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「今月の環境」(1月1日2002年〜)





1月31日(木): 本HP、「2ちゃんねる」に登場
1月27日(日): C先生の部屋になんとマイナスイオン発生器が登場
1月26日(土): 英国で携帯電話の電磁波影響調査
1月25日(金): 日本人の科学技術常識は先進国12位
1月25日(金): シックハウス問題で2物質に濃度指針値
1月24日(木): 昨日の「ためしてガッテン=」はOK
1月23日(水): モバイル用FIVAが絶命
1月21日(月):
 中央防波堤の東京都最終処分地の見学
 
1月20日(日): 磁石で二日酔いが防止できる 日本テレビ1月20日

1月19日(土): 東京都の屋上緑化 NHK総合1月19日 
1月19日(土): 磁力回転装置が地球環境を救う 
テレビ東京1月19日
1月18日(金): 巨大地震に備える 1月14日の朝日朝刊
1月16日(水): 富士重工、新方式ハイブリッド車を2006年発売
1月14日(月): 「化学の力で肌着ぽかぽか=朝日朝刊」は怪しい
1月14日(月): フロン12なお流通 朝日朝刊
1月11日(金): 南アの洞窟で7万7000年前の彫刻発見
1月11日(金): 原発の発電コストはやはり高いらしい
1月11日(金): 日本の人口減少早まる 日経朝刊
1月11日(金): ユニクロの株価急落
1月10日(木): 解体工事作業員に健康影響
1月9日(水): 環境省と経産省の温暖化対策の食い違い
1月6日(日): 地域限定通貨 朝日朝刊「今日より明日を」
1月6日(日): 環境ホルモン研究最前線 サイエンスアイ1月5日放送
1月6日(日): 加藤登紀子さんの環境観 朝日新聞1月5日朝刊
1月6日(日): 温暖化対策、市町村レベルに拠点 環境省
1月5日(土): BPA、1日許容摂取量の4割でネズミの精子減少
1月4日(金): ヒトとチンパンジーのDNAの差は1.23%
1月3日(木): 環境悪化に不安感 小学生調査 朝日朝刊
1月1日(火): 大量消費の初売りか? 伊勢崎市にて

 


1月31日(木): 本HP、「2ちゃんねる」に登場

 あるある大事典のマイナスイオンを批判しましたら、本HPがきっかけとなって、新スレッドが「2ちゃんねる」にできてしまいました。

 ここをご覧ください。ただし、刺激が強いかもしれません。
http://choco.2ch.net/test/read.cgi/news/1012194946/-100
だった掲示板はすでに終わって、以下のページに変わっています。
http://choco.2ch.net/news/kako/1012/10121/1012194946.html

 最初から400ぐらいまでは、何も分かっていないなあ、という感じだったのが、それから以後、徐々に本質的な議論が行われるようになりました。

 本HPの「マイナスイオン」に対する批判を、再度まとめます。
(1)「マイナスイオン」の物質としての実態が分かっていない。「マイナスイオン」測定器とはそもそも何を測っているのか。
(2)何種類かの「マイナスイオン」存在する可能性があるが、それぞれの実態を明らかにし、その効果(悪影響を含め)が同じかどうか検証すべきだ。
(3)「プラスイオン」なるものも同様。実態は何か。
(4)「マイナスイオン」が、ハウスダストなどの浮遊物を減らすから人体に良い効果があるというのなら、それなりの説明をせよ。
(5)炭が効果を示すとしたら、有害分子を吸着する以外に何か理由があるのか。どんな機構なのか。
(6)トルマリンゴのような絶対的なインチキが混じっている。
(7)赤血球の凝集状態に「マイナスイオン」が影響を与える機構を明らかにせよ。
(8)松下、東芝ともあろうものが、もっと科学的説明ができんのか。
(9)「マイナスイオン」発生装置の価格は詐欺的に高い。
(10)シックハウス的な問題を解決するのなら、換気をすべし。加湿器を使え。それでも駄目なら、空気清浄機を使え。
(11)マイナスイオン程度の事象であれば、科学的解明できないことなど無い。それをやらないでビジネスだけ先行させるから、世の中に混乱の種を蒔くことになる。

なお、「2ちゃんねる」には、こんな掲示板も存在します。
http://ebi.2ch.net/test/read.cgi/rikei/1012133308/


1月27日(日): C先生の部屋になんとマイナスイオン発生器が登場

 先週の水曜日から部屋に存在している。

 このマイナスイオン発生器は、あるある大事典の番組中の実験でも登場した機種。松下精工のイオンコンディショナー F-B04G1 本体希望小売価格 37,000円(税別)である。

http://www.national.co.jp/product/msc/aqua_dew/syousai/f_b04g1/

 導入した理由:エアコンのためかオフィスが乾いて、目がドライアイになってしまった。そこで、加湿器が欲しかった。ところが、加湿器は一般に消費電力が大きい。ひどいものだと、1kW近いものがある。こんなものはとんでもない。そこで、もっとも消費電力の低い加湿器を探していたら、これを見つけた。消費電力は38Wである。イオンコンディショナーとは言うが、中の構造(上記Webページにも出ています)を見たら、単なる加湿器なので、購入した。もしもオゾン発生型であれば、購入しなかったと思う。

 ただし、皆様にはお薦めしない。なぜならば、(1)運転音が高い。オフィスなどなら良いが、家庭用としては落第生である。(2)さらに、機器の価格が高い。中身の割には高すぎる。1万円程度の商品だと思われる。消費電力の少なさを認めて買っただけで、普通の方が買うには高すぎる。

 それに、放出される空気に若干だが塩素の臭いがあるような気がする。

 使用時間・消費電力を考えて、全ライフサイクルコストを算定し、適当な製品を購入してください。加湿器の性能などはどれでも同じです。


1月26日: 英国で携帯電話の電磁波影響調査 

英国政府は、25日、携帯電話の電磁波が人体に与える影響を明らかにするために、ボランティアに対する実験を含む大規模な専門調査に着手する、と発表。脳腫瘍との関係や子供の発育、脳の動きへの影響などについて、7400万ポンド(144億円)の予算で調査プロジェクトを進める。

