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「今月の環境」(9月2003年)




9月30日: プリマハム書類送検
9月30日: 中国での毒ガス遺棄政府に責任
9月30日: 長崎園児殺害、少年を自立施設へ
9月29日: 温暖化対策税の議論
9月29日: ナッツに心臓守る効果
9月29日: アルツハイマーの予防にはポリフェノール
9月28日: 出光北海道製油所タンクで火災
9月28日: 「塩ビは安全」とアッピール躍起
9月28日: アレルギー体質判定検査キット
9月28日: ピロリ菌の除去で、胃がん発症1/3に
9月28日: パソコンリサイクルの解説記事(朝日)
9月28日: 二酸化炭素排出権の相場
9月27日: いよいよ不安は天災へ??
9月26日: ディーゼル規制の影響
9月26日: BPAに肝臓の酵素でホルモン作用(9月22日の朝日記事)
9月24日: 読売新聞にマイナスイオンの記事
9月23日: 企業が中学で環境教育
9月21日: 超巨大地震の放送 テレビ朝日系列
9月21日: 最近はやりの脅迫メール到着
9月20日: 新プリウス到着
9月20日: モンゴルに太陽光発電
9月20日: 日本のカイコ、インドで活躍
9月20日: 私の視点 有機栽培
9月18日: 南関東に大地震いまだ起きず
9月18日: 同志社大で講演
9月15日: WTOの閣僚会議決裂
9月14日: 海洋投棄全面禁止
9月14日: 製品中の化学物質開示
9月13日: 規制緩和48項目決定
9月11日: 車排ガスに新認定基準
9月10日: 環境優等生に低利融資
9月9日: SARSシンガポールで復活
9月8日: ブリヂストン栃木工場火事
9月8日: 南関東大地震説
9月8日: ディーゼル車で喘息、花粉症は治る!?
9月8日: 夏休み2
9月7日: 夏休み
9月6日: 明大前駅の太陽電池
9月4日: アマメシバ(健康食品)で健康被害
9月2日: アイスランドの二酸化炭素ゼロ国家
9月1日: プリウスの発表会へ

9月30日: プリマハム書類送検

 プリマハムのベーコンの中に、アレルギーの原因になる卵白が含まれていることを知りながら表示しなかったとして、書類送検された。42万4300パックが販売されたという。 ベーコンの製造段階で卵白を使用すると、豚肉同士を容易に繋げる上に、舌触りが滑らかになる。

 02年4月から、卵、乳、小麦、そば、落花生のアレルギー物質5品目の原材料表示が法的に義務化された。

 プリマハム「表示義務違反で転売済みの製品を回収するのは手間だと思った」。

C先生:これらのアレルギーは、死ぬ可能性がある。またもや食品業界のモラルの低さが露呈。すべての食品会社を一回りするまで、まだまだ続く。皆さん、しばらく、プリマハムに対して不買運動を!!

9月30日: 中国での毒ガス遺棄政府に責任

 東京地裁は、旧日本軍の毒ガスを放置した責任は政府にあるとして、中国人死傷に関わる2億円の訴訟に対して、1億9000万円の賠償命令を出した。

9月30日: 長崎園児殺害、少年を自立施設へ

 長崎家裁は、中学一年の男子生徒を自動自立支援施設に送致し、1年間行動の自由を制限する措置を取ることを決定。
 家裁の判断に、「これまでの対応などから更生に向けた両親の協力は困難が予想される」、というものが含まれている点に注目したい。

C先生:親のおもちゃにされた子供の悲劇だと見ていたが、どうも正しかったような気がする。社会に対する親の責任は問えるのか、問えないのか。民事訴訟は有る。それ以上は、法律的には無理なのが現状。

9月29日: 温暖化対策税の議論
   朝日新聞朝刊 くらし欄

 環境省の温暖化対策税に対して、色々な主張があるという話。

 税の骨子は、以下の通り。良くまとめられている!!
「課税対象物」:石炭、原油、天然ガス、石油製品(ガソリン、軽油など)、都市ガスなど
「納税者」:輸入業者か精製業者
「税額の設定」:炭素含有量に応じて設定
「税額」:試算として、炭素1トンあたり3400円。 (二酸化炭素1トンに換算すると、3.67倍だから、1トン当り1000円弱)
「減免措置」:国際競争力への打撃が極めて大きいものなど
「税収の使途」:省エネ機器や住宅、低燃費車の普及促進、新削減技術の導入支援、都市ビルの屋上緑化、森林整備など

 これに対して、産業界は真正面から反対している。日本の二酸化炭素排出量の4割が産業部門によって占められているが、鉄鋼、化学、セメント、製紙などのエネルギー大量消費産業は、税負担に耐えられないという。

 日本経団連はこう主張する。「削減成績の良い産業界が、成績の悪い家庭、運輸の肩代わりをするのはおかしい」。

 日本鉄鋼連盟は、「焦点は、家庭、運輸両部門の排出を減らすことだが、1世帯月460円程度の負担で使用が減るのか疑問だ。税収を使った対策を重視するなら、徹底的な政策評価をしてメニューを示すべきだ。環境省案にはそれがない」

