを今言っても致し方ない。

 しかし、議員ふしぎ発見のサイトには、康夫ちゃんがネコババ同様に高額退職金を持っていくことはきちんと掲載されるのだろうか? 一応、期待してみたりする。

※ 中日新聞の世論調査結果が出ました。
 こういう時に、率直な感想を述べるのはどうかと思うけれど、これは駄目でしょう。「支持する」という層の中のどの程度が中間層(どちらかと言えば支持する)なのかがサイト上には数字が無いのですが、この10日、あるいは2週間、これだけメディアに露出しまくって、支持率が不信任直後と比較して微動だにしていない。
 これは何を意味するかと言えば、この10日、2週間のメディア露出が効果が無かったことを意味しているわけではありません。効果はあったのです。支持率を下支えした。放置すれば5割代に落ち込んでいたかも知れない支持率を、どうにか現状維持することに役には立ったということです。
 康夫ちゃん、圧勝!圧勝! と呑気に囃し立てている皆さんは、ちょっと考えた方が良いですよ。白鳳大の福岡先生じゃないけれど、この程度の数字は、しかるべき候補者が出てきたら、あっという間にひっくり返りますよ。
 私は金曜日の産経長野サイトの「県政会は来週しぼり込み」というタイトルを、一瞬、「県政会は尻すぼみ」と誤読しちゃったけれど、ヘッドは右往左往しているように見えても、選挙の裏舞台を仕切る参謀連中は、「俺たちの出番は無いかもなぁ……」とか思いつつ今頃高鼾ですよ。
 どうすんですか? K嬢サイトのアクセスがいくら増えようが、県外者に投票権は無いんですよ。
 しかし、羽田さんにゃ、後ろから鉄砲撃つようなことだけは止めて欲しいぞ。

 なお、木曜日の私の毎日新聞のインタビュー記事がここにあります。ほんのちょっとした量ですけれど、新聞記者という人々は、これだけの記事を書くために、数時間潰し、本人と会って一時間話をしているんです。



異論あり! 有田芳生5 (07/16)

「田中康夫は民主主義の目ざまし時計だったね」。だから私は言う。誰が踏みつけにしようと、目ざまし時計は二度鳴る、と。勝谷先生火曜日記より

 私も田中康夫が目覚まし時計だったことは大いに認めますね。ただその時計、ちょっと狂っていて、鳴らずにいい時に鳴るし、鳴らなきゃならない肝心な時に手元に無かったりするし、時計としては著しく精確さを欠いた。もう目が覚めたのだから、今度はウエアラブルな腕時計にしましょうよ。

 康夫ちゃん本人とその支持者は盛んに「議会から人格を否定された」と喧伝しているが、不信任決議のあの短い文面には、そんな下りは何処にも無いでしょう? 政治手法の未熟さを否定されただけ。

まず今朝のテレ朝系ワイドショーから。(それにしても昨夜のテレ朝Nステの独演会は酷かった。よくもこの男はぬけぬけとこんな嘘ばっか喋るよな。たとえば脱ダムに関して、「県民と集会を開き……脱ダムを」と言うが、下諏訪の住民は、それが無かったことを怒ったんでしょう?)
 さて、勝谷先生が誘われたらしい番組はたぶんこの今日の番組ですね。
批判派として、福岡政行白鳳大教授、政審会の奥村剛、小林照幸、康夫ちゃん支持派として、日垣隆、木元敦子、北野誠、司会は吉田照美という布陣でのバトルトークでした。

 実は地元のテレ朝系列ABNは、9時半から高校野球の予選大会放映に切り替えたそうでして、CMを抜くと、後ろ3分の1の16分ほどを県民が見られなかったそうなので、ここにキャプチャーした音声ファイルをアップロードしました(注、当初の予定通り、金曜深夜リンク先を削除しました)。16メガほどのサイズがあります。未放映分、CM明けから終わりまでです。テレ朝の著作権に配慮して数日で消します。県政に興味がある県民ばかりとは限らないから、地元局としてはどちらを優先するか難しい判断ですよね。

