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特別な水、怪しい科学、洗濯談義
  98.07.02






ある主婦との「水、怪しい科学、洗濯談義」
 R子様から、本Webページへのご感想をいただきましたが、それから、特別な水(パイウォータ、ポリウォータなど)と洗濯の話などで長文の交換をいたしましたので、情報を共有したく、ご披露いたします。




仮称R子様からの手紙

今、水の性質についての正しい知識を持ちたいと思っています。そのきっかけは、炭と塩で洗濯をするという朝日新聞の記事を読んだことから。ちょっとうろ覚えなのですけど、「備長炭から出る陰イオンの効果で、水がアルカリ性になり、昔の灰汁のような溶液になる」というような、読んだ時も「え???」の状態の説明。さらに、「白さが足りないときは塩を、よごれが落ちないときは炭の量を増やす」、「石鹸を入れると塩と反応して防水効果が出てしまうようです」と書かれていました。(台所の、醤油などで汚れた布巾を石鹸で洗い続けていると、次第に水を吸わなくなるのは経験していましたが…。)

実際にやってみると、水で洗うよりは衣類の埃臭さや汗のにおいがとれていて、洗浄力は高まっていると感じました。しかし、理由が理解できない…。ちなみに、エコロジー商品として生協などで紹介している「活性セラミックの洗濯石」というものも、同じような説明で売られていて、洗濯効果も同程度です。炭や活性セラミックを水に入れると、ただの水がどう変わるというのでしょう?

身近な書店で目につく水関係の本は、アルカリイオンだパイウォーターだと、信用して
いいのかどうか悩む本ばかり。もし、安井様が、水についての信頼できる、わかりやすい参考書をご存じでしたら、お教えいただけないでしょうか。不躾なお願いで本当に申し訳ありません。お心当たりがあったらで結構ですので…。




安井からR子様への返事

 水の問題ですが、またまた面白い情報をいただきまして、ありがとうございます。 最近の私の研究課題の一つ、「一般市民はどのようにして環境情報を得て、どのような基準で環境負荷を判断しているのか」、に関連して、自然派主婦が非常に陥りやすいある種の思い(塩と備長炭の実験をされるところ、失礼!!)+おかしいなと感じる正常な感性をお持ちのようです(完全には信じていないところ)。
 そう言ってはこれまた失礼ですが、「良心的主婦代表」として、いささかご協力いただけませんか。研究の対象にされてしまうのは、おイヤかもしれませんが、少々この長ーーーーいメールにお付き合いいただければ幸いです。

まず、以下の質問から始めさせていただきたいと思います。

質問1:パイウォーターといった言葉を、いつごろどこで知ったか?
   19___年頃、 情報源__________
質問2:食塩と備長炭で水が変わるという情報を、いつごろどこで知ったか?
   19___年頃、 情報源_朝日新聞のようですが_
質問3:パイウォーターと食塩・備長炭とがどのように関係すると思うか?
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質問4:食塩と備長炭で洗濯をすることで、どんな汚れが取れると思うか?
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質問5:もしも、質問4がyesなら、どのような機構でその汚れが落ちると思うか?
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質問6:石鹸よりもすぐれた方法だと思うか? もしyesならなぜ?
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以下に、私なりの「塩と備長炭洗濯」の理解を述べますが、それを読まないで、まず、上記質問に簡単にお答えいただけませんか。

