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10月30日: 日本の競争力評価
10月30日: 太陽の嵐で日本でもオーロラ
10月30日: 有機リン系の化合物の毒性解明進む
10月25日: 水素社会を唱え米国先行
10月23〜24日: 北九州でエコテクノ展示会
10月22日: がん疫学の先駆者
10月22日: たばこの健康被害裁判
10月21日: ロシアに京都議定書批准を促す
10月20日: 全都清、ガスボンベ類のシステム検討開始
10月18日: NACS名古屋のシンポジウム
10月17日: 明日はNACSのシンポジウム
10月17日: 所沢ダイオキシン最高裁判決は「差し戻し」
10月16〜17日: 松山から名古屋へ
10月16日: 日弁連人権擁護大会での化学物質シンポジウム
10月14日: 連休の新プリウス
10月11日: 神社新報のお焚き上げ論
10月10日: GM副社長の見解 10月7日あたりの報道
10月10日: 南極のオゾンホール、過去2番目の規模
10月 9日: PRTRのシンポジウム
10月 7日: 串田氏地震予知の評価
10月 6日: 薬草の知識
10月 6日: ゴルフ場の農薬激減
10月 6日: 国内8頭目のBSE
10月 6日: 疲れた!&週刊誌の記事
10月 2日: 杉並区庁舎ペットボトル追放
10月 2日: 中国エビから抗生物質検出
10月 2日: ディーゼル289台中7台が違反
10月 1日: 週刊朝日とAERAを入手
10月 1日: ディーゼル車規制開始

10月30日: 日本の競争力評価
世界経済フォーラムが発表した、102ヶ国を対象とした比較調査。持続的な中長期的な競争力を指標化したもので、結果は11位。昨年、一昨年より上昇。
上昇に寄与したのが、技術力で5位(企業レベルの技術力2位、企業レベルの開発費3位)。
これに対し、ひどいのが銀行の信頼性で102ヶ国中の最下位だった。その他の項目も足を引っ張った形で、マクロ経済24位、公的機関の効率や質が30位。
政治家の質51位、財政面81位、政府補助金の使い方90位、などの項目もひどいものだった。
総合的なランキングだが、
(1)フィンランド
(2)米国
(3)スウェーデン
(4)デンマーク
(5)台湾
(6)シンガポール
(7)スイス
(8)アイスランド
(9)ノルウェー
(10)オーストラリア
(11)日本
(12)オランダ
(13)ドイツ
(14)ニュージーランド
(15)英国
北欧諸国が全般的に健闘しているが、これらの国の温暖化対策はすでに進行中。環境先進国が上位に来ているということの意味を味わってみたい。恐らく、中長期的にみて、環境と経済とは並行して進展するのだろう。
10月30日: 太陽の嵐で日本でもオーロラ
太陽のフレアで放出された荷電微粒子が時速800万キロで地球に到達。いわゆる磁気嵐が起きた。カナダなどでは、通信に障害が出た。テキサスでもオーロラが観測された。日本でも、陸別でオーロラの写真が撮れたとのこと。
10月30日: 有機リン系の化合物の毒性解明進む
オウム松本被告の裁判も結審したが、サリンは代表的な有機リン系毒物である。殺虫剤などに広く使われている。
カリフォルニア大学バークレー校などの研究によって、急性毒性が出ない場合であっても、遅れて手足の麻痺などの症状が出ることが分かっていて、その解明が行なわれた。
この遅発性の麻痺のメカニズムだが、リソフォスフォリパーゼなる酵素の代謝機能を有機リン化合物が阻害するため。この酵素は、リソレシチンなる神経伝達物質を分解するもの。
さらに問題なのは、遅発性の麻痺が生じない程度の濃度であっても、多動障害(落ち着きが無く集中できないこと)が起きることも分かった。
これらの酵素に関する影響は、哺乳類であれば、すべて共通のことで、ダイオキシンなどの毒性のような種による違いは無い。すなわち、ネズミの実験であっても、ヒトにそのまま当てはまるものと思われる。
