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「今月の環境」(4月2004年) |
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4月30日: 重工大手、風力発電受注に力 4月29日: 不法投棄の撤去2割止まり 4月28日: 飛行機雲が温暖化を加速 4月27日: 遺伝子組み換え食品、EU6年ぶりに解禁 4月24日: タバコがなければ、がん9万人減 4月24日: 茨城のヒ素汚染源特定 4月24日: スーパージャスコの生ごみ処理機爆発原因特定 4月23日: 環境保護のためのNPO銀行 4月23日: 生命の起源やはり35億年前 4月23日: 下水汚泥から新エネルギー 4月23日: スキポール − 成田 − 東京 4月22日: ボン - ケルン - スキポール - 成田 4月21日: ボンの朝 4月20日: マーストリヒトでまだまだ会議 4月19日: マーストリヒトでのメール環境 4月18日: 東京成田 - アムステルダム - マーストリヒト 4月18日〜23日: オランダ、ドイツへ 4月17日: 米マックが健康メニュー 4月17日: 農水省が「食料輸入停止」を想定 4月17日: イラク情勢晴れずガソリン価格上昇 4月16日: 杉並区、買い物袋持参増えず 4月14日: コンビニ、食品添加物が気になる 4月9日: 米、民間のBSE全頭検査拒否 4月7日: 使用済み核燃料の再処理「コスト合わぬ」 4月7日: カネミ油症「救済を」 被害者147人が申し立て 4月7日: 米国のガソリン、最高値 4月7日: インフルエンザ患者4割減 4月3日: 女性のホルモンで魚メス化 4月3日: 原発計画不発で二酸化炭素3000万トン増 4月3日: 回転ドアの続き 4月2日: 回転ドア騒ぎ 4月1日: 週刊文春出版禁止取り消し |
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4月28日: 飛行機雲が温暖化を加速 今回のオランダ、ドイツ出張は、常時英語をしゃべっている感じで、大変に疲れた。英語も専門的な話になれば困らないものの、会議の細かいニュアンスや、世間話が難しい。 ボンには、八重桜が沢山ある。日本から輸入されたものらしい。UNU/EHSのシュナイダーさんに、環境省まで送ってもらって、その帰りに、日本ではなぜ八重桜よりもソメイヨシノが良いとされるか、それは「散り際の美しさと潔さ」がその理由なんだ、と説明しようとして、とうとうできなかった。皆さんならなんと説明しますか? 今回、もって行って便利だったものが、時計である。出かける前日に、ビックカメラで買ったものだが、SHREWDなるブランド。調べて見たら、http://www.timerex.com/shrewd/ スキポールでのインターネット環境であるが、まず、JALのラウンジには、何も無い。電話回線すらない。AC220Vのコンセントも無い。しかし、掃除機用と思われるコンセントを探し出して、少々充電しつつ電波を探して見ると、非常に弱いながら、無線LANがある。入ってみると、Attingoなる名前でコミュニケーションセンターなるところで、アクセスナンバーを購入するらしい。そこで、ラウンジをでて買いに行くと、そこはインターネットラウンジのようなところで、備え付けのコンピュータを使うなら、10分単位。ところが、無線LANは、なんと1日単位で、10ユーロ。これは今回のように1時間しか使えない状況を考えると高いような気がするが、「要は経験」と割り切って購入。まあ、普通に使えるのだが、JALのラウンジでは、電波が非常に弱くて、通信速度は1Mbpsしか出ていない。 帰りのJALは、エコノミーは満員。オランダまでチューリップを見に行くツアーへの参加者が大部分らしい。ビジネスは80%ぐらい。極めて順調に飛び何事も無く到着。 4月22日: ボン