 英国でもこれまでのところ「有害」とする明確なデータは無いが、政府は昨年、「子供の利用は必要最低限に」と助言するパンフレットを配布している。

C先生:携帯の電波は強い。しかし、有害かといわれると、なんとも言えない。まあ、大人は大丈夫だろう。外付けのイヤフォーンとマイクで使うという人も居るが、それならPHSにすれば大分まし。


1月25日: 日本人の科学技術常識は先進国12位

 文部科学省の科学技術政策研究所が24日発表した。昨年、18歳から69歳の約2000名に面接し、欧州連合などの調査結果と比較。日本人の正答率は51%で、スペインに超された。首位はデンマークの64%で、続いて英国、米国、フランス、オランダ、ドイツ、ルクセンブルグ、ベルギー、イタリア、アイルランド、スペイン、日本、ギリシャ、ポルトガルの順だった。

 OECD(経済協力開発機構)の別の調査によれば、15歳の科学知識のレベルは、日本は31ヵ国中2位。岡本信司上席研究員は、「米国の中高生はそれほど高くないのに、大人になるとトップレベル。大学の科学技術教育が充実しているからという見方もある」。

 さて、その問題は、といえば以下の通り。

(1)大陸は何万年もかけて移動している。       正答率:83%
(2)現在の人類は原始的な動物種から進化した。   正答率:78%
(3)地球の中心部は非常に高温である。        正答率:77%
(4)我々が呼吸に使う酸素は植物から作られた。   正答率:67%
(5)すべての放射能は人工的に作られたものだ。   正答率:56%
(6)ごく初期の人類は恐竜と同時代に生きていた。  正答率:40%
(7)電子の大きさは原子の大きさよりも小さい。    正答率:30%
(8)レーザーは音波を集中することで得られる。    正答率:28%
(9)男か女になるかを決めるのは父親の遺伝子だ。  正答率:25%
(10)抗生物質はバクテリア同様ウィルスも殺す。   正答率:23%

C先生:答えは書かないでもよいと思うが、今回のこの質問の正答率が低いことでショックなのは、(5)と(7)と(9)。 

A君:(5)は、誤解「天然物は安全、人工物は危険」のひとつの形ですね。

B君:(7)原子、電子ぐらいが分からないと、マイナスイオンに騙されるのも当然。

C君:(9)米国では、すべての大学生に、理系文系を問わず分子生物学の初歩の講義をするとか。人間の生存メカニズムが分かると、何が安全で、何か危険か、的確に分かる。

A君:日本の大学にも、統一の卒業試験を課すという案はどうでしょう。

B君:大々的に賛成!!!


1月25日: シックハウス問題で2物質に濃度指針値

 建材などに含まれる有機化合物が原因で健康被害が起きる「シックハウス」問題で、厚生労働省の検討会は、接着剤や防腐剤に使うアセトアルデヒドと殺虫剤のフェノブカルブについて、室内濃度の指針値を定めた。
 アセトアルデヒドは、濃度 48マイクログラム/立米
 フェノブカルブは、濃度 33マイクログラム/立米


1月24日(木): 昨日の「ためしてガッテン」はOK
  ミネラルウォータと水道水、アルカリイオン水、海洋深層水

 ミネラルウォータの価格は、水道水の1000倍。それだけの価値があるのだろうか。

 水道水とミネラルウォータの比較実験

 硬水のミネラルウォータを使用して、そのまま飲む、料理に使うなどを比較した。
5人の評価。支持した人の数。
      水、  ポトフ、 お茶、 湯豆腐、 ご飯
水道水   1人   1人  5人   5人  5人
ミネラル  4人   4人  0人   0人  0人

結論:硬度の高いミネラルウォータは、お茶、料理、炊飯には適さない。ただし、肉の煮込みには、アクがよく取れるのでよい。お茶、料理、炊飯には、軟水の方がよい。

 硬度100未満が軟水で、水道水の硬度は40〜70。ところが、日本製のミネラルウォータは、かなりの製品が軟水で、その硬度は水道水よりも低いものも多い。

 外国製のミネラルウォータは1500まである。日本のものも1000があるが、それが海洋深層水。

 海洋深層水の真相。水深320mの水。この水ができたのは、北の海。冷えて比重が重くなったものが、層を作る。何100年、何1000年前の水なので、化学物質がない時代。植物が住んでいないために、リンなどの栄養分が豊富。

 逆浸透膜で真水にして、硬度1.7といったほぼ純水にして、それにミネラル分や深層水(海水)を足すことで作られるのが海洋深層水。

ちなみに、硬度とは、
カルシウムmg/l×2.5+マグネシウムmg/l×4

アルカリイオン水:
 40万台の出荷:体によいとのこと。医療用具として認められている。それなら、アトピー、糖尿、血圧に効く、のかな。

 電気分解の実験を行う。マイナス側は、アルカリイオン水。プラス側に出たのが次亜塩素酸。

 活性酸素を消去する作用があるという。そこで、実験。京都府立大学のグループ。内藤祐二医師。水とアルカリイオン水とでは差はない。

 薬理効果にしても、確認されているものは、92年に薬事法の効能以外にはない。それは、慢性の下痢、消化不良、胃腸内異常発酵、制酸用には効果があるとされている。

 国立大蔵病院。腸に関して不満のある人に毎日500mlを飲んでもらった。普通の水:効果ありが65%。アルカリイオン水の方は80%に効果あり。整腸作用には利くといえる。ただ、それだけ。

 浄水器で活性炭を使っているものは、細菌が繁殖しやすい。

C先生:さすが「ためしてガッテン」。もう一言決定的なことを言わないのは、やはりNHKの限界か。あそこまでいけば、「ミネラルウォータなど、単なる趣味ですよ」、といいたくなるのが普通だけど。

A君:確かに。硬度の高い水でお茶を入れるとまずいなら、日本で売られているミネラルウォータ、いやいや、ミネラルは入っていないボトルウォータで料理したりお茶を入れればおいしい、と思う人がいるでしょうね。

B君:そうかもしれないが、多分差は分からない。1000倍の値段の水を使う理由は無いだろう。

A君:追加アングラ情報ですが、海洋深層水をアサヒの本生が使っていると宣伝して、公正取引委員会から注意をうけたにもかかわらず、相変わらず広告を続けているのは、その注意が口頭で行われたから。それで終わったという解釈をしているかららしいです。