多動障害は、PCBなどの影響ではないか、と言われてきたが、今後、有機リン系の化合物のさらなる検討が必要だろう。
C先生:化学物質が怖いと言っている人でも、殺虫剤に対しては余り警戒感が無くて気軽に使う。抗カビ剤や抗菌剤、防虫剤などについても、同様の傾向が見られる。虫・カビ・菌だけを殺し、その他の生物に全く影響の無い便利な薬剤はやはり無い。
A君:だからといって、残留農薬が怖いとも言えないですね。
B君:食物のように口から入る場合と、肺に直接吸入される場合とでは、かなり作用が違う。
C先生:有機野菜が安全・安心だと言うが、それは、農業従事者と周辺住民にとっての安全・安心であって、その次が環境に対しての安全・安心。消費者の健康に関する安全・安心とはまあ関係ない。
10月25日: 水素社会を唱え米国先行
朝日新聞朝刊
「日米対決−揺れる米国自動車市場」なる記事の後編。
イントロでは、ハイブリッドと水素との競合状態を紹介しているが、最終的な論調は、「米国の水素社会に負けるぞ。なんといってもGMは水素インフラまで作ろうとしている。1万1700箇所の水素スタンドを作るのに必要な費用は120億ドル。これは、イラク戦争が870億ドルなのだから、不可能ではない、とGMも述べているぞ」。
これも、HP本記事で述べたいと思うが、「水素社会は、何かメリットがあって自然に成立するか、あるいは、行政的な手法をもって強制的に作るか、のいずれか」。ただし、後者を行なうにしても、なんらかの理由が必要。
現時点では、メリットが余りない上に、行政的手法で実現しなければならない理由も極めて薄弱である。どうみても、石油枯渇待ちだろう。ただし、石油が枯渇した場合でも、自然エネルギーが作る水素が本当に使えるのなら、炭素源をどこから得てガソリンを合成すれば良い。
10月23〜24日: 北九州でエコテクノ展示会
エコテクノの展示会はすっかり定着したようだ。今年も、恐らく目標の3万人は達成したのではないだろうか。
23日には、K−RIP(九州リサイクル産業交流プラザ)の5年目の報告会。ベンチャービジネスの報告。太陽光発電を設置してしまたので、その次に実験をしてみようか、と思ったのが、屋上緑化。ヒートアイランド対策に絶対に効果があるとも言えないものではあるが、真夏に屋上の温度が多少下がるのは良いことかもしれない。実体は、マサキ・エンベック(株)のルーフソイルというもの。その他、ハウステンボスの牡蠣による水質浄化の研究を含め、合計7件の報告があった。
当研究室もブースを出した(場所代は免除。感謝!)。例によってアンケートプログラムを展示したが、景品に用意した発泡酒、極生、生黒1000本が、2日目の午後に品切れ。3日目に急遽追加したが、相当量のアンケート件数を稼ぐことができた。
24日の午後、「地球温暖化防止技術シンポジウム」、詳細は、本記事に。
10月22日: がん疫学の先駆者
リチャード・ドール博士(英国)のこと。90歳。先日来日した。高齢にもかかわらず、スケジュールはビッチリだったようだ。
喫煙が肺がんの原因になると初めて発表したのが、1950年。当時、たばこ業界から「証明不十分」との反論に対して、3万人の喫煙する医師の追跡を続け、疫学的研究成果を発表した。
日本対がん協会のパンフレットには、がんの原因として「35%は食物、30%はたばこ、1%は食品添加物」と書いてあるそうだ。
これは、ドール博士が、米議会の依頼によって、米国人を対象に調査し、81年に発表した調査結果。これによって、がんの主因は「化学物質」「職業」というという当時の常識を覆した。
ちなみに、「食物」は「天然自然の食物」を意味し、残留農薬は原因の1%にもならず、0%として評価されている。
「どの成分ががんを引き起こしたり、防いだりするのかは分からない。私は、栄養はサプリメントではなく、自然のものからとる」、とドール博士。
10月22日: たばこの健康被害裁判
たばこによって肺がんになった、などと6名が国とJTを訴えていた裁判で、東京地裁は、請求棄却の判決。
