今年の目標
「知識」のパッケージ化と「市民意識」を世界・日本に。


「今月の環境」(4月2004年)




4月30日: 重工大手、風力発電受注に力
4月29日: 不法投棄の撤去2割止まり
4月28日: 飛行機雲が温暖化を加速
4月27日: 遺伝子組み換え食品、EU6年ぶりに解禁
4月24日: タバコがなければ、がん9万人減
4月24日: 茨城のヒ素汚染源特定
4月24日: スーパージャスコの生ごみ処理機爆発原因特定
4月23日: 環境保護のためのNPO銀行
4月23日: 生命の起源やはり35億年前
4月23日: 下水汚泥から新エネルギー
4月23日: スキポール − 成田 − 東京
4月22日: ボン - ケルン - スキポール - 成田
4月21日: ボンの朝
4月20日: マーストリヒトでまだまだ会議
4月19日: マーストリヒトでのメール環境
4月18日: 東京成田 - アムステルダム - マーストリヒト
4月18日〜23日: オランダ、ドイツへ
4月17日: 米マックが健康メニュー
4月17日: 農水省が「食料輸入停止」を想定
4月17日: イラク情勢晴れずガソリン価格上昇
4月16日: 杉並区、買い物袋持参増えず
4月14日: コンビニ、食品添加物が気になる
4月9日: 米、民間のBSE全頭検査拒否
4月7日: 使用済み核燃料の再処理「コスト合わぬ」
4月7日: カネミ油症「救済を」 被害者147人が申し立て
4月7日: 米国のガソリン、最高値
4月7日: インフルエンザ患者4割減
4月3日: 女性のホルモンで魚メス化
4月3日: 原発計画不発で二酸化炭素3000万トン増
4月3日: 回転ドアの続き
4月2日: 回転ドア騒ぎ
4月1日: 週刊文春出版禁止取り消し


4月30日: 重工大手、風力発電受注に力

 三菱重工業は、4月中旬、東京電力系のユーラスエナジージャパンが稚内市に建設する「宗谷岬ウィンドファーム」などに向けた風力発電設備58基を受注。総額60億円。宗谷岬だけで、5万7千キロワットの発電能力。

 川崎重工もまだ納入実績は少ないものの、意欲的。

 日本の風力発電は、02年度には約46万3千キロワット(576基)とまだ少ない。だが、国は10年度の風力発電量を300万キロワットにする目標を掲げている。

 発電機は1000キロワットのもので1億円程度。

C先生:風力は悪くは無い。ただ、日本の総電力使用実績は2000年で9400億kWh。発電能力としては、12000万kWぐらいはあるのではないか。これに、300万kWの風力発電が設置されても、設備利用率は30%ぐらい。すなわち、常時100万kWが出れば良い。これは大型火力発電の1基分に過ぎない。

4月29日: 不法投棄の撤去2割止まり

 環境省調査によれば、03年4月時点で、2500件、約1100立方メートルに及ぶ不法投棄がある。千葉県が877件389立方メートルと多く、福井、三重が続く。

 放置された産廃のうち18件約247万立方メートルについては、撤去の計画があるが、その費用は924億円。

C先生:不法投棄は問題だ。しかし、それは環境問題として非常に重大というよりは、不法投棄は犯罪行為だから問題なのだ。1100立方メートルという量だが、ちょっと計算すると1km×1kmの面積に厚さ11mということになる。これを広いとも言えるが、日本全体としてこれしかないとも言える。だから不法投棄をして良いと言っている訳ではない。厳罰にすべきだ。しかし、不法投棄だけが環境問題だとは言えないことが分かるだろう。
 ちなみに、東京都23区における廃棄物の発生量が年間350万トン。これが多いのはやはり問題。さらに、東京都の中央防波堤内側の最終処分地は、すでに完全に埋まってしまったが、78haに1280万トンのゴミを埋めた。これから残っている中央防波堤の外側のこれから使える最終処分地の面積は、現在使用中のところを含めて319ha。5000万トンものゴミを埋めることになる。これは余りにも多量ではないか。不法投棄を問題にすると同時に、日常的なゴミの発生を問題にしたい。

4月28日: 飛行機雲が温暖化を加速

 NASAは、過去20年間の北米の気温上昇の主な原因は、旅客機の飛行機雲だったという研究を発表。環境保護団体などの反発を招いている。

 NASAのラングレー研究センターのチームによる研究で、75〜94年の米国上空の天候や雲の観測データを分析。航空機増を比例して、巻雲の量が増えていることを突き止めた。

