________________


  あるある大事典のマイナスイオン2 01.27.2002





 本日のあるある大事典は、マイナスイオンだというので、待ち構えていた。どのような嘘が飛び出すのかと。大体、予想通り。マイナスイオンに対する本HPの解釈が正しいことを確信した。

 マイナスイオンの真実は、すでに本HPにて解釈した通り。

すなわち、
「プラスイオンの実態は、ハウスダスト、ほこり、ダニ、ダニの死骸。不確実ながら、アセトアルデヒド、ホルムアルデヒドの分子もそうかもしれない」。

一方、「マイナスイオンは、細かい水滴である」。


イオン測定器なるものが、どうみても怪しいのだ。どのような物質を測っているか、分からない測定器である。

以下、
黒字:番組     赤字:コメント

森林が減ると、プラスイオンが増える。 → 嘘ともいえない。  
電磁波がプラスイオンを増やす。    → 嘘 測定器にはそう出るかもしれないが。
紫外線もプラスイオンを増やす。     → 嘘 同上
プラスイオンは悪者なのか、悪者である。 → 嘘とはいえない アレルギーの原因
パソコンが多いところではプラスイオンが多い。 → 多分嘘
地下街はプラスイオンはマイナスイオンの2倍。  → 嘘とはいえない ほこりだから
台所は、電子レンジや電子ジャーで、プラスイオンが1.5倍。 → 嘘

登場人物
例の菅原明子氏
東京都立大学理学系研究科助教授 琉子友男
五反田の大山皮膚科 院長 大山恵子
横浜国立大学 佐藤寿邦教授
玉川大学 寺沢充夫教授   

池袋ロフト マイナスイオンが30〜40種類になった。  → 今回の番組の嘘でまた増えるだろう。
トヨタのセンチュリーにはマイナスイオン発生器がオプションである。 → トヨタに聞いてみよう。

堺正章:マイナスイオンとは何か。そもそもどのようなものか。

イオンとは電気を帯びた原子や分子。 → 正しい。

イオンが無ければ水素と酸素は水を作れない。  →間違い
イオンが無ければ人の体は構成されない。    →とんでもない


玉川大学工学部。
プラスイオンの多いところだと、血糖値と乳酸値。増える。  → 理由不明

マイナスイオンはプラスイオンの効果。プラスイオンによって体を酸化させる。 → 嘘

赤血球凝集状態とマイナスイオンの話  → これも関係ないだろう

プラス化した赤血球がマイナスイオンでばらばらになる。 → 嘘だろう
理由:あらゆる物質はマイナスとプラスのイオンがバランスよく結びつくことで成立している。  → 嘘

マイナスイオンを帯電している赤血球が、プラスイオンによって固まってしまう。 →嘘

真実: 血液どろどろなどは、単に水を飲むだけで改善される。寝る前の水を宝水という。プラスイオンとは無関係。適切な水分摂取が重要。

マイナスイオンが必要不可欠 → 湿度が足りなければ加湿が必要


イオンバスターズの話

あるマンションでプラスイオンが多い。  → 掃除が悪い。ほこりが多い

あるマンションでプラスイオンが異常発生する。その理由は、ホルムアルデヒド、フタル酸ジ−n−ブチルが基準値の2倍以上。シックハウスはプラスイオンで起きる。 → フタル酸ジブチルは無関係だろう。多分ホルムアルデヒド。このマンションは換気が絶対的に必要。


対策:
菅原:炭で吸着させる。  → ホルムアルデヒドには有効
琉子:観葉植物 虎の尾なる植物  → 水の放出量が多いのだろう

光合成をするので植物は有効 → 理由は無い

電気製品のそばに置くと有効  → テレビは電荷を帯びたほこりを出しそう

トルマリンがマイナスイオンを出すのか。産総研の誰か、「エネルギーを与えるとマイナスイオンが出る」。 → 分極はするが、それでマイナスイオンがでるとは思えない。

野球選手はいろいろな健康グッズをつけているそうだ。 → それだけ、非科学性が高い集団なのだろう。

結論:マイナス・プラスなどは全く関係の無い話。ハウスダストやホルムアルデヒドなどを減らし、換気し、そして適切に加湿することによって健康な部屋になる。冬の東京には、加湿が必須である。


A君:この番組で、またまた日本人の非科学性が増加し、OECD諸国に差を付けられる。危機的!

C先生:この無知蒙昧な番組には、単に「滑稽だ」として切り捨てるだけで済ますことができない犯罪性がある。それは、「実は、多種多様な物質」をプラスイオンという一つの言葉でくくり、また、マイナスイオンもその実態には、恐らく「水の微粒子、オゾン、場合によっては放射線利用」という三種類があるにも関わらず同じ名前でくくることによって、それらの差があることを覆い隠していることである。

A君:それはそうですね。マイナスイオンだって、単なる水の微粒子であれば、まあ良い面しかないでしょうが、オゾンやラジウム・ウランだったら健康に害がありそうですね。

B君:プラスイオンにしても、その実態がダニの死骸である場合と、これはよく分からないが、ホルムアルデヒドである場合では、取るべき対策が全く違う。ダニの死骸が多い場合であれば、炭を置いても全く効果は無い。単に掃除をしっかりやれば良い。ホルムアルデヒドであれば、空気清浄機能を持った機器を導入するのが良い。要するに、単にプラスイオンという名前で一くくりにしては、間違った対策しかできない。

C先生:まず原因を見極めることが重要。そして、まあ無難なのは、換気をせっせと行うこと。それにコロナ放電方式でオゾンを発生させるものではない機器、通常は加湿機と呼ばれている機器を部屋に導入すること。それでもまだ問題があるようなら、発生している有害分子を分析し、その種類を見極めて、光触媒を使った空気清浄機を使うこと。こんな対策をすることによって、シックハウス的な症状から逃れることができるだろう。

A君:確かに、単にプラスイオンだという把握のやり方では、問題の解決ができないですね。

B君:この番組のスタッフには、物質を的確に把握するという化学的知識が無い。何でもプラスイオン、マイナスイオンでは、間違った対応になる可能性が強いことを認識していない。

A君:トルマリンにしても、もしもマイナスイオンを本当に出すとしても、それが可能なのは、単結晶だけ。トルマリンゴのように、粉(粒子)を焼き固めたものでは、ある粒子に折角の電荷の偏り=電位があったとしても、隣の向きが違う粒子が逆向きの電位をもって、それで打ち消されることになります。要するに、トルマリンゴは絶対的ないんちきであることが見抜けない。

C先生:まあ、余り怒りなさんな。実は、わがオフィスにマイナスイオン発生器が登場した。その理由は、「今月の環境(1月1日〜)」をご覧ください。