B君:その話、どこっかで聞いたぞ。使っている海洋深層水の量が、どうも、全体の0.2%しかないらしい。それで、海洋深層水使用とうたうのは、誤解されることを狙っているとしか思えない。

C先生:いずれにしても、日本の”水商売”に冷や水の番組だった。まずまず良かった。


1月23日(水): モバイル用FIVAが絶命

 21日月曜日夜、昨年8月から使っていたCasio FIVA206VLのハードディスクがアクセス不能になって、翌日、なぜか一回だけ立ち上がったが、まさしく異音を発生して絶命した。

 これまでの使用時間は、恐らく1日あたり10時間以上。合計1500時間程度と思われる。まだまだ保証期間内であるので、修理に出す予定。

 しかし、HPなどを書いているのは、大抵の場合にモバイルマシンを使っている。ちょっとした暇に作文をやっておいて、アップロードも外出先でということが多い。そこで、代替機が必要となるが、たまたま学生用に1台買ったあったFIVA216XLなる機種を暫定的に使用することにした。

 ファイルのバックアップなどは比較的マメに取っているので、余り痛いことはないが、同じ環境を作るのが大変で、時間の無駄。

 詳しくは、モバイルネット研究所の記事をご参照いただきたい。しかし、WindowsXPなるOSは、これまでの95、98、Meときたコンシューマ用プロダクトとは全く違う。NT、2000系列だから当たり前とも言えるが、これまでできることができない。どうやったらよいか分からないことだらけである。

 と言いつつも、この記事は、新しいXPで書いている。XPは遅い。やはり、直ってきたら、前のWindowsMeに戻るだろう。


1月21日(月): 中央防波堤の東京都最終処分地の見学

 目黒区の廃棄物等減量審議会の主催による見学会に参加した。マイクロバス1台で、ほぼ満員。もっとも、当研究室関係者が11名も参加していた。

 当日は、台風並みの低気圧が来ていて、マイクロバスから一度も降りることができなかった。もう一度行かなければ、という感じだ。

 東京都の場合、可燃ごみは全量焼却になったが、不燃ごみは、先日見学した不燃ごみ処理センターによってプラスチック類は分別されて太田第二工場で焼却されているが、それ以外のプラスチックは、相変わらず埋め立てされている。これは勿体無い。燃料として有効活用すべきだし、体積を減らさないと、それこそ最後の最終処分地が無駄になる。新海面処分場の寿命を事実上無限大にする必要があるだろう。

 最終処分地をぱっと見た限りにおいては、プラスチック製フィルムの類(世に言うビニール、本当のところはポリエチレンかポリプロピレン)が多い。ペットボトルがもっと目立つかと思ったが、破砕されているためだろうか、余り目立たなかった。東京都の場合、回収率は、まだまだ20%台だと思うのだが。


1月20日: 磁石で二日酔いが防止できる
 そんな訳ないだろ。特命リサーチ200Xよ、お前もか!

 今日は、朝もはよから夕方6時前まで、海城高校でセンター入試の監督業でした。

 特命リサーチ200Xは、比較的科学性が高い番組なので信頼していたのだが、今晩はいきなり妙な発言が出てきたので、本当に驚いた。

 元東京農工大学の武永元教官曰く、「磁力でアルコールのクラスターが小さくなる。クラスターの小さなお酒は、二日酔いにならない」。

 磁力を加えたことで、お酒の密度が高くなった。読み取れなかったが、0.996、0.992ぐらいの差だったような。 →何をやったのか。アルコールが蒸発したのではないか。

 中村医師立会いのとに実験を行った。360mlの日本酒を20分間で飲ませた。その後の呼気中のアルコール濃度、血中のアセトアルデヒドの濃度を測定。磁場を加えたお酒では、アルコール濃度、アセトアルデヒド濃度が低かった。 →多分、心理的な影響、いわゆるプラセボ効果の一つだろう。磁石が見えている状態で試験しては、信頼性のある比較はできない。

 光藤祐之岡山理科大名誉教授曰く、「備前焼からは微弱な電磁波の放出が行われており、これでも同様の効果がある」、とのこと。 ガラスに入れたときよりも、備前焼のぐいのみにそそぐと、お酒の密度は高くなった。分子集団が小さくなった。なぜ電磁波が放出されているかは不明。多分、鉄分が多いので、電磁波が出ているのだろう。 →電磁波が出るには、どこかからエネルギーが供給されなければならない。そのエネルギーはどこから来るというのだ。

 1000ガウスの磁力が必要。大きめの磁石1個分に等しい。磁力は一定方向に向いて、磁力の効果は1分程度。 →静磁場は、なんらエネルギーを出すことはない。エネルギーがでなければ、なんら効果は無い。

 素焼きの器ならば同様の効果がある。→素焼きは表面積が大きいので、アルコールが選択的に蒸発するのではないか。

 水割りのマドラーの選択も重要。金や銀には、分子集団を小さくする効果があるという。 →なんらかの物質が溶け込めば、それによって変化はでる。

 加熱お酒に熱を加えると、アルコールの分子集団は小さく整えられる。お湯割りでも二日酔いに聞く。 →加熱によってアルコールは少々蒸発する。

C先生:困ったものだ。これで備前焼が売れるかもしれない。光藤名誉教授は、地元産業である備前焼を売りたいのだろうか。

A君:登場したご両人のことをWebで調べました。
 武永順次氏は、元東京農工大助手で、一昨年停年退官。農学部にはときどきいる妙な人の一人かもしれません。パイウォータも名古屋大学農学部の発明ですし、活性水素水も九州大学旧農学部。
 こんな論文を書いているようです。この論文は、天羽優子さんのホームページで、「クラスターを信じた人々」として紹介されています。
「磁界水が養液栽培における葉菜類の生育に及ぼす影響」
(東京農工大学農学部FSセンター)武永順次
農耕と園芸 1月号   77-82