 ジェットエンジンの排気中の水分が凍ると飛行機雲ができ、時間とともに上空に広がって巻雲になることがある。巻雲は地表を暖める太陽光を通す一方で、地表からの放射は遮る「温暖効果」があるという。

 計算の結果、巻雲の増加による気温上昇は、10年間で0.2〜0.3度と推定された。問題の10年間で、米国では平均気温が0.3度上昇しており、ほとんどが飛行機雲による温暖化効果で説明できるという。

C先生:面白い。二酸化炭素よりも、水の影響が大きいということは常識的なのだが、その水が航空機が供給していると言う話は、初めて聞いた。まあ、果たしてどこまで本当か。それは不明。

4月27日: 遺伝子組み換え食品、EU6年ぶりに解禁

 EUは、6年ぶりに米国からの遺伝子組み換え食品の輸入を解禁する見通し。トウモロコシ「Bt11」。スイスの食品企業シンジェンタの開発になるもの。

 農相理事会では、英国、オランダ、イタリアが賛成、デンマーク、フランスなどが反対。可否相半ばしたが、どうやら解禁になりそう。

4月24日: タバコがなければ、がん9万人減

 厚労省研究班の試算。現在48万人ががんになるが、もしもタバコがなかったら、39万人に留まる。調査は、9万人の追跡調査。

 喫煙者のがんの発生率は未喫煙者の男性で1.6倍、女性で1.5倍。禁煙しても1.4倍。発生確率は、生涯での本数に依存する。男性では、がん全体の29%の8万人が喫煙による。女性の場合には、8千人。

 禁煙後、タバコの影響が無くなるのは、10年〜20年後。

4月24日: 茨城のヒ素汚染源特定

 環境省の調査で、汚染源の一つが埋まっている場所を特定できたと発表。約300平米を深さ6mで掘る。

4月24日: スーパージャスコの生ごみ処理機爆発原因特定

 昨年11月の生ごみ処理機の爆発原因。攪拌棒と底の間に10センチの隙間があり、このに130度の高温の温風が吹き付けられ、発火し、発生した一酸化炭素などの可燃性ガスが爆発したとの見解。

4月23日: 環境保護のためのNPO銀行

 坂本龍一氏、小林武志氏、桜井和寿氏、の3名のミュージシャンが自然エネルギー、自然保護などの活動に対して低利の融資をする銀行を作った。早ければ7月から開始。NPO銀行といっても、預金はできない。

4月23日: 生命の起源やはり35億年前

 溶岩を微生物が食べながら掘り進んだと思われる痕跡が見つかった。内部に岩石の成分と関係ない炭素が確認できたことから、微生物起源だと判定した。周囲の岩石の年代を測定すると、約35億年前だという結論を得た。

4月23日: 下水汚泥から新エネルギー

 下水処理場の汚泥ガスからメタンハイドレートを作る研究が北見工大と三井造船で行われている。

C先生:可能性をじっくり見たい。

4月23日: スキポール − 成田

 今回のオランダ、ドイツ出張は、常時英語をしゃべっている感じで、大変に疲れた。英語も専門的な話になれば困らないものの、会議の細かいニュアンスや、世間話が難しい。

 ボンには、八重桜が沢山ある。日本から輸入されたものらしい。UNU/EHSのシュナイダーさんに、環境省まで送ってもらって、その帰りに、日本ではなぜ八重桜よりもソメイヨシノが良いとされるか、それは「散り際の美しさと潔さ」がその理由なんだ、と説明しようとして、とうとうできなかった。皆さんならなんと説明しますか?

 今回、もって行って便利だったものが、時計である。出かける前日に、ビックカメラで買ったものだが、SHREWDなるブランド。調べて見たら、http://www.timerex.com/shrewd/
なるもので、買ったものは、66603−3なるモデル。デュアルタイムであることが本当の理由なのだが、それ以外の選択理由はやはり電池を変えないで済むというものだった。液晶が余り見やすくは無いのだが、日本時間と現地時間が分かるのはやはり便利である。

 スキポールでのインターネット環境であるが、まず、JALのラウンジには、何も無い。電話回線すらない。AC220Vのコンセントも無い。しかし、掃除機用と思われるコンセントを探し出して、少々充電しつつ電波を探して見ると、非常に弱いながら、無線LANがある。入ってみると、Attingoなる名前でコミュニケーションセンターなるところで、アクセスナンバーを購入するらしい。そこで、ラウンジをでて買いに行くと、そこはインターネットラウンジのようなところで、備え付けのコンピュータを使うなら、10分単位。ところが、無線LANは、なんと1日単位で、10ユーロ。これは今回のように1時間しか使えない状況を考えると高いような気がするが、「要は経験」と割り切って購入。まあ、普通に使えるのだが、JALのラウンジでは、電波が非常に弱くて、通信速度は1Mbpsしか出ていない。
 いずれにしても、いよいよ無線LANの時代がやってきたなという実感であった。

