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吉野川第十堰の住民投票   01.29.2000




 多忙度最悪の2週間は終了した。しかし、2月5日からの米国ワシントン出張(寒そう!! しかも行き先は米国国務省!!)のためにまだまだ時間が不足したままで、とうとう、今週は記事を書くことができなかった。

 書きたかったのは、吉野川第十堰に関する住民投票についてであった。時間が無いことを理由にしているが、実は、それ以外にも非常に重要な問題があった。それは、どうしても分からないのである。何が分からないか? 単純なことである。「どうして徳島市民は第十堰に反対票を投じたか?」、が分からなかった。

 あの堰を改修することについて、東京での新聞報道では良く説明されていないが、どうもそろそろなんらかの改修をすることが必要な状態になっているようである。そこで、建設省は、現在の位置を多少下流域に移動して、徳島市内に移す案を作った。河川法の改正によって、住民の意見を聞かなければならない。そして、様々な経緯があって、なぜか住民投票が行われた。しかし、通常の住民投票ではなくて、投票率が50%を超さない限り、開票すら行なわれないという、異例の住民投票になった。

 第十堰は「無用の長物」か? どうもそうでは無いようで、水道水の取水や河川水の分流のために必須のように見える。また、洪水を回避するためということであれば、建設省提案の可動型の方が、1000億円という巨費を確かに要するのだが、住民にとっても安全性が高いように思われる。また、景観面でも、かなり配慮された提案がなされたように思える。

 さて、徳島市の住民投票で反対票を投じたのはどのような理由だったのだろうか。これは、住民投票も10例を数えた現時点で、真面目に検討をしなければならない問題のように思える。皆様のご意見を是非とも拝聴したいと思う次第。
 
皆様への質問:「徳島市の住民の多くが反対票を投じた理由は何だと思いますか?」

選択肢
(1) 建設省・建設大臣などの対応への反発

(2) 住民投票に制限を加えた市議会への反発

(3) 第十堰を改造することが洪水の危険性を増大させるから

(4) 公共工事はもともと不用だから

(5) 公共工事が1000億でも、地元にはお金が落ちないから

(6) 環境破壊だから(諫早湾干拓工事の影響か)

(7) 堰が徳島市に移動するから

(8) 景観が悪くなるから

(9) 江戸時代からの伝統的な堰が消滅するから

(10) その他 具体的にご説明下さい

今回のアンケートへのご回答は、メールにてお願い申し上げます。多数のご参加をお待ちします。もう一つの疑問、なぜ、県全体の住民投票ではなく、徳島市だけの投票になったのかに関しては、今回は不問にしたいと思います。

メール送り先:yasui@iis.u-tokyo.ac.jp