- ケルン - スキポール 1時間ほど時間を貰って議論をした相手が、Thomas Schmid-Unterseh氏。担当は、Product Responsibility, Avoidance, Recovery and Utilization of Product Wastes. ドイツでは、昨年の1月から、ワンウェイ容器にデポジットが掛かった。これはご存知のように、リターナブル容器の割合が72%を切ったため。実際には、50%ぐらいになってしまったらしい。そのため、法律で決められていたように、デポジット制が導入されてしまった。しかし、全国的な統一デポジットシステムが導入できなかったため、かなり混乱したものの、なんとか、動き始めているというのが現状。また、リターナブル容器の割合も徐々に増え始め、現在60%ぐらいまでに回復。そして、将来的には、あと2〜3%は増加して、63%ぐらいにはなるのではないか、との見解だった。 日本の現状を説明し、色々と質問をし議論ができて、なかなかに有効であった。 リターナブル容器といっても、旧来のガラス容器よりは、どうもペットのリターナブルへ向かっているようで、大体7〜9回ぐらいは使うとのこと。しかし、統一的なリターナブル容器のシステムを作るには、容器にバーコードなどの表示をして、それぞれの容器がしっかりと回収されないとならない。また、ペットボトルの場合には、再利用するために、有機性の物質が含まれているかどうかを判定し、妙な物質のコンタミによるリスクを回避する必要があるために、高感度高速の分析装置が必須。これが結構高価であるとのこと。要するに、リターナブルシステムを整備するには、結構お金が掛かるということを意味する。 プラスチックフィルム類や容器のリサイクルも、ドイツでは36%という数値が義務化されている。これは、60%回収し60%がリサイクルということで36%であるとのこと。しかも、この36%は、純粋なマテリアルレベルのリサイクルであって、コークス化とか、ガス化とか、分子構造の変更を伴う物質変換は含まれない。となると、PE、PP、PS、PETなどの物質を区別する必要があって、これも自動的に行われるらしいが、これまたリサイクル装置は高価であるとのこと。最初のうちは、これらのプラスチックを一緒にして、低レベルの製品を作っていたが、それでは、ゴミを新たに作るようなものだったので、技術開発が行われたとのこと。まあ一つの方向ではあって、こんな仕組みができて、リサイクル料金を負担しなければならないということになると、包装が簡便な方向に向かって、リデュースが実現できるのかもしれない。 1時間ほどでまたUNU/EHSに戻って、ランチを済ませて、ボンの駅まで送ってもらう。そして、そこから列車でスキポールまで3時間20分の旅。今回時間的余裕が3時間あるが、スキポールからマーストリヒトの経験から、完全に安心とは言えない。なんとか着くことを祈ろう。 ドイツの窓は二重窓が多い。なんと列車も二重窓である。これは環境上は良いことなのだが、難点がある。それは、GPSが働かないこと。飛行機の窓は衛星からの電波が通過するのだが。コーティングでもされているのか、それともガラスが厚いのか。 スキポール空港に到着。ところが、やはり予定外の事態が起きる。途中で乗り換え駅があって、そこからスキポールに来る予定だったのだが、実に、その駅を通らなかった。線路がトラブルで、別の経路でアムステルダムまで連れて行かれた。お陰で、予定より40分遅れでスキポール空港に到着。 アムステルダムからは、オランダ国鉄の列車にのった。同じInterCityクラスの車両でやはり二重窓なのだが、こちらはなんとGPSの電波を通す。ドイツの列車の窓はグラバーベル社製だったが、誰かに何が違うのか聞いて見たいと思う。 4月21日: ボンの朝 いずれにしても、英語で細かいニュアンスというものが分からないとなかなかきちんとした対応をするのが難しい。これは語学の問題というよりも、文化の問題でもある。 さてまたインターネットの話題。昨日も記述したように、マーストリヒトの研究研修所からインターネットへ接続は可能だが、普通のメイラーでは送信ができないということの対策はWebメールでアクセスすれば良いだけのこと。