 帰りのJALは、エコノミーは満員。オランダまでチューリップを見に行くツアーへの参加者が大部分らしい。ビジネスは80%ぐらい。極めて順調に飛び何事も無く到着。

4月22日: ボン - ケルン - スキポール

 午前中、ドイツ環境省を訪問。理由は、容器包装リサイクル法のあるべき姿について、議論をするため。そして、その結論:このドイツという国においてすら、容器に利便性を求めることが徐々に主流になりつつあるようだ。

 1時間ほど時間を貰って議論をした相手が、Thomas Schmid-Unterseh氏。担当は、Product Responsibility, Avoidance, Recovery and Utilization of Product Wastes.

 ドイツでは、昨年の1月から、ワンウェイ容器にデポジットが掛かった。これはご存知のように、リターナブル容器の割合が72%を切ったため。実際には、50%ぐらいになってしまったらしい。そのため、法律で決められていたように、デポジット制が導入されてしまった。しかし、全国的な統一デポジットシステムが導入できなかったため、かなり混乱したものの、なんとか、動き始めているというのが現状。また、リターナブル容器の割合も徐々に増え始め、現在60%ぐらいまでに回復。そして、将来的には、あと2〜3%は増加して、63%ぐらいにはなるのではないか、との見解だった。

日本の現状を説明し、色々と質問をし議論ができて、なかなかに有効であった。

 リターナブル容器といっても、旧来のガラス容器よりは、どうもペットのリターナブルへ向かっているようで、大体7〜9回ぐらいは使うとのこと。しかし、統一的なリターナブル容器のシステムを作るには、容器にバーコードなどの表示をして、それぞれの容器がしっかりと回収されないとならない。また、ペットボトルの場合には、再利用するために、有機性の物質が含まれているかどうかを判定し、妙な物質のコンタミによるリスクを回避する必要があるために、高感度高速の分析装置が必須。これが結構高価であるとのこと。要するに、リターナブルシステムを整備するには、結構お金が掛かるということを意味する。

 プラスチックフィルム類や容器のリサイクルも、ドイツでは36%という数値が義務化されている。これは、60%回収し60%がリサイクルということで36%であるとのこと。しかも、この36%は、純粋なマテリアルレベルのリサイクルであって、コークス化とか、ガス化とか、分子構造の変更を伴う物質変換は含まれない。となると、PE、PP、PS、PETなどの物質を区別する必要があって、これも自動的に行われるらしいが、これまたリサイクル装置は高価であるとのこと。最初のうちは、これらのプラスチックを一緒にして、低レベルの製品を作っていたが、それでは、ゴミを新たに作るようなものだったので、技術開発が行われたとのこと。まあ一つの方向ではあって、こんな仕組みができて、リサイクル料金を負担しなければならないということになると、包装が簡便な方向に向かって、リデュースが実現できるのかもしれない。

 1時間ほどでまたUNU/EHSに戻って、ランチを済ませて、ボンの駅まで送ってもらう。そして、そこから列車でスキポールまで3時間20分の旅。今回時間的余裕が3時間あるが、スキポールからマーストリヒトの経験から、完全に安心とは言えない。なんとか着くことを祈ろう。

 ドイツの窓は二重窓が多い。なんと列車も二重窓である。これは環境上は良いことなのだが、難点がある。それは、GPSが働かないこと。飛行機の窓は衛星からの電波が通過するのだが。コーティングでもされているのか、それともガラスが厚いのか。

 スキポール空港に到着。ところが、やはり予定外の事態が起きる。途中で乗り換え駅があって、そこからスキポールに来る予定だったのだが、実に、その駅を通らなかった。線路がトラブルで、別の経路でアムステルダムまで連れて行かれた。お陰で、予定より40分遅れでスキポール空港に到着。

 アムステルダムからは、オランダ国鉄の列車にのった。同じInterCityクラスの車両でやはり二重窓なのだが、こちらはなんとGPSの電波を通す。ドイツの列車の窓はグラバーベル社製だったが、誰かに何が違うのか聞いて見たいと思う。