C先生:個人的には、温暖化対策税には賛成だが、日本経団連、日本鉄鋼連盟の主張には、それなりの合理性がある。

A君:家庭の負担が低すぎて、削減のインセンティブにはならないですね。

B君:毎回言うように、温暖化対策税は、使途が命だ。何にどう使うか、良く練られた提案が無いと、理解は得られない。

C先生:我々の主張は、これまでも述べているように、企業の技術開発実績と削減実績に対して、払い戻すこと。例えば、低燃費の車を開発したら、その車の技術開発を評価して、開発した企業に税収を払い戻す。例えば、超軽量鋼板がそのキーになる技術であれば、その寄与率に応じて、鉄鋼メーカーに対して、払い戻す。

A君:超軽量ペットボトルが開発されれば、それに対しても払い戻す。その際、ペット樹脂の成形に対して技術的な進展があって減ったのであれば、その成形技術を開発した企業がそれを受け取り、樹脂そのものの工夫に理由があれば、樹脂を開発したメーカーがそれを受け取る。

B君:削減実績の方は、ペットボトルの使用を止めて、リターナブル瓶に切り替えた飲料メーカーには、それによる削減分を払い戻す。

C先生:当然のことながら、自社の排出量を削減した企業には、その分を払い戻す。

A君:こんなことをやるとどうなるか。例えば、13億トンの二酸化炭素の放出に対して税収があり、最終的に1億3千万トンの削減が行なわれたとすると、1トンの放出に対して税金は1000円を払うが、1トン削減すると1万円の払い戻しがあることになる。勿論、色々と経費は掛かるので、こう単純ではないが。

B君:この方法の大々的な難点は、どうやって削減効果を認定するか。

C先生:まず、かなり妥当だと思われる「効果の評価法」を誰かが作る必要がある。さらに、実施段階になると、企業からの申請がその通りであるという認定が必要になる。そのための人件費がかなりかかる。まあ、雇用の創出だと思えば良いかもしれないが。

9月29日: ナッツに心臓守る効果
  朝日新聞朝刊

ナッツに含まれるαリノレン酸の効果だという。

C先生:馬鹿馬鹿しいので、これ以上述べない。αリノレン酸やEPA、DHAについては、本HPでも取り扱っているのでご参照を。

A君:EPA、DHAをサプリメントで摂取するのは、過酸化物ができて活性酸素を出す。あるいは、止血しにくくなるといった悪影響があるので、お勧めしがたい。

9月29日: アルツハイマーの予防にはポリフェノール
  朝日新聞朝刊

 山田正仁金沢大教授の研究。赤ワインを500ml飲めば、アルツハイマーの予防になるという。線維化したβアミロイドの分解に効果が有るという。

C先生:その前にアル中になるのでは。

9月28日: 出光北海道製油所タンクで火災

 最近、産業界の火災が多い。地震の影響ではあるようだが、最近、不景気で設備投資が行なわれなくなって、保守点検の人材もリストラで少なくなっていることが、間接的に影響を与えているのではないだろうか。

9月28日: 「塩ビは安全」とアッピール躍起

 朝日の記事。小さいものだったが。

 電機・電子業界の団体がまとめた有害物質のリストと解釈可能な、「混入情報を求める29の化学物質群」のリストに塩ビが入っていることを問題にして、塩ビ工業・環境協会がアッピールしている。

C先生:塩ビは、市民団体がなぜか攻撃対象にするものだ。電機・電子メーカーとしては、消費者に対して良い子になりたいものだから、塩ビ削減を言いたがる。しかし、塩ビ削減によって、発火などのリスクが増えていることは発表しない。

A君:100年後にも存在しているプラスチックとしては、塩ビは最右翼。燃えないプラスチックという存在意義は、非常に大きいですね。

B君:ダイオキシン騒動の最大の被害者が「塩ビ」だろう。

C先生:ヨーロッパなどの環境先進国では使われていない、と思っている市民団体が多いようだが、窓枠などの素材としては、省エネ効果がアルミよりも格段に優れているので、大量に使用されている素材だ。燃えないプラスチックである塩ビを、通常のゴミと一緒に焼却するのは、いささか問題がある行為とも言えるが。

9月28日: アレルギー体質判定検査キット

 岐阜大学医学部が、開発。遺伝子の異常を検出するものだが、血液を使って1日で判別可能とのこと。

9月28日: ピロリ菌の除去で、胃がん発症1/3に

 感染者3400人を調べたもの。感染した人は、3.5%が胃がんになったが、除菌した人は1.1%だった。胃がんは、がん死の原因の第2位で、年間約5万人が死亡。

C先生:胃がんと遺伝子の関係はどこまで分かっているのだ?

A君:ラットについては胃がん高感受性のラットと胃がん抵抗性のラットの遺伝子の研究などがやられているようですが、ヒトでは?

9月28日: パソコンリサイクルの解説記事(朝日)

 廃パソコンが粗大ゴミや不燃ごみでは無くなる。横浜市や大阪市、さらに札幌市は、そうではないようだ。メーカー製だと7000円/台(本体+モニター)とかなり高い。自作や倒産したメーカー品だと、さらに1000円高い。

C先生:パソコンのこの処理費用は高いと思う。テレビが2700円で、パソコン用のディスプレイが4000円である理由はない。メーカーとして何を考えているのだろうか。費用が高いということは、中古市場に回るパソコンが多くなるデメリットがある。

A君:ただ、家電と違って、パソコンの場合には、新品の場合には、価格に含まれます。だから、メーカーとしては、高めの料金を設定して、中古市場に回るパソコンがあったとしても、利益を狙ったという見方も可能。