 トークの前半部分は、日垣氏が前政権はどうだったのいつものお話を繰り返して、支持派が優勢でした。北野誠氏は、結構勉強していますよ。この人も、前政権にくっついていた議会への批判が主でしたが。後半、福岡先生がしびれを切らして真っ当な駄目出しをしていましたが。奥村議員も、朴訥な喋りが誠実さを演出していましたね。

日垣隆氏、県議会批判と前知事批判のワンパターンで、
「前回知事時代は記者クラブ制度で20人も入れなかったが、今回は200人も入れた」

 いやぁ、日垣さん。いくら何でもこういう非常事態なら、県知事が辞める時は、記者クラブがあろうが無かろうが100人、200人は入りますよ。ま、さすがに今回みたいに康夫ちゃんの支持者が入って拍手するなんてことは無かったでしょうが。
 それにしても日垣さんてお人は、テレビに出るといかにも誠実なジャーナリストのキャラクターなんだよね。みんなこれに騙されるんだろうな。

 今日も朝からワイドショーはずっとこれでしたね。2時の日テレには福岡先生がお出になって、それに対して有田さんは、「前政権と比べるべきだ」
 いえね、前政権に比較して良いこともやってますよ、康夫ちゃんは。でもね、長野革命だの民主主義のリハビリだのと大風呂敷広げた男が、いざ首になったら、比較すべき相手が前政権ってのは、ちょっと惨めですよね。目の肥えた長野県民は、今では鳥取県の片山知事や、康夫ちゃんがくさした千葉県や東京の動きを見ているんですから。比べる相手は他県であって、今や田中政権そのものですよ。

※ おもしろい記事を見つけました。
 私がTBSで尊敬しているジャーナリストは二人、アメリカから帰国して辞めた下村健一と、今ワシントンDCにいる金平茂紀。有田さんの日記の中でも先日名前が出てきましたね。真っ赤かな所は嫌いだけれど、それを抜けば、面白い番組を創るし、昔から私が注目している人です。
金平 茂紀のワシントン日録

 この中ほどで康夫ちゃんの話が出てくる。
 康夫ちゃんは、TBSと筑紫哲也を揶揄する時に必ずと言って良いほど、この神戸震災で、NEWS23のカメラクルーが、遺族の「撮るな!」という抗議を訊かずにカメラを回し続けたことを枕詞に使うけれども、「そういう事実は無い」という反論です。ただ私は、この件ではあまり康夫ちゃんを批判する気はない。だって少なくとも、今日に至るまで、TBS関係者がそういう事実は無いと田中康夫に抗議したっていう話を聞かないもの。

※ 田中康夫はぶれないってか?
 さて、この所ずっと探していた、審議会の女性委員の構成等に関する田中康夫前知事の発言です。

第二回 「ジェンダー・フリー」 2001/11/01
 これは、実質マンスリーボイスになり、この春以降は、マンスリーすら維持できなくなった、「ウィークリーボイス」の2回目ですね。真ん中辺りにこういう下りがあります。

「このほかにもですね、まさにジェンダー・フリーのための条例をつくる必要があるんじゃないかということ。また、長野県では今度の4月からですね、審議会は原則的に男女同数にしていくわけございますけれども、またこうした審議会の「公募」という制度も、大々的に取り入れていかなければいけないんじゃないかと」

 そして更に、ここに県政改革ビジョンの公式ファィルがある。公文書ですよ、これは。上記の支持者向けのリップサービスでは無く、県庁のウェッブサイト上に掲載された公文書です。ここの11頁の「県民との協働による政策形成の実現」という項目に同じことが書いてある。

それで、以下は、ご免<m(__)m>、読売の長谷川記者じゃなく、朝日の細川記者とのやりとりでした。
6月14日県庁知事会見録より。

朝日新聞社 細川治子氏
県の審議会ではですね半分を女性にする目標を掲げてらっしゃいまして、これは審議会ではないんですけれども、県の方で男女共同参画条例とか提出される動きもありまして、女性の視点というのをどの程度重視されるのか、その点も含めてお聞きしたかったんですが。