B君:交代。光藤名誉教授は、こんな講演をやるようだ。
倉敷芸術科学大学における講演
「心の健康物理学」−ブラウン管TVと液晶TVの影響−
5月19日(金)13:30〜15:30 講師:光藤 裕之 (岡山理科大学 教授)
 化学物質の健康影響への関心は強い。非物質たる紫外線、X線は要注意でも可視光線は安全と信じられている。しかし1997年12月に起きた人気アニメ番組の12Hz明滅光による急性てんかん発作は可視光が原因である。何故か?脳神経の働きは電位振動による。α脳波の振動数は12Hz付近にある。6〜120Hzで振動する環境刺激と脳内の振動系との相互作用を考える。結論をいえば蛍光管テレビの光が脳神経系の発達を障害し、不可解な少年非行や学力低下をもたらすとの仮説が成り立つ。発光機構の異なる液晶画像の安全性は高い。

A君:結構、いけてますね。

C先生:このところ、オカルト撲滅運動ばかりだな。環境問題に戻りたい。


1月19日: 東京都の屋上緑化 NHK総合1月19日 11:30〜

渋谷区役所では、屋上緑化に向く、土や植物は何かといった実験をしている。
実験その1:土はどのようなものが良いか。軽量土壌というものを実験した。性能が良いものは、軽量有機土壌で飛散し難い。
実験その2:水やりは、雨水を使う。雨任せにした方が良い。
実験その3:植物類。セダム類は飛散しやすい。
実験その4:ハーブの効用。ペパーミント、ラベンダーなどを使うと烏が寄って来ない。
実験その5:外気38℃のとき、コンクリートの表面は50℃、室温38℃。芝生30℃、室内29℃と温度低下。室内温度が9℃も下がった。

屋上緑化に踏み切った個人のお宅。

中村宅:芝生を育てている。屋上の熱で、これまでは室内温度が高かったのが、下がった。
知久宅:屋上の防水工事を期に、屋上緑化。

C先生:そのうち自宅でも、と考えているので。ただ、それには暇が必要なのでいつの日か。


1月19日: 磁力回転装置が地球環境を救う テレビ東京1月19日 16:00〜
 
 最後の最後をちょっと見ただけだが、なにやら、「永久機関が実現された?」というような番組に見えた。ちゃんとご覧になった方、ご連絡いただけますか。

 装置の名前は、磁力回転装置。どうも永久磁石と電磁石で回すモーターみたい。発明者は湊弘平さん、という人。

 ここまでメモをとって、後はwebを探してみた。http://www2.big.or.jp/~iki-iki/neta/index.htmlに、色々と調査している記事があった。この記事が実態を示しているように思える。特許が出ているらしくて現在公開、公開番号H09-233872。なにか普通のモーターではある。 

 この特許で、テレビ東京のスタッフも騙されてしまったのだろうか。それとも嘘を承知での取材なのか。こんなもので、地球環境が救われると思う人が少数でも出ては困る。やはりこの番組を放映することは、犯罪的行為だと思う。

 ちなみに、この装置を信用し、期待していると書いてあるHPも相当する存在する。ただし、いくつかは、消去されている。

新エネルギー革命 ―実用化直前のクリーンエネルギー群
   出版社 :雲母(きらら)書房  著者 :河千田 健郎  1800円  2000年4月15日

 こんな本も、どうやら磁力回転装置の推奨派のようだ。ちなみに、この本は、エコロジカルシンフォニーで「おすすめ本」として紹介されている。


1月18日: 巨大地震に備える 1月14日の朝日朝刊

 月曜日の新聞なのに、大分時間が経ってしまいました。

 南海トラフが日本列島の下に潜り込んでいる現象のためにおきる巨大地震は、東海、東南海、南海の3種類がある。東海地震は、現在警戒されているので有名だが、東南海地震が起きれば、名古屋、津、浜松などが震度6以上、南海地震の場合には、和歌山、高知、松山、徳島などが震度6以上、大阪、京都もそれに近い震度になる。

 南海トラフの沈み込みの速度はほぼ一定なので、90年〜150年おきに大きな震災に見舞われている。

 最近は、1944年に東南海地震、1946年に南海地震で多数の被害者が出た。ところが、この2つの地震で、南海トラフのもっとも東にある部分が「割れ残った」とされており、それが、東海地震が起きるという根拠になっている。

 ところが、過去の歴史を見ても、このもっとも東の部分だけが単独で地震をおこしたことの無いことが分かってきた。それは、「地震考古学」なる学問が進んできたため。それは、遺跡の発掘現場で地震の痕跡を見つけるという手法。

 もしも、東の部分だけで地震が起きないとするのなら、現在警戒中の東海地震はしばらく来ないことになる。そして、2030年以降に全部が一気に割れて、M8.4クラスの地震になる。果たして、本当のところはどうなのだろう。

C先生:新聞には出ていなかったので、東南海地震や南海地震などについて、ちょっと調査したところ、以下のようなものだったようだ。
○東南海地震 1944年12月7日 M7.9 死者・行方不明 1223名
○南海地震 1946年12月21日 M8 死者・行方不明 1330名、家屋全半壊 35078、焼失2598

A君:私も調べました。この2つの地震は、どうも小粒だったという評価のようです。それは、その前に起きている1854年の安政の大地震は、東南海地震が起きてから、32時間後に南海大地震が起きていて、その際には、もっとも東の部分も「割れました」。

B君:その前に起きたのが、1707年の宝永の地震で、このときも同時に発生していて、安政の地震は、それから150年もエネルギーを貯めたもので、非常に大きかった。

C先生:となると、東海地震が、どのぐらいのエネルギーを貯めているか、その判断が鍵になる。1854年からまだエネルギーを貯めたままなのか、それとも、1945年前後の地震のときに、部分的にエネルギーを開放しているのかどうかということだ。さて、実際にはどうなのだろうか。

A君:将来的には、50年に一回ぐらい、その震源の部分で人工的に地震を起こすことができれば、大地震にはならないで済む、といったことにでもなるのでしょうか。

B君:1707年の前が1605年、その前が1498年、1361年だから、まあ、100年おきか。だから50年でひずみの開放を起こすことができれば、大分楽になるだろう。

