________________

10万アクセス到達ご挨拶  07.29.99






 平成11年7月28日の夜10時頃のようですが、待望の10万アクセスに到達いたしました。第2サイトを含めれば、1ヶ月前に10万アクセスが達成されておりましたが、いずれにしても、皆様のアクセスのお陰です。心から感謝です。ありがとうございました。
 本サイトを作成する動機は、文部省科学研究費補助金によって「人間地球系」という大きな環境研究チームの総括代表を5年間務め、そのときの文部省に対する売込み文句が「社会的要請の高い研究分野である」ということを主張してしまったもので、社会に対して何かしないとそのお題目違反になる、といったきわめて不純な(?)ものだったかも知れません。
 しかし、本当のところを言わせていただければ、我々のように一応環境の専門家と称する人間が持っている環境情報は、お互いにじっくりしゃべって検証しあってみると、実に類似したものです。現時点における環境問題最大の課題は何かといったことに関しても、大体の専門家連中で意見は一致します。勿論、一部の環境猛毒派に属する研究者もいることは事実でして、「猛毒だと主張する」ことも研究費取得のひとつの手段だと考えているとしか思えない研究者もいます。しかし、少なくとも良識派といえる研究者で、かつ環境全体を眺めそして考えている人に限って言えば、現在の環境問題に対する重み付けはそんなに違わないのです。
 ところが、一般市民社会の環境への理解は、明らかにマスコミによる情報のフィルターリングの効果を受けていて、かなり専門家連中とは異なった傾向を示している(少なくとも2年前までは「いた」)と思います。民主主義社会において、正しい情報を共有していることが、正しい判断を行うための条件の基本中の基本ですから、環境に関して民主主義的な決定が行われることはかなり期待薄の状況にあるように、このHPを作ることを決意した時には、思えました。 
 ということで、このウェブページを作り始めましたが、当初ほとんどアクセスが無くて、気楽にやれました。徐々にアクセスが増えてきて、現時点では、逆にかなり重荷になりつつあることも事実です。実際、このページの作成・保守のために要する時間は、6時間/毎週程度になっています。
 ちなみに、ざっとした記録によれば、アクセス数の推移は概ねこんな風です。

 表  アクセス数の推移
  アクセス       到達日数    10000アクセスに要した日数と注
10000アクセスまで  210日目   210日
20000アクセスまで  313日目   103日
30000アクセスまで  365日目    52日  環境ホルモンブーム
40000アクセスまで  438日目    73日
50000アクセスまで  498日目    60日
60000アクセスまで  558日目    60日
70000アクセスまで  602日目    44日  所沢ダイオキシン騒動
80000アクセスまで  655日目    53日
90000アクセスまで  693日目    38日  Infoseekの推薦を得る
100000アクセスまで 727日目    34日

 特記事項としては、20000から30000アクセスが早かったことでしょう。これは、昨年6月の環境ホルモンさわぎの影響です。日経クリックなる雑誌に掲載されたその瞬間には、1日800件近いアクセスがあって、いまだにこの記録は抜けません。今年の所沢ダイオキシン騒動も、相当なアクセス数でした。それでも、最大で500件以下でした。
 これらの例から明らかなように、アクセス数が増大するということと、マスコミが環境の記事を多数書くことには、相当高い相関があります。環境問題は起きないことが最良、次には報道されるほど重大なことが無いのが良好ということですと、本ウェブページのアクセス数がゼロになることが、環境にとっては最良なのかも知れません。しかし、それでは当初の目的、すなわち、市民社会の環境に対する考え方が、専門家のものに近くなることを目指すといった目的は達成できそうにありません。まあ、あまりアクセスが多いといって喜べず、かといって少ないと効果が無くて寂しいという、痛し痒し状態ではありますが、一応、「目指せ20万件アクセス」として当分がんばる予定ですので、今後ともよろしくお願い申し上げます。