日本におけるたばこの表示は甘いのは事実だが、この裁判は米国なら勝てても、日本では勝てないのではないだろうか。何か社会的常識というものが違うから、という訳の分からない理由で。
その理由というものをもう少々考察してみれば、「日本で一般的な全国紙というものが米国ではこれほど読まれていない。日本人のもっている常識的な知識は、米国における状況よりも、はるかに画一的である。すなわち、たばこの箱に記載していないからといって、その知識を知らないと言い張るだけの状況にない。たばこが有害であることは、実は、原告も非常によく理解していたのではないか」。とでも言ったことになるのだろうか。
10月21日: ロシアに京都議定書批准を促す
朝日新聞 社説
ロシアのプーチン大統領が朝日新聞を読んでいるとは思えないが、京都議定書を批准するかどうか、態度がはっきりしないロシアに対して、文句を付ける社説だった。
ロシアが批准を遅らせている理由は、アメリカ離脱によって、排出権取引で利益を得ることが難しくなったこと。さらに議定書が発効すると、石油価格が低下し、大切な輸出物が被害を受ける、との解釈による。
朝日の主張は、早く議定書の枠組みを動かし、最大のCO2排出国である米国に復帰を促すことが何よりも大事。
まあ、その通り。それには、まず、国内の反対勢力の批判をして欲しい。
10月20日: 全都清、ガスボンベ類のシステム検討開始
環境新聞 10月8日号
全都清といってもご存じないかもしれない。全国都市清掃会議の略である。全国の自治体でごみ処理問題に関してどのような問題点があるかを検討している。
西部会(西日本)では、ガスボンベ類(卓上コンロ用、小型プロパンボンベなど)の検討を開始する。パッカー車が火事になる原因はこれ。現在、目黒区のごみ減量等審議会の中心話題の一つでもある。
どこを突破口にするか、ごみ問題の場合になかなか難しい情勢判断を迫られることが多いが、「本格的には、全国共通ごみ分別ルールの策定、突破口としては、危険物の分別とデポジット制の採用」、こんな方針が良いのではないかと思われる。
その他に、市民対応としては、短寿命製品の使用回避、例えば、レジ袋の有料化による削減とごみ袋としての有効活用の検討といった取り汲みを設定することが重要かもしれない。
10月18日: NACS名古屋のシンポジウム
結論的にはなかなか面白かった。NACS=日本消費者コンサルタント協会のメンバーは、サラリーマン業の傍ら、コンサルタントとしての資格を取っているといった方々が多く、環境関係についても、深い洞察力をもっておられる。どこかのシンポジウムでの一部参加者ように、その団体のスローガンを無知蒙昧に推進するといったメンバーでは全く無いので、インテリジェントな会話が可能なので楽しい。
今回のシンポジウムは、会場の周辺の壁に、いくつかの展示が行なわれ、それを見るという時間があったもので、その間も、質疑応答ないし議論を続けることができた。
成功するかどうか、かなり心配されていたようだが、結果的には、人が集まりすぎて会場が狭かったような状況で、大成功だったのではないだろうか。
10月17日: 明日はNACSのシンポジウム
昨晩は名古屋泊まり。最近は、インターネットを使えるというホテルがあると、なんとなくそれを選択してしまう習性になった。やはり中毒か? それなりに理由はあって、このHPのアップロードは、モバイルからだと時々失敗するのだ。FTPのセキュリティーが厳しいためだと思うが、パケットが途切れるとサービスをちょん切られる感じ。メールを取るだけだと、ときどきとんでもなく大きな添付ファイルが来て受信できなくなったりして迷惑をするが(2Mバイト以上になるとまあ取れない。その場合には、そのメールだけを消すソフトを走らせる。余り良いソフトが無いのが問題)、それ以外はまあまあなのだが。
NACS(日本消費者コンサルタント協会)のシンポジウムは、展示ブースがある形式で結構面白そう。当研究室も展示を出すことになっている。
10月17日: 所沢ダイオキシン最高裁判決は「差し戻し」
