| 私による田中知事への評価を、いぶかる声も少なからず寄せられている。好き嫌いを評価に優先させてはいけないと私は思うし、為政者に対して仔細な観察もせず断定的評価を性急に下してしまう、そのニーズは私にもわからないわけでもないが、しかし性急な思い込みが、のちの歴史的な評価の目を曇らせてしまう蓋然性について、よく自覚的でありたいと思う。ご興味ある方は、「田中康夫『やんちゃ坊主』か『裸の王様』か」(「文藝春秋」2001年6月号)と、『それは違う!』(文春文庫)第六章「諸先輩からの罵詈雑言集」を参照されたい。 |