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私なりの解釈:
 塩と備長炭の話は、日経ECO21にも載っていたもので、すでに、本HPで若干のコメントをしております。今回はさらに詳しく述べたいと思います。
 まず、パイウォーターですが、これは「あやしい科学」の代表例として古くから知られていることです。「塩備長炭洗濯法」は、若干の根拠はあると思いますが、どちらかと言えば、「迷信に近い科学」に分類できるかも知れません。
 学界側の理解では、「あやしい科学」がはびこるのは、次のような理由であると考えております。まず、科学が難しくなりすぎて、理解できなくなった。そして、何がおきているのか、自分自身の感覚で判定することが不可能な製品・現象が多くなり過ぎた。例えば、CDプレーヤからどうして音がでるのか、デジタルビデオは普通のビデオとどこが違うか、など分からないことが多くなり過ぎた。そこにダイオキシンなどというものが現れる、環境ホルモンもでてきた。さらには、遺伝子組み替え大豆などという訳のわからんものまで出てきた。いずれも科学が進み過ぎて、知らない所で何か自分に害のあることが着々と蓄積されているのではないか。となると「科学の優位性や思い上がり」を否定しないととんでもないことになる、というような感覚をもった人が増えてくる。そこに「えせ科学者」が付け込むのが、パイウォータ的なものです。「常温核融合」もその典型例でした。(このあたりの感覚はお持ちのように読めました) この手の話の特徴の一つに、正に身近な物質「水」が使われることが多いのですが、「水」にあることをしたら、何かこれまでの科学では説明できない「大々的」現象が 出た、というニセ情報を流すことで、このような事件が始まります。
 科学には、もともと大きな弱点があるのです。「あることが正しいことを証明することも困難だが、あることが絶対に正しくないことを証明するのはもっと困難だ」、ということです。「絶対に正しくない」ことを証明するには、すべてのケースを網羅する必要がありますが、それが困難だからです。「常温核融合」のときにも、多くの人々が実験的再現を狙ったのですが、結局できませんでした。しかし、ニセ情報を流した張本人に、「我々は特殊な装置と材料を使っている」、「しかし、今は公表できない」、といわれると、良心的な科学者は「まあ努力をすればその現象の再現ができるのかも知れない」と真剣に考えざるを得ないのです。多くの場合に、このようなことが起きると、これを一般社会に向かって「おもしろおかしく」報道する人がいます。報道関係者も実際のところ科学者では有りませんから、科学優位を否定する側に立っている人が多いのです。彼らは「科学者は危ないことを一般市民に隠して色々とやっている」、という種類の報道が一般受けすることを良く知ってますから、色々と尾鰭が着いたりします。
 さて、いろいろとやって証拠が出ないと、科学者サイドには、その現象はやはり誤った測定か嘘だったろうという「無言の合意」ができて、その「ニセ科学者」が学界から自然に「追放」されるのですが、そのことはニュースにならないもので、誰も報道してくれないのです。
 さらにやっかいなことには、このような「あやしい科学」を商売にしよう、あるいはこれで有名になろうといった輩が一般社会サイドで出てくることです。最近の事例ですと、電磁波問題がこれに相当します。ここで彼らが常套手段として使うのが、「ニセ薬効果(プラシーボ効果)」というものです。人間の精神状態が健康状態に作用する割合は、一般に信じられているよりも遥かに強いものです。昔から「病は気から」というのは絶対的真実です。例えば、小さな部品をパソコンの箱に張れば、それで電磁波から身を守れるといった商品は、物理学的には全部「嘘」ですが、それを信じればそれなりの効果がありから、アンケートを取って、この部品を付けてから疲労度が下がりましたかと問われれば、自分で高いお金を出して買った商品を信じたいという欲求があって、「プラシーボ効果」が発現してしまう訳です。