C先生:我が家のパソコンは、自作なのだが、ゴミとしての負荷が大きそうなケースだけは未来永劫使えるようにというのがその理由。マザーボードが3年に1回ぐらいゴミになるのだが、大体は、まだ使える状態で次に変えているので、学生へのプレゼントになっている。しかし、マザーボードを捨てるには、金属資源の無駄と鉛はんだのために、多少勇気が必要だ。回収費用が掛かっても良いから、回収システムを作ってくれないだろうか。

9月28日: 二酸化炭素排出権の相場

 9月26日の朝日新聞によれば、排出権を買う企業が増えているとのこと。現在の売買価格は1トンあたり、5〜9ドル。昨年は、2〜6ドルとのこと。

 そこで、どんな状況なのか、Webをチェック。

C先生:2003年3月の富士総研の文書によれば、2003年2月段階で2.75ポンド/トン。2002年4月に取引開始。その半年後の2002年10月に12.4ポンドという価格を付け、その後反落。1ポンド=185円、1ドル=112円とすれば、ピークのときには、20ドル/トン近い価格だったことになる。

 ClimateExpertsというWebでは、2010年時点で10ドル/トンと考える人が多いとのこと。

 もしも日本が排出権で問題解決を狙うとすると、そして、1億2千万トンの削減が必要だったとすると、12億ドル。そのときの為替レートが分からないが、まあ、1500億円と思えばよい。日本が使用しているエネルギー量を5億トンだとすると、1トンの燃料に300円。これを環境税で取ったところで、そのために、二酸化炭素排出を抑える動機付けにはならない。

 やはり、環境税は、税金そのものが消費を抑えるというものではなく、何に使うか、これが重要なのだろう。

9月27日: いよいよ不安は天災へ??

 メディアは何か不安が無いと困る。困るという表現は適当ではないかもしれないが。このところ、ダイオキシン、環境ホルモンなどの化学物質、そして、BSE関係で食品、と来たが、幸いにして日本という国の現状は、少なくとも、これらが原因で命が失われるようなところではないようだ。食にしても、「世界一安全な食、世界一不安な市民」でしかない。化学物質も、恐らくは同様の状況なのだが、把握しきれない部分が若干あるのだろう。

 十勝沖地震、富士山から湯気、串田さんの地震予知、しばらくの間、メディアはこれで行けるのではないだろうか。

 そろそろ自宅の地震対策を考え直そう。基本は、やはり家具の固定、ガラス飛散防止、水の確保、食料の確保、連絡方法の確認、医薬品の確保、消火設備設置などだろうか。少々研究をしよう。

9月26日: ディーゼル規制の影響

 様々な記事が出ている。

 ダンプ労組員急減(朝日9月25日)

 今年1月段階で、ダンプカー運転手らの組合員8500人が加入していたが、その後500人が脱退し、現在は8000人。脱退したうち首都圏の組合員が300名。このような急激な脱退は例が無い。

 対応車は半分(朝日9月24日)

 多摩地区の物流会社では、4月から給料が10%カット。規制に対応するためだった。

 違反者の荷主には、勧告が出されるため、三洋電機、富士フィルムなどは、厳しく対応状況を調査した。

 日野自動車によれば、昨秋から新車受注数が笛、ここ2、3ヶ月の首都圏の販売数は、昨年の2.5倍。納車まで通常の2倍の2ヶ月かかる。PM減少装置もほぼ同じだという。

 国土交通省の補助金が40億円分用意されたが、6月までに60億円分の申請があった。読み違い。

 違反車両は取り締まりきれるのか。東京都には、「自動車Gメン」と呼ぶ70人がいるが、都内の登録車に加え、他県から流入してくる1日18万台もある。
 違反車が堂々と通行できるようだと、何の規制かという声が出るだろう。

C先生:今回のこの首都圏のディーゼル規制は、いささか強引なところが多いのは事実。一方で、ディーゼル車からの微粒子の人体影響が他の要因よりも重大であることも事実。

A君:2005年規制ディーゼル車がすべてになれば、かなりの改善が期待できるのですが、ディーゼル車の寿命は長いもので。

C先生:東京都としては、PMが確実に減ったことを証明することが責務だろう。

9月26日: BPAに肝臓の酵素でホルモン作用(9月22日の朝日記事)

広島大学吉原新一助教授の研究。BPAを肝臓中の酵素と混合。BPAそのものの女性ホルモン性は、本物の女性ホルモンの1万分の1程度であるが、この操作によって女性ホルモンの半分程度の強さの物質が生成するという。

大人の場合には、BPAの代謝酵素が肝臓内に存在するので、このようなことは起きない。問題になるのは、胎児だけではないかと考えられる。

C先生:BPAについて、実に様々な研究が行なわれている。様々な情報が出てくるものの、いずれも、結局のところ、BPAはそれほど心配なものではないと思われる。

A君:やはり暴露量が減っているからですよね。

C先生:その通り。BPAの人体への暴露量は、確実に減っているようだ。

以前も記述したが、

 北大の山田教授による発表では、1989年のBPAの血中濃度が5.62ng/mlだったものが、1998年には、0.99ng/mlと低下しているという。さらに、東大・堤治教授による過去のデータでは、1〜2ng/mlがバックグラウンドの値であるとのこと。この両者のデータから判断すると、今回の対象母体血中のBPAの濃度0.4ng/mlはずいぶんと下がっていることになる。http://plaza13.mbn.or.jp/~yasui_it/EDCFin.htm 2月22日2003年)