この話も極めて重要なので、本記事にしたい。今回の新聞報道を読んでも、今ひとつすっきりしないことが多い。しかし、最高裁の判決に対するテレビ朝日のコメントが、余りにも固定観念に縛られているので唖然。メディアの責任というもの、さらにメディアの立場が変質しつつあることを理解していないようだ。今回の最高裁判決は、メディアの特権階級意識(=メディアは常に正義)に対する市民的批判を意識してのことだろう。
10月16〜17日: 松山から名古屋へ
日弁連のシンポジウムを終えて、名古屋に向かった。午前中に名古屋に入るには、朝、松山発では極めてきつい。朝一番の飛行機だと僅かに間に合わない。それに飛行機は不確実性が高い。6時15分松山発の特急しおかぜだと間に合うが、朝に弱い人間としてはちょっとつらい。そこで、途中まで戻って泊まることにした。岡山では面白くないので、丸亀市を選択した。
予讃線は初めて乗った。そもそも松山に入ったのも初めてだった。シンポジウムの記録をパソコンに入力していたのだが、なぜか気持ちが悪くなってきた。車酔いの症状に近い。新幹線などでは、全く問題ないのだがと思って、ちょっと冷静になって観察すると、非常に横揺れが激しいのだ。在来線の特急は、先日も北陸線に乗っていいるが、これほどでは無かったような気がする。(O川さんという方からの情報だと、予讃線の特急は「振り子型の電車」らしい。揺れを防止して、カーブを早く走れる)。
丸亀市には21時35分到着。空車のタクシーの群れがお出迎え。しかし、ホテルまでは徒歩7分程度。遠くにライトアップされた丸亀城が見える。9階の展望風呂なるものがあるので、景色を見に行った。城とは反対の海側だが、瀬戸大橋がかすかに見えた。
翌朝、丸亀駅に向かうと、中学高校生の集団が駅から出てくる。この丸亀市の一大産業は教育なのかもしれない。そういえば、丸亀高校の出身者という人を何人か知っている。
しおかぜなる特急はいしづちと連結していて、隣の多度津で分離される。この宇多津(当初、多度津と誤記されておりました)なる町が、なにか新興都市的な雰囲気だ。どなたかに真相を伺いたいのだが、どうも瀬戸大橋開通の産物なのではないだろうか。
瀬戸大橋を渡った。景色が良いことは良いのだが、写真を撮ると、橋の欄干が邪魔。ご存知のように、上を道路、下を鉄道の二重構造になっているから、仕方が無いといえば仕方が無いことだ。それにしても良い天気だ。
10月16日: 日弁連人権擁護大会での化学物質シンポジウム
非常に盛りだくさんなシンポジウムで、最後に設定されていたパネルディスカッションが予定よりも30分短くなった。そのため、議論らしい議論を行なうには不十分な時間しかなく、各パネリストがそれぞれの立場から発言をするというところまでで終わった。もっとも、さらに時間が有ったとしても、同じ事なのかもしれない。
詳しくは、本記事にしたいと思うが、今回のシンポジウムで最悪だったのは、一部の参加者の態度。シンポジウムというものを何かの団体交渉だと誤解しているのだろう。何か発言すると、それに対してヤジが入るのだ。しかも、身内(多分?)の発言には盛大なる拍手なのだ。どこの誰がそんなことをしているのか調査したいが、大体の雰囲気としてはお分かりいただけるかと思う。
それにしても、シンポジウムというものの目的とは何なのだろう。多様な考え方があることを、すなわち、自分以外の意見がどのようなものであるかを十分に把握した上で、何らかの感触を得ることが重要な目的だと考えていたが、その目的の達成のためには、「自らの見解に常に疑問を持ち続ける」といった、一定程度以上の知的訓練を積んだ参加者だけを選択しなければならないのだろうか。
実際、環境問題に正解は無いに等しい。不正解は山ほどあるように思えるが。我々の目指すべきことは、絶対的な正解を求めるのではなく、少しでも賢い選択をすることだろう。となると、自らの知識と見解を常に批判的に見ることが重要だと常々思う。いくら勉強しても、自分が分かっていないことが山ほどあるという感じだが、それが「環境」というものの本質なのだろう。そのために、シンポジウムは有効なものだ、と個人的には思っていたのだが。