長野県知事 田中康夫
じゃあ老人の視点、子どもの視点、教育者の視点、県外者の視点、障害者の視点、様々がございますよね。いずれにしても公共事業の評価監視のためにふさわしき人物を私が選定させていただいたということであります。それに対して様々、おひとりおひとりの県民や県外の方も含めてですねご意見をなさることはこれは自由なことでありますし、歓迎すべきことであります。

朝日新聞社 細川治子氏
じゃあ検討委員会、いろいろな会議を立ち上げられていらっしゃいますけれども、その中で特にアファーマティブ・アクション(affirmative action:差別撤廃措置)のように女性の委員を入れることを心砕くっていう、特にそういうお考えはないということですね。

長野県知事 田中康夫
そういう二項対立ではないと常に申し上げております。すなわちこの場合においては公共事業というものの評価監視ということをより良き形で行うために委員を選任させていただいてきてるわけで、結果としてそれがジェンダー(gender:性別)で言えば男性ばかりであったということでありましょうし、結果としてそれが県会議員の方が入っていないということかもしれませんし、ただいずれにしても先ほどおっしゃったような県外の人間に果たしてわかるかというようなことは、これはたいへんに県外の方も長野県に一億人も観光においでになり、そしてIターンも望んでるわけでございまして、都合のいい時だけ県外の人々にどうぞといいながらですね都合の悪いところではモンロー主義に入るというのは、これはたいへんによくないダブルスタンダード(double standard:二重基準)でございます。いずれにしても表現者の方々も県内においでになって間もなき方々がですねたいへんに地道なご努力のうえ的確な記事をお書きいただいているという現状があるわけでございます。

 いやぁ、これが「ブレない」康夫ちゃんの正体ですってか(^_^;)。康夫ちゃんさぁ、たった半年前、自分が言ったことを忘れて貰っちゃ困るよ。しかも県政改革ビジョンに自分で書いたことだぜ。全くこの人、いつも口から出任せなんだよね。
 それにしても、この田中県政の指標として華々しく打ち出された県政改革ビジョンを改めて読み返すと、田中康夫が県民に対する約束を、僅か半年でいかにおざなりにしたかがか如実に浮かび上がってくる。

※ 有田氏火曜日記より
 「根回し」といえば旧態依然とした県議などに「腹芸」をしない田中康夫さんが失職宣言。おそらく9月1日投票の知事選挙となる。「再出馬宣言」はこれまた週刊文春に出る。問題の核心は、長野県政を戦後のスパンで眺めてそこに田中康夫を位置づける、という視点だ。田中県政の「ゴミ」ばかりを探しているような批判意見は大局観と政治の動態を見失った誤謬だ。怒りの感情が先走っている文章は美しくない。「ことば」もまた生き方だ。

 田中康夫が、やる時には料亭政治と同じ根回しをやっていることは私が先日書いた通り。県庁に近い連中ならみんな知っていますよ。その人たちの本音は、なんでこの男は、こんなくだらないことで根回しして、あんな大事なことは根回しもせずに放っておくんだろうという疑問です。

田中県政の「ゴミ」ばかりを探しているような批判意見は大局観と政治の動態を見失った誤謬だ。

 都合が悪くなれば、ゴミ扱いですか……。私がやっていることは、決してゴミ探しではありません。私以外で田中県政を検証告発している人々はネットの内外にいらっしゃいますが、彼らがやっていることはゴミ探しではありません。為政者とそれに寄生する者たちは、批判に向かって反論する言葉を失うと、すぐ問題をすり替えて大局を見ろだの、誤謬だの言い出す。どうして具体的な問題、レベルで反論しないの?
 小泉政権を批判することは、果たしてゴミ探しですか? それを批判することは、大局観と政治の動態を見失う行為ですか? 貴方にとって、政治批判における「ゴミ」の定義は何ですか? 貴方が普段書いてらっしゃる政治批判は、あれはゴミではないのですか? 自分がやっていることはゴミでは無く、他人の政治批判をゴミ呼ばわりするとしたら、それはジャーナリズムの自死です。貴方をそんなにも傲慢にさせるものは何ですか?
 ご自分に都合の良い情報しかアクセスすることを読者に許さずして、貴方はご自分が掲げる正義がどれほど読み手に伝わるとお思いですか?