しかし、Webメール用のアドレス帳などが用意できていないかったので、多少作業が必要。 マーストリヒトからボンへは、ボンの国連大学研究研修所の所長の車に便乗させてもらった。アウトバーンを160km/hrで飛ばして1時間20分で到着。近い。 ホテルは、ライン川が目の前に見える良い場所にある。さてメールでも取るかと電話を繋ごうとしてみたのだが、どうしても繋がらない。何か悪いらしくて、メッセージが帰ってきてしまう。ドイツ語故に、何を言っているのか分からない。 このホテルにもeurospotなるものがあるとのこと。それではこちらか。無線LANは、韓国の済州島のロッテホテルでは便利だった。繋いで見ると、やはり有料であることが判明。30分が4.5ユーロであるとのこと。エイヤと30分の権利を3本購入。これもインターネット上でのこと。 あとは別段何事も無かったように、接続ができている。全く問題無し。あたり前だが。一つ分からないことがある。それは、30分ではなくて、1時間使えてしまうことだ。まあ考えないことにしておこう。 これからボンの2日間が始まる。 4月20日: マーストリヒトでまだまだ会議 昨晩、さすがに疲れてすぐ寝てしまった。今朝は、時差のためか、6時に目覚めた。そこで、インターネット接続を試みることにした。 部屋に無線LANの広告があって、EuroSpotという名称の電波があるらしいのだが、実際には、そんな電波が見つからない。 となると電話回線が唯一の手段だということになる。昔はこれしか無かったのだ。ところが、このクラシックな手段が結構難しい。 最近は、RJ11の差込口が標準になったが、以前は、各国で全く違ったものが使われていた。そのため、それぞれの国専用の変換アダプターを購入することが必要だった。 さて、物理的に接続ができたとして、次にやるべきことは、その回線がトーン回線なのか、パルス回線なのか、の判断である。これは電話機の音から判断することになるのだが、ときどき騙されることもある。今回のホテルの回線は、なんとパルスであると判断した。トーンの音はピポパ、パルスはジャリジャリジャリである。 外線に出るための番号も必要。ヨーロッパは、0である場合が大部分。米国だと9である場合が多い。 勿論、アクセスポイントの番号が必要。今回、アサヒネットの番号を使用する予定で、これを記録しておく必要がある。 ダイアルアップのダイアルのところに、 最初のPがパルスを意味し、次の0が外線への番号、次のカンマがここでちょっと待て。 そしてアクセスポイントの番号が続く。 これであっけなく接続された。速度は本来56kbpsになるはずだが、回線の質で通常それ以下になる。大体45kbps程度で接続されている。 朝飯を食べて、会場へ。徒歩5分程度で、GPSがあるので、全く問題なく到着。これから丸一日会議である。 昼休みに、LANの使用を頼んだ。DHCPで繋がるようになっている。しかし、問題は、最近の日本のプロバイダーは、受信は許可するものの、送信を許可しない。これもスパムメール対策か。勿論、ダイアルアップで接続した場合、そのプロバイダーのSMTPサーバを使うことは可能である。だから、ホテルからの送信は可能である。明日までに対策をしなければ。 4月18日: 東京成田 - アムステルダム - マーストリヒト 朝、8時過ぎに家を出てタクシーにて恵比寿へ。日暮里まで山手線で、そこから京成スカイライナーに乗る。 出発予定時間の2時間15分前には到着。早々とチェックインして、ビジネスラウンジへ。今回は、JALだったのでサクララウンジアネックスなるところに入る。 当然のことながら、モバイル・ネット研用のデータを作るために、インタネットにつないで見ることにする。ビジネス用の席にいくと、無線LANがあると書いてある。そして、確かに電波がある。接続してブラウザーを立ち上げて見ると、どうも有料らしいことが判明。24時間単位で500円とのこと。どうしようかと思ったが、止めた。 なぜ止めたのかといえば、丁度、モデムのテストをしたかったから。