 こんなメカニズムで、「あやしい科学」がはびこるのだろうと思っております。このことは、環境問題にとってかなり危険なことでもあるのです。私は、最近「環境問題の解決は、市民が適切な技術を自分たちの手で選択することで推進されるべきだ」、と主張しておりますが、「あやしい科学」はこのような「市民の科学・技術の選択能力を増すこと」に対して障害にしかならないと考えております。「塩と備長炭で洗濯ができるのだから、石鹸も合成洗剤も不要だ」、という人には、難解な科学・技術の選択が正しくできるとは思えないのです。ちなみに、難解な科学(環境科学だけですが)をなるべくわかりやすく説明したい、これが本Webの本旨です。
 科学の必然性ですが、現在のような利便性、快適・健康性を追及すれば、誰がなんと言おうと、科学技術に依存する以外に方法は無いのです。もしも、「塩と備長炭」を主張する人が昭和30年以前のような、幼児死亡率も高く、寄生虫も感染症も多い生活に戻るのが正しいという意見であれば(これは一理あると思ってます。例えば藤田紘一郎先生の本などを読むと、現代人が本当に健康なのか疑問に思います)、大した科学・技術なしにもそれはそれなりに可能だと思いますから、それはそれで辻褄が合ってます。
 さて、パイウォーターですが、これは「あやしい科学」でした。99.99%真実ではありません。塩と備長炭で、水が変わる? これも「あやしい科学的」でむしろ「迷信科学」とでも言えそうですが、ただ、ある部分は本当です。洗濯性能が多少変わって当然です。なぜなら塩水になり、水のなかにはナトリウムイオンと塩素イオンが存在するようになり、また、備長炭がある種の有機物(臭気の元みたいな物質)を吸着するでしょうから。ただし、備長炭でイオンがどうこうというのは証明するのは困難なことでしょう。有りそうな理論としては、次のようなものでしょう。備長炭が陽イオンを選択的に吸着するなら、陰イオンが増える。それがもしもOHマイナスイオンだと、昔の灰汁はKOHが微量に解けたアルカリ性の水溶液だった訳ですから、類似効果を示す。でも量としては無視できる程度でしょう。
 振り返って、そもそも石鹸とか合成洗剤とかをなぜ使うのでしょうか。それは、洗濯の科学を少々やれば分かります。汚れは、泥などのような無機物系のものと、体からでる脂肪分が主なものでしょう。その他に、食品の汚れもあるでしょう。無機物系の汚れが繊維と静電力で結合しているとしたら、塩水にすることによって、ナトリウムなどのイオンの存在によって汚れが落ちやすくなる可能性があります。脂肪分も、一旦水側に移行したら、備長炭に吸着されて繊維側には戻らない可能性がありますから、汚れは多少きれいになり、臭気も減る可能性があります。しかし、繊維についた脂肪分は本来水に余り解けないのです。そこで石鹸の出番です。石鹸分子は、水になじみやすい構造と脂肪分になじみやすい構造とを両方兼ね備えた形をしています。そして、脂肪分に出合うと、脂肪になじみやすい部分を結合させます。すると、外側には、水になじみやすい構造がずらーと並びますから、このようにして作られた微粒子は水に解けるという訳ではないのですが、水に懸濁した状態(保護コロイド状態と呼ぶ)になります。そして、脂肪分の汚れは洗い流されるのです。石鹸には、塩水と同様に、ナトリ ウムイオンを含んでいますから、無機物系の汚れにも有効です。