怒りの感情が先走っている文章は美しくない。「ことば」もまた生き方だ。

 長野県議会のことを感情に任せて、「田舎利権県議」とお書きになられたのはどなたですか? 政治を検証しようという行為を「ゴミだ」と書き捨てたのはどなたですか? こと田中康夫に関する貴方の文章は、およそジャーナリストの道理を踏み外れ、浅薄極まりない怒りの感情に先走り、ちっとも美しくない。「ことば」もまた生き物だと信じるなら、それを実践しなさい。貴方の発する言葉は死んでいますよ。今の貴方は、完全にご自分を見失ってらっしゃる。



テレ朝サンプロにみる言論の自殺 (07/15)

 康夫ちゃん、今日も今日とて近所迷惑な大行進で出庁のご様子で、事前運動も結構だが、世間の迷惑を考えれば車通勤に切り替えるのが常識ってもんでしょう。朝はCXのワイドショーで、小倉キャスターがぶつぶつ。昼はテレ朝のワイドショーでなかにし礼が議会はどうのこうのと、金子県議インタビューもあったレポートを康夫ちゃん礼讃コメントで締めくくり。

 まず追撃氏のスクープから。この2年近く、長野発で発信されたニュースの中で、恐らく最高のスクープでしょう。このメルマガは、今では堂本千葉県知事や大前研一氏のそれより発行部数が多い。

 この7月7日のテレ朝「サンデープロジェクト」において、浜康幸県議と康夫ちゃんの、同じ局内にいながら一方は、田原(太鼓持ち)総一朗の隣、一方の浜県議は、別室のの中からの出演という異常状況が演出されたわけですね。こんなことは、たぶんオウムのテロの最中ですら無かったですよ。一方に為政者がスタジオで言いたい放題している時に、それを告発する側の議員が、檻の中に閉じ込められて発言の機会を抑制されるなんて異常なことは。そうすることを求めたのは、実は田中康夫本人であり、それを容認して浜県議に強いたのは、番組スタッフであったと。言語道断な話ですよ。
 この番組の構成自体が、言論の自殺行為でしょう。言論表現に対するテレビ局の自爆テロとも言える。私はこの件に関しては、こんなカワードな、情けないことを友人たる田原総一朗に強いて、「それはテレビ局がやったこと」と嘘八百を垂れ流す康夫ちゃんより詐欺師ってのは本当に、嘘がばれることを学ばない!、とにかく田中康夫大事で、こんな馬鹿げたことをやってまで田中康夫を守ろうという田原総一朗初め、番組スタッフのプライドの無さに驚かざるを得ない。
 相川さん、あんたたち、ジャーナリストとしての矜持と諦観をどこに捨てて来たんです? 田中康夫を巡っては、過去にも、田中康夫がAERAの記事のゲラを見せろと編集部に要求したという事件があり、それを田中康夫マンセーですっかり逝っちゃった有田芳生氏が「見せないのはけしからん!」と日記で怒ったことがあった。再度書くけれど、政治家の記事を書く時に、ゲラを見せろなんてのがいかに不当な要求かは改めて論証が必要なことでもない。そんなのは必要ない、突っぱねるべきこととはジャナ専辺りの素人学生でも知っている。
 他の政治家ならとうてい許されない行為がそれを求めたというだけでスキャンダルとして扱われるだろう、こと田中康夫に関しては、当たり前のようにして、非常識な庇護がメディアによって与えられてきた。そして、それをメディアの内側にいる者たちが口を噤んでは闇に葬って来た。メディアによる驚くべきファシズムだと私は思う。

※ 再出馬?
 ワイドショー、それも熱烈な信者の有田さんご出演の日テレゲストはデーブ〈でもデーブは割とまともなことを言っていた〉で完璧な康夫ちゃん応援シフト。ツートップって奴やね)、に合わせた時間帯での会見で、しかものらりくらりとだらだら喋って、知事選に立つかどうかは、ペーパーの中では最後まで喋らないんだよね。訊かれても「立候補する」とは決して答えないんだもの。日テレ生放送分では、35分間のやりとりの中でとうとう一度も「立候補する」とは明言しなかった

