似顔絵 | ナイチンゲール | fushigi no CAO『不思議の顔』

ナイチンゲール　2000年　第５回笑像画展「20世紀の顔」出展

新世紀元年ということで、テーマは「２０世紀の顔」です。これはもう偉人伝に登場する偉い人を描くものだと思い込みました。さらにモデルは殆ど１９世紀に活躍した人だった勘違いのおまけつきです。女性の似顔絵を出展してない事情もあり、難しいモデルを選択してしまいました。当時は仕事が過密な状況で、入院してでも休みたい気持ちが絵に現れたのかもしれません。
ふだん２～３等身のタッチが、いきなり６～７等身になったので賛否両論でした。もう一枚のデジタルアートしかり、自分の絵に飽きてきた頃で、色々試したかった時期でもあります。その後、仕事でリアルな絵を求められることがあり、クライアントとのイメージの打ち合わせに使うサンプルの１枚として役に立ちました。やはり持っている引き出しは多いほうが、いざという時に助かります。