C先生:そう望みたいものだ。核融合よりも先にやるべき研究課題かもしれない。エネルギーは、まだ数100年は大丈夫だから。
 この新聞記事にあった古い時代の地震に関する情報は、
http://plus1.ctv.co.jp/emg/jisin/j_info/j02.htmlをご覧下さい。ただし、その表にある小さな数字の意味が不明。本当のところは、これは遺跡の番号のようだ。


1月16日: 富士重工、新方式ハイブリッド車を2006年発売

 富士重工の竹中恭二社長は、15日の記者会見で、「2006年度までに、軽自動車を含めて研究を進め、新方式のハイブリッド車を販売する」、と発表した。新システムでは、ガソリンエンジンは、発電のみに使う「シリーズ方式」を採用する方針。この方式での商品化の表明は、富士重工が始めて。

 日経のまとめによれば、これまで、プリウスは欧米や香港などで販売しているが、2001年の米国での販売数は、前年の2.8倍の1万5600台を売ったとのこと。これは相当な数である。

 ホンダは、先日日本で発売を開始したシビックハイブリッドを、4月から米国で販売する予定。

C先生:シリーズ方式のハイブリッドとは思い切ったことだ。

A君:シリーズ方式は、コストが高くなるということはあるのですが、もしも、きちんと作れば、効率はパラレルよりも高くなる可能性があると思います。

B君:そうも言えないのじゃないか。どうしても、電池、モーターが重くなる。その代わり、エンジンは小さくても良いことになるだろうが。

C先生:シリーズ方式だと、仮に最高速度を出すときに、100kW必要だったとすると、モーターは100kWの出力のものでなければならないし、エンジンによる発電能力も100kWの出力を持っていない限り、その速度は継続的には出せない。いくら電池を積んでいても、容量には限界があるから。

A君:パラレル方式だと、最高速度を出すときには、エンジンが出力100kWを出して走って、モーターは動かさないことになります。モーターの出力は、アシストだけに使う本田式の場合だったら、それこそ15kWも有ればよいこといなります。プリウス方式だと、40kW程度は必要になるでしょうか。

C先生:シリーズ方式で、エンジン発電機の出力が70kWで、モーターの出力を100kWとすると、走行に100kWが必要な最高速度では、電池がその差の30kW分の電気を供給しなければならないのだが、普通の量の電池だと、まあ良くても10分程度しか持たない。だから、電池が切れれば、最高速は下がる。

A君:でもそれは、パラレルでも同じですね。電池が切れれば最高速は下がります。

B君:日経の解説によれば、シリーズ方式は、電池を大量に登載する必要があるなど、商品化が難しかった、されているが、それは事実なのだが、さらに、モーターを大きくしなければならないところがシリーズ方式の最大の欠陥なのではないだろうか。

C先生:富士重工は、「現時点では公表できないが、画期的な技術開発の実用化にメドが付いた」と言っている。これは何だろうか。

A君:普段は燃費最優先で一定回転数・出力で動いているエンジンなのだけれど、実はターボを付けて置いて、本当に最高速が必要になったときには、過給してエンジン出力を上げるといった方式では。

B君:それって、C先生の車スマートが、急加速時には、ターボのブースト圧を高めるというものと大して変わらないから、画期的な技術とは言えないのではないか。

C先生:エンジン側はそんなものかもしれないが、それに加えて、モーターを各車輪に1個ずつ、合計4モーターにした4輪駆動なのではないだろうか。普段は、リアのモーターは遊ばせておき、ブレーキ時のエネルギー回収には使う。さらに、いざというときには4輪駆動にして速く走るとか。

A君:そうすれば、駆動系のディファレンシャルギアなどが不要になるから、重さを下げることができる。その分、モーター分が重くなっても性能、燃費ともに同等の車を作ることができる。

B君:確かに。そんなところではないだろうか。パラレルの2輪駆動だとモーターを各車輪に持たせることは不可能。電気だけで駆動するのならできる。エスティマの4輪駆動ハイブリッドが、どうして後輪のモーターを2個にしなかったのだろうか。

C先生:多分制御系が難しいのではないか。でも、そんなアイディアは、すでに、慶応大学の清水浩先生のところの、電気自動車では実現されているから、余り新しいものではない。革新的技術と言えるかどうか。


1月14日: 「化学の力で肌着ぽかぽか=朝日朝刊」は怪しい

 最近、肌着(インナー)が機能性繊維の出現によって、多様性をもち始めているとのこと。全体的傾向は、「軽く薄く」かつ「保温性」。ところが、「化学の力」と言いながら、「科学」的妥当性は要検証である。

以下、各社の主張を掲載。

 ワコールの新商品が「ウェルサーモα」だそうだ。これは、吸湿発熱素材というものを使っているらしい。服の中の温度を2〜3度高く保てるとのこと。この吸湿発熱素材は東洋紡とミズノとの共同開発。

 遠赤外線を使った商品も根強い人気。「トリンプセラミックス」は、特殊セラミックスが織り込まれたナイロン素材を使用。

 マイナスイオンを発生する天然鉱石入りの素材を入れた「温泉インナー」を発売した。温泉成分の一つラドン・トロンが含まれていることから、この名がついた。同社広報室「マイナスイオンはいやし効果が期待できる。ストレス社会で疲れた女性にぜひ着て欲しい」。

 遠赤外線の暖かさとマイナスイオンを発生させる備長炭に目をつけたのはオーミケンシ。備長炭を細かく砕いた粉末をレーヨンに練りこんで、「紀州備長炭繊維」を開発。

 ヨネックスは、太陽光や人体から出る赤外線を熱に変える「ヒートカプセル」を開発。赤外線を吸収し、熱に変えて放出するカプセルが繊維に付着している。

 この中身の検証については、別途独立記事を準備することにした。


1月14日: フロン12なお流通 朝日朝刊

 古い自動車のエアコン用に、フロン12の需要が根強い。そのため、フロン12が密輸入されていたりするようだ。あるいはインターネット上で高値で取引されてもいる。

 96年から国際条約で生産と輸入が禁止されている。150カ国以上が締約するモントリオール議定書の92年の改訂で、特にオゾン層に対して影響の大きい5種類の「特定フロン」の生産を、先進国では95年末までに全廃することが決まったからだ。