 それ以前にいくつか確認しておくべきポイントがあります。まず、現在の日本人は、洗濯をやりすぎることです(阿部幸子先生談=青山学院女子短期大学教授)。シャンプーも同様に完全に洗いすぎの状態です。したがって、日本の平均的洗濯物はもともと余り汚れていないことです。そのため、真水でも、また、塩水と備長炭程度でも洗濯が可能なのです。
 ところで、石鹸を使うことが、そんなにも環境負荷を高めているのでしょうか。合成洗剤なら環境負荷はさらに高いのでしょうか。環境負荷の本当の考え方は難しいですが、私の見るところ、それほどの環境負荷にはなっていないと考えます。(ただし、下水道完備のところの議論です。川に直接排水を流しているところは、石鹸が良いでしょう)。環境に負荷を掛けるということは、いくつかのケースがあるのですが、石鹸・合成洗剤が関連することでは、生態系で分解されない物質を垂れ流すケース、生態系の栄養になるようなものを垂れ流すケース、が該当します。合成洗剤は昔はABSと呼ばれる物質で、これは生態系中の細菌が余り好んで食べない物質だったもので、なかなか分解されませんでした。しかし、現在の合成洗剤は、細菌が食べられるような分子構造になっております。さらに、硬水でも洗剤が良く効くように、昔はポリリン酸塩が入ってました。硬水の原因はカルシウムイオンでして、これがあると洗剤と結合して、水に解けない化合物を作るからきれいにならないのです。ポリリン酸はカルシウムと結合して、洗剤がよく働けるようにします。しかし、このリンが下水処理プロセス を抜けて湖沼に入り込むと、藻類の栄養になるために、アオコなどの異常繁殖の原因になりました。現在は、ゼオライトという鉱物の細かい粒子が入っていまして、これがカルシウムイオンを吸着除去します。生協で売っているという「洗濯石」も、多分、この手の吸着性物質、あるいは、イオン交換物質でして、カルシウムを減らしている可能性が有ります。粉石鹸と併用する場合には有効かも知れません。
 石鹸はたしかに細菌による分解速度の面では合成洗剤を上回ります。洗浄力でも、水が軟水なら、同等あるいはそれ以上でしょう。しかし、硬水ですとカルシウムと結合して石鹸かすを作ります。これが下水管に付着しますと、臭気の原因になり、場合によっては修理が必要になったりします。ですから、建物の寿命を考えれば、合成洗剤の方が良いかもしれません。日本の建物は水回りが駄目になったという理由による建て替えが頻繁で、建て替えの環境負荷は大きいです。このあたりまで考えに入れると、合成洗剤と石鹸の環境負荷は似たりよったりでしょう。
 最近、台所洗剤などでは、「天然原料だから環境に優しい」などというコマーシャルを良く見聞きします。しかし、洗剤の原料になるパームヤシ油を得る目的でヤシを植林するために、開拓者が森林に火を放つことがあって、それがインドネシアなどの熱帯林火災の原因です。こちらも、ここまで考えると、天然原料だから環境に優しいと言えるでしょうか。「天然原料だから手に優しい」、も本当かどうかきちんとテストするのが難しい課題のように思えます。
 そろそろ結論です。石鹸を使わない「塩と備長炭」洗濯が可能なのは、もともと洗濯が不必要だったからである可能性が高いと思います。もう一度着る、これが環境負荷を下げる本当の方法です。不要な洗濯をしなければ、水も使わない、電気も使わない。だから絶対に環境負荷は低いです。本当に汚れたら、石鹸か合成洗剤を使ってきっちり洗濯をする。石鹸、合成洗剤のどちらを選ぶか、これは趣味の問題だと解釈してます。

