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ヨハネスブルグサミット総括 09.09.2002 |
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C先生:ヨハネスブルグのサミットは、本来ならば、京都議定書の発効を祝うことになっていた。しかし、アメリカが離脱、それにともなってロシアも様子見をしている、といった状況で、実現しなかった。 A君:それ以外には、貧困と環境の問題が議論される場であるということが分かっていた。 B君:92年のリオのサミットの時には、地球環境問題が大変だ、という方向で一応ベクトルが揃っていた。しかし、それから10年経ってみて、地球環境問題も、目前の課題ではなく、被害が出るのは、ごく限られた地域だけ。といった国がアメリカを始めとして多かったのだ。 C先生:しかし、ここでの合意事項が、将来の方向性を決める可能性もないわけではないので、一応まとめておこう。 A君:その前に一応の確認ですが、このサミットが環境サミットと呼ばれていますが、実態は、環境について議論をする場ではないことです。本命は「持続可能な開発に関する世界首脳会議」で、開発について議論するのが本来の目的。ただし、「持続可能な」という形容詞がついているだけ。 B君:「ヨハネスブルグ宣言」の内容から行く。 C先生:最初の「団結した」というのは甘い。ブッシュ大統領は出席すらしなかった。そのうち、英語版を検討してみたい。「団結」とは英語でなんという表現なのか。 A君:地球の被害の状況に関する優先順位が恐らく、述べられている順番。とすると、生物多様性、漁業資源、砂漠化、温暖化、自然災害増大。 B君:生物多様性、漁業資源、砂漠化、以上は、自然破壊の表現の一つ。これらは、実は、経済問題だと思う。 C先生:要するに、貧困が原因。要するに、今回のサミットは、貧困サミットだったことがこのヨハネスブルグ宣言にも見ることができる。 A君:先進国は温暖化について責任がある。しかし、それは、四番目の優先順位でしかない。 B君:グローバル化によって利益が偏るということを、ここで書けたのは、将来に多少の良い影響が期待できるかもしれない。 C先生:さて、それでは、「ヨハネスブルグ実施計画」に移ろう。 A君:それでは一つ一つ。 B君:これは、先進国が責任を多く負う。これまでエネルギー、資源を独占的に使ってきたから。途上国にも同じく、エネルギー、資源を使う権利がある。まあ、当然の原則だが、アメリカはこれを合意したのだろうか。 A君:次に行きます。 B君:フェアトレードとか、ローカルプロデュースとかいった発想が、まだ合意するには時期尚早だと考えられているのだろう。 C先生:金による資金援助には、後の方で出てくる「良い統治」をどうするか。これが問題。先進国から見て良いのではなく、人間存在を根源とする倫理が判定する「良い統治」でなければならないが。 A君:次。 B君:これは具体的な問題。日本は実に恵まれている。それでも水道水を飲まない人が居る。このあたりの考え方を変える必要があるだろう。 A君:次。 C先生:これは、10年間でどこまで生産消費のスキームを変えることができるか。これは、日本としても全力を出して取り組むべき課題だろう。持続可能な生産とは何か、ということを理論的に詰める必要がある。 A君:次 C先生:これは当然。東電さんガンバッテ。 B君:交代して、次。 A君:これが、もめたところ。要するに、米国、日本、産油国が反対。日本が反対した理由は良く分からないのですが、15%という数値目標が達成できなかっただろうから、ということなら反対も分かります。 C先生:日本という国で再生可能エネルギーを15%にするのは、難しいかもしれない。 B君:次。 C先生:これが具体的にどのような化学物質をイメージしてのことなのか、それは分からない。農薬類がもっともありそう。それ以外にも化学兵器ならありそう。それ以外のものとして、何が対象となるのか、今後チェックしておきたい。
A君:これは、天然資源をいかに保護するか。経済問題です。 B君:次。これが最も重要だったと思うが。 C先生:アメリカに対するブーイングが結構あったようだ。世界的に見れば当然。日本はなんとか非難を逃れたが、まだまだ京都議定書の意味が十分に一般市民に伝わっているとは言えない。相当大変なことなのだ。 A君:交代して、次。 B君:生物多様性というものの価値をどのように見るのか。これは議論を要する。生物多様性がパンダやトキのような保護で守られたとしても、余り意味は無いと思う。自然生態系がある程度の量守られることは必要不可欠だが、少量の自然とともに多様性が守られても、そんなものは極めて脆弱だから。 C先生:この議論は、なかなか難しい。良く分からない部分が多い。 A君:問題のODAです。 C先生:日本もODAに対して、いささか後向き。援助疲れが出ている。援助しても援助しても良くならない。しかも、日本流の援助だといって非難されることも多くなっている。援助が本当に解決になるのか。自立・自律を促すような援助とは何か。これも議論が必要だと思う。 A君:これも援助がらみ。 B君:これも西欧流スタンダードの押し付けだと言われる。男女平等にしても、途上国の状態が日本の明治時代だと考えるとなかなか難しい。 A君:最後ですが、もっとも難しい問題かもしれない。 C先生:食糧は自給を目指すことが、持続性を高めることだと信じたい。となると、先進国としては、補助金が必須。補助金を出せないとなると、先進国の農業は壊滅する。それでよいのか。 A君:これで大体終わりですが、結構問題があります。しかも、ここで紹介したものは全文ではありません。 B君:ゆっくり時間を掛けて再検討したい。 C先生:今回、またまた海外出張の準備などがあって、時間が無い。ということで、ここまでとしよう。
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