「これが長野県の記者会見です。時間は区切られていません。よほどのことがなければ全ての質問に答えます」
 日テレワイドショー女性レポーター弁。オヒオヒ、誰からそんな嘘を吹き込まれたんだ? 時間はいつも康夫ちゃんの都合で決められるし、都合の悪い質問はさっさと遮る。そんなことは、県庁サイトのテキストを斜め読みするだけで解る。
 草野キャスターが治水・利水ダム等権等委員会に関して、五十嵐教授の「公平だった」というコメントを引用して、議会の反対はおかしい。五十嵐教授のポジション(ダムさえ出来なければ何でも良し、しかも検討委員会は欠席多し)だとか、多数決の問題点(知事は県議委員に対抗してずらりと脱ダム学者を揃えて数の優位を確保。そして、多数決は採らない約束だったが反故にした)は一切触れないんだよね。
 しかし、有田さんも、「田舎利権県議」と言っちまえば良いじゃないか? 何を今更ジャーナリストのふりをしているんでしょう。
 有田氏弁、「(料亭政治で)食事をして腹芸とかはやらないと思う」、康夫ちゃん、しっかりやってますがご存じないですか?

 W選挙を行わないことの言い訳をだらだらするんだが、支離滅裂で全然筋が通っていない。通訳が必要な典型例。テープ起こしも大変だぞこれ。あんたデュープロセスを踏み外しているよ。正直に県議選では勝ち目がないからと言えば良いじゃん。情報公開もアカンタビリティも、プロセスも喪失した男が良く言うよ。

 現状こういう成り行きになってしまったわけですが、実は、康夫ちゃんは、不信任となっても、再出馬する意志は無かったと私は見ています。それは、ここ半年の彼の県政への取り組みを見ていてそう思っていました。彼は県政への情熱をほとんど無くしていた。車座集会は年明けから事実上休止状態だし、あれほど熱心だった情報公開も後退するばかり。もっぱらアルバイトのルーチンをこなすことに集中していた。アルバイトのルーチンは決して崩さないのに、月2回の車座集会すらまともに回せない。そして、県庁から漏れてくるのは、「この人は全く仕事してくれない……」という溜息ばかり。

*注 ここに、車座集会がいかに後退して来たかを告発したルポがある。これを見れば、彼が県政に徐々に興味を無くしてきたことが解る。週刊AERA(07/15号)よ、嘘を書くな! 嘘を(-_-)/~~~~ピシー!ピシー!。田中康夫が66回の車座集会をこなしたなんてどこからそんな大嘘な数字が出てくる? よしんばその半分もこなしていたとしても、ここ半年の惨憺たる状況を見てみなさい。記事を書いた佐藤修史(おさふみ)記者、もう一度地方支局へ出て、高校野球のスコア取りから勉強し直しなさい。

 先月の記者会見で、知事としての退職金をどうするのか訊かれて、普段、「政治はボランティアであるべき」と公言している彼が、「退職金を返上する意志はない」と言った。ま、この手の自己矛盾や欺瞞は、田中康夫にとっては日常茶飯のことではあれど、これは退職金を貰って東京に引き揚げるつもりだろうなと思いました。
 何より、実は今週末から、知事のスケジュールがしばらく空欄になっていました。それは議会前からのことで、知事のスケジュールに接触する立場の人々は、この期間を使って海外旅行するのだろうと囁きあっていた。イタリアでは無い欧州のとある国名が具体的に上がって、そこへ行くらしいという話が出ていた。私はそれを聞いて、あ、こりゃ知事を辞めて東京へ帰るつもりだなと確信しました。そういう意味では、議会の不信任提出を誘ったのは、確かに康夫ちゃん自身でしょう。少なくとも、それを回避しようとする努力を払う気は一切無かった。

