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重大発表?CREST採択決定  09.02.99






 CRESTとは、科学技術庁の戦略的基礎研究の略称である。昨年、落選し、今年も5月に応募していましたが、このたび科学技術振興事業団から正式採択の通知をいただいた。この研究を実施するための研究員、準研究員(済み)などを募集することになる予定ですので、まず、本HPにて予備的なお知らせをいたします。

研究課題「社会的受容性獲得のための情報伝達技術の開発」

研究チームの構成
  安井 至(代表・東京大学生産技術研究所)9月1日からの正式所属はこれです
  山本良一(東京大学、国際・産学共同研究センター) 同上
  寺園 淳(環境庁国立環境研究所)
  森下 研(株エコマネジメント研究所)
  坂村博康(東京大学生産技術研究所)  以上5名
  
研究概要
 環境技術は、最終的には市民社会に受容されなければならない。現時点で市民社会と環境専門家の間の環境情報に関する乖離は、質的にも量的にも深刻な状況にある。本研究は、トレードオフという概念の記述が可能なライフサイクルアセスメントを仲介として、市民社会への情報そのものと情報を理解するスキルの伝達を試み、環境技術の社会的受容性を獲得できる可能性を高めることができるものと考え、その実証的な研究を行おうとするものである。

研究項目
@時間消費法に基づくライフサイクルインパクト分析法 
 時間消費法に基づくライフサイクルインパクト分析法をさらに改良し、市民用としてのやさしいインターフェースを与える。本研究の最終的な成果の判定のために、マスコミにおける報道の論調を分析し、その変化の動向を分析する。

Aリサイクル・廃棄段階の環境負荷を材料に割り付ける方法論の開発
 リサイクル・廃棄段階に特化しつつ、市民レベルにも取り扱いが簡単な環境負荷を割り振る方法論を検討し、この方法論の適合性などの検討を含め、市民社会用としてのインプリメントを行う。

B市民の環境観を定量的に把握する方法論の開発   
 市民の環境観を調査するには、アンケート法のほかに、数10名の集団を対象にして、自由に環境問題の重要性などを語ってもらい、さらに重要度を点数化する方法論などがあるが、この方法を改良し、LCA的な方法との合体を目指す。

Cトレードオフを含む環境情報データベースの作成
 インパクト分析の際に、使用する基礎データベースを作成するが、各種のトレードオフが表現されるような例を選択する。個別課題については、すでに「どちらが環境負荷が低いか」という形で、市民から募集したものを対象とする。

Dアンケート法に基づく環境観の定量的把握
 市民がどのような基本的な考え方をしているか、アンケートに基づいて判別する方法を開発する。どのような質問をすべきか、その回答をどのように解釈すべきかなどといった検討が主となる。

 
研究期間  平成11年11月から5年。
 
研究員の募集予定(複数)。勤務地:生産技術研究所、国立環境研
 最終的には、科学技術事業団との打ち合わせ後に決定されますが、当プロジェクトの研究員を募集することになります。
 通常、ポストドクターを募集することになりますが、本プロジェクトの特殊性を考慮すると、むしろ、企業からの出向による研究員を募集したいと希望しております。
 任期は、1年半を希望しますが、応相談。