10月14日: 連休の新プリウス
親族の見舞い・訪問を兼ねて、山梨県下部温泉まで出かけた。行きは日曜日の11時。東名の横浜青葉から厚木基地近傍まで渋滞。そのまま富士インターまで行って、身延山を参拝してから、下部(標高220m?)へ。翌日は、本栖湖(標高900m?)まで登って、そこから朝霧高原、十里木(愛鷹山)、御殿場、246号経由、最後は厚木から東名。246号の中川温泉入口あたりから山北まで、厚木小田原道路の終わりから横浜町田の手前まで渋滞。といった経路。
合計406km走行。燃費計では25.4km/Lとなった。若干甘いだろうから24km/Lぐらいだろうか。それにしても、渋滞、高速、山登りと悪条件が多いにもかかわらず、やはり圧倒的高燃費。飛ばす心を捨てて走った結果ではある。
ちなみに、身延町も下部温泉も、AirH”電波の気配が全く無かった。しかも、泊まった宿の電話機が、古い古いダイヤル式。ケーブルは壁から出ている。全くメールの取れない2日間だった。
10月11日: 神社新報のお焚き上げ論
神社新報なる新聞がある。週刊紙である。ダイオキシン騒ぎ以来、法律的には認められている「お焚き上げ」も、「落ち葉焚き」も地域の反対でできなくなっている。今後、どうしたらよいのか、5回に渡る記事が掲載された。
10月13日号が5回目ということだが、そこでは、いくつかの処方箋というものが紹介されている。本当の記事は、旧仮名遣いである。
処方箋その1:最新式の焼却炉を導入する。お焚き上げは本来法規制を受けないので、必ずしも処理基準に合致した焼却炉である必要は無い。東京都心の神社では、「お焚き上げ」以外には使用しない、という誓約書を出して、従来からの焼却炉を使用しているところもある。ただし、同神社は山の上にあって、住宅密集地の神社とは違う。
処方箋その2:境内の落ち葉は焚き火しないで、鎮守の森に還元する。しかし、都市部の小規模神社では不可能だ。自治体の堆肥センターを利用するという方法もある。
処方箋その3:全国の神社が結束し、声を上げる。神道の底流を流れる自然への畏敬、自然との共生感を、特に氏子崇敬者や周辺住民、さらに国内外に積極的に発信するとともに、国の環境行政の健全化を訴える必要があるだろう。
処方箋その4:平成9年暮れの本庁通達でも指摘されているように、授与品の材質への再検討も必要であろう。プラスチック製品の多用から、自然に還元されやすい製品の開発・利用を促進できないだろうか。「ごみ処理」や「ダイオキシン対策」の発想からではない。お焚き上げの本来の信仰的意義にかなった、しかも煙や臭いの心配のない方法の開発が必要。
最後に、「お焚き上げ」にはすばらしい哲学が、として、埼玉県T市の元市会議員の発言が紹介されている。「お焚き上げは、清浄さを追求する日本古来のすばらしい哲学である。これで命を落とした人がいるだろうか。逆に清らかな気持ちになる。1000年、2000年と続いている知恵を、他人の尻馬に乗って批判するのは愚かである」。
C先生:個人的には無(既成)宗教で、「キリスト教的」であり、かつ「八百万の神的」な宗教心の人間(矛盾多々)だが、処方箋3、4に賛成。奉納した絵馬などが、産業廃棄物として処理されたら、折角の有り難味がゼロになりそう。やはり、昔ながらの材料と昔ながらの方法で、清らかに「お焚き上げ」されると有り難味がでるだろう。この有り難味は、恐らくダイオキシンの害を遥かに凌駕する心理的な良い効果を持つだろう。もっとも、煙の本当の害は、ホルムアルデヒドやPMあたりにありそうだが、PRTRをみても、その量たるや相当なものなので、多少の「お焚き上げ」が有っても、問題にならない。
A君:子供の教育上からも、「落ち葉で焼き芋」を復活させたい。神社がご近所とが一緒になって、神社だからこそ許される「落ち葉焚き」の復活運動をやるべきでは。火は危ないものであるが、有用なものであることを学ぶには、焚き火が一番。
10月10日: GM副社長の見解 10月7日あたりの報道