 それでは解説を終わりまして、質問を続けます。

質問7:今後、塩と備長炭で洗濯をしますか。  yes   no。

質問8:yesの答えの場合、なぜですか。さらに、以上の説明のどこが疑問だ、あるいは、間違っていると思いますか。
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質問9:noの答えの場合、上記説明のどの部分を読んでnoだろうと思いましたか。
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以上です。





R子様からの回答

詳しい説明をありがとうございます。アンケート、面白そうですね。

>質問1:パイウォーターといった言葉を、いつごろどこで知ったか?

1995年頃

●「いい餌、いい水で育てた健康な鶏の卵(値段も高い)」として売っている養鶏農家を見学したとき。パイウォーターを与えていると言っていた。
●市内の電気店の浄水器売場で。
●近所の奥さんがパイウォーターの製品を使っていた。

>質問2:食塩と備長炭で水が変わるという情報を、いつごろどこで知ったか?

自然派主婦の知人から聞いた。彼女からもらった新聞の切り抜き(1997年7月20日付け朝日新聞家庭欄)と京都地球村のちらし…に洗濯方法が載っていた。

>質問3:パイウォーターと食塩・備長炭とがどのように関係すると思うか?

「水の性質を変える」というというのが共通点だと思うが、それが不可解な点でもある。

●パイウォーターは、何が良いといっているのかよくわからない。
●「電子水」(を作る機械)とうのも出回っている。「水のクラスタが小さくなるから、植物の成長にもよく、飲めば体にもいい」という説明で、野菜の栽培や鶏の飼育に使っている農家が市内にある。(電子水は自然食品店のパンフレットで知った。)
●市内の竹炭屋の手作りのちらしに、竹酢の効能として「水に数滴入れて飲むと、竹酢に含まれるいろいろな酸の働きで水のクラスタが小さくなり、体によい」というような説明があった(でも、試飲はしていない。)竹酢や木酢液は防虫剤として庭や家の周りで使ったが、効能書きのような防虫効果は(我が家の場合は)みられなかった。
●木酢液や食酢で洗濯する方法も、前出の知人から聞きいたが、まだ試していない。
●炭や電子水など水の性質を変えるという品々について…水の分子の集まり(クラスタ?)が小さくなれば、汚れを混ぜ込む場所が多くなり、より、きれいになるということ? 「水の分子の集まりの大小」というのが、う〜ん・・・? 「風呂に炭を入れるとアルカリ性になって、刺激が少なくなりよく暖まる」としてお店で売っているが、石鹸水はアルカリ性、じゃ、アルカリ性だから汚れ落ちがいいというのだろう
か???

>質問4:食塩と備長炭で洗濯をすることで、どんな汚れが取れると思うか?

ほこり、汗、わきがなどのにおい、いわゆる軽い汚れ。油汚れはあまりとれないのではないかと思う。洗濯石も同じ。塩による漂白効果は信じられないが、塩で歯磨き=白い歯、という連想がある。

>質問5:もしも、質問4がyesなら、どのような機構でその汚れが落ちると思うか?

備帳炭の場合は、炭自身が汚れを吸着する(といっても、小さな切れ端でおまけに布にくるんであるし… 無理かも)、アルカリ性の溶液になっているから((^^?)、水自身にも弱い界面活性力があると聞いたことがあるが、その力を高めるのだろうか?

実は、備長炭で洗ってみたのは数回だけで、今は活性セラミックの「洗濯石」という商品を使っている(使用10ヶ月目)。これは、説明には「イオン交換により灰汁のような性質の水になる」と書いてある…例の「水の分子の集まりの大小」に関係あるのだろうか? 併用して、頑固汚れは固形石鹸で部分洗い、月2回位ふきん類を酸素系漂白剤で漂白している。

>質問6:石鹸よりもすぐれた方法だと思うか? もしyesならなぜ?

●油汚れ、襟などの垢、食べ物のシミなどは、石鹸で部分洗いするのが一番効果があると思う。
●軽い汚れについては、石鹸よりよいと思う。なぜなら、石鹸(粉石鹸)で洗濯をすると、丁寧にすすいだつもりでも衣類に石鹸が少し残るため(日常、すずきにそんなに時間や水を費やすことはできないし)、衣替えの時、前のシーズンに洗って仕舞った衣類が、油が酸化したにおいでとても臭い。粉石鹸での洗濯を続けて数年たたないと、この問題は現れてこないと思う。
 また、石鹸液に漬けおきしたふきんやおむつに赤い細菌が発生することがある。せっけんを食べる菌で無害だそうだが、おむつがピンクに染まっているのは気持ちが悪い。洗濯機に黒いかびが生えやすいのも困る。(全自動だと洗濯槽の外側、二層式では脱水槽に外側)合成洗剤や粉石鹸を入れると、汚れが少ない衣類にまで、逆にそれらの物質を染み込ませて汚しているのではないかと感じる。粉石鹸を溶かすには冷たい水より温かい風呂の残り湯がいいというが、これもケースバイケースだと思う。家族6人入ったあと一晩経った
残り湯は臭くて汚い。汗がついただけの洗濯物のほうがずっときれい。

>質問7:今後、塩と備長炭で洗濯をしますか。  yes   no。
う〜ん…炭はやめます。でも、一度、塩だけで洗ってみようかな。(^O^; 

>質問8:yesの答えの場合、なぜですか。さらに、以上の説明のどこが疑問だ、ある
>いは、間違っていると思いますか。

合成洗剤は香りが苦手なので、あまり使いたくない。粉石鹸は臭くなるから我が家では使えない。今のところ代替えのものが見つかっていないから。洗濯石はとりあえず使おうと思う。

