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常識(?)と事実(?)
1998.1.14掲載






常識(?)と事実(?)

C先生:最近、このホームページのお陰で、書きたいこと、言いたいことが溜らなくなったので、ストレス解消になっていた。しかし、久々に心理的に不安定になるものを読んでしまった。とは言え、本ページの内容は、いささか品格が疑われるかもしれない種類のもので(他人をいささか攻撃するネタなので)、慎重に行きたい。

 試験問題形式で行こう。下記の文章の記載事項に、不確実性がどの程度あるかを指摘せよ。出典は、コープとうきょうの情報紙デュオ、1997年12月号。筆者はグリーンピース・ジャパンのMさん(女性)。
 A君もB君も、まあ、慎重に行きたいだろうから、宿題としよう。このホームページの読者諸兄(諸姉)もしばらく考えてください。当方の考え(正解とは限らない)は、1月16日の夜にでも掲載します。

問題文:

 1995年のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告では、このままCO2や代替フロン等を排出しつづければ、地球の平均気温は1℃〜3.5℃上昇するということです。朝晩の2℃とか3℃の温度差はよくあることで、この問題の一番ピンとこないところ。しかも、100年でとなればたいしたことないじゃないかと思うのが普通。私もずっとそう思っていました。けれど、2℃や3℃の上昇というのは、過去一万年の地球の歴史の中で一度もなかったことなんです。
 国連環境計画の報告書に生態系の限界の数値が出ています。生態系がついていける限界は10年に0.1℃以下、0.2℃以上になると不可逆的な生態系の破壊がおこる可能性が急増するとあります。「温暖化」は、来世紀の地球にとって最大規模の環境破壊と言われています。残念ながらもう防止はできません。抑制するためには、石炭・石油・ガスなどの化石燃料の使用によって排出されるCO2や代替フロン等の「温室効果ガス」の大気中濃度を安定化させなければいけません。ただし、CO2の寿命は60年以上、代替フロンには1万年以上のものも存在します。排出量と濃度の安定化には大きなギャップがあるわけです。
 通産省や産業界は、民生・運輸部門のCO2排出量が大きな伸びを示していることで、「消費者が悪い」と言いたいわけです。メーカーは、「大きなモノや便利なモノなど、我々は消費者が望むモノを作っているだけ」と言います。これは間違いではないですが、CMなどで消費行動をあおるのはメーカー。これは、ニワトリと卵の議論になるわけです。





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