項 目 内 容
物質名 メチル−t−ブチルエーテル
日本語名 メチル-t-ブチルエーテル
2-メトキ-2-メチルプロパン
MTBE
t-ブチルメチルエーテル
メチル-t-ブチルエーテル
英語名 METHYL-T-BUTYLETHER
2-METHOXY-2-METHYLPROPANE
MTBE
T-BUTYLMETHYLETHER
示性式
分子式
CH3OC(CH3)3
C5H12O
各種コード番号 CAS番号:1634-04-4
プライオリティNo.:20018
RTECS番号:KN5250000
既存化学物質番号:2-3220
骨格 直鎖炭素鎖(飽和)  分枝炭素鎖(飽和)  エーテル 
官能基 アルキル基(飽和)  アルコキシ基 
用 途 燃料・火薬・爆薬その他  溶剤,洗浄剤  ガソリンのオクタン価向上剤,アンチノック剤、 
外観的特徴
外観揮発性,無色透明液体
臭気わずかな刺激臭
物理的性状
分子量88.15
比重0.7455
沸点(℃) 55.2
蒸気圧(hPa:25℃)327
燃焼・爆発特性
引火点(℃)-28
発火点(℃)460
生化学的性状
LogPOW0.94
分解性
酸アルカリ分解性鉱酸溶液中で不安定。酸には比較的安定で貯臓中に過酸化物を生成することはほとんどない。
法規制
海洋汚染防止法D類物質等
条例・要綱及び指針
生活環境保全条例−化学物質の適性な管理(第39条)規制物質
旧神奈川県化学物質環境安全管理指針(参考)対象物質
神奈川県先端技術産業立地環境対策指針(毒性係数分類)D類物質
許容濃度
ACGIH
TWA(ppm)40
TWA(mg/m3)144
発ガン性
評価機関評価内容
ACGIH発癌性評価A3[動物実験で発がん性が認められた物質]
取り扱い上の注意 空気中で酸素が存在し,長時間放置した場合,或いは日光の作用がある場合,次第に過酸化物を生じ,その過酸化物が高濃度で熱が作用する場合,爆発することがある。鋼,ステンレス鋼,アルミニウムは容器として耐久性がある。
事故時処理キーワード 避難を検討する  泡  防止堤で囲む 
事故時処理概要 【危険地域内】機械を停止し,発火物除去,喫煙禁止,裸火を消す。電気器具や火花を生じる開閉器を作動させない。【火災】小規模火災は,粉末消火剤,炭酸ガス。大規模火災は,耐アルコール泡,水噴霧。容器を水噴霧冷却し,危険地域外に移す。【漏洩】危険のないときは漏洩部を塞ぐ。【流水】飲料水,用水,冷却水取水者の了解を得る。【停留水】遮断する。発火源を除去し,危険地域の乗物を移動する。専門家を呼ぶ。【陸上】防止堤で囲みポンプで慎重に汲みとる。静電気帯電が起こる。発火源を除去する。周辺の低域空間を塞ぐ。残存物を不燃性吸収材で覆い,密閉容器に入れて廃棄のため安全な集積場所に運ぶ。
事故時保護具キーワード 火災または分解の場合のみ重装備の呼吸防護(激しく反応する) 
事故時保護具概要 重装備の呼吸防護器具および全身防護服を着用する。
救急応急処置キーワード 医師を呼ぶ  呼気吹き込み  水洗浄(身体)  酸素吸入  身体保温  人工呼吸  水洗浄(眼)  側臥位(意識喪失時) 
救急応急処置概要 傷病者を新鮮な空気の所に移し,安静に待機させ,衣服部分をゆ緩める。呼吸停止時は,呼気吹き込み,人工呼吸,酸素吸入。この物質でぬれた衣服部分,靴や靴下を脱がせ,遠ざける。この物質と接触した身体部位を水洗浄する。眼と接触したときは,10−15分間水洗浄しながら,まぶたを親指と人さし指で拡げ,眼をあらゆる方向に動かす。医師を呼ぶ。傷病者を冷やさない。意識喪失の危険がある場合,待機および搬送は,側臥位で行う。