A君:缶コーヒーや水道管の再生工事などで、恐らくかなり大量のBPAを摂取していた。しかし、そのときにどのような異常があったと言えるのでしょうか。

C先生:それに代謝速度が速いことがもう一つの判断基準。体内半減期は6時間ぐらいか。

9月24日: 読売新聞にマイナスイオンの記事

 またまた坂口昇医師の話(薬事法違反をしたセルミ医療器の陰の社長?)。共同研究者は、富山医科薬科大学の田沢賢次教授。その概要は、メールを下さった方によれば、以下の通り。

 研究は、マイナスイオン発生装置を設置した部屋と、していない部屋に、激しい運動をして活性酸素が発生しやすい運動選手11人を5人と6人ずつに分け、6日間、夜間に睡眠を取ってもらい、血液と尿を調べた。マイナスイオン濃度は、装置から3メートル離れた場所で1立方センチ・メートルあたり通常の約27倍の2万7000個に設定。

 その結果、マイナスイオンを発生させた部屋の選手の方が、活性酸素を無害化する働きを持つ体内の抗酸化物質の一種「ユビキノール」の量が約5倍も増えていた。また、活性酸素で傷つけられた細胞核や細胞膜を再生させる物質の量も3分の1程度だったことから、マイナスイオンが活性酸素を無害化し、傷つく細胞核などが減少したと推定されるという。

C先生:コメントは毎回同じ。
 今回出たという効果が、マイナスイオンのようなフェムトグラムしか存在しない物質の効果であり、その50万倍以上(今回のケースだと500万倍か)も存在しているオゾンなどの効果でないとどうやって証明できるのか。
 すなわち、化学屋としては、「検証されたという効果だが、オゾンや湿度などの効果である可能性の方が高い、と疑うのが普通だろうよ」、と言いたい。

A君:しかも、今回の結果に限れば、別の解釈ができますね。

C先生:その通り。
今回の結果についてのコメント
マイナスイオン暴露 → 体内抗酸化物質が増えている。
 なぜ体内抗酸化物質が増えたのか。生体の適応反応だと見れば、活性酸素が多い条件に存在したから、という解釈が妥当。すなわち、マイナスイオンを発生させた部屋には、活性酸素の要因が大きかったことを示す。記述が無いが、オゾン系の発生器を使ったのではないか。

A君:体内抗酸化物質の分泌が増えたので、相対的に活性酸素によるダメージの修復酵素の分泌は抑えた、とすると極めて普通の解釈になりそうですね。

C先生:がん学会で発表予定らしいが、もしも、本気で相手にしてくれる先生が居れば、完全にやられてしまう程度の発表だろう。しかし、怖いのは、学会発表の常として、程度の悪い発表には関わりを持ちたくないという心理で、多く場合無視される。特に、権威のある先生には、その傾向が強い。ところが、その無視されたことが、「否定されなかった」、すなわち、「肯定されたことだ」、と発表者が誤解する場合が多い。これがもっとも怖いことだ。

9月23日:
 企業が中学で環境教育
 NHKニュース10

浜甲子園中学の1年生の総合学習。企業の環境問題の担当者が説明を行なった。

今回の事業は、企業のあり方そのままに教えて欲しい、との要望に応えたもの。

古着の輸出業。140〜150万枚を東南アジアに輸出していたが、それぞれの国が自分達の繊維産業の保護のために、古着の輸入をやめた。それでは繊維にしようと思っても、最近の衣服は余りにも複雑な混合物。

スポンジケーキを焼いて洋菓子にしているが、ふちの部分は、1日1.5トンも捨てることになる。これは勿体無い。

C先生:環境教育が環境問題の解決の鍵ではある。しかし、何をどう教えるか、それが非常に難しい。放映された2種類の題材は、持続可能性ということを考えるのに良い問題かもしれない。

9月21日: 超巨大地震のテレビ放送 テレビ朝日系列

 東海地震、東南海地震、南海地震、それに富士山の噴火。阪神淡路大震災時のサバイバル術。
 いよいよ、地震が来るのだろうか。

 途中からだったので、地震予測の話を見逃してしまったようだ。

 それはそれとして、昨日、千葉を震源とする震度4の地震があったが、これは串田さんにとっては大外れでしょうね。

9月21日: 最近はやりの脅迫メール到着

DATA管理番号:BL56485

弊社は信用調査会社様からの依頼に基づいて料金支払遅延者のデーターを一括管理しているDKC(データー管理センター)と申します。
この度は貴殿が使用されたプロバイダー及び電話回線から接続された有料サイト利用料金について運営業者より利用料金支払遅延に関してブラックリスト掲載要請を受けました。
これまで貴殿の利用料につきましてはコンテンツ事業者および債権回収業者が再三のご連絡を試みて来ましたが未だご入金がなくまた誠意ある回答も頂いておりません。
以上のような理由から信用調査会社を経由して弊社に貴殿の個人情報を利用料金支払遅延者リスト(ブラックリスト)掲載要請が弊社に届きました。
貴殿の情報に関しましては既にメールアドレス(フリーメール含む)およびIPから、プロバイダ・ISP業者から情報開示を受け、貴殿の住所、氏名、勤務先等の情報は判明しております。
利用料金支払遅延者リスト(ブラックリスト)に掲載されますと、各種融資・クレジット契約・携帯電話の購入および機種交換他、貴殿の日常生活における信用情報に今後大きな支障が発生する可能性があります。
付きましてはコンテンツ事業者および債権回収業者ならびに顧問法律事務所とも協議の結果、次ぎの通り最終和解案を決定いたしましたので通知いたします。

