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理想的ゴミ分別法とは 04.07.2001




長野県衛生公害研究所 食品衛生部の寺澤 潤一様から、危険物を中心としたゴミ分別に関する見解を明らかにするようにとのご注文があったので、本HPを作成した。


C先生:本日のご注文は、ゴミを分別する際に、理想的な方法というものがあるのかどうか、ということ。危険物をどう取り扱うことが良いかということ。さて、どのように考えようか。

A君:処理法をいくつか仮定して、それぞれのゴミの特性に応じて最適なものを選択し、最終的に同じ処理法になったものは、一緒にすればよいのでは。

B君:一案だな。となると、まず、一般家庭から普通に出てくるゴミをすべてリストアップすることにするか。粗大ゴミ系は止めよう。まあ、小型のゴミ袋に入る程度まで。家電リサイクル法の対象になっている四品目も止めよう。

A君:さてさてと。こんなものではいかがですか。50品目になりましたが。

B君:完璧なものはできなだろうから、まあこんなところで行こう。そして、処理法としては、焼却(ガス化溶融炉を含む)、直接埋立、発酵・コンポスト化、リサイクル(材料/化学)、容リ法に乗せる、デポジットによって事業者に戻す、こんなところで良いかな。そうか、塩ビと塩化ビニリデンを対象とした脱塩化水素を入れとくか。

C先生:それでは、それを縦横の行列に並べて、どの処理法が良いか、○で示そう。そして、混ぜて良いものは混ぜることにして、何分別かを数えよう。

その結果、大きな表ができた。

一般廃棄物分別 焼却・ガス化溶融 脱塩化水素 直接埋め立て 発酵/コンポスト 材料リサイクル 容リ法 デポジット コメント 分別類
厨芥類 有機系 1
コンポスト化不適物 2
紙類 新聞紙 3
ちらし 4
雑誌 5
段ボール 6
OA/上質紙 7
包装紙 8
使用後ティッシュなど 9
牛乳パック 10
紙パックアルミ複合 9
アルミコート紙 9
布類 11
毛糸類 11
皮類 9
合成皮革 9
木材片 9
剪定枝/花草 12
プラスチック ペットボトル 13
軟質塩ビ 課徴金 24
硬質塩ビ 14
発泡スチレン 15
プラボトル 16
不明硬質 9
不明フィルム類 9
複合プラ素材 9
塩化ビニリデンフィルム 課徴金 24
チューブ類 9
金属 スチール飲料缶 17
アルミ飲料缶 18
菓子箱など 19
雑金属 20
チューブ類 23
電池類 乾電池類 21
特殊電池 21
ガラス類 ガラスワンウェイ 22
板ガラス 22
ガラスコップ 23
耐熱ガラス 23
23
電球 23
蛍光灯 21
陶器類 食器 23
タイル 23
危険物 スプレー缶 21
燃料ボンベ 21
塗料・薬品類 21
ハウスダスト ほこり/掃除機 9
泥類 園芸土 23
複合物 紙おむつ/生理品 課徴金 9
ペット排泄物 課徴金 9
電気製品 ビデオなど 21
小型品 21

C先生:いくつかの説明が必要だろうな。

A君:そうですね。まず厨芥ですが、コンポスト化できないもの、例えば、梅干の種とか、鶏の骨とかは、別に分けないと。まあ、コンポスト化などは止めて、一緒に集めるのも一案ですが。

B君:紙類はできるだけ別々に分けないといけない。最近、新聞紙とチラシが一緒に集めるところが多いが、それはやや問題なんだ。

C先生:雑誌は糊を使って製本しているので、接着部を切断してからでないとリサイクルが難しい。

A君:アルミ箔が張ってある清酒用の紙パックなどは、現状では燃やすしかない。

B君:複合化すると、まあ、燃やすことになるからな。高機能にすればするほど、燃やすことになる。

C先生:次が塩ビと塩化ビニリデンか。これは脱塩化水素してから焼却がベストだろう。しかし、脱塩化水素プロセスをこの二種類のプラスチックだけのために用意するとしたら、やはり課徴金ものだな。これらのプラスチックは、ゴミ箱に入れないのがベストだ。

A君:プラボトルというのは、シャンプーなどのボトルで、これはポリエチレンが多いのだろうか。豊島区のように容リ法の枠組みに任せることにした。

B君:マヨネーズのチューブなどは、燃やしてしまおう。

C先生:金属もまあ常識的。雑金属というものは、それこそ雑金属なので、種類が分からない場合には埋立るしかない。金属製のチューブは埋めるか。

A君:電池類は、デポジットの対象にするのが良いでしょう。電器屋としては苦しいけどしょうがない。

B君:ガラスも食器と鏡は埋めるしかないでしょうねえ。電球も埋め立て。蛍光灯は、水銀が入っているので、これはデポジット制で回収でしょうね。

C先生:スプレー缶、燃料ボンベはデポジット。塗料・薬品類は、まだ中身が残っていたら、有料での引き取りシステムが必要。

A君:紙おむつ、生理用品が最後のゴミでしょうか。これは燃やすしかないですが、燃えないですよね。処理困難物だから、当然、課徴金の対象でしょうね。

B君:ますます電器屋にはつらいだろうが、ある程度以上の価格の品物は、引き取り義務をデポジット制で保証すべきだろうな。

C先生:それで分別をするとしたら、何種類になった。

A君:いささか難しい判定があるのですが、24種類になりました。まだ多少減らすことは可能だと思いますが。

B君:そうだな。処理法を決めれば単純化が可能。例えば、コンポスト化困難厨芥も、焼却することを決めればひとつ分類が減る。有機物分が完全に除去できるのなら、埋め立てる方法もある。鶏の骨などはその方が良いかもしれない。

C先生:実施不可能かもしれないが、こんな考え方をどう思われますか。まだ落としている品目があるだろうから、ご指摘をいただければ感謝。