2010年には、燃料電池車を採算ベースに乗せるとのこと。ハイブリッド車については、07年までに12車種に搭載予定だが、本命の燃料電池車までのつなぎの技術で、ガソリン価格の安い米国では主流にはならないだろう、との見通しを語った。
中国の環境対応車について、中国は天然ガスや石炭が豊富なので、水素社会への移行は、日本や米国よりも早いかもしれない、と述べている。
C先生:自動車会社の首脳は、必ずこのように述べる。その理由は簡単。水素インフラの構築は、自分達の責任ではないからだ。「ガソリン価格の安い米国では、水素インフラを作るのが大変だ。だから燃料電池車は普及しなかった」、という言い訳をすでに考えているようだ。そして、ハイブリッド車を相当長期間に渡る本命と見ているのが、世界の自動車産業の本音。しかし、トヨタが余りにも先行しすぎているので、どこも、そう言えないのだ。
A君:天然ガスはその通りですが、石炭が豊富だと、どうして水素社会へ移行なのでしょうか。水性ガス反応を考えているのでしょうか。二酸化炭素の発生量は多いと思いますが。
10月10日: 南極のオゾンホール、過去2番目の規模
南極のオゾンホールは、すでに縮小を始めていると言われている。昨年は、かなり小さかった。しかし、今年のオゾンホールは、過去2番目の規模だという。本当に縮小を始めているのだろうか。揺らぎがどのぐらいなのか。
調べてみると、http://www5.cao.go.jp/seikatsu/sho-ene/handbook2003/1st/1/1-1.html
が分かりやすい。2001年までのデータだが、2000年にピークを迎えており、昨年は小さかったので、2年連続で小さくなったが、今年はまた大きくなったということのようだ。
オゾン層を破壊する成層圏での塩素濃度は低下傾向にあるというが、温度などの影響で大きく成長することもあるのだろう。
10月9日: PRTRのシンポジウム
NEDO主催のPRTRに関するシンポジウムが、JAの国際会議室で開催された。300名以上の参加者で大盛況だった。9名の方々が講演、その後のパネルディスカッションの座長を務めたが、その結論は、大体以下のようなもの。
(1)初年度のデータは、精度がやや低いものがあったように思える。これからは信頼性の高いデータを出すことが必要。しかし、精度を高めるだけではなく、前年度のデータとの違いなどを説明することがデータの信頼性を高めることだ。
(2)解析も様々な観点をもったものが試みられるのが望ましい。解析の本筋は、濃度換算してリスク評価へ、であるが、こればかりが解析ではない。
(3)市民へのコミュニケーションとしては、PRTR情報をどのように受け取るべきかを含めて伝達が必要。脅かすばかりが能ではない。しかし、全く安全だと言い切ることは不可能。市民に「適切な関心」をもってもらう必要がある。
(4)市民への情報は、製品から、あるいは、家庭内での化学物質への暴露などの情報も併せて示すことが重要。
(5)本筋のリスク解析を行なうにも、まだデータが不足しているのは事実。まだ、様々なセクターの努力が必要。
本編の話題にする予定。
10月7日: 串田氏地震予知の評価
M岡さんから情報をいただいた。面白い情報だったので、皆様にもご紹介。
http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/bosai/fm/report.html
この早川先生の見解は、バランスが取れたものだと思う。個人的見解とも近い。予知工学というものがあるとすれば、メカニズムが不明でも、実用になればそれなりの役割を果たす。
10月6日: 薬草の知識
朝日新聞朝刊元気欄
薬草の知識が色々と書かれていたが、そもそも薬効とは何かの解説が無かった。薬効とは「過剰摂取すれば毒物」を意味する。薬草の知識の中で、これがもっとも重要なのでは。さらに、植物は基本的に毒を含むことも重要な知識だ。
10月6日: ゴルフ場の農薬激減
朝日新聞朝刊くらし欄
バブル期に比較して、40%減とのこと。管理費の切り詰めと同時に、病害虫に強い芝を育てる、あるいは、若干の雑草の混入を許容する英国流、などの手法を使用。