合計支払金額:60000円
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■和解金: 50000円
■事務手数料: 10000円
=====================
■■合計金額: 60000円
---------------------
■送付方法:電信為替(電信為替居宅払もしくは電信為替証書払)
今回の入金受付は郵便局の電信為替のみです。
それ以外の方法では一切受付しておりません。
■送付先:株式会社データー管理センター
〒556-0016 大阪市浪速区元町2-8-4-404
■担当:井上正孝
■支払期限:上記宛に平成15年9月24日(水)必着で送付して下さい。
電信為替の送付方法に関しましては http://www.yu-cho.japanpost.jp/s0000000/ssk00000.htm を参考にして下さい。
詳しくはお近くの郵便局で確認して下さい。
なお、郵便局で発生する送金手数料は貴殿の負担とさせて頂きますので御了承下さい。

入金確認後、延滞情報リストから貴殿に関する全データーを削除し、株式会社データー管理センター保管の債権譲渡証明書、内容証明書等の書類一切を抹消させて頂きます。

ご入金して頂けず、このまま放置されますと最終的に各地域の事務所から数名の集金担当員が御自宅および勤務先まで訪問をさせて頂きます。
またその際に掛かります費用・調査費用・交通費等の雑費は別途回収手数料も合わせてご請求させて頂きます。
また場合によっては裁判所を通じた法的手段にて強制執行による給料差押え等を含めあらゆる手段対で応させて頂く事となります。

尚、これは最終的な勧告であり、また、弊社人員の対応による時間的損失等の理由からメール・電話・FAXでのお問い合わせは受け付けておりません。
また、メールアドレス相違、郵便事故、その他いかなる事由により今まで連絡が取れなくなっていたにせよ、それは弊社に起因するものではなくお客様の責任によるものです。
円満な解決を望むならば支払期限までに大至急入金をお願いします。

※注意事項(1)
管理番号で全ての管理を行っております。
送金の際は氏名および管理番号の記載をお願い致します。

※注意事項(2)
本メールは送信専用アドレスより配信されています。
このメールに返信されてもお返事は届きません。

※注意事項(3)
昨日までの時点でご入金の確認が取れない方にお送りしております。
もし行き違いに入金済みの場合はご容赦下さい。
xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
株式会社データー管理センター
〒556-0016
大阪市浪速区元町2-8-4-404
担当:井上正孝
xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

C先生:日本人は、どうもこのようなメールに正直に反応してしまうらしい。結構被害が出ているとのこと。皆様、ご注意を。
 大体、どの有料サイトを利用したかぐらいは書いてあるのが普通だと思うが。
 払ってしまって、告訴するのも一案かもしれないが。

ちなみに、このメールのヘッダーの発信に関する部分は、こんな風。

From: info@dkc.com
Received: from abaxjapan.com (aa2002110279002.userreverse.dion.ne.jp [210.249.107.9])
by host7.kinet.or.jp (8.12.5/8.11.16)
with SMTP id h8LAYm0p011748 for <yasui@iis.u-tokyo.ac.jp>;
Sun, 21 Sep 2003 19:34:48 +0900
Date: Sun, 21 Sep 2003 19:34:48 +0900
Message-Id: <200309211034.h8LAYm0p011748@host7.kinet.or.jp>
Subject: 《大至急御連絡致します》必ずお読み下さい
To: yasui@iis.u-tokyo.ac.jp
MIME-Version: 1.0
Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP
Content-Transfer-Encoding: 7bit
X-Mailer: Mail Distributer
Reply-To: info@dkc.com
Delivery-Agent: @(#)$Id: local.c,v 1.76 2003/02/17 01:38:14 atson1 Exp $ on wespe

kinetというのは、川崎インターネット。ABAXJapanなる会社は、渋谷区東三丁目に存在している。郵便為替の送り先は大阪になっているが、まあ、首都圏の人間の仕業だろう。

9月20日: 新プリウス到着

 8月初旬に先行予約していたプリウスが納車された。「値引きしろ」と言いもしなかったのに、5万円値引きだった。先行予約のためだろうか。ちなみに、現在発注しても、2ヶ月以上の待ち。

 Gグレードなので、色々と「賢い装備」をもっているのだが、本当に親切なのかどうか、それは後日報告予定。

 22日時点までで分かったことは、(1)コールドスタートからの燃費は、初代プリウスよりも確実に良い。倍ぐらい良いようだ。(2)話題の車庫入れや縦列駐車アシストは、使うのが結構難しい。この装備を購買理由にすると後悔するのでは。

9月20日: モンゴルに太陽光発電

 モンゴル、ゴビ砂漠の遊牧民の村を太陽電池で電化しようという初の事業が日本の援助で行なわれた。

 人口2000人の村、ノヨンに青く光る太陽電池パネル200キロワット分が設置。NEDOの事業で、数社が参加。村民がまず欲しがるのは冷蔵庫。今回のシステムは、蓄電池と夜間用ディーゼル発電機の組み合わせによるハイブリッドシステム。これで24時間の電力供給を実現。