4月21日: ボンの朝

昨日、マーストリヒトでの会議が終了。国連大学の各地の研究研修所の所長の集まりと、それが終わってから行われたパミール高原の自然保護プロジェクトの推進に関する会議であった。

いずれにしても、英語で細かいニュアンスというものが分からないとなかなかきちんとした対応をするのが難しい。これは語学の問題というよりも、文化の問題でもある。

さてまたインターネットの話題。昨日も記述したように、マーストリヒトの研究研修所からインターネットへ接続は可能だが、普通のメイラーでは送信ができないということの対策はWebメールでアクセスすれば良いだけのこと。しかし、Webメール用のアドレス帳などが用意できていないかったので、多少作業が必要。

マーストリヒトからボンへは、ボンの国連大学研究研修所の所長の車に便乗させてもらった。アウトバーンを160km/hrで飛ばして1時間20分で到着。近い。

ホテルは、ライン川が目の前に見える良い場所にある。さてメールでも取るかと電話を繋ごうとしてみたのだが、どうしても繋がらない。何か悪いらしくて、メッセージが帰ってきてしまう。ドイツ語故に、何を言っているのか分からない。

このホテルにもeurospotなるものがあるとのこと。それではこちらか。無線LANは、韓国の済州島のロッテホテルでは便利だった。繋いで見ると、やはり有料であることが判明。30分が4.5ユーロであるとのこと。エイヤと30分の権利を3本購入。これもインターネット上でのこと。

あとは別段何事も無かったように、接続ができている。全く問題無し。あたり前だが。一つ分からないことがある。それは、30分ではなくて、1時間使えてしまうことだ。まあ考えないことにしておこう。

これからボンの2日間が始まる。

4月20日: マーストリヒトでまだまだ会議

昨日の会議は、世界に散在する国連大学のRTC/Pという出張所みたいなところの所長が集まってきて、この半年の活動について報告をするものだった。これから、毎年2回顔を合わせることになる。純粋の英米人は、ほんの4人だけか。他の人々は勿論まともな英語なのだが、やはりどこかちょっと違う。だが、もっとも聞きにくい英語を話すのは、東京でいつも顔を合わせているインド人とマレーシア人だったりして。
それに、どこかの日本人の英語も変だけど。

昨晩は、オランダ料理屋で会食だった。アミューズ、前菜、メインというメニューだったが、余り量が多くなくてよかった。ただ、前菜とメインの差が良く分からない。メイン×2という感じ。その割には、前菜のチョイスが魚(カルパッチョ)とアヒル、メインがホロホロ鳥とタラ、という組み合わせ。アヒルとホロホロ鳥を選択したら、同じものを2回食べる感じになりそう。

夜は、早く寝ようということで11時30分には就寝。しかし、疲れが取れてきたのは良いが、時差が利いてきた。夜中に目が覚める。まあ、我慢して寝るしかないのだ。

朝。本日、チェックアウトして会場へ行くことになるので、多少忙しい。朝食はいわゆるビュッフェだが、割合とヘルシーなものが多い。できるだけ早くチェックアウトして、メールを送る算段をやろう。対策は、要するに、Webメールを使うということ。出したメールの記録がメーラーに残らないので、余り使いたくは無いのだが。しかし、出せないよりは断然ましだ。

4月19日:
 マーストリヒトでのメール環境

昨晩、さすがに疲れてすぐ寝てしまった。今朝は、時差のためか、6時に目覚めた。そこで、インターネット接続を試みることにした。

部屋に無線LANの広告があって、EuroSpotという名称の電波があるらしいのだが、実際には、そんな電波が見つからない。

となると電話回線が唯一の手段だということになる。昔はこれしか無かったのだ。ところが、このクラシックな手段が結構難しい。

最近は、RJ11の差込口が標準になったが、以前は、各国で全く違ったものが使われていた。そのため、それぞれの国専用の変換アダプターを購入することが必要だった。

さて、物理的に接続ができたとして、次にやるべきことは、その回線がトーン回線なのか、パルス回線なのか、の判断である。これは電話機の音から判断することになるのだが、ときどき騙されることもある。今回のホテルの回線は、なんとパルスであると判断した。トーンの音はピポパ、パルスはジャリジャリジャリである。