前回、韓国に行ったとき、多くのホテルではインターネット回線が来ていた。ところが回線がないところから、電話で接続しようとしたのだが、それが出来なかった。モデムを一度も使ったことが無かった。もしかして、モデムの不良では、と思って、今回PCカードモデムを一枚余分に持ってきている。 そこで、ニフティーにでもつないでみようか、ということで、RJ11のジャックのところを良く見ると、03、043、など近くの電話は無料ですと書いてある。ところが、ニフティーは、最近全国共通ナンバーになって、電話代が接続料に含まれるようになった。もう一つのアサヒネットも全国共通ナンバーになったのだが、こちらはまだ地域の番号が残っているようなので、東京に接続してみた。あっけなく接続可能であったので、それ以上のテストはしなかった。 空港のインターネット環境は、これまで行ったところでは、ソウルのインチョン国際空港が最善だったと思う。ビジネスクラス用のラウンジには、RJ45のケーブルが出ていて、それをつなぐだけ。 JALも、空港に無線LANを張って有料にするのも良いが、ラウンジ内ぐらいは、有線で良いから無料にすべきではないだろうか。 などとやっているうちに、アムステルダム行きの便が遅れることが判明。結局予定よりも25分ぐらい遅れた。給油に手間取ったためとのこと。 機中ではビデオオンデマンドで自由に映画が楽しめる。ラストサムライを見て、食事をして、残りの時間はできるだけ寝ていた。 ということで、18時15分ぐらいにスキポール空港に到着。なかなか荷物が出てこなかったが、なんとか拾って電車に切符売り場を探した。ビルの外にあった。そこで、マーストリヒト行きの切符を購入。自動販売機はあるのだが、買い方が良く分からない。今回のように、オランダ国有鉄道のウェブで十分に調べてあっても、自動販売機では買えない。 スキポールから2駅ほど乗ったところで乗り換えて、マーストリヒト行きの列車に乗る。所要時間は全部で3時間20分。距離的には、直線で170kmぐらいしかないので、遅いとしか言えない。この電車で本当に良いのか、確信が持ちにくい。ヨーロッパの電車は、途中で連結が切れて、別々のところに行く場合もあって、注意が必要。乗った電車はどうもそんな心配は無かったようだ。 このGPSは、Garmin社製のGPS−Vの欧州用だが、パソコンから細かい地図を入れると、本当に細かいところまで分かる。ちなみに、本日宿泊予定のホテルもデータとして入っている。マーストリヒトの駅からは、歩いて10分ぐらいではないかと思われるので、荷物を引っ張って歩く予定だが、GPSがあれば迷うことは無いだろう。 午後8時40分だというのにまだ明るい。まだまだ新芽が出始めたところで、日本よりも1ヶ月ぐらい遅い感じ。花が咲いている木がところどころにあるが、何の花だか分からない。 今回、もう一つ新兵器を持ってきた。ボーダフォンの電話機V66である。この電話は、GSM仕様のもので、日本と韓国を除く世界のほとんどの国で使用可能。もっともアメリカでは電波は薄いが。この電話の仕組みは簡単で、日本の携帯番号が割り当てられている。そのため、日本に居る人にとって、日本国内の普通の携帯に掛けるのと全く同じ。日本から所在している国までの国際電話の料金は、受信者が負担する。外国から日本に掛ける場合は、普通に国際電話の料金を負担。 その外国内での発信は、日本を経由しないので、多少安い。 さて問題は、外国国内でV66同士が連絡を取るとき。通話は日本を経由するものとして課金されるので、相当な金額になる。外国の電話からの通話も日本経由になる。 この不合理な状況を避けるには、フリーのGSM電話機というものを数万円で買って、その国でその国用のSIMを買うしかない。何べんも行く国なら、この方が良さそうである。 めったに行かない国で、その国内への通話と日本への連絡用と割り切れば、この電話機の存在意義がある。お値段だが、本体が8000円程度、月基本料が570円である。 などと書いていたら、列車が止まってしまった。アナウンスがあるが、オランダ語なので全く分からない。