 村民は、月々の電気代を負担し、5年後にも交換時期が来る蓄電池の交換費用1000万円を負担しなければならない。

C先生:蓄電池は高いようだ。風力発電とのハイブリッドというのはどうなのだろうか。

A君:晴れているときは、太陽。嵐が来れば風力。風力は夜も動作可能。良さそうですね。多少、蓄電池の量が減らせるのでは。

C先生:我が家の太陽発電、ここ2日間、発電量0だ。完全にゼロという訳ではないが、1kWh/日を超さない。台風が来ていて、風雨が激しい。こんなときは、風力があると発電できそう。

9月20日: 日本のカイコ、インドで活躍

 国内産業としてはほぼ消滅した養蚕業だが、日本のカイコが長く丈夫な糸のお陰で、インドで活躍中。 インドにも在来種はあるが、年5回前後孵化する。これに対し、日本や中国のカイコは年に2回。

C先生:日本が経済発展する際、最初にはやはり天然物のお世話になった。養蚕も重要な役割を果たした。しかし、それには、良質な生糸が必要。

9月20日: 私の視点 有機栽培
 有機JAS認定機関「OCIAジャパン」社長の鈴木由紀子さんの意見。朝日新聞。

 「有機=無農薬=安全」というイメージの安易な先行は、有機栽培に対する信頼をかえって失墜させ、その定着・拡大を図るうえで障害になりかねない。「有機」とは何か、もう一度確認しておく必要がある。

 有機とは、自然循環機能を高めるのが目的で、安全な食品はその「結果」として生れるものなのである。

C先生:極めて妥当な判断だと思う。しかし、「残留農薬が全くゼロの野菜でもリスクゼロではない。食物には、必ずなんらかの毒性がある」、という記述が欲しかった。

9月18日: 南関東に大地震いまだ起きず

 9月8日に記述した件。京都を往復するのに、やはり若干気になった。飛行機で行くことまでは考えなかったが、新幹線では車両の真ん中付近に乗りたかったので、グリーン車をおごってしまった。

 まあ、起きるか起きないか、という賭けをするのなら、「起きないに賭ける」と公言はしていたものの、やはり、どんなことになるのかやや心配になることは避けられず。
 
 なぜ、「起きないに賭ける」理由だが、串田さんの観測原理を考えると、どうもM7といった大きな地震は予測不能なのではないか、と思われるからだ。大きな地震ということは、震源の範囲も大きいことを意味するだろう。そこに歪みが掛かって電圧が発生するとしたら、その広い範囲の岩が単結晶的である必要があるだろう。そんなことは無いのではないか。多結晶的で打ち消してしまうのでは。

 しかし、まだ明日が有るぞ。

9月18日: 同志社大で講演

 同志社に入ったのは実は初めて。グリーンケミストリー関係の講演会だったが、なかなか良いキャンパスだった。

 さて、京都の地下鉄を待っていたとき、一瞬目を疑った。二条城の障壁絵が反対側車線に出現した。最近、バスなどには、派手なペイントを施した車両があるが、地下鉄では初めてみた。地下にこんな列車が出現すると、極めて異様である。太陽の下で見るのならまだ驚かないようにも思うが。

 これは、塩ビのフィルムを張っているのだろうか。

 京都の地下鉄は市営だが、やはり、東京の地下鉄よりも「公営だ」という感じがする。やらたと長い階段を上って良い運動にはなるし、ベンチが少なくて、足腰の鍛錬にはなるようだが。

9月15日: WTOの閣僚会議決裂

 NHKニュース。詳細は今後また。

9月14日: 海洋投棄全面禁止

 廃棄物の海洋投棄を全面禁止するロンドン条約「96年議定書」が早ければ来年にも発効することから、日本が海に捨てている第二次大戦字の米国不発弾が処理できなくなる恐れがでてきた。