「石鹸には、塩水と同様に、ナトリウムイオンを含んでいますから、無機物系の汚れにも有効です。」「生協で売っているという「洗濯石」も、多分、この手の吸着性物質、あるいは、イオン交換物質でして、カルシウムを減らしている可能性が有ります。粉石鹸と併用する場合には有効かも知れません。」というふたつの説明から。(もっとも、塩で洗うというのは半分冗談です。面白そうだから試してみようという程度。)洗濯石については、石鹸かすの付着が防げるならやめることはないと思った。また、使っていても害はなさそうだ。

>質問9:noの答えの場合、上記説明のどの部分を読んでnoだろうと思いましたか。

「日本の平均的洗濯物はもともと余り汚れていないことです。そのため、真水でも、また、塩水と備長炭程度でも洗濯が可能なのです。」水だけできれいならる汚れなら、高い備長炭を買うことはないと思った。

 ありがとうございました。メールを読んでいて、ゴチャゴチャの自分の頭の中が整理されていくようで嬉しいです。(^^)




R子様からのさらなる質問

 すみませんが、もういくつか質問させていただいてもいいでしょうか?

>現在は、ゼオライトという鉱物の細かい粒子が入っていまして、これがカルシウムイオンを吸着除去します。硬水ですとカルシウムと結合して石鹸かすを作ります。これが下水管に付着しますと、臭気の原因になり、場合によっては修理が必要になったりします。イオン交換物質でして、カルシウムを減らしている可能性が有ります。

1,「イオン交換物質」とは、どのような働きをする物でしょうか?

2,ここでいう石鹸かすとは、金属せっけんのことですか?
 石鹸で食器類を洗うとき、のんびり洗っていると白いかすが出てきて、すすぎに手間取ることがあります。このかすは、風呂桶にもぼろぼろついていることがあります。これを私たちは通称「石鹸かす」と呼んでいますが、ことですか? それとも、このカス=金属せっけん、ですか? もしそうなら、浜松の水道水は硬水なのでしょうか??

3,日本の水(浜松市の水)は、軟水なのか、硬水なのか。また、簡単な検査方法などあるのでしょうか。「日本の水は軟水だから、ポリリン酸は必要がない。また、ゼオライトの細かい粒子は、琵琶湖のように排水が湖に流れ込む所では、湖底に積もって固めてしまうため、魚が住み難くなる(卵を湖底に産み付ける種類の魚は繁殖が困難になる。水草も生えにくくなることから、水質が劣化する)」ということが、合成洗剤追放運動をしている消費者グループ(日本消費者連盟など)の推薦本に書かれていました。
 (それらの本を読んだことが、合成洗剤をやめて粉石鹸を使い始めたきっかけです。)
石鹸が硬水中で悪さをすることは、一年半くらい前に中日新聞のコラムでも読んだことがありますが、新聞社に問い合わせたところ、「硬水の地域もある」という答えでした。どちらの言い分が本当なのか疑問。もっとも、浜松市では今下水道の整備がすすめられていて、我が家の排水も下水道で処理されてから、海に近い位置で排出されています。(下水処理にも塩素が?…と言い始めると話が終わらなくなってしまいますね。)

4,「石鹸には、塩水と同様に、ナトリウムイオンを含んでいますから、無機物系の汚れにも有効です。」とありますが、脂肪酸カリウムの洗濯用液体せっけんの場合はどうでしょうか。

5,メールでは出なかった内容ですが、浄水器を洗濯のために使うということについて、環境負荷や効果はどうでしょうか。友人が読んだ本の中に、「浄水器を通した水で洗うと、水道水で洗うよりきれいになる」と書かれていたそうです。著者は外国人で日本とは水質なども違うかもしれません。が、電子部品の洗浄には純水を使うそうだし、ミネラルまでとってしまうような高性能の(?)浄水器は(体にはよくないかもしれませんが)水の中の不純物がより少なくなり純水に近づくと考えれば、洗濯に向くというのは正しいのかも。でも、浄水器のランニングコストや廃棄フィルターを考えると、環境負荷は高いでしょうね。(…なんて自問自答になりそう。)




安井より

余りにも長くなりすぎたので、上記ご質問への回答は、少々暇になったらいたします。悪しからず。