 では何処で状況が変わったのか?
 一つは、支持率調査でしょう。これは、意図的に読み違えたメディアと、世論調査の数字の読み方を知らずに「支持率が高い」といった誤情報を流布したメディアと個人(たとえば有田さんね)があった。ほとんどのメディアは、勘違いしただけですが。それに乗せられた支持者がいて、うっかり乗った康夫ちゃんがいた。
 もうひとつは、県議会三会派の知事候補選びがもたついたことです。選挙まで一ヶ月半もあることを思えば、別に今名前を出す必要は無い。ただ、一方の当事者の知事が連日連夜メディアに出まくって事前運動に励んでいる現状では、いかにももたついている印象は払拭できない。それで、ありもしない圧勝ムードが出来上がって、じゃあ確実に勝てるんなら、もう一度やろうという話になった。
 もっとも、こういうことになったけれど、公示日までは私人だし、あらかた選挙運動は終わったし、骨休みと称してお買い物旅行の可能性はあるでしょう。

※ 実は冷めている長野県民

 ここ一週間のネット上の動きを分析する限りにおいては、全国的な関心が高まってはいるのだけれど、どうも長野県民的には、ちょっと冷めている部分があるなと感じていました複雑な話になるので、どうして私がそう感じたかはここでは述べない。10年来の経験則に基づく判断です
 それは実は、土曜日の長野市のバスターミナル会館で開かれた「しなやか会」の総決起集会の人数にも現れていて、朝日が100人、信毎が90人と書いています。テレビ・ニュースでも流れましたが、どうもそんな数にも思えない。だいたい7掛けと考えると、上を見て70名前後の参加者でしょう。これは、今、松本市で康夫ちゃんの資金集めパーティを行った時に集まる200名前後の数に照らすと、見事に合致する。長野市でのコアな支援者というのは、このくらいの数でしょう。全然増えていない。ネットを見る限りでは、全国的に「康夫ちゃんガンバレ!」が増え、テレビもこれ以上ない好意的な伝え方をしているのに、肝心の地元がこんな数字では、どうも冷めているようにしか見えない。
 ま、本当に康夫ちゃんの選挙運動は、もう終盤です。これがいつ終わるかは、ひとえに、対立候補がいつ出てくるかに拠ります。なぜなら、対立候補が出てきたら、メディアは康夫ちゃんに肩入れしているという批判を喰らいたくないから、対立候補の報道にも同じ紙面、同じ時間を割かねばならない。その不文律が犯され、一方的に田中康夫活躍という偏向報道で終わったのが前回知事選)、このままずるずる対立候補が出ない状況が続けば、康夫ちゃんの一方的な事前運動が続くでしょう。残念ながら、これは対立候補を出せない側の自業自得であって、康夫ちゃんのせいではありません。

 あと、県政会の意見広告ですが、お昼のテレ朝ワイドショーで全文が見られましたが、「財政破綻」や「景気」が前面に出ているのは、これは戦術としては失敗でしょう。政務調査費から広告費を捻出したことが一部で批判されていますが、これは、政務調査費の使い道として容認されているらしい、と、Yahoo-JAPANの掲示板で、共産党の石坂県議が渋々認めたとのメールのやりとりの紹介がありました。

※ 勝谷先生日記より
 たとえば一人の人物の変節についてメディアはどうして詳細に過去の言動を精査し報じないのか。その場その場の馬鹿踊りのためにどれだけ国民が騙されていることか。勝谷先生月曜日記より

 うーん、何処かの県知事さんの変節も告発なさったらいかがでしょうか? それに、私がきっちり田中康夫の過去の言動も精査して報じていますが? その場その場の馬鹿踊りをなさってらっしゃるのは、どなたか他の方では?