 フロン12の価格は、全廃決定を機に急騰した。「第一次フロンバブル」であった。その後、過剰在庫から一時価格が急落したが、在庫品の消費が進んで再び品薄に転じ、2年ほど前から「第二次フロンバブル」に入ったという。

 国産新車のカーエアコンは92〜94年で代替フロンに転換された。しかし、まだに国内を走る約7000万台のうち2000万台近くは旧式登載車とみられる。ガスは徐々に漏れるため、2〜6年に1回は補充が必要である。

 フロン12を他の冷媒ガスに変えようとすると、部品交換が必要な上、微調整が難しいらしい。

C先生:日本の場合、廃車までの車の寿命は、欧米に比べて短い。カーエアコンが原因で、これ以上短くなったら、それはそれで問題である。

A君:モントリオール議定書が必要であったのは事実ですが、カーエアコンの寿命を考えて、経過措置が必要だったのではないでしょうか。

B君:いや、それはいささか産業界寄りに過ぎる。廃車となるときに、カーエアコンからフロン12を抜き取って、それを精製してリサイクルすることによって、環境への放出量も減ることになる。その技術的な開発を行うべきだった。今からではもう遅いのかどうか、それが一つの問題だが。

C先生:「特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律(フロン回収破壊法)」(平成13年法律第64号)は、カーエアコンや業務用の冷蔵庫などのフロンを回収することを決めた法律。これだとフロンは破壊されることになっている。ちょっと遅かったかもしれない。


1月11日(金): 南アの洞窟で7万7000年前の彫刻発見

 南アフリカの洞くつの地中から、幾何学的な模様が描かれた約7万7000年前の石が見つかった。これまでの模様や絵の遺物は、フランスにあり最大限見積もって約3万5000年前の壁画が最古とされてきた。これよりもはるか以前、アフリカに抽象的な表現ができるヒトがいた事実は、ホモ・サピエンスの起源を従来よりも古いとする最近の分子遺伝学の研究とも合う。

 南アフリカ・イジコ博物館の研究者らと国際研究チームが、11日発行のサイエンスに発表。

 模様が確認されたのは、7.6cmと5.4cmの2個の石。石はオーカーと呼ばれる絵の具の原料。
 
 年代測定には熱ルミネッセンス法などを用いた。

C先生:ホモ・サピエンスの起源は、最近では、10万年以上前、場合によっては20万年前とも言われている。しかし、以前は、4万年程度ではないかと考えられてきた経緯がある。それは、ネアンデルタール人の滅亡が、3万数1000年前だったから。その続きは、別の記事で。


1月11日(金): 原発の発電コストはやはり高いらしい

 電力業界は、原発のコストの高さを国に支援を求めることにしたようだ。これまでは、原発を推進する理由として、コスト的なメリットがあることが挙げられてきた。しかし、すでに半分以上バレているように、やはり嘘だったようだ。

 支援の一つの形として、炭素税などを考えるとのこと。これはちょっと困ったことになりそうだ。

C先生:これまで、原発のコストが低いということになってきた。すでに今週の環境では記述したように、嘘はかなり前からバレている。

 今週の環境 6月3日2001年 Week210603.htm プルサーマルのつまずきは、40年以上続いた電力会社と国との蜜月時代の終わりをも象徴する。電力市場の自由化がすすみ、コストのかかる核燃料サイクルは、電力会社の重荷になった。国はそれを逆なででるような仕打ちをした。ある電力関係者はいう。「99年12月、旧通産省は、キロワット時あたり約9円だった原発の発電原価の資産値を原発の寿命や稼働率を操作して、5.9円に下げた。安いLNG火力の6.4円よりも低いコストで、原子力に競争力があるかのように見せた」。


1月11日(金): 日本の人口減少早まる 日経朝刊

 出生率の回復が見られない。出生率は1.6で安定するという見通しであったが、どうやら1.4程度で安定することになりそう。となると、日本の総人口は、早ければ2004年か2005年をピークに、減少に転じる可能性がある。人口の急速な減少は、年金財政などには大きなマイナスである。

C先生:年金も問題といえば問題だが、それよりも、若年労働者が減少することによる経済的な危機が来る可能性が高い。もう少々ゆっくりとした速度で減少して欲しいものだ。しかし、今の社会情勢だと、将来に対する希望が持てないということで、子供を作らない夫婦が増えるだろう。


1月11日(金): ユニクロの株価急落

 ユニクロを経営しているファーストリテイリングの株価が低下を続けている。12550円→10550円→8550円、そして、本日の終値が8020円。

C先生:1年ほど前から、ユニクロ的な経営、すなわち、中国の安価な労働力を利用し、国内における雇用にほとんど貢献しない企業経営がはびこると、それは日本という国の滅亡を意味するとして、ユニクロに対して批判を続けている。さらに言えば、ユニクロのビジネスは、一種のねずみ講のように、境界条件が無限大である場合にのみ成立するビジネスなのだ。同時に、大量の商品を安く提供することは、ごみを大量に発生させることにも繋がり、環境面から望ましいとは言えない。21世紀には、日本の企業はプレミアム商品を売らなければならない。


1月10日(木): 解体工事作業員に健康影響  
       ニューヨークワールドトレードセンター  1月9日日経

 同時多発テロで崩壊したニューヨークワールドトレードセンターの解体作業に従事している作業員に健康影響が出ているとのこと。毒性物質として挙げられているものは、PCB、ダイオキシン、水銀である。

C先生:PCBについては、1970年に竣工しているビルだけに、電気器具、照明器具などには、PCBを使ったトランスなどが使用されている可能性が高い。ダイオキシンは、恐らく、塩化ビニルを使ったケーブルが大量に燃えただろうから、当然とも言える。

 水銀であるが、これは、恐らく蛍光灯からの汚染だろう。WTCビルは、110階建で2棟。各フロアーの面積が4万平方フィートとのこと。約3600平米。2平米あたり1本強の蛍光灯が存在したとして、1800本。全体になると、1800×110×2本=40万本。

 蛍光灯には、水銀が入っている。最近減り気味ですが、1本あたり10〜40mg程度の水銀が入っている。古いビルだけに、40mg程度として計算すると、16kgの水銀があったことになる。量としてはそれほどのものではない。水銀の比重は13.6だから、1リットル強に過ぎない。