外線に出るための番号も必要。ヨーロッパは、0である場合が大部分。米国だと9である場合が多い。

勿論、アクセスポイントの番号が必要。今回、アサヒネットの番号を使用する予定で、これを記録しておく必要がある。

ダイアルアップのダイアルのところに、
P0,06760-11860
と入力する。

最初のPがパルスを意味し、次の0が外線への番号、次のカンマがここでちょっと待て。

そしてアクセスポイントの番号が続く。

これであっけなく接続された。速度は本来56kbpsになるはずだが、回線の質で通常それ以下になる。大体45kbps程度で接続されている。

朝飯を食べて、会場へ。徒歩5分程度で、GPSがあるので、全く問題なく到着。これから丸一日会議である。

昼休みに、LANの使用を頼んだ。DHCPで繋がるようになっている。しかし、問題は、最近の日本のプロバイダーは、受信は許可するものの、送信を許可しない。これもスパムメール対策か。勿論、ダイアルアップで接続した場合、そのプロバイダーのSMTPサーバを使うことは可能である。だから、ホテルからの送信は可能である。明日までに対策をしなければ。

4月18日: 東京成田 - アムステルダム - マーストリヒト

朝、8時過ぎに家を出てタクシーにて恵比寿へ。日暮里まで山手線で、そこから京成スカイライナーに乗る。

出発予定時間の2時間15分前には到着。早々とチェックインして、ビジネスラウンジへ。今回は、JALだったのでサクララウンジアネックスなるところに入る。

当然のことながら、モバイル・ネット研用のデータを作るために、インタネットにつないで見ることにする。ビジネス用の席にいくと、無線LANがあると書いてある。そして、確かに電波がある。接続してブラウザーを立ち上げて見ると、どうも有料らしいことが判明。24時間単位で500円とのこと。どうしようかと思ったが、止めた。

なぜ止めたのかといえば、丁度、モデムのテストをしたかったから。前回、韓国に行ったとき、多くのホテルではインターネット回線が来ていた。ところが回線がないところから、電話で接続しようとしたのだが、それが出来なかった。モデムを一度も使ったことが無かった。もしかして、モデムの不良では、と思って、今回PCカードモデムを一枚余分に持ってきている。

そこで、ニフティーにでもつないでみようか、ということで、RJ11のジャックのところを良く見ると、03、043、など近くの電話は無料ですと書いてある。ところが、ニフティーは、最近全国共通ナンバーになって、電話代が接続料に含まれるようになった。もう一つのアサヒネットも全国共通ナンバーになったのだが、こちらはまだ地域の番号が残っているようなので、東京に接続してみた。あっけなく接続可能であったので、それ以上のテストはしなかった。

空港のインターネット環境は、これまで行ったところでは、ソウルのインチョン国際空港が最善だったと思う。ビジネスクラス用のラウンジには、RJ45のケーブルが出ていて、それをつなぐだけ。

JALも、空港に無線LANを張って有料にするのも良いが、ラウンジ内ぐらいは、有線で良いから無料にすべきではないだろうか。

などとやっているうちに、アムステルダム行きの便が遅れることが判明。結局予定よりも25分ぐらい遅れた。給油に手間取ったためとのこと。

機中ではビデオオンデマンドで自由に映画が楽しめる。ラストサムライを見て、食事をして、残りの時間はできるだけ寝ていた。

ということで、18時15分ぐらいにスキポール空港に到着。なかなか荷物が出てこなかったが、なんとか拾って電車に切符売り場を探した。ビルの外にあった。そこで、マーストリヒト行きの切符を購入。自動販売機はあるのだが、買い方が良く分からない。今回のように、オランダ国有鉄道のウェブで十分に調べてあっても、自動販売機では買えない。

スキポールから2駅ほど乗ったところで乗り換えて、マーストリヒト行きの列車に乗る。所要時間は全部で3時間20分。距離的には、直線で170kmぐらいしかないので、遅いとしか言えない。この電車で本当に良いのか、確信が持ちにくい。ヨーロッパの電車は、途中で連結が切れて、別々のところに行く場合もあって、注意が必要。乗った電車はどうもそんな心配は無かったようだ。
電車に乗る不安を解消するために、今回GPSを持ってきている。正しい方向に走っていることが分かり、どこまで来たか分かるとかなり安心。

このGPSは、Garmin社製のGPS−Vの欧州用だが、パソコンから細かい地図を入れると、本当に細かいところまで分かる。ちなみに、本日宿泊予定のホテルもデータとして入っている。マーストリヒトの駅からは、歩いて10分ぐらいではないかと思われるので、荷物を引っ張って歩く予定だが、GPSがあれば迷うことは無いだろう。

午後8時40分だというのにまだ明るい。まだまだ新芽が出始めたところで、日本よりも1ヶ月ぐらい遅い感じ。花が咲いている木がところどころにあるが、何の花だか分からない。