 田中康夫はぶれない。彼ほど過去の言動を今言ったようなサイトで公表しても困らない政治家はいないだろう。たとえば浅川ダムひとつにしても産経知事日記の13日をごらんあれ。知事に教えてもらう記者っていうのもなあ(笑)。ぶれさせることで利得を生じる政治屋は要するに失業の危機に立ち上がったわけでそりゃ必死ずら。

 これも嘘ですよ。ぶれるも何も康夫ちゃんはいつも行き当たりバッタリでそもそも principle というものを持ち合わせない。従ってブレようがないのが真実。産廃問題ではどう変節しましたか? 道路建設問題では? 彼が最初の方針を変更したケースを上げると枚挙に暇がないもっとも、政策を変更したからと言って責められるべきではない。状況は常に変化するのだから。実は、この産経のダイアリーでも、肝心の部分が書いてある。「初めに結論ありきではなく」という部分が。康夫ちゃんは「初めに結論ありき」で再検討という「儀式」に入ったことは有田芳生氏が明らかにしてくれた。それは隠して「ゼロに戻して」とか、「初めに結論はありきでなく」とか言って、県民をだまくらかした。ま、そのこと自体、私はあまり批判する気はないけれど。
 ところで、読売の長谷川記者絡みで、各種審議会に関する、康夫ちゃんの当選前後の発言を探しているんですが、見つけられません。ちょっと前に、審議会の委員構成に、女性がいないことをして、長谷川記者が会見で質したところ、康夫ちゃんは「女がいりゃ変わるのか?」と開き直ったことがありましたよね。でも彼、当選直後だったか、審議会委員は公募にして、一定数女性も確保するようなことを喋っているんですよね。それをつい先日どこかのサイトで見た記憶があるんだけれど、どこだったか思い出せない。

※ 天野礼子
 ここに、脱ダム・ネット・ジャパン代表の彼女の所感があります。
 単純な勘違いを指摘すると、この書き方では、いかにも検討委員会は、田中康夫の発案で立ち上げられたように読めるけれどもそうではない。補助金返還云々に関しては、国はこういうケースで金返せというほど無茶は言いませんよ。
 県議たちが民主主義を犯しているというのは変な話でしてね、この部分はさっぱり解らない。全然論理的でない。「民主的なルールを犯している」ことの論証が無いんだもの。
 仮に、この人なりの意見があったとしても、あっちにも民主主義はあるんだから、それを否定しちゃ駄目だよ。こんな極論を言うから、私はこの人のことは昔から好きになれない。こんな極端な主張をする人間をリーダーに戴いているから、日本の河川環境保全は対立ばかりで民意を集約できないんですよ。

※ 「民主党は偽の改革には協力しない」と菅幹事長

 てっきり康夫ちゃんのことだと思ったら、小泉改革のことだったらしい。悲しいかな、東京のメディアには、康夫ちゃんのことをずばり「偽の改革だ」と告発する連中はいないんだよね。

※ 県議関連サイト

 閉鎖に追い込まれたと書いた金子ゆかり県議のサイトは、まだ踏み止まっています。共産党の石坂千穂県議のサイトと合わせてご参照下さい。こっちはこっちでとても元気が良い。こういう時の共産党は強い! あと、週刊誌は皆さんだいたい目次くらいはお読みだと思いますが、週刊金曜日も積極的にこの問題をフォローしています。興味のある方はご一読を。そして、今日発売の週刊ダイヤモンドも特集記事があります(ちなみに先週発売号は阿呆対談だった)

 で、この一週間を総括しての私の結論。(いやぁ、しかし今日発売の週刊誌も酷いよねぇ(^_^;)。もうまさに県議会なぶり殺し。あんたらそこまで露骨な翼賛記事を垂れ流すかよ)
 だから言ったでしょう? これは議会対メディアの戦いだと。そして、メディアがその気になれば、田舎の県議会なんぞ芥子粒みたいなものだと。いったいどこのメディアが治水の技術論なんぞに触れてくれましたか? いったいどこのメディアが、知事のバイト問題に触れ、あるいは実際に彼の政策を検証しましたか?

 しかし、私が痛感するのは、まあ自分はこの田中康夫翼賛状況の輪の中にいずにつくづく良かった。どちらかと言えば、マイノリティに転ぶをこと言論活動のモットーとしている私としては、こんなにもマスコミが全誌全局揃って「康夫ちゃんガンバレ、田舎利権県議バカ!」と垂れ流す状況の中にいたらどうしただろうかと思う。今日、自分はこのメディア・ファシズムの中にはいなかった。外部にいてそれと闘っていたという事実を記しておこう。私はちょっと、フフッとほくそ笑んでいたりする。

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