 しかし、火災のために水銀は継続的に蒸発していたものと考えられ、水銀蒸気を吸った作業員が、急性水銀中毒に掛かる可能性は否定できない。

 水銀の最大の放出源は、実は活火山であって、世界全体では、6000トン/年にも及ぶという推定もある。さらに、川や海、あるいは、土壌からの水銀の大気中への放出量は、天然起源と人工起源を合わせて、なんと3万6000トンにも及ぶという推定もある。しかし、火山は都会の真ん中には無いし、火山に常時住んでいる人がいる訳ではない。


1月9日(水): 環境省と経産省の温暖化対策の食い違い 朝日朝刊

 くらし編集部の大野良祐氏の記名記事。
 8月末の南アフリカで行われる地球サミットで、京都議定書発効式典が予定されている。そのため、政府は、6月批准を目指している。
 現在温室効果ガス削減のための国内制度には、98年に決定された地球温暖化対策推進大綱と、97年成立の地球温暖化対策推進法があるが、両方とも努力目標をうたっただけの大まかな内容。
 日本は、90年に比べ、すでに6.8%増になっており、6%減の目標を実現するには、15%削減ぐらいを実現できるプランを作る必要がある。
 どんな内容に改正すべきか。環境相と経産相とのそれぞれの諮問機関、中央環境審議会、産業構造審議会の小委員会が相次いで下敷きになる答申案をまとめた。地球環境保全の立場を強調する環境省と日本経済との兼ね合いを重視する経産省のスタンスが隔たっていることがくっきりと示された。

比較表
環境省の案 経産省の案
基本方針 政府、国民各界の連携と協働 経済への過度な負担の回避
今年の取り組み 施策を明確化して早急に着手 現在の施策の充実・強化、産業界の自主的取組の尊重
大規模工場の排出量の把握・公表 事業者に把握・公表させる 工場ごとの公表は不要
温暖化対策  検討する 言及なし
目的達成に向けて 目標達成計画を策定 産業界の自主行動計画が基軸

C先生:この手の話を解決するのは、国民の意思が明確になることが重要である。それには、15%削減という生活が具体的にどのようにしたら達成できるか、それが日本経済にどのように影響するか、影響を良い方向に向けるためには、どのような施策が必要か、などといった議論をもっと公開の場で行う必要がある。



1月6日(日): 地域限定通貨 朝日朝刊「今日より明日を」

 最近、ある地域でしか通用しない通貨が存在しはじめている。日本全体で50とも100とも言われている。神戸市東灘区鴨子ヶ原の住宅街の例が紹介されている。

 一人暮らしのお年寄りのために買い物をする。「かもん」という紙幣がもらえる。それを使って、留守中に花に水をやってもらう。始めたのは32名の住民で作るグループ。

 これから、互助意識が生まれた。30分の奉仕で1枚相当。「かもん」は、地域社会に芽生える新たな住民のきずなを作る。


1月6日(日): 環境ホルモン研究最前線 
サイエンスアイ1月5日放送

 残念ながら、見逃した。

 Tさんからの報告のメールをいただいた。感謝。かなり「懸念」が弱まったというニュアンスの放送であったようだ。まあ当然だろう。
 
 
取り上げられた話題は、
(1)ノニルフェノールのメダカへの作用(オスに精巣卵が出現)
 (国立環境研究所)
(2)低濃度のビスフェノールA投与によるラットの行動異常
 (九州大学大学院 粟生修司助教授)
(3)厚生労働省のフタル酸ジエチルヘキシル対策
 (国立医薬品食品衛生研究所)
(4)環境省のノニルフェノール対策
(5)ビスフェノールAのマウスへの影響、遺伝子レベルでの解析
 (岡崎国立共同研究機構 渡邉肇助教授)
(6)非線形数学理論による遺伝子ネットワーク解析
 (東京大学大学院 合原一幸教授)

であって、(1)(4)がメダカ(魚)対象、(2)ははっきりしない、(3)は環境ホルモンとしての毒性ではない、(5)、(6)はリスク評価だとすれば、「大変だ大変だ」というスタンスは取り難い。やっと冷静な報道ができるようになったということか。これで、民放が妙な取り上げ方をしなければ、収まるところに収まりそうだ。


1月6日(日):
 加藤登紀子さんの環境観 朝日新聞1月5日朝刊

 1月5日朝日朝刊のオピニオン欄で、「頑張り主義をすてよう」と題して、環境観を披露している。琵琶湖の漁師曰く、「あんたなあ、水は動くから生きているんだよ。動かん水は死ぬ」。 これまでの日本がやってきた土木工事は、自然の破壊してコンクリートの塊にした。歩かなくても良い歩道、自動センサーのトイレ、会話の要らないパソコンなど、体も心も動いていない今の日本人。

 ダムも、曲がりくねらない川も、埋立てだらめの海岸も、がっくりくる様な風景を増やしただけで、大きな負債と自然への多大な負荷を残したまま無用の長物となろうとしている。犠牲になったのは、鳥や魚だけじゃないと、だれもが気づき始めた。

 今こそ頑張り主義を捨て、第一の価値を取り戻して出直すべきだと思う。まだまだ日本も捨てたものではない。職人の技も、自然の教えも生きている。

 世界の環境先進国になることだって夢ではない。それしか生き残る道は無いと思う。本当にハンサムな日本人になろうよ。

C先生: 加藤登紀子さんは多分、同期生だ。
 環境保護、人間復活の主張はその通りだと思う。しかし、「頑張り主義をすてよう」ということとが、環境や人間の復活に繋がることなのかどうか、それは疑問だと思う。「頑張り主義」はそのまま生かす、いや復活させて、そのターゲットを変えることが重要なのではないだろうか。環境の復元や人間の復活、地域コミュニティーの再生など、いずれも猛烈なエネルギーを必要とする。すごく頑張らないとできない。やはり、日本という地域は、現在の人口を維持しようとすると、資源・エネルギー・食糧を輸入する分は、頑張らないと生きていけない。


1月6日(日):
 温暖化対策、市町村レベルに拠点 環境省

 地球温暖化対策のホームドクター的役割を果たすべく、市町村レベルの拠点作りを、新年度から環境省が始める。地域のNPOや商工会議所、工務店などが参加した「温暖化対策推進地区協議会」を全国40ヶ所でモデル事業として立ち上げ、二酸化炭素の排出が少ない家作りや暮らし方の相談にのる。