今回、もう一つ新兵器を持ってきた。ボーダフォンの電話機V66である。この電話は、GSM仕様のもので、日本と韓国を除く世界のほとんどの国で使用可能。もっともアメリカでは電波は薄いが。この電話の仕組みは簡単で、日本の携帯番号が割り当てられている。そのため、日本に居る人にとって、日本国内の普通の携帯に掛けるのと全く同じ。日本から所在している国までの国際電話の料金は、受信者が負担する。外国から日本に掛ける場合は、普通に国際電話の料金を負担。

その外国内での発信は、日本を経由しないので、多少安い。

さて問題は、外国国内でV66同士が連絡を取るとき。通話は日本を経由するものとして課金されるので、相当な金額になる。外国の電話からの通話も日本経由になる。

この不合理な状況を避けるには、フリーのGSM電話機というものを数万円で買って、その国でその国用のSIMを買うしかない。何べんも行く国なら、この方が良さそうである。

めったに行かない国で、その国内への通話と日本への連絡用と割り切れば、この電話機の存在意義がある。お値段だが、本体が8000円程度、月基本料が570円である。

などと書いていたら、列車が止まってしまった。アナウンスがあるが、オランダ語なので全く分からない。前に故障した列車が居て、線路がふさがっているといったことを言っているみたいなのだが、詳細は全く分からない。結局40分ぐらい停まって、再度出発。

ところが、マーストリヒトまで駅がもう一つのところまで来て、またオランダ語のアナウンス。どうも、この電車はマーストリヒトまで行かないと行っているような気がするので、乗っていたオランダ人に聞いて見たらやはりその通り。5分ぐらいで次の電車が来るからそれに乗れ、と言っているとのころ。

全員、ホームへ降りて待つこと実に15分。寒かった。フランス語(あるいはフラマン語)で車掌に文句をいっているおばさんが居たが、他の乗客は慣れたもの。余り不満な顔をしている人がいないのに感心した。

次の電車が到着。乗車10分ほどでマーストリヒトに到着。大きな町で、終点だが、かなり多くの乗客が乗っていたようだ。そのためか、タクシーが見つからない。最初から歩くつもりだったのだが、もう午後11時15分なので、タクシーがあればと思ったのだ。仕方が無いので、多くの人々と同じく、歩き出す。川を渡って、徒歩15分程度でホテルに到着。石畳の歩道は、バッグを引きずるのが大変であることを発見。

なんとか、チェックインしてすぐ寝ることにした。家を出てから20時間。

4月18日〜23日: オランダ、ドイツへ

 オランダ、ドイツへちょっとだけ。国連大学の世界の研究教育センターの所長の会合がオランダで、それから、一つの研究教育センターのあるボンへ。ボンでは、ドイツ環境省を訪問する予定。 

4月17日:
 米マックが健康メニュー

 5月からサラダとミネラル水に歩数計をセット。6月にはフライドポテトの代わりに薄切りリンゴ。サラダに使うドレッシングも低脂肪。飲み物は果汁100%のリンゴジュース。

4月17日: 農水省が「食料輸入停止」を想定

 もしも食料輸入が止まったら、卵は10日に1個、牛乳は5日にコップ1杯。

 典型的な献立は、朝食と夕食が主食のごはん1杯、おかずは粉吹き芋が朝夕1個ずつのほか、朝食にはぬか漬けが1皿、夕食は一切れの焼き魚。肉は10日に1度。昼食は、焼き芋2本とりんご1/4個。納豆は3日に1パック、うどんは小麦が輸入のため、3日に1杯。カロリーは2000kcalなんとか確保できるが、そのために、米と芋だけになる。

4月17日: イラク情勢晴れずガソリン価格上昇
 
 レギュラーが税込みで全国平均106.7円。ドバイ原油スポット価格は15日の終値が1バレル31.85ドル。この10日間で約3ドル上昇。

4月16日: 杉並区、買い物袋持参増えず

 レジ袋税への判断材料となっている買い物袋の持参が増えない。「マイバックが広まれば、税を施行しない」というのが杉並区の立場だった。

C先生:コンビニ、スーパーの代表者が、相変わらず「有料化は難しい」と言っているらしい。時代錯誤が甚だしい。

4月14日: コンビニ、食品添加物が気になる

 コンビニ商売が激烈になると、余り有害性があるとも思えない食品添加物削減が売りになる。「保存料・合成着色料を排除しました」なるメッセージが、ローソン、セブンイレブン、エーエムピーエムなどのオリジナル商品では、盛んに使われている。