10月6日: 国内8頭目のBSE
1歳11ヶ月のオスのホルスタイン。肉骨粉禁止後なので、これまでとは全く違うルートで感染か? 解明が待たれる。
10月6日: 疲れた!&週刊誌の記事
4日、5日、研究室の合宿といっても、泊り込み飲み会みたいなものだが、そこでテニスなどをちょっとだけやったら疲れた。筋肉痛だ。週刊誌類の論評は、大体販売が終わったらやるのが通例なので。
地震の前兆の話 週刊朝日10月10日号
串田嘉男氏による予知情報「9月16日、17日±2日のうちに、南関東(震源は山梨・神奈川)にM7.2±0.5規模の地震が起こる前兆がある」(週刊朝日10月3日号)、のフォローの記事。
実際に起きた地震は9月20日午後0時55分、千葉県九十九里浜を震源でM5.7。
これに対して串田氏は、「観測に誤差が生じた原因に2つ。一つは観測データの解析ミス。もう一つは、実際に起きた地震の規模はもっと大きかったという可能性」。要するに、外れたのではなく、当ったが、誤差があったという言い方。
マグニチュードの方に色々と難癖を付けているのは、やはりM7級の予測は難しいことを分かってのことか。ご存知のように、Mが1だけ小さい地震は8〜10倍、Mが2小さい地震は64〜100倍も発生している。今回、Mで1.5の誤差があったのだが、Mが1.5小さい地震は、22〜32倍も多く発生している。すなわち、たとえ今回のM5.5級が当ったと仮定しても、M7級が当るには、今よりも20倍以上も予知精度が高くならないと駄目なのだ。
はっきり言って、こんなコメントを出すようでは、地震予知&予知研究のプロから信頼されるはずも無い。「今回の予知は外れた。その原因は、まだまだ前兆把握の体系化が十分ではないこと。そんな状況で予知情報を出したと言われても仕方が無い」、とでも言ってくれたら、プロとの間に何か連携の可能性が出たかもしれないが。
がんになりやすい地域 AERA 10.6
まあ、「だからなんなの」の記事だった。最後の坪野吉孝東北大学助教授のコメントで終わっているのが、救い。「生活習慣との結びつきは慎重に判断するべきです。動物実験の段階で報じられるような目新しい話題は、興味深い話と受け止める程度にして、あわてて取り入れる必要はありません。専門機関などが市民に勧める行動指針とは別に考えたほうがよいでしょう」。
ちなみに、その行動指針とは、恐らく、「食物・栄養とがんの予防」(1997)のようなものだろう。本HPでもかつて取り上げている。
10月2日: 杉並区庁舎ペットボトル追放
本庁社内での自販機からペットボトルを追放した。理由は、収集コストが掛かるから。1本の収集処理費用が6円ほどかかり、他の容器よりも高い。まず、区の職員の啓発から、とのこと。
10月2日: 中国エビから抗生物質検出
中国からのエビは、全数チェックされているらしいが、なぜかすり抜けた。テトラサイクリン系の抗生物質が検出された。
C先生:抗生物質の影響のエンドポイント、すなわち、なぜ悪いかとなると、不明の部分が多いが、長期間摂取しつづけると、耐性菌が発生する、体内細菌のバランスが崩れる、環境中の細菌のバランスが悪くなる、といったことが起きて、結果的にアレルギー疾患などを増やすというシナリオが考えられているのだろう。
10月2日: ディーゼル289台中7台が違反
昨日のGメンによる調査結果。どう評価すべきなのだろう。多いのか少ないのか。家電リサイクル法に関わる不法投棄の割合が1.5%程度とすると、この2.5%ぐらいは??
10月1日: 週刊朝日とAERAを入手
週刊朝日は、「串田さんの地震記事」、AERAは「がんはどこが多いか」。いずれに論評したい。
10月1日: ディーゼル車規制開始
いよいよ首都圏のディーゼル車規制が始まった。これに反対する30台のデモも行なわれた。そこには、東京大気汚染訴訟原告団の姿もあるという。いささか意外な組み合わせ。

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