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究極のダイオキシン対策法? 10.12.98




究極のダイオキシン対策法?

本HPを作るようになってから、ネット友達とでも言えそうな何名かの知り合いができた。本日の話題は「日本の文化に廃棄物は存在できない!!」なる本を最近だされた、山本順一郎氏である。この本は、近代文芸社なるところから、自費出版に近い形で出されているが、もちろん、書店に注文されれば入手可能である。全く意表をつく形での、廃棄物処分を提案しているので、ご一読をお薦めしたい。このような善意の出版が数多く出されるようになれば、自然と日本のゴミ問題は解決するだろう。概要は、Webページで読むことが可能。http://plaza10.mbn.or.jp/~calcium21/


C先生:インターネット上では先輩にあたる山本順一郎氏が、妙な本を出版された。まさに想像を絶する形での廃棄物処理法を提案している。廃棄物ではなくて、未来の資源として備蓄しようという提案なのだ。いわく「平成貝塚」。さてさてどのように取り扱ったら良いか、若干難しいが。

A君:この提案の根幹は、次のようなものだと考えられます。まず、「ダイオキシン発生を伴うからゴミ焼却を止める」、のではなく、「カルシウム(生石灰)を添加して塩素が炭素と結合することを防止」することをさらに拡大利用しようということ。

B君:それは、RDFを作る場合にも、また、実際の炉の運転でもカルシウムの添加はすでに行われていて、新鮮味が無い。

A君:そこで、生石灰をゴミに混ぜてものを、そのままセメントの原料にしよう、というのが主たる提案のようです。しかも、そのようにして作ったものは、悪臭もないので、資源として備蓄が可能。それを公園のようなところに備蓄して、市民社会のゴミに対する意識を変えさせようというところに本質があるようです。

C先生:今、私自身がゴミ処理法として提案しているのは、実は完全分別なのはご存知の通り。生ゴミはエネルギーを掛けてでもコンポストにして利用(余りは捨てる)。塩素を含有するゴミ類は分別あるいはできるだけ使用禁止にして、焼却灰は全量普通のセメントの原料にする、というもの。ゴミ中に塩素があると焼却灰中に残るので、どうしても「エコセメント(鉄を錆びさせる)」になってしまって、通常のコンクリート用にはならない。

A君:セメント原料という点では、全く同じ。山本氏は、将来塩素を除去してしまう技術ができるだろうから、現在のゴミであっても、備蓄して時間を稼げば、将来立派なセメントの原料になるとしています。

C先生:この山本氏の提案が実現される可能性は、残念ながら無い?? 山本氏曰く、山本案は安井案が実現するまでの繋ぎだそうだ。実現性はとにかく、「廃棄物なるものは日本の文化には存在しないのだ」と発想転換を迫ることは賛成。市民一人一人が廃棄物を考え直すには有効なショック療法だ。念のために、私流のセメント原料提案と、山本氏の比較を図にしてみた。ご参考までに。