C先生:本来、コンビニの最大の環境負荷は、決して食品添加物などではない。まだまだ食べられる食品が賞味期限前に捨てられることだ。少しでも賞味期限を延ばすために、保存料を適切に使うことこそ、コンビニの進むべき道なのだ。こんなことを言っても、「いやみ」にしかならないが。

A君:ダイオキシンが一部の有機栽培を推進する団体などにとってプラスであった状況が、またまた作られている。

B君:「環境魔女、環境天使がなぜ生まれるか」の題材の一つ。

4月9日: 米、民間のBSE全頭検査拒否

 米農務省は、カンザス州の食肉加工会社が申請したいたBSEの全頭検査の承認を拒否した。日本側は、民間の全頭検査でも、米政府の認証があれば、輸入を解禁する意向だった。

 理由は、「全頭検査は非科学的だ」。しかし、裏がある。ある特定の企業だけの輸入を認めることに対する、大手食肉産業からの反発を考慮したため。

4月7日: 使用済み核燃料の再処理「コスト合わぬ」

 米国のMITとハーバード大の報告書。双方ともまずはコスト面で直接処分が優位だと指摘。「100万キロワット原発に換算して、現在の2.7倍にあたる1000基が今後50年間以上稼動しても、十分なウラン供給がある」(MIT)。「再処理が比較的割安な1キロあたり1000ドルで実現しても、ウランの価格が現在の10倍近いキロ360ドルにじょうしょうしないと、直接処分と経済的に見合わない」(ハーバード)。

 バン上席研究員の推薦は、「あらゆる選択肢を温存すること。再処理工場をぎりぎりまで運転すべきでない。なぜならば、一旦運転に入ると、廃棄コストが莫大になるから」。

C先生:この議論だが、専門ではないので間違っている可能性があるが、プルトニウムに対するテロのリスクを考えるとそうなるように思える。もしもプルトニウムの有効利用がテロの心配が無く可能であるのなら、核廃棄物のリスク削減のために、処理をすべきという結論になるのではないだろうか。コストだけを考えれば、MITとハーバードの解析は正しいが、コスト面だけを考えた対応では不十分なのは分かっていることだ。

4月7日: カネミ油症「救済を」 被害者147人が申し立て

 全国で1万4千人が被害届けを出し、我が国最大の食品公害であった「カネミ油症事件」でいまだに苦しんでいるとして、福岡、長崎など西日本の被害者147人が、日本弁護士連合会に対して、人権救済を申し立てた。

4月7日: 米国のガソリン、最高値

 1ガロンあたり1.78ドル。1リットルあたり49円。過去最高。それでも安い。

4月7日: インフルエンザ患者4割減

 この冬のインフルエンザ患者が4割という大幅減。明確な理由は不明。昨季のウイルスと型が似ていた。ワクチン接種が増えたなどの影響か。

 問題になりそうなのが、インフルエンザ治療の特効薬として知られている「タミフル」を使ったことものうち、約3割から耐性化したウイルスが見つかっていること。

4月3日: 女性のホルモンで魚メス化
 朝日新聞夕刊

 東京都環境科学研究所の調査によって、人工的化学物質ではなく、天然の女性起源のホルモンが魚をメス化している原因だということが分かった。

 東京湾の魚は、確かに、一部メス化しているものが存在する。それは、精巣卵と呼ばれる現象。しかし、その原因は、下水に含まれる本物の女性ホルモン。

C先生:いまさら、こんなことがニュースになったのはなぜだろう。この程度のことは、本HPでも、2年半前に議論をしている。尿中に含まれる女性ホルモンは難分解性の物質で、その分解には恐らく4〜5日程度を必要とするが、下水処理場には、下水は1日程度しか滞留しない。したがって、下水処理水中では、魚は正常に育たない。
http://www.ne.jp/asahi/ecodb/yasui/EDCNow2001.htm
 ただし、本当に育たないのか、と言われると、これまた難しい。なぜなら、元々オスがメス化し、産卵するようになる。
すなわち、正常だとは言えないが、異常だと言うかどうか、それは生殖の効率などを考慮しないと分からない。 