前に故障した列車が居て、線路がふさがっているといったことを言っているみたいなのだが、詳細は全く分からない。結局40分ぐらい停まって、再度出発。 ところが、マーストリヒトまで駅がもう一つのところまで来て、またオランダ語のアナウンス。どうも、この電車はマーストリヒトまで行かないと行っているような気がするので、乗っていたオランダ人に聞いて見たらやはりその通り。5分ぐらいで次の電車が来るからそれに乗れ、と言っているとのころ。 全員、ホームへ降りて待つこと実に15分。寒かった。フランス語(あるいはフラマン語)で車掌に文句をいっているおばさんが居たが、他の乗客は慣れたもの。余り不満な顔をしている人がいないのに感心した。 次の電車が到着。乗車10分ほどでマーストリヒトに到着。大きな町で、終点だが、かなり多くの乗客が乗っていたようだ。そのためか、タクシーが見つからない。最初から歩くつもりだったのだが、もう午後11時15分なので、タクシーがあればと思ったのだ。仕方が無いので、多くの人々と同じく、歩き出す。川を渡って、徒歩15分程度でホテルに到着。石畳の歩道は、バッグを引きずるのが大変であることを発見。 なんとか、チェックインしてすぐ寝ることにした。家を出てから20時間。 4月18日〜23日: オランダ、ドイツへ A君:ダイオキシンが一部の有機栽培を推進する団体などにとってプラスであった状況が、またまた作られている。 全国で1万4千人が被害届けを出し、我が国最大の食品公害であった「カネミ油症事件」でいまだに苦しんでいるとして、福岡、長崎など西日本の被害者147人が、日本弁護士連合会に対して、人権救済を申し立てた。 4月7日: 米国のガソリン、最高値 1ガロンあたり1.78ドル。1リットルあたり49円。過去最高。それでも安い。 4月7日: インフルエンザ患者4割減 この冬のインフルエンザ患者が4割という大幅減。明確な理由は不明。昨季のウイルスと型が似ていた。ワクチン接種が増えたなどの影響か。 問題になりそうなのが、インフルエンザ治療の特効薬として知られている「タミフル」を使ったことものうち、約3割から耐性化したウイルスが見つかっていること。 4月3日: 女性のホルモンで魚メス化 朝日新聞夕刊 東京都環境科学研究所の調査によって、人工的化学物質ではなく、天然の女性起源のホルモンが魚をメス化している原因だということが分かった。 東京湾の魚は、確かに、一部メス化しているものが存在する。それは、精巣卵と呼ばれる現象。しかし、その原因は、下水に含まれる本物の女性ホルモン。 C先生:いまさら、こんなことがニュースになったのはなぜだろう。この程度のことは、本HPでも、2年半前に議論をしている。尿中に含まれる女性ホルモンは難分解性の物質で、その分解には恐らく4〜5日程度を必要とするが、下水処理場には、下水は1日程度しか滞留しない。したがって、下水処理水中では、魚は正常に育たない。 http://www.ne.jp/asahi/ecodb/yasui/EDCNow2001.htm ただし、本当に育たないのか、と言われると、これまた難しい。なぜなら、元々オスがメス化し、産卵するようになる。 すなわち、正常だとは言えないが、異常だと言うかどうか、それは生殖の効率などを考慮しないと分からない。 4月3日: 原発計画不発で二酸化炭素3000万トン増 環境省の計算による。もともとは、10年度までに13基の新規原発を作るという計画だった。しかし、実際には、6基に留まる。 C先生:感想としては、まあ、6基も良く出来た、と言えるだろう。 4月3日: 回転ドアの続き 1週間分の新聞をチェック。環境関係で追加すべきもののも無い訳ではなかったので、「今月の環境」3月版に追加した。それはそれとして、回転ドア関係の情報を読むと、どうもかなり以前から多数の負傷者が出ていたようだ。思った通りという感じである。 そして、多少考え方が変わった。昨日分では、リスクの大きな仕掛けであることを見抜けないのことが問題だと書いたが、そこまでは同じ。ただし、誰がその責任を負うべきか、そこで多少考え方が変わった。