 エネルギー管理士や建築士、環境省の認定を受けた環境カウンセラーに「温暖化診断士」として協力してもらい、新改築をする商点や事務所にアドバイス。一般家庭には「脱温暖化生活」の講習会を開く。

 モデル事業のために2億円を確保し、現在40ヶ所の選定を進めている。効果を見極めて、次年度以降、拡大を検討する。

C先生:民生部門からの二酸化炭素の排出量の増大は止まらない。どの家電がエネルギーをもっとも使っているのか、と言われても、実は我が家でも分からない。このあたりが一目で分かるような製品開発を家電業界に行って貰えないだろうか。要するに、エコワット(注)のようなものが最初から付いている家電。

A君:一定以上の消費電力の家電には義務化するという手もあるのでは。環境省さん、経済産業省さん、ご検討を。

B君:車だと、ガソリンを入れるバッチシステムなので多少意識するが、家電だと連続供給だし、個々の製品の実際の消費電力は分からない。

注:エコワット:小型の消費電力計。東光精機製 http://www.toko-s.co.jp/eco/ecowat.html


1月5日(土): BPA、1日許容摂取量の4割でネズミの精子減少

 
国立環境研の遠山千春領域長らの研究。雄ネズミに、許容摂取量の4割の量を6日間与えた。1ヶ月後、与えなかったネズミと比べると、精子の生産量が約3割少なくなっていた。

 ビスフェノールAについては、「超微量でも影響を及ぼす可能性がある」という日米の研究者と、それを否定する化学業界が論争を繰り広げている。

 遠山氏「精子の減少は不妊になるほどではないが、食器や食品容器には、使わないことが望ましい」

C先生:BPAは、以前は、缶コーヒーの内側の塗装から摂取する量がもっとも多かった。しかし、最近は、缶業界も対策をしたようで、BPAの溶出量は無視できる程度になった。

B君:この実験の詳細が分からないが、BPAの作用が、単なるエストロジェン作用ならば、餌の大豆のなかに含まれる天然エストロジェンの影響は無いのか、という疑問が出てくる。

C先生:もう少々詳細な情報が分かったら、再度検討しよう。


1月4日(金):
 ヒトとチンパンジーのDNAの差は1.23%

 理化学研究などの研究グループがまとめて、サイエンスに発表。ヒト同士の個人差は、大体0.1%だとされているが、その10倍ということになる。発表するのは、理化学研究所のゲノム科学総合研究センターの榊プロジェクト。

 ヒトのDNAの全長は30億塩基対からなるが、チンパンジーもほぼ同じ長さである。染色体も、ヒトは23対で、チンパンジーは24対。

 Y染色体では、ヒトとチンパンジーが大きく異なるところがあるとのこと。類人猿と猿人の違いは何か分かるかもしれない。

C先生:この手の話を聞いて良く分からないことが、やはり個体差をどのように取り扱ったかということ。1.23%だとすると、有効数字は三桁ある。ヒト同士の違いが0.1%だとすると、ヒトのサンプルとして誰を選択したかで、チンパンジーとの差が違ってくるはず。さらに言えば、実は、チンパンジー同士の遺伝子の差は、確かヒト同士の差よりも遥かに大きかったはずで、そうだとすると、ますます分からないことになる。サイエンスにどのように掲載されるのだろうか。



1月3日(木):
 環境悪化に不安感 小学生調査 朝日朝刊

 農林中央金庫が首都圏の小学生4年〜6年を対象に実施した調査では、8割の小学生が海や川の環境悪化に不安を感じているとのこと。

 各学年同数の男女それぞれ200名、合計400名を対象とした。

 海や川の環境の将来について、安心感と不安感のどちらが強いかを聞いたところ、不安感が強いと答えたのは83%で、安心観(18%)の4倍以上。

 不安の理由としては、「ごみが減らない」(81%)、「油やプラスチックが海を汚す」(74%)、「化学物質が減らない」(39%)など。

 海や川の役割で生かしたい点は、「魚や生き物を育てる」(71%)、「川遊びができる」(62%)、「おいしい水を供給する」(54%)と続く。

 海や川の環境を守るために協力できることとしては、「ごみを持ち帰る」だった。

C先生:余り楽観されるよりは、若干心配してくれる方が良いとも言えるが、これで、自分達の将来が暗いと思われては、元も子もない。

A君:これって、誰に教えられるのですかね。母親あるいは教師?

B君:「化学物質が減らない」というのは、実態として何を考えているのかな。小学生が使っている化学物質とは何か。シャンプー・リンスか?

A君:ダイオキシン、環境ホルモンのことではないだろうか。

C先生:そのあたりまでしっかり聞いて欲しいところだ。我々も調査を実施してみるか。


1月1日(火): 大量消費の初売りか? 伊勢崎市にて

 家内の実家のある伊勢崎に来ている。本日は、上州名物空っ風が吹かないで、穏やかな一日だった。恒例のニューイヤー駅伝の応援に出かけたが、陽だまりは暖かだった。

 伊勢崎市は、最近、商業都市として売り出し中である。郊外に大型店舗ができていて、大量消費の見本みたいな都市になっている。市内からだけでなく、どうもかなり遠いところから買い物に来るようだ。

 家庭用品の価格をちょっと眺めてみて、最近の商品の価格の低下には、やはり衝撃を受けざるを得ない。例えば、アルミにテフロン処理をほどこしたフライパンだが、なんと380円だった。隣には、デュポン製のものが売られていたが、テフロンの寿命が5倍というものだと、2000円近い価格。アルミの厚さは、明らかにこちらの方が厚い。均熱性などの性能は上だろう。ただし、重いので多少力が必要かもしれない。

 そして、本当に5倍持てば、トータルの価格としてはほぼ同じである。しかし、発生する環境負荷は、恐らく、高価な製品の方が1/5ぐらいで収まるだろう。

 このような短寿命低価格といった消費を制限し、寿命の高いものを推奨するには、やはり廃棄するときにお金が掛かるという社会システムを実現することしかないのではないか。