 日本が議定書を批准すれば、新たな不発弾処理施設が必要になるが、責任省庁がなく、施設整備のメドが立たない。

 環境省は、中央環境審議会の専門委員会で防衛庁を含む関係省庁からヒアリングをし、対応を検討する。

 ロンドン条約は、有機ハロゲン化合物などの投棄禁止物質を定め、それ以外の投棄を認めている。不発弾は、廃火薬として投棄でき、日本は先進国で唯一、海に捨てている。

 ところが、96年議定書は、投棄を全面禁止し、下水汚泥など7種類だけを「例外的に投棄を検討できる廃棄物」として定め、不発弾は投棄禁止となる。

 日本では、毎年2000件、60から100トンの不発弾が見つかっている。ほとんどが米軍のもので、4割が沖縄に集中している。

 予測では、沖縄にはまだ2500トンが埋まっているとされている。

9月14日: 製品中の化学物質開示

 三菱化学は、自社製品中の有害化学物質を調査し、製品を供給する電機、自動車メーカーなどに情報を開示する取組みを始める。

 国内法で義務づけられていない微量の場合も明示する方針。

 日本化学工業協会も、六価クロムなど主要な15物質について、含有情報シートを作り、会員企業190社に「統一書式」として使用するように求めている。

 各社が別々に調べていた負担を軽減し、業界全体で化学物質管理の意識を高めるのが狙い。

C先生:全体としては良い方向だ。しかし、実効を出すには、化学企業、市民、メディアなどによる、何をどこまで管理するのか、に関する合意形成が必要だろう。

A君:有害なものを一切作るべきでないと言われたら、何もできない。

B君:予防原則なるものを無条件に主張されると、交渉決裂に至る可能性が高い。

C先生:リスクというものに関して、相場観というか、大局観というか、そんなものが一致する必要がある。

9月13日: 規制緩和48項目決定

 政府の構造改革特区推進本部(本部長小泉首相)は、48項目の規制緩和を決めた。年内に特区法改正案などにまとめる。

C先生:環境関係の規制緩和は余りなかった。

A君:健康関係で言えば、非常に大きいものが、医師以外の自動体外式除細動器(AED)の使用許可でしょうか。

B君:日本医師会なる圧力団体があったためだ。世界的にも、フランスが認めていないぐらいだった。

A君:心臓突然死のなかではもっとも数が多い心室細動による死者が救われる可能性が高い。

B君:心臓の異変によって24時間以内に死亡する人は、年間4万人。そのうち、相当数が救われる可能性がある。

C先生:これまで、医師以外では、救急救命士、飛行機の客室乗務員に限って使用が許可されていたのだ。医者の権益保護のためだ。

9月11日: 車排ガスに新認定基準

 国土交通省が、10月1日、導入を決めたらしい。

 新制度は、05年規制値を基準とし、「50%削減」、「75%削減」の二種を用意する。

 新基準の75%削減は、現在の認定車に比べ、窒素酸化物がほぼ半分。

 現在の市販車でこの認定を受けられそうなのは、プリウスとブルーバード程度。

C先生:詳細未定なので、今後また報告するが、高燃費の概念が全く進展していないのなら、不十分の極みだろう。このあたりは、すでに問題点を指摘してある。http://plaza13.mbn.or.jp/~yasui_it/GreenCarFuture.htm

9月10日: 環境優等生に低利融資
 朝日新聞朝刊

 政策投資銀行(政府系の金融機関)は、来年度から環境に優しい企業に低金利で融資する制度を設ける方針を決めた。環境保全への取組みを収益状況などと同等の審査項目と位置づけ、環境優良企業ほど資金調達を有利にする。

 ISO14001などの取得や環境報告書の作成などを必須条件にはせず、環境対策の実質を重視する。
 評価法は公開し、民間金融機関の融資にも広まることを期待。

C先生:望ましい方向性ではある。

A君:評価法がどのようなものになるか、それが楽しみ。

B君:収益だけを考えるという企業経営者に対して、価値観の変革を迫る意味で、大賛成。

C先生:本当だ。企業は社会的存在であって、社会的責任を果たすことがまず第一条件だ。収益を挙げることも社会的責任の一部ではあるが、第一義的責任かどうか、それはやや疑問だ。

A君:米国流の株主優先思想は、やはりどこか変ですよね。株主のような「うつろい易い存在」に最大の忠誠心を示すべきだとは。

B君:目先の利益だけを考えている投資家などの意向に従っていたら、長期的な企業の存続などが実現不能。

C先生:日本の企業が、米国流を無批判に受け入れて、株主の利益を優先するなどと言い出したことが、会社の社会的責任なるものの方向性を大きく歪ませたと思われる。基本的に株主は身内であるべきで、身内の利益は優先順位の最後でよい。こんな考え方を示したとき、これで逃げ出すような株主からの投資は、もともと期待してはいけない。

B君:最近、世襲的企業や家族的経営の企業が伸びているが、これは、長期的な視野があるからだろう。

A君:雇用を十分に確保している企業には、法人税をまけるぐらいの度量が財務省に必要ですね。

C先生:その通り。企業はできるだけ長期に渡る社会貢献とビジョンで評価されるべきだろう。なぜなら、企業の寿命は、本来、ヒトの寿命より長くなければならないのだろうから。

9月9日: SARSシンガポールで復活

 シンガポールの医学系大学院生がSARSであることが確認された。予想通りとは言え、ちょっと早いなあという感想。

 もっとも、これから冬に向けてSARSの死者は、昨年ほどのことは無いのではないだろうか。そう考える理由は、「慣れ」。

 医師も対応も慣れてくるだろうし、また、ヒト側もSARSに慣れて免疫を持つ人が増え、また本当に強力なSARSウイルスは死滅してしまうだろうから。

9月8日: ブリヂストン栃木工場火事

 タイヤ工場が大火災。正午ごろ出火し、10時間後の午後10時でも消火できていない。

 タイヤの原料は、合成ゴム(ブタジエン、スチレン)、イオウ、カーボンブラックなど。合成ゴムはプラスチックと大差はない。油田火災を消すことが難しいのと全く同じで、ゴム・プラスチックの火事は、水では消せないと見た方が良いようだ。

 プラスチックに難燃剤が必要なのは、こんなプラの本性に関わることなのだろう。しかし、優秀な難燃剤は、このところ有害物質だという指摘を受けて、使用禁止の憂き目にあっているのが現実だ。

 リスクにはトレードオフがあるという見本みたいなものだ。リスク削減とは誠に難しいことだ。

9月8日: 南関東大地震説 
   週刊朝日 9月19日号

 串田嘉男氏は、FM電波の異常伝播を使う地震予知の方法で、9月16日、17日を中心に前後2日間、東京・神奈川を中心とした南関東圏でM7の地震が起きる可能性があると発表。

 串田氏の方法だが、もしも、震源の付近の岩石が圧電性がある単結晶的な性格をもったものであれば、歪によって地中に電界が生じても不思議ではない。

 電界によって電流が流れたり、場合によっては、空中電界に変化が出ることは可能性が無いとは言えない。

 もともと、地中電流を測定するという地震予知の方法もあったはず。日本ではやられていないようだ。

 地震の専門家は、東海地震以外の地震は予知できないという立場を取っている。

 今回の予測が当るかどうか、全く分からないが、串田さんのような異端派が予測をし、それに対して社会全体がさりげなく準備をする、というシナリオがベストのようにも思える。