4月3日: 原発計画不発で二酸化炭素3000万トン増

 環境省の計算による。もともとは、10年度までに13基の新規原発を作るという計画だった。しかし、実際には、6基に留まる。

C先生:感想としては、まあ、6基も良く出来た、と言えるだろう。

4月3日: 回転ドアの続き

 1週間分の新聞をチェック。環境関係で追加すべきもののも無い訳ではなかったので、「今月の環境」3月版に追加した。それはそれとして、回転ドア関係の情報を読むと、どうもかなり以前から多数の負傷者が出ていたようだ。思った通りという感じである。

 そして、多少考え方が変わった。昨日分では、リスクの大きな仕掛けであることを見抜けないのことが問題だと書いたが、そこまでは同じ。ただし、誰がその責任を負うべきか、そこで多少考え方が変わった。勿論、回転ドアの製造者、それに建物の管理者が最大の責任を負うべきことに異論はない。しかし、まだある。新聞などでも、誰も責任を追及していない対象である。答えは、建築家である。

 建築家は、単なる芸術家ではない。立派な技術者である。したがって、この手の装置の危険性など百も承知のはず。ところが、最近の建築家は、自分を芸術家だと思っている。人々がいかに安全に快適にその建物を使えるか、なおかつ維持や保守に無駄なお金が掛からないような建物か、といったことを考えないタイプが増えている。特に、有名建築家はそうである。

 東大生産技術研究所、国連大学、この2ヶ所とも有名建築家の作品であるが、実際に使ってみて分かることだが、日常的に使う人のことが考慮されていない建物である。自分の作品を使わせてやる、といった感じである。

 回転ドアがどのような危険性があるのか、建築家はそれを十分に知っていながら、そして恐らく誰かが怪我をすることを想定しながらも、設計図を引いたに違いない。死者がでるとは思っていなかったのかもしれないが。

4月2日: 回転ドア騒ぎ

 日本に帰ってきて、回転ドア騒ぎが起きていることが分かった。もっとも韓国でも、NHK−BSでちょっと見たことは見たのだが、全体的な状況は把握できなかった。

 実は、国連大学の正面玄関のドアも、やはり回転ドアなのだ。もっとも人力式であるから、まあ、怪我をする可能性は余り無いと思うものの、それでもときに非常に高速で回っていると「怖い」と感じる。

 この騒ぎの根源的問題は何か。やはり、社会全体としてもリスク認識に欠陥があることのように思える。例えば、回転ドアが、BSE問題に比べても、圧倒的にリスクが大きい仕掛けであることを見抜けない。

 あの構造と類似したもので、例えば、電動式で髭剃りを作ることも可能だ。勿論相当小型にし、刃を付けなければならないが。従って、あの構造で、腕や足、首が挟まれたら、骨折ですめば良い方だ、相当に怖い構造だということを見抜くだけの能力が必要だ。かなり小さな人力式のものでも、かなり厚いガラスドア4枚+枠の合計重量200kg以上のものが回っているのだから、その慣性の大きさを感じ、危険性を肌で察知できることが必要だと思う。

 最近、日本人はリスク感覚を失っている。いや、むしろ、「自己責任でリスクを回避する」という意思を失っていると言うべきかもしれない。設置した側に責任があるのはあたり前。しかし、なんでもかんでも製造者・管理者の責任だと主張しても、それだけでは取り返しの付かないことが起きるのだ。技術の、あるいは、人間の責任能力などその程度のものである。やはり「自己責任でリスクを回避する」、という意思だけは強く持つべきだ。それが社会への一つの責任でもある。

 逆に、このところ、他人が責任をもってリスクを回避してくれる、という強い思い込みがあると思われる事例が多い。最大のものが、やはり交通関係だろう。特に、自転車の右側車道通行といった無法運転は取り締まる、ということを社会的に再確認しないと、今後も多くの人命が失われると同時に、不幸な加害者が増えるだけだろう。

4月1日: 週刊文春出版禁止取り消し

 高裁の決定。プライバシーの侵害は認めながらも、出版を禁止するほど重大な影響は無いとの判断。

C先生:この判断そのものはあり得ると思う。しかし、この判決に対する出版あるいは新聞などのメディアの反応は異常である。「これで表現の自由が守られた」、などというべき問題ではない。今回の高裁の決定でも、「プライバシーの侵害」が指摘され、「記事は公益を図る目的でないことは明白」、とこんな記事を書くべきでないということが指摘されているにもかかわらず、それがどこかに消えうせている。
 お灸の温度がぬるま湯まで下がってしまった。 その意味では、この高裁の決定は、非常に残念である。余りにも商業化してしまったメディアに対し、報道の公共性がいかに重要であるかを再確認させ、覗き趣味的商業主義からの脱皮をせまる機会が失われた。