勿論、回転ドアの製造者、それに建物の管理者が最大の責任を負うべきことに異論はない。しかし、まだある。新聞などでも、誰も責任を追及していない対象である。答えは、建築家である。 建築家は、単なる芸術家ではない。立派な技術者である。したがって、この手の装置の危険性など百も承知のはず。ところが、最近の建築家は、自分を芸術家だと思っている。人々がいかに安全に快適にその建物を使えるか、なおかつ維持や保守に無駄なお金が掛からないような建物か、といったことを考えないタイプが増えている。特に、有名建築家はそうである。 東大生産技術研究所、国連大学、この2ヶ所とも有名建築家の作品であるが、実際に使ってみて分かることだが、日常的に使う人のことが考慮されていない建物である。自分の作品を使わせてやる、といった感じである。 回転ドアがどのような危険性があるのか、建築家はそれを十分に知っていながら、そして恐らく誰かが怪我をすることを想定しながらも、設計図を引いたに違いない。死者がでるとは思っていなかったのかもしれないが。 4月2日: 回転ドア騒ぎ 日本に帰ってきて、回転ドア騒ぎが起きていることが分かった。もっとも韓国でも、NHK−BSでちょっと見たことは見たのだが、全体的な状況は把握できなかった。 実は、国連大学の正面玄関のドアも、やはり回転ドアなのだ。もっとも人力式であるから、まあ、怪我をする可能性は余り無いと思うものの、それでもときに非常に高速で回っていると「怖い」と感じる。 この騒ぎの根源的問題は何か。やはり、社会全体としてもリスク認識に欠陥があることのように思える。例えば、回転ドアが、BSE問題に比べても、圧倒的にリスクが大きい仕掛けであることを見抜けない。 あの構造と類似したもので、例えば、電動式で髭剃りを作ることも可能だ。勿論相当小型にし、刃を付けなければならないが。従って、あの構造で、腕や足、首が挟まれたら、骨折ですめば良い方だ、相当に怖い構造だということを見抜くだけの能力が必要だ。かなり小さな人力式のものでも、かなり厚いガラスドア4枚+枠の合計重量200kg以上のものが回っているのだから、その慣性の大きさを感じ、危険性を肌で察知できることが必要だと思う。 最近、日本人はリスク感覚を失っている。いや、むしろ、「自己責任でリスクを回避する」という意思を失っていると言うべきかもしれない。設置した側に責任があるのはあたり前。しかし、なんでもかんでも製造者・管理者の責任だと主張しても、それだけでは取り返しの付かないことが起きるのだ。技術の、あるいは、人間の責任能力などその程度のものである。やはり「自己責任でリスクを回避する」、という意思だけは強く持つべきだ。それが社会への一つの責任でもある。 逆に、このところ、他人が責任をもってリスクを回避してくれる、という強い思い込みがあると思われる事例が多い。最大のものが、やはり交通関係だろう。特に、自転車の右側車道通行といった無法運転は取り締まる、ということを社会的に再確認しないと、今後も多くの人命が失われると同時に、不幸な加害者が増えるだけだろう。 4月1日: 週刊文春出版禁止取り消し 高裁の決定。プライバシーの侵害は認めながらも、出版を禁止するほど重大な影響は無いとの判断。 C先生:この判断そのものはあり得ると思う。しかし、この判決に対する出版あるいは新聞などのメディアの反応は異常である。「これで表現の自由が守られた」、などというべき問題ではない。今回の高裁の決定でも、「プライバシーの侵害」が指摘され、「記事は公益を図る目的でないことは明白」、とこんな記事を書くべきでないということが指摘されているにもかかわらず、それがどこかに消えうせている。 お灸の温度がぬるま湯まで下がってしまった。 その意味では、この高裁の決定は、非常に残念である。余りにも商業化してしまったメディアに対し、報道の公共性がいかに重要であるかを再確認させ、覗き趣味的商業主義からの脱皮をせまる機会が失われた。 |
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