9月8日: ディーゼル車で喘息、花粉症は治る!?
 Yomiuri Weekly 9.21号

 花粉症の記事を書いたばかりだったので、気になって、福井からの帰りにYMを買ってきた。

 読んでみたら通常のメディア的な記事であった。ディーゼル排ガスが猛毒的な扱いだ。確かに、無い方が良い物質であることに違いは無いし、NOx規制ばかりでPMを甘く見てきた日本の行政には責任があると言えるだろう。

 しかし、たばこの煙を無視して、ディーゼル車だけを毛嫌いしても無意味だろう。

 特に、女性の喫煙がどうしても気になる。

9月8日: 夏休み2

 本日は、昨日の続きで、山中温泉を出発し、福井県へ戻って、朝倉氏の遺跡がある一乗谷へ。なかなかの規模の遺跡で、栄華を極めたであろう朝倉氏の屋敷の規模が推測できた。お奨め。

 その後、永平寺へ。こんなにも観光客がいては、修行の邪魔だろうなあ。

 そして、カミサンが行ったことが無いという東尋坊へ。駐車場から先は、俗世界の極み。

 ところで、今回、レンタカーはカローラ。排気量1.5か1.3か不明。燃費は、15km/L程度だった。結構走るものだ。プリウスでも20km/L程度のものだろう。


9月7日: 夏休み

 日曜日。福井県の生涯学習館で講演を行なったので、取れなかった夏休みを兼ねて、石川県山中温泉なるところに宿泊。山の中なので、もう少々涼しいのか、と思ったら結構暑い。調べてみたら標高が100mもないことが分かったので当然か。ちなみに、標高は、カシミール3Dなるフリーソフトで調べている。

 温泉は、実に透明でキレイ。成分表をじっくり眺めたら、ナトリウム・カルシウム硫酸塩泉で、こんな温泉であれば、まあ飲んでも大丈夫と思う。川に流れた排水を、下流で水道用水源にしてもOKだろう。

 PHSの電波が全く届かない環境だったので、メールも取らずお休み。

9月6日: 明大前駅の太陽電池

 八王子のそばの京王片倉で、慶応大学名誉教授でセラミックスと熱力学の権威、故山口喬先生のご葬儀に参列。

 その行く途中、明大前駅でこんな記述を見つけた。

 「屋根にはNEDOとの共同事業によって太陽電池が設置してある。出力最大30kWであり、30kWの電力なら、エレベータなら4台、エスカレータで3台、そして、改札機だと15台分の運転が可能とのこと」。

 まずは、自動改集札機の消費電力の大きさに感嘆した。集改札作業は、人間の方がはるかに環境負荷が低そうだ。

 問題だな、と思ったのは、この記述の内容が、市民に誤解を生むのでは、ということ。要するに、過大評価なのである。

 自宅に設置した太陽電池からの類推だと、最大出力30kWの太陽電池で、実際に得られる最大出力は、まあ、20〜25kW。空気が澄み切った冬か。最悪だと、最大出力5kW程度という日もあるのが普通では。しかも、その最大電力が得られるのは、設置の向きにもよるが、1日3時間程度か。

 となると、京王電鉄とNEDOの記述は、余りにも誇大広告なのではないだろうか。

9月4日: アマメシバ(健康食品)で健康被害

 沖縄産のアマメシバで40歳代の女性が呼吸器疾患。この情報は、先ほど、NHKのニュースで報道されたが、実際には、8月4日に厚生労働省から報道資料が出ている。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2003/08/h0804-1.html

9月2日: アイスランドの二酸化炭素ゼロ国家
 朝日新聞朝刊。

 現在、個人的に注目しているのは、アイスランドの水素エネルギー。基本的に電力はすべて地熱と水力でまかなえる国家だから、そのぐらいの余裕があれば、二酸化炭素排出ゼロも、不可能ではない。

 しかし、どのような方法論でやるか、これは問題。水の電解と水素の燃料電池というシナリオを描いているらしいが、それは実現不能というリスクが大きいのではないか、と思うのだ。

 バイオ原料(輸入)を利用したメタノール合成という方法論の方が現実的だと思うのだが、それを目指すと言い出すのが何時の日だろうか、というのが興味の対象。

 もっとも、輸入をゼロにしたい、と思うとやはり水素か。となると、燃料電池よりもBMWが開発したという水素エンジンの方が遥かにましだろう。水素燃料供給法が問題だが。

9月1日: プリウスの発表会へ

 注目の第二世代プリウスの発表会へ行ってみた。もっとも関心を持たれていたのが、なんと自動縦列駐車、自動車庫入れ機能だった。こんなものは、電動パワーステアリングとバックセンサー用CCDカメラを備えていればできる技術だ。別にどうということは無い。

 本来注目すべきことは、やはり燃費。説明が無かったので推測だが、アイドリングストップを完全に行なって、無駄なアイドリングを一切しないことではないか。それでも、排ガスが汚くならないというところに、真骨頂があるのではないか。

 それに、二番目に注目すべきは、エアコンが電動コンプレッサーになったこと。これが燃費改善にどのぐらい寄与するか不明ながら、これこそ、ハイブリッド車以外にはできないことだ。280V6.5Ahという駆動